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堀込泰三  - ,,,,  09:00 PM

仕事のパフォーマンスを上げるには、心の抵抗を減らす「スイミングキャップ」を身につけよう

仕事のパフォーマンスを上げるには、心の抵抗を減らす「スイミングキャップ」を身につけよう

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気が散った状態でベストな仕事をしようとすることは、スイムキャップをかぶらずに金メダルを狙うようなもの。心の中のプールで泳ぐあなたにとって、注意力散漫は、水の抵抗となる髪の毛と同じ。スイムキャップをかぶって、集中力の妨げになるものは極力排除すべきなのです。

あるオリンピック選手の話をしましょう。アメリカの水泳選手、ダナ・ボルマーさんのオリンピックへの道のりは、決して楽なものではありませんでした。彼女を苦しめたのは、厳しい練習スケジュールだけではありません。15歳のときに、QT延長症候群という心臓疾患が発覚したのです。その年、彼女は心臓手術を受けました。それでも、心不全のリスクがなくなったわけではありません。ボルマー選手の母親は今でも、AEDを携えて大会を見学しているそうです。

100mバタフライでロンドンオリンピックへの出場を決めたとき、彼女の心臓ばかりに注目が集まりました。でも、大会で問題になったのは、心臓ではなく頭だったのです。

ボルマー選手が100mファイナルでプールに飛び込んだとき、スイムキャップが外れてしまいました。

水泳選手は、ゴム製のスイムキャップをかぶって、水の抵抗を減らしています。特に女性の場合、このキャップが重要です。女性選手がキャップを失うと、あふれだした髪の毛が大きな抵抗となり、速く泳ぐことが困難になるのです。オリンピック決勝のようなハイレベルな試合では、このような抵抗の有無が、はっきりと勝敗を分けることにつながります。

そのため、多くのスイマーは、キャップを2つかぶっています。ボルマー選手も同じでした。1つ目のキャップが取れてしまいましたが、2つ目のキャップは残りました。おかげで災難を逃れることができただけでなく、なんと金メダルと世界記録を獲得したのです。

さあ、本題に入りましょう。よりよい人生を生きるためには、どんなスイムキャップが必要なのでしょうか。


力学的抵抗と心の抵抗


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あなたの脳をコンピュータと仮定します。毎朝の起動直後は、100%のメモリが使用可能な状態です。しかし、ToDoリストにタスクを付け足すたびに、メモリが使われてしまいます。

朝起きてすぐメールを開いたところ、3件のメッセージに対応しなければならないことがわかりました。それを覚えておくために、メモリの3%が必要です。さらに、子どもの習い事の送迎、クリーニングのピックアップ、買い物などのタスクを覚えておくために、メモリが必要になります。このようにして未完了のタスクが増えるにつれて、それを覚えておくこと、考えること、心配すること、計画を立てることなど、副次的なタスクに、多くのメモリを割く必要が出てきます。

このような副次的タスクで脳がいっぱいになってしまうと、有意義な作業に使えるメモリが、ほとんどなくなってしまいます。

気が散った状態でベストな仕事をしようとすることは、スイムキャップなしで金メダルを狙うようなもの。心の中のプールで泳ぐあなたにとって、注意力散漫は、水の抵抗を生じさせる髪の毛と同じなのです。雑念ばかりで注意力が分散してしまうと、あなたの脳はマヒ状態に陥ります


水泳選手は、最高のパフォーマンスを発揮するために、抵抗を生むもの、つまり髪の毛をカバーしています。だからといって、髪の毛の存在は悪かというと、そうではないでしょう。同じように、あなたの日常のToDoリストに「悪」は存在しません。家族としての責任を果たすことも、突発的な出来事への対応も、すべて必要なことなのです。ただ、最高のパフォーマンスを発揮したければ、ほんの少しの間だけでいいので、それらのタスクを慎重に覆い隠してやることが必要です。

いつも心の抵抗と戦っているような状況では、ペストな仕事などできっこないのです。


抵抗を減らす方法


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私は、ピーク時のパフォーマンスに関してはそれほどエキスパートではないので、読者の皆さんと同じように、日々奮闘しています。一方で、仕事で成功を収めるチャンスを得る方法については、自分なりの方法を確立しています。以下に、その方法を紹介しましょう。


時間ではなく、エネルギーを管理する

私は、クリエイティブなエネルギーは朝が最高であることに気がつきました。朝のフレッシュな状態で執筆に取り組むと、すらすらと筆が進むのです。それに、優れたビジネス戦略を思いつくのも、たいてい朝。そこで、クリエイティブなタスクは朝に取り組むようにスケジュールを組むことにしました。取材、メール返信、電話、データ分析、計算などの、クリエイティブでない仕事は午後にしています。生産性ハックは時間管理に関するものがほとんどですが、いくら時間を確保したところで、タスクを完了できるだけのエネルギーがなければ意味がないのです。


午前中は絶対にメールを見ない

個人的には、朝にメールを見ないようにすることで、貴重なクリエイティブタイムを他人の議題に奪われずに、自分の議題に充てることができています。おかげで、受信箱のメッセージに心のエネルギーを取られずに済んでいます。とはいえ、多くの人にとって、午後までメールを見ないことは難しいかもしれません。では、10時までなら待てますか? 9時なら? 8時半なら? そんな風に、具体的な時間に捉われなる必要はありません。ポイントは、朝の時間をある程度確保して、最も重要な仕事に取り組むことにあります。


携帯は別の部屋に

私は、朝起きてからの数時間は携帯を見ません。そうすることで、メールや電話、アラートなどに集中力を中断されることがありません。


作業は全画面モードで

コンピュータでは、ほぼすべてのアプリケーションを全画面で開いています。ウェブの記事を読むときには、ブラウザが画面全体に表示されています。Evernoteに書き込むときは、全画面表示で入力します。Photoshopで写真を編集するときには、ほかのアプリケーションが目に入らないようにしています。デスクトップでは、メニューバーを自動的に隠す設定にしています。ですから、現在の時間もわからなければ、他のアプリケーションのアイコンなど、視界を邪魔するものは何もありません。これだけのことなのに、非常に大きな違いを生み出すから驚きです。画面上にアイコンが表示されていると、どうしてもクリックしたくなってしまうのです。そのような誘惑を視界から消すことで、注意力散漫を防ぎましょう。


朝の集中力を妨げるタスクをなくす

朝に大事なことを終わらせる理由は、その日の突発事項がまだ何も起こらない時間だからでもあります。私の場合、その時間をもう少し延長して、正午近くになるまで食事をとらないことにしています。いわゆる間欠的絶食(正午から午後8時までにすべての食事をとる)を、かれこれ3年ほど続けているのです。その結果、朝食づくりに時間を取られることなく、有意義に使える朝の時間が増えました。


クリエイティブな仕事から着手する


心の抵抗を抑えるベストな方法は、気を散らすものがあなたの1日に忍び寄る前に大事な仕事を終えられるよう、時間と空間を確保しておくこと。


大事なのは、受け身の仕事よりもクリエイティブな仕事を優先すること。そのために、電話やメールは後回しにして、クリエイティブな作業を優先できる時間を大量に確保しておきましょう。

Mark McGuinness著『Manage Your Day-to-Day』より


たとえ理想的な状況であっても、有意義な仕事をすることは困難です。ですから、しばらくの間スイムキャップをかぶって、雑念を隠してください。ベストパフォーマンスを発揮できる機会は、自ら作り出すしかないのです。


Never Check Email Before Noon (And Other Thoughts on Doing Your Best Work)|James Clear

James Clear(原文/訳:堀込泰三)
Photo by Shutterstock.

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