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印南敦史  - ,,  07:30 AM

誤解されず、炎上しないように話すための基本

誤解されず、炎上しないように話すための基本

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図解 プロが教える 誤解されない話し方、炎上しない答え方』(山口明雄著、ディスカヴァー・トゥエンティワン)は、2013年2月に発売された『メディアトレーニングのプロが教える 誤解されない話し方、炎上しない答え方』の"図解版"。

より読みやすく、見やすく再編集してあるわけですが、ここで著者が最初に取り上げているのは、「なぜ、話が誤解されてしまうのか」という問題。理由については、次の3つを挙げています。


理由1. 聞き手に問題がある
誤解とは、モノ、ことば、事実、態度などについて、間違った理解や解釈をすること。いろいろ原因がありますが、単純なものは、聞き手のことばの取り違えや聞き違い。

理由2. 話し手に問題がある
話し手側が誤解を招くとすれば、その原因として考えられるのは、「ものごとを明確にいわない」「抽象的な表現をする」「暗黙の了解をよしとする」「ことばをぼかし、逃げ道を用意する」「中途半端ないい方で終わる」「相手におもねる」「反論する」「注意する」など。

理由3. 「話し方の構造」に問題がある
話し方の構造とは、話の順序。もっとも一般的なのは、物事が起こった順番に話を進める「時系列序順」。しかし、この話し方に誤解を招く原因が潜んでいるといいます。


誤解を招かないためには、物事が起こった順ではなく、重要なことから話すのが最善だとか。そこで、まずは基本的なことを、第1部「『逆ピラミッド』の話し方入門」から引き出してみたいと思います。


「逆ピラミッド」で大事なことから話す


重要度順の書き方・話し方は「逆ピラミッド」とは、重要なことから順番に伝達していくスタイルのこと。いちばん大切なのは、報告なら結論、物語なら結末だといいます。次に2番目に大切なことを話すわけですが、多くの場合、それは結末・結論をもたらした理由や原因になります。

さらにそののち、次に大切なことを話し、さらに、その次に大切なこと......というふうに、重要なことから順に話していくわけです。そして話の発端や背景は、いちばん最後に。これが「逆ピラミッド方式の書き方・話し方」だと著者は説明しています。

通常、話す際には時系列序順がいちばん自然ですし、私たちも無意識のうちに、この話し方をしているはずです。しかし、話し手にとってショッキングな体験は、意識しなくても逆ピラミッドで話していたりするもの。たとえば、次の例文がそれにあたります。


「車、ぶつけられたよ。相手のタクシーが信号を無視して、真横からぶつかってきたんだ。(中略)見物人が30人ぐらい集まってきた。お昼過ぎまで、全く仕事にならなかったよ。(9ページより)


最初に「車、ぶつけられたよ」という結論を述べ、次に状況の説明をするという順序。これが逆ピラミッドの話し方ですが、日常生活でこのような話し方をすることはきわめて稀なことだと著者は記しています。(8ページより)

さて、この基本を踏まえたうえで、次に第2部「誤解されない話し方のテクニック」から、いくつかの要点をチェックしてみましょう。


結論を最初に、率直に述べる


メディアトレーニング講師である著者がコメントとインタビューの訓練を行う際に感じるのは、まわりから「話し上手」と認められている人の発言が「なにをいっているのかさっぱりわからない」ことが多いという事実だといいます。しかもそれに対し、日ごろから「話し下手」と思っている人の発言は明快でよく理解でき、頭にスパッと入ることも多いのだというのですから不思議。

なぜだかおわかりでしょうか? 理由は、「話し上手は結論から話さない」から。話し上手の場合、話し上手であるがゆえのサービス精神が邪魔をして、結論を述べる前に、周辺の話から始めてしまうということ。しかし、話し下手は周辺情報や飾り言葉を探すことが不得意であるぶん、結果的に話のポイント、つまり結論を最初に、率直に述べるもの。だからこそ、味もそっけもないけれど、話の内容は明確に理解できるというわけです。

つまり、短い時間で話を交わさなければならないビジネス会話や質疑応答の場合、常に結論から話すことを心がけることが鉄則。そうでないと、たとえ自分ではきちんと説明したつもりでも、相手にはまったく理解してもらえないというようなことが起こってしまうのです。(30ページより)


門外漢の人にもわかる話し方を


専門用語にはそれぞれ正確な定義があり、手短に表現できるため、専門家同士の会話にはとても便利。しかし、相手に専門性がない場合は、細心の注意を払い、「専門性ゼロ」の人にもわかる話し方をしなければいけないというのは当然の話です(ブログを書くときも、ツイッターでつぶやきを発信する場合も同じ)。

ここで著者が引き合いに出しているのが、テレビで放送されたインタビューの例。タブレット用液晶パネルをつくっているメーカーの技術系役員が「このパネルの低消費電力効果は2倍です」と胸を張っていっていたそうなのですが、これは専門性ゼロの視聴者にはピンとこない説明。「このパネルは電力の消費を半分にする効果があります」といったほうがわかりやすく、誤解を回避することもできます。

同じようにどの分野でも、どんな職種でも、私たちが聞きなれない専門用語はあるもの。また多くの場合、表現の仕方も独特です。専門用語が出てきたときには、わかりやすくことばを置き換えるなどして、最初にきちんと説明することが不可欠だということです。(40ページより)


カタカナことばは、できるだけ言い換える


近年、若いビジネスパーソンは特にカタナカ語を多用しがちですが、日本語で表現できることは、日本語でいうべきだと著者は断言しています。聞き手がそのカタカナ語の意味を知らなければ、話が通じないからです。どのように言い換えるべきかについては、国立国語研究所がインターネットで公開している「『外来語』言い換え提案」が役に立つそうです。一部を見てみましょう。


[外来語] → [言い換え語]
アクセシビリティー → 利用しやすさ
オーガナイザー → まとめ役
オーナーシップ → 所有権/主体性
オペレーション → 公開市場操作/作戦行動
カスタムメード → 特注生産
コージェネレーション → 熱電併給
サプリメント → 栄養補助食品
ソフトランディング → 軟着陸
デポジット → 預かり金
ドナー → 臓器提供者/資金提供国
(国立国語研究所「外来語」言い換え提案(平成18年3月)より一部を抜粋)


また同じように、カタカナ語にも気をつけたいところ。どこまで定着しているかを見極め、どんな場合に使うか、使うとすれば、説明を加えるか加えないかを決めておくべきだといいます。(42ページより)

このような基本はもちろんのこと、「ネット炎上のしくみ」や「差別的な表現についての考え方」など、知っておきたいことがコンパクトにまとめられているため、とても使い勝手のよい一冊だといえます。

(印南敦史)

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