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柳内啓司

 - ,,  12:00 PM

福沢諭吉先生の講義「君が今年のうちに夢を見つけ、叶える方法」~偉人大学シリーズ(2)

福沢諭吉先生の講義「君が今年のうちに夢を見つけ、叶える方法」~偉人大学シリーズ(2)

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ここは生前に偉業を成し遂げた人物たちを、1日限定で「この世」に呼び出し、講義をしてもらう「偉人大学」。生徒である「あなた」は、毎回異なる歴史の偉人から、「人生やビジネスに大切な教訓」を学べます。

世紀の発明王・エジソン先生に続く今回は、福沢諭吉先生が登壇。慶應義塾を開き、学問や西洋文化の輸入に大きく貢献した福沢諭吉が若者に送りたいメッセージとは?「成功の秘訣」が詰まった講義が今、始まる...。


やあ諸君。わしの名は福沢諭吉と申す。

今日はあの世からここに派遣され、みなに教える機会を持つこととなった。よろしく頼むよ。

年始ということで、今年のうちに君たちが夢を見つけ、叶える方法を伝えたいと思う。従えば、必ず実現するはずだ。心して聞いて欲しい。


本を読め、人に会え


わしはこの世にいる間に、慶應義塾の設立、時事新報という新聞社の設立、そして300万部を超えるベストセラーとなった『学問のすゝめ』の執筆など、様々なことに取り組んできた。

なぜこれらが成功したのか? その答えはただ一つ。たくさんの本を読み、たくさんの人に会ってきたからだ

わしは、中津藩の下級藩士として生まれた。当時はまだ完全な階級社会であり、自分の出身地を離れて、外に出ることはあり得ない時代だった。

しかし、わしは、リベラルで合理的な母の影響もあり、外の世界に興味を持ち、外に出たいと思った。しかし、子供の頃のわしにできることは何もなかった。むしろ、周りの者たちは「下級藩士のくせに生意気だ!」とか「身の程を知れ!」と、わしのことをバカにした。

そんな時に外の世界を覗ける唯一の窓。それが本だった。わしは、蘭学というヨーロッパの学問、技術、文化に関する本を読みふけった。ドキドキワクワクが止まらなかった。早く日本を出て、「世界」をその目で見たいという気持ちを、本が強くしてくれたのだ。

なぜ、わしが慶應義塾を作ろうと思い、新聞を発行しようと思うようになったか。それはヨーロッパにある大学や新聞という存在を知り、それに心震えたからだ。情報を集めなければ、人は夢を持てない。君がドキドキワクワクものにまだ出会ってないとしたら、それは情報収集が足りないだけだ。

たくさんの本を読み、たくさんの人に会ってほしい。そうしたら、必ずドキドキワクワクするものに出会う瞬間がある。それが君の夢になる。夢を見つけたら、あとは簡単だ。君の中のドキドキワクワクが勝手に体を動かし始めるからだ。夢に向かって行動せずにはいられなくなるのだよ。


この世には2種類の大人がいる


わしが夢を見つけてから、叶えるまで。その過程は決して簡単なものではなかった。

「蘭学を学びたい」という夢を持ってから、わしはそれを周りにアピールしながら、外に出るチャンスを血眼になって、探していた。そこで気付いたこと。それはこの世には2種類の大人がいるということだ。すなわち、夢を応援してくれる大人と、夢を邪魔する大人だ

悲しいことだが、わしの周りにも夢を邪魔する大人がたくさん現れた。「どうせ無理だよ」とか「大人しく中津藩にこもっていろ」とか、残酷な言葉で、自信と夢を奪っていく大人たちだ。しかし、わしにとって、そういう大人たちは大して怖くなかった。彼らの言葉は何もやっていない人たちの無責任な戯言(ざれごと)だということを、本を通じて知っていたからだ。外に出れば、もっと面白い世界がある。そういう確信があった。

そんな中、狭い中津藩にも夢を応援してくれる人が現れた。それが兄上だ。兄上が、長崎でオランダ語と砲術を学ぶ者を探しているという話を持ってきてくれたのだ。迷うことなく、その話に乗った。

君たちに伝えたいのは、夢を邪魔する大人の話は無視してよいということだ。雑音に構わず、行動し続ければ、必ず応援してくれる大人が現れるのだよ。


広い世界に出た方がいい理由


そうやって長崎に渡った後も、要所要所で、わしは応援してくれる大人に背中を押してもらった。砲術師の山本物次郎先生、適塾の緒方洪庵先生、木村芥舟先生など。今でも彼らには本当に感謝している。

わしの世界が中津藩から長崎、横浜、そしてアメリカと広がっていく中で、気付いたことがある。それは、広い世界に飛び出した方がチャンスは多く転がっているということだ

狭い世界の中には、狭い世界でしか生きてこなかった人が多いので、「夢を応援する大人」に出会う確率が低い。一方で、広い世界に飛び出せば、成功体験を持ち、若者を応援したいという大人が当然増える。だから、夢を持った若者はどんどん外に飛び出すべきだ。勇気を持って一歩踏み出せば、今いる世界では想像できない、素敵な大人があなたのことを応援してくれるのだ!



では、今日の話をまとめていこう。


・まず徹底的に情報収集して、あなたの好きなこと(夢)を見つけよう
・夢を見つけたら、邪魔する大人に構わず、応援してくれる大人にチャンスをもらおう
・チャンスを活かして、さらに広い世界に飛び出そう


もちろん、その間にもあなたは常に成長を求められる。ドキドキワクワクを持ち続け、それをエンジンに努力を怠らないでほしい。

最近の日本は元気がないということを時々耳にする。そんな今だからこそ、日本の若者の夢が広がり、世界につながっていけば、わしは日本も安泰だと思っている。あの世でわしを心配させないように、ぜひ君たちには世界で大活躍して欲しい!

以上で今日の授業を終えるとしよう。


参考書籍

『学問のすゝめ』福沢諭吉著
『福翁自伝』福沢諭吉著
『座右の諭吉~才能よりも決断』齋藤孝著
『まんがで読破「学問のススメ」』福沢諭吉/バラエティアートワークス著

柳内啓司(ヤナギウチ・ケイジ)
1980年生まれ。東京大学及び東京大学大学院卒。在学中に株式会社サイバーエージェントにてインターネットビジネスの黎明期に携わった後、新卒でテレビ局に入社。バラエティやドラマの番組制作などを経て、現在はネットと連携した番組企画やプロモーションを担当。会社員として働く傍ら、個人として、これからの時代を生き抜くための人生戦略について、執筆・講演活動を行っている。著書に『人生が変わる2枚目の名刺』(クロスメディア・パブリッシング)『ご指名社員の仕事術』(小学館)がある。

Photo by Thinkstock/Getty Images.

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