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ライフハッカー編集部  - ,,,  10:00 PM

眠りについて悩む原因は「8時間睡眠」にとらわれていること?

眠りについて悩む原因は「8時間睡眠」にとらわれていること?

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高校時代と言えば、人生で初めて、危うさや切なさを伴った関係を味わう時期なのではないでしょうか。Lynne Stuart Parramoreさんもそうでしたが、彼女が心から求め、それと同時に自信を持てずに悩んだ相手は、数学のクラスで一緒になるすてきな男の子ではありませんでした。彼女が思いを寄せた対象、それは睡眠です。彼女は米ブログメディア「Salon」に興味深い記事を寄稿しています


「朝はさながら生き地獄でした。学校が遠かったので、まだ暗い朝6時には起きなければならなかったのです」と、Parramoreさんは当時を振り返っています。「高校の数学の授業は朝の7時50分に始まります。結局私は単位を落としました」

Parramoreさんは望ましいとされる8時間の睡眠時間を確保するのに苦労した上、朝が大の苦手でした。大学院進学を選んだのも、いわゆる「9時から5時まで」の普通のサラリーマン生活とは切り離せない早起きを避けるためだったのです。大人になってからも、嫌でも夜中に目が覚めてしまう状況に苦しみ続けました。ホワイトノイズを聞いたり、寝室をラベンダーオイルの香りで満たしたりと、安眠法をあれこれ試してみましたが、それでもやはり、朝までぐっすり眠れない状態に変わりはありませんでした。しかしようやく、救世主が現れます。

寝つきを良くする薬を手に入れたのでしょうか? それとも、不眠を解決するための習慣が身につく「睡眠衛生」を実践したのでしょうか? いえ、そうではありません。Parramoreさんの救世主は1冊の本でした。


「多相睡眠」とは


Parramoreさんは、眠れない深夜にウェブ検索をしていて、ある驚きの発見にたどり着きました。それは、目を覚まさずに8時間ぐっすり眠れないのが問題なのではなく、「人間にとっては(8時間連続で眠ることが)健康的かつ生理学的に望ましい習慣だ」という思い込みを持つのが問題だということです。そして、次のように説明しています。


精神科医のThomas Wehr氏は1990年代に、被験者に毎日14時間を暗闇の中で過ごしてもらい、その状態を1カ月間続けるという実験を行いました。被験者の睡眠時間がこの日照リズムに合わせて規則的になると、不思議なパターンが浮かび上がってきました。彼らはまず4時間眠り、そのあと1~2時間の覚醒時間をへて、2度目の4時間睡眠に落ちていたのです。


この自然発生的な睡眠パターンについて報告しているのはWehr氏だけではないようです。Parramoreさんはこう続けています。


歴史家のA.Roger Ekirch氏が2001年に、16年間の研究に基づいた画期的な論文『At Day's Close: Night in Times Past』(1日の終わりに:かつての夜の過ごしかた)を出版しました。その中で、非常に興味深い事実が明らかになっています。人間は夜、途中で目覚めることなく一気に眠るように進化したわけではなく、最近まで2回に分けて睡眠をとっていたというのです。


Ekirch氏は同書の中で、「第1睡眠」「第2睡眠」と呼ばれる、2回に分かれた睡眠について詳しく解説しています。同氏は個人の日記や人類学の研究、さらには古典文学に至るさまざまな文献資料をあたり、この睡眠パターンの例を500件以上集めました。すると、それらはすべてパターンが一致したといい、Parramoreさんいわく、「古代の天体観測儀アストロラーベが忘れ去られた星の位置を指し示すように、日没から2時間後に第1睡眠が始まり、1~2時間の覚醒時間をへて、さらに第2睡眠に入っていたことが参考文献の記述からわかった」そうです。第1と第2睡眠の間の起きている時間帯は、読書や祈り、同居人や近所の人とのおしゃべり、あるいはセックスの時間として使われていたのだとか。


現代生活でどう生かすのか


こうした話は確かに興味深いものですし、街灯が普及するにつれてこの自然なパターンが徐々に失われていく軌跡を追ったParramoreさんの記述もなかなか読み応えがあります。でも、「カクテルパーティーで披露したら受けそうなトリビア」という以外に、この知識は役に立つのでしょうか? Parramoreさんは「役に立つ」と断言します。


私たちは繰り返し、8時間睡眠が理想だと聞かされてきました。でも、身体のほうは、そんなことはないと訴えてくるケースが多いのです。人類に刻まれてきた睡眠習慣に関する集合記憶が消し去られてしまったため、夜中に目が覚めると不安になり、私たちはさらに眠れなくなっています。そして、何としてでも8時間の睡眠をとらなければという強迫観念が、さらなるストレスを生んでいるのではないでしょうか。1日のきつい肉体労働を終えた後は、十分に時間をとってゆったりとくつろぐのがかつての習慣でした。そちらのほうが、わざわざ出かけて行ってヨガのレッスンを受けるよりも、心の健康のためには効果的なのかもしれません。


結局、問題なのは、身体の自然なリズムに逆らった生活をしているにもかかわらず、夜中に目が覚めてしまうと気に病むことなのかもしれませんね(自営業の方なら、ある程度、時間の融通が効くので何とかなるのではありませんか。逆に、学校に通う年代の子どもがいる方なら、Parramoreさんの高校時代の思い出と同じように、早朝の生き地獄に絶えざるを得ないでしょうね)。

Parramoreさんの場合、「眠れない」と悩むのをやめたら状況が改善されたのだそうです。「眠れなかったらどうしようと不安を覚えながらベッドに向かう代わりに、眠りの快楽をイメージしました。起きていればあれもできた、これもできたと考えてしまいますが、そういった罪悪感はひとまず押しやって、夢と現実の間に漂う感覚を楽しむようにしました」。さらに彼女は「睡眠と休息を生活の中心に据えることは、食生活や病気を治す薬と同じように、私たちの健康にとっての基本なのではないか」との気づきに至りました。

というわけで、もし可能なら、今までより早めに眠りにつき、「途中で目が覚めたらイヤだな」と心配するのをやめてみませんか。スクールバスの時間(あるいは早朝勤務)があるからそんなのはとても無理、という方でも、スケジュールが変わるかわかりませんから、この話をぜひ忘れずにいてくださいね。また、「Harvard Business Review」でも、安眠に役立つヒントや裏技集を紹介しています(英文記事)。従来型の睡眠パターンでよく眠りたいならこちらのほうが役に立つでしょう。人間が持つ自然の睡眠リズム(と、絶えず鳴り響く耳触りなメールの着信音)はとりあえず棚上げするしかなさそうです。


The Problem With Your Sleep? It Might Be Your Expectations|Inc.

Jessica Stillman(訳:長谷 睦、遠藤康子/ガリレオ)
Photo by ShutterStock

  • ,,,, - By

    友清哲

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