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yamasaki  - ,  01:00 PM

寄付のススメ...実は「幸福」と「控除」のどちらも得られる~マネーハック心理学24

寄付のススメ...実は「幸福」と「控除」のどちらも得られる~マネーハック心理学24

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毎年クリスマスシーズンになるといくら寄付をしようか考えるFPヤマサキ(@yam_syun)です。人間の心理が非合理的な部分を解き明かし、経済学をより生きたものとした行動ファイナンス(行動経済学)のヒントを活用し、私たちとお金の問題を考えるマネーハック心理学、今回は「寄付」について考えてみたいと思います。

クリスマス近くは寄付を求める声を聞く機会が増えます。聖なる気分に包まれるクリスマスや、新年の晴れの日が近づく年末は、寄付をすることの多い季節です。

しかしこの「寄付」、合理的な感情とはなかなか結びつかないものなのです。しかし、それを逆手にとって「非合理的に寄付をし」「合理的に取り戻す」しくみを考えてみたいと思います。


寄付をする人もしない人も非合理的


まず、経済合理性でいえば寄付は合理的ではありません。寄付をして経済的リターンが得られることはまずないからです。寄付金控除の制度を用いて還付を得たとしても、これは所得税や住民税の納税額との調整であって寄付金以上の金額が戻ることはありません(ふるさと納税は寄付金控除に区分されますが、厳密にいえば選択的納税です)。

そうしてみると寄付をする人は非合理的、ということになってしまいます。しかし、多くの人は寄付をしますし、海外の著名人は多額の寄付を行います。

寄付をしない人もまた非合理的な部分があります。それは、幸福感というのは経済的問題だけではないからです。幸福に関する調査はいろいろありますが、愛情、喜びといったポジティブな感情は個人の幸福感に大きく影響するとされ、「感謝」もそのひとつと指摘されています。

寄付は社会に対する感謝を形にする行為のひとつです。寄付をしたとき、「きもちよさ」という感情が生じます。これは寄付を通じて私たちが得ることのできるものです。私たちはこれを「寄付できる立場にあることのおごり」ではないかと戒めがちですが、実はこの感情は寄付から自覚的に得ていいものなのです。

そうすれば「寄付をしないこともまた非合理的」ということになってきます。


小銭寄付をする人の非合理、高額寄付をする人の非合理


寄付というとコンビニなどのレジ脇にある寄付箱を思い出す人が多いと思います。あるいは街角で募金を呼びかける若者の姿が思い浮かぶかもしれません。こうした寄付には通常、小銭を投じるでしょう。しかし寄付は、銀行振込などで高額振込をしてもかまいません。むしろ小銭寄付は学生が寄付と触れ合う一歩目であって、社会人になったら1000円単位あるいは10000円単位で寄付を考えて欲しいと思います。

私は毎年12月に、その年の売り上げの一定割合を寄付していますが、その代わり小銭を寄付箱に入れるようなことは一切しないこととしています。というのも、「小銭寄付は合理的ではない」と考えているからです。

仮に毎日4円寄付をするとします。コンビニなどで小銭がでたとき投入し続けてもせいぜいこれくらいでしょう。毎日いい気持ちになるなら小銭で寄付をすることもアリなのですが、冷静に考えてみると年間寄付額は1500円にもなりません。「1500円以上の幸福感を得る!」ということを自覚的に行っているならひとつの方法ではありますが、年1500円では寄付を受ける団体としてはあまり大きな力にはならないような気もします。

かといって、高額の寄付をするためのハードルは「自腹を切る」という痛みの感情です。どんなに社会貢献するといっても、身銭を切る感覚はなくせません。そこで非合理的ながら心理的にうまく折り合いをつける方法があります。

それは「年末調整の還付金」です。会社員の場合、所得税の納め過ぎを年末に精算して給与とは別に会社が払い戻してくれます。実態としては納め過ぎの税金の回収であって損得ゼロなのですが、感情的には「浮いたラッキーなお金」です。飲んだりムダづかいすることが多いはずで、この金額を寄付に回せば「身銭を切る感覚が薄いお金」を寄付に回せるコトになります。


「自分が気持ちよくなれるか」を大切にすればよい


寄付はまず「自分自身が気持ちよくなる」ことを優先していいと思います。自分の幸福感を高めるために使うコストと考えれば、寄付をして辛く悲しい気持ちになるのならやらないほうがいいくらいです。

同じ金額で満足度を高める工夫としては「年末にまとまった金額を寄付」という方法があります。これは非合理的ではありますが、個人にとって寄付の気持ちよさを最大化する方法のひとつです。

寄付を受ける団体としては同じ金額を毎月定期的に入金してくれたほうが活動が安定的になり助かります。しかし、クリスマスシーズンにまとめて高額を払うほうが季節的な雰囲気にも合いますし、達成感もあります。先ほどの年末調整の還付金を使えばさらに負担感も軽減されます。

もちろん、寄付をする団体も自分の好みで選ぶことが大切です。現在、寄付の最大の快楽は「自分が応援したい団体に納税額の一部をシフトできる」ということだからです。(寄付金控除の対象となる団体に寄付をし、領収証をもとに確定申告すると納税額が調整されるしくみ)

JAXAに寄付をして「はやぶさ2号」などを応援してもいいですし、WFPに寄付をして「発展途上国の子どもに給食と学校教育を提供」する方法もあります。震災遺児の育英基金などに支援をしてもいいでしょう。自分の興味があるテーマをみつけ、そのために活動する団体に寄付をしてみてはどうでしょうか。

寄付は「非合理的」と「合理的」のバランスの中で行えばいいと思います。財源の確保や寄付する団体選びなど、寄付の入り口はあえて非合理的(言い換えれば感情的)に行い満足度を高めます。しかし、その後は合理的に手続きをして確定申告で税金を取り戻すのです。きちんと振込をして団体に連絡すれば領収証をもらえます。確定申告をすれば寄付金控除が認められ税の一部が還付されるはずです(年内に入金できれば来年2月の確定申告に間に合います。還付の時期が近いほうが心理的満足度も高くなります)。


ただし、こんな人は寄付をしなくてもいい


寄付についていろいろ考えてきましたが、ファイナンシャルプランナーの観点から最後に「こんな人は寄付をしなくてもいい!」という人を紹介してコラムを結びたいと思います。

まず、「借金がある人」は寄付を無理にする必要はありません。むしろ借金返済を優先するべきです。他人に寄付をするのはそのあとです。

また、「子育て中」などで資産形成の余裕がほとんどない人も無理に寄付をする必要はありません。子育てそのものが数十年後の社会を支える人材育成でありながら、社会的な富の再配分において子育て世帯はマイナスになっています(日本の場合)。無理に寄付をする必要はありません。子どもと一緒に小銭を投じる程度に納めるべきでしょう(むしろ小銭寄付で幸福を感じていいと思います)。

いろいろ述べてきましたが、寄付はお金と幸せとの関係を考えるきっかけでもあります。自分が今幸せに過ごせていることに感謝できると思うなら、どこかの誰かの幸せのために寄付で「幸せのお裾分け」をしてみてはいかがでしょうか。


(山崎俊輔)
Photo by Thinkstock/Getty Images.

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    香川博人

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