• GIZMODO
  • DIGIDAY
  • gene
  • cafeglobe
  • MYLOHAS
  • Glitty
  • machi-ya
  • roomie
  • GIZMODO
  • DIGIDAY
  • gene
  • cafeglobe
  • MYLOHAS
  • Glitty
  • machi-ya
  • roomie

itouitou  - ,,,,  11:00 AM

創造力は才能じゃない。研究で判明した5つの思い込み

創造力は才能じゃない。研究で判明した5つの思い込み

141219creativity.jpg


99u:私たちはみな、新しくて有益なアイデアを生み出す能力を持っています。しかし、いくつかの根強い思い込みが、そのチャンスを妨げています。こうした考えは、創造性を神秘のベールに包み、エリート主義を助長します。イノベーションや創造といったものは、一部の選ばれた「創造的なタイプ」によって成し遂げられるという誤った考えのことです。今回は、本物の脳科学や心理学を誤って伝える、創造性にまつわる5つの思い込みを解体します。


思い込みその1:創造的になるには右脳的でなければならない


「創造的なタイプ」という言葉は、脳に関するある古典的な誤解と結びついています。左脳が優位の人は論理的かつ分析が得意であり、右脳が優位の人は創造的で想像力に富むという神話です。

この考え方は有害です。間違ったタイプの脳を持っていれば、創造的になれないと言っているからです。この神話は、例えば2009年の本『マーケティング脳 vs マネジメント脳:なぜ現場と経営層では話がかみ合わないのか?』に象徴されるように、古い対立的な固定概念に対して、誤った脳科学的基盤を提供しています。

左右の脳が異なる機能を持っているのは事実です。しかし、この両者は太い神経繊維で結ばれており、ほとんどの精神機能は、左右の脳が協調して働きます。創造性に関して言えば、たしかに右脳が問題解決に重要な役割を果たすことが研究で示されています。一方で、左脳はストーリーテリングが上手という証拠もあります。

右脳だけが創造性に関係があるという間違いとは別に、右脳的な人と左脳的な人がいるという誤解もあります。2013年の研究で、千人を超える人の脳を調査したところ、そのような区分けは不可能なことがわかりました。誰かを右脳人間とか左脳人間などと呼ぶのは、乙女座か魚座かで人を判断するのと同じくらいナンセンスです

創造性は片方の脳だけの専売特許ではありません。また、脳の種類で人の才能を区分けすることもできません。本物の脳科学が示しているのは、あなたが人間で、脳を持っているなら、創造的になる能力があるということです。


思い込みその2:待っていればブレイクスルーの瞬間がやってくる


マイケル・ジャクソンがかつて、大ヒット曲「ビリージーン」のベースラインが、神からの贈り物のように突然降ってきたという話をしていました。この逸話はいわば、ニュートンがリンゴが落ちるのを見て万有引力の法則を発見したという作り話の現代版です。

創造の神が突如現れるというこの神話は魅惑的です。アイデアとは天才のひらめきのようにやってくるものだと思わせてくれるからです。しかし、そのような瞬間は、努力と忍耐の末にはじめてやってくるものです。

マイケル・ジャクソンが努力家で、完璧を追求するエンターテイナーであったことは周知の事実です。また、ニュートンも取り憑かれたように仕事に取り組み、重力について長い間考え続けていました。

この思い込みの問題点は、創造が受動的なプロセスだと思わせてしまうことです。ブレークスルーが起きるまで待てばいいというわけです。洞察の最後の瞬間が、驚きとともに突然やってくるのは本当です。無意識の間欠泉からインスピレーションが吹き出します。しかし、それが起きるには、まず無意識のなかに材料がなければなりません。研究に没頭し、その分野に習熟し、さらに、異なる視点に触れて初めて、アイデアの選別と再統合(いわゆる「インキュベーション」のプロセス)が起こるのです。


思い込みその3:創造的な人は、孤独でエキセントリックな天才である


多くの人が、「創造的な人」と聞くと、孤独な苦悩する芸術家や詩人を思い浮かべます。今年発表された研究によると、人は、エキセントリックな人が創ったと聞くと、その作品をより高く評価する傾向があるそうです。これは有害な固定概念です。なぜなら、イノベーションを起こすには、仲間や共同作業から孤立すべきだと思わせてしまうからです。

David Burkus氏は、その著書『The Myths of Creativity(創造性の神話)』の中で、「創造はチームスポーツだ」と言っています。また、Burkus氏は、膨大な業績を残したアメリカの発明家、トーマス・エジソン(一般的には孤独な天才だと思われている)が、実際には「the mockers」と呼ばれるエンジニアや科学者のグループに支えられていたと書いています。ミケランジェロはシスティナ礼拝堂をひとりで描いたのではありません。才能ある芸術家のチームにサポートされていました。

創造性にとって共同作業やチームワークが重要である証拠があります。膨大な数の特許が、クリエイターが高密度に集まっていた都市で登録されています。イノベーションとは、才能ある人たちが出会った結果であり、孤高の隠匿者による偉業でありません。

創造的な人たちに関するもうひとつの誤解は、彼らがものすごく高い知性を持つ天才だというものです。昔の研究が、この考えがナンセンスであることを証明しています。1920年代、心理学者のLewis Terman氏は、カリフォリニア州で最も頭の良い子どもたちのグループの追跡調査を始めました。彼は子どもたちが成長し、キャリアを築くまでを追いかけました。結果、高い創造性を維持した人は誰もいませんでした。また、脳科学者のNancy Andreasen氏は、今年のはじめにThe Atlantic誌に次のように語りました。「Terman氏の研究が示す重大重要な結論は、IQの高さが創造性の高さの証にはならないということです」創造的になるにはある程度の知性は必要です。しかし、とび抜けて高いIQが、イノベーターになる必要条件でも十分条件でもないのです。


思い込みその4:創造的になるには外部からの動機づけが必要である


大半の仕事では、高い報酬を与えるほど、良い仕事を期待できます。ところが、創造的な仕事に関しては、必ずしもそうとは言えません。実際、逆が真になっています。様々な研究で、内的な熱意や報酬、言い換えれば、それをすることが純粋な喜びで充実感があるときのほうが、お金や名声など外的な報酬が得られれるよりも、オリジナルで想像力に富んだ成果が生まれることが示されています。

この原則を示す事例はたくさんあります。最も説得力があるのは、ハーバード・ビジネス・スクールのTeresa Amabile氏による、アーティストや彫刻家を対象にした研究です。この研究では、被験者たちから、自分の楽しみで作った作品と、お金のために作った作品を提出してもらい、第三者の審査員たちに評価してもらいました。審査員たちは、誰がどの作品を作ったのかを知りません。また、どの作品がお金のために作られ、どの作品が楽しみで作られたのかも知りません。結果は著しいものでした。楽しみで作られた作品が、一貫して、お金のために作られた作品よりも高く評価されたのです

また、別の研究では、Amabile氏は女子学生たちにコラージュを作るように依頼しました。半数の学生は、自分たちの作品が審査されると伝えられました。残りの半数には、彼らの作品が研究対象になるとは知らされませんでした。結果、審査されると知らされなかった学生のほうが、クオリティの高い作品を作ったのです。これは、外的な報酬よりも、内的なものに動機づけされたほうが、人は創造的になるという事例のひとつです。『Punished by Rewards(報酬による罰)』の著者、Alfie Kohn氏は、「賄賂を与えても人を創造的にすることはできない」と言っています。


思い込みその5:ブレインストーミングが人を創造的にする


創造的な人は孤独な天才だという誤解については先ほど話しました。有益で革新的なアイデアは、大抵の場合、人との出会いによって生まれます。しかし、ここにもひとつ根強い思い込みがひそんでいます。アイデアを生む最良の方法はブレインストーミングだという誤解です。グループが問題に直面したとき、テーブルを囲んで座り、アイデアを述べ合えば、解決すると考えるのです。

ブレインストーミングは(とくに企業社会で)大変人気があります。しかし、多くの研究が、ブレインストーミングよりも、ひとりになって考えたほうが、より多くの、より質の高いアイデアが生まれることを示しています

そう聞くと、孤独な天才の思い込みを思い出ます。しかしポイントは、共同作業の前に、ひとりで仕事をする時間が必要だということです。ブレインストーミングは、各自のアイデアを共有し統合するには効果的です(実際、重要な発明やイノベーションの多くは、既存のアイデアの組み合わせです) しかし、ブレインストーミングはアイデアを生み出すのに適した場所ではないのです。また、創造のプロセスの最終段階にも適していません。創造的な意見交換の後で、ひとりになって内省し、他者の洞察と自分の洞察を統合する時間が必要なのです

また、ブレインストーミングを正しく行うことも重要です。声が大きい人が他の人のアイデアを潰さないように気をつけてください。受動的な人が、ジャッジされたり馬鹿にされることを恐れずに、アイデアを自由に発言できる雰囲気づくりが大切です。

創造性のポテンシャルは誰にでもあります。しかし、それには努力が欠かせません。孤独な時間と共同作業のバランスが大切。よく調べ、よく耳を傾け、他者から刺激を受け、頭のなかに新鮮な種を蒔く必要があります。丁寧に用意された土壌の上にこそ、新しいアイデアの芽が育つのです。


5 Creativity Myths You Probably Believe|99u

Christian Jarrett(訳:伊藤貴之)
Photo by Shutterstock.

MORE FROM LIFEHACKER

powered by
    
    
    
  

Kotaku

Recommended

© mediagene Inc.