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春野ユリ春野ユリ  - ,,,  08:00 PM

情熱と創造性を取り戻せ! 仕事に「遊び」を取り入れるべきいくつかの理由

情熱と創造性を取り戻せ! 仕事に「遊び」を取り入れるべきいくつかの理由

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アウトドア・スポーツウェアの製造販売会社パタゴニアのオフィスにランチタイムに立ち寄ると、社員が会議室に入っていくよりも、サーフボードをつかんで海に行くのを多く見ることになるでしょう。

これは2013年に6億ドルもの収益を上げた会社らしからぬように見えるかも知れませんが、これもすべて会社でのワークライフバランスを奨励する努力のひとつです。

職場で楽しむというアイデアは矛盾に近いものと感じられることもありますが、パタゴニアやIDEOのような一流企業は仕事での楽しみを強調すると、どれほど生産性が向上し、社員の離職率が低下し、新製品が生まれるかを示しています。


なぜ「まず楽しむ」のか?


考えるまでもないことですよね。子どもの頃は遊びは楽しみでした。大人になった今でも遊ぶと楽しいでしょう。だから、もっと遊んでみたらどうでしょうか

仕事や社交上の約束や子どもの世話や自宅改造計画などの途中で、羽目を外すのは大変なことです。でも遊びの時間が欠けていることは、さまざまな理由で有害だとする研究があります。


・創造性を高める

ころころ転がる脱臭スティックとバター皿という組み合わせはまったく自然に見えないかもしれませんが、Jim Yurchenco氏の尽力により、この2つのアイテムが組み合わされて、アップル社のマウスの最初の原型が生まれたのです。

デザイン界では、このタイプの仕事は、原始的な道具を使って模擬的なデザインをなるべく早く作る「プロトタイピング」と呼ばれています。IDEOという技術革新とデザインを手掛ける会社のCEO兼社長を務めるティム・ブラウン氏は、プロトタイピングは子どもたちが積木を使って巨大な塔を作るというような建設的な遊びと変わらないと説明しています

不幸にして、多くの大人は発散的思考が上手くありません。発散的思考とは、1つの道具について何通りもの使い方を考えたりする能力のことで、創造性の根本的な特徴です。とりわけ建設的な種類の遊びを通して、新しいものを作り、型にはまったアイデアの限界を拡げることを学べます。


・遊びを通して学ぶ

レゴ社のCEOを務めるRanda Grob-Zakhary博士は、遊びは楽しむためだけのものではないと力説しています。学習のためにも同じように大切だというのです。


遊ぶことで自分の能力を試すことができ、それはどのような形の学習も同じです。遊びは、創造性を培い、必要な思考力をつけ、知的好奇心を起こさせ、やってみることで学習を促進させて、子どもの学習能力を刺激します。

子どもにとっては、教室で過ごす時間は校庭で過ごす時間と同じか、あるいはずっと重要だと主張する科学者もいるほどです。カナダのアルバータ州にあるレスブリッジ大学の研究者Sergio Pellis氏によれば、遊びは子どもの脳の中の、特に前頭葉前部で神経細胞を結合させるのに役立っているということです。そのような結合は子どもが感情をコントロールして問題を解決するのに役立ちます。

ほとんどの大人は既にそういう技術を習得していますが、それでもまだ遊びから得るものがあります。遊びは大人が社会的関係を築き、それを維持するのに不可欠であり、高齢者が記憶と脳の健康を保つのにも同様に不可欠であるとする研究があります。


・生産的な遊び

ピンポン玉のラリーをしている社員は仕事をさぼっていると考えるのは容易ですが、国立遊戯研究所を創立したStuart Brown博士は、必ずしもそうではないと力説しています。社員に遊ぶ機会を与えても社員がこなせる仕事量は減らないのです。実際に、遊びは生産性を向上させているとBrown博士は説明しています。


社員にしたいことをさせると、それに遊びの要素があれば、生産性とやる気に関してより良い結果が出ることが証明されています。


・全てを持ち寄る

子どもの頃は、校庭を走り回って最高の友情を築いたのではないでしょうか。大人になるにつれて、遊びの時間はもっと真面目なネットワーキングイベントやビジネスランチになっていきます。国立遊戯研究所創立者のStuart Brown博士によれば、人間関係は遊びから得るものがあるのです。現に、遊びは子どもの脳にも大人のどもにも固定配線されているのです。

我々は他人と遊ぶことを通して、より強い絆を作り、信頼を築くことになるとBrown博士は主張します。職場ではこれが結束力のより高い環境を作っていくことになるのです。


職場に遊びのある雰囲気を作る方法


機会と適当な道具があれば、大抵の子どもはすぐに遊び始めます。大人は、特に職場にいると、遊び始めるにはもう少し刺激が必要かもしれません。


・環境を作る


無味乾燥なオフィス環境で社員に遊びを奨励するのは難しいものです。だから、多くのドットコム企業は、例えばIDEOやGoogleのようにオフィスに遊びのある装飾を施しています。IDEOはフォルクスワーゲンのバンを会議室として使い、Googleは自社のあるオフィスの中に滑り台と消防士が使う滑り棒を置いたりしているのです。

しかし遊びを奨励するためにオフィスのデザインをすっかり変えてしまう必要はありません。遊びのある雰囲気を作るとは、社員が自分の創造性と想像力を駆使してオフィスの内装を作り変えるのを許可するのと同じことです。例えばアパレル通販のZappos社はすべての社員に自分のデスクを好きに装飾することを奨励しています。「楽しさと少しの奇抜さを生む」ことこそ、この会社の主要価値だからです。

オフィスをポスターとアクション・フィギュアで飾り立てるのはちょっと行き過ぎだと思うなら、色々な会議室のテーブルにおもちゃを置いたらどうでしょう。ボウルに盛られたレゴやプレイ・ドーは、社員の"内なる子ども"を目覚めさせるのに十分でしょう。


・ブレインストーミングの前に遊ぶ

仕事で新しいアイデアをひらめく必要に迫られているなら、そんな時こそ「遊び」の出番です。

創造性にどれだけ遊びが威力を発揮するのかを調べるために、6歳から7歳の子どもたちを対象にした研究調査が行われました。子どもたちを2つのグループに分け、片方のグループには25分間、小麦粉に塩を加えて練った粘土のようなソルト・ドゥで遊ばせ、もう片方のグループにはきちんとした作文を書かせました。その後、両グループにティッシュペーパーの詰め合わせを使って「生き物」を作ってくれるように頼みました。ソルト・ドゥで遊んだグループの方が創造性の高い結果を出したことは驚きに値しないでしょう。

建設的な遊びは、それをする人に「狭い箱から出て考えること」を促します。これこそ、新しい問題解決策をひらめこうとする前に特に重要なことなのです。


・評価は避ける

社員は自分の創作や行動が評価の対象になると感じると、あまり遊びたくなくなります

ティム・ブラウン氏は創造性と遊びに関するプレゼンで、聴衆全員に自分の隣に座っている人のスケッチを30秒で描くように頼みました。時間切れになると、聴衆は自分が描いたものを見せることを躊躇しました。ティム・ブラウン氏いわく、「これと同じ実験を子どもにしたら、子どもは全然スケッチを見せることを恥ずかしがらないんです。しかし大人になるのを学ぶと、他人の意見にずっと敏感になります」。

子どもも大人も、信頼できる環境にいるともっと遊んだり実験してみたくなるのです。はじめのうちは、誰もが一緒に楽しんでいるという環境が重要でしょう。自分だけが遊び心を持つことで孤立するのではと感じてしまうようではいけません。別のレベルでは、これは社員の限界を拡げるのを推進する奇抜なアイデアを考えついた社員へのご褒美でもあります。


IDEOで唯一ルールがあるのは、ブレインストーミングの際です。そのルールとは「評価は保留」と「多ければ多いほど良い」です。リスクを取っても安全な空間を作るということなのです。その部屋で一番イケてるデザイナーになることよりも、創造性の筋肉を伸縮させて相互に影響を与え合うことを奨励しようとしています。-Joe Wilcox


・模範を見せて導く

Greatist.comのCEOであるDerek Flanzraich氏は、会社のリトリートを主催するときは、仕事とは明確に線引きすることにしているそうです。リトリートは休養とリラックスするために使われるべきだと彼は強調しています。さらに彼自身もどんな仕事もせず、よってチームの他の誰にも仕事することを期待しないと繰り返し強調しています。

リーダーがまずすべきことは、職場で社員に楽しんでもらいたいと公に発表することです。そのモットーが社員の心に響くことは重要です。リーダー自身が進んで遊びたいと思っていることを示すことで、リーダーは社員も少し楽しんでもいいのだと示すことができるのです。

子どもに遊べと強要する必要はないでしょう。子どもは自然に遊ぶものですから。不幸にして我々は年齢を重ね、遊びのあるマインドセットを文化規範というもっと真面目な大人の性質にしてしまいます。その子ども時代の情熱を取り戻すことこそ、イノベーションの扉を開けるのに必要な鍵なのかもしれません。


Jeremey Duvall(原文/訳:春野ユリ)
Photo: IDEO Conference Room by Avi Solomon - Flickr

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