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matono  - ,,,  08:00 PM

怒りを爆発させるのではなく、存在を認めて健全に利用するためのヒント5つ

怒りを爆発させるのではなく、存在を認めて健全に利用するためのヒント5つ

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何でもポジティブにとらえる「ポジティブ心理学」がはやり、インターネットには、もっとマインドフルになって気分を良くし、落ち着いて自分の芯を感じるためのアドバイスが満ちあふれています。忙しい時代なので、このようにポジティブな気持ちになることに多くの人が興味があるのも納得です。しかし、『The Upside of Your Darkside』の著者によると、ポジティブな気持ちは大切だけれど、それだけではまだ道半ばだそうです。


成功し、充実感を味わうためには、明るく元気な良い感情だけでなく、反対のネガティブな暗い一面に対処する方法も学ぶ必要があるでしょう。例えば、怒りの感情の扱い方について、最近、カリフォルニア大学バークレー校「Greater Good Science Center」のTodd Kashdan氏とRobert Biswas-Diener氏は、次のように記事に書いていました。「怒りの感情が、楽観主義や創造性、効率的なパフォーマンスを伸ばしていることを示す調査結果があります。怒りを表すことは、交渉をより成功させることにつながるのです」

しかし、怒りのようなネガティブな感情は完全になくすことができる(もしくはなくした方がいい)と思い込んでいると、そのような感情を持っていてもいいと自分に認めなくなります。今回は、怒りの感情を認め、健全に利用する方法をご紹介しましょう。


1. 怒りを表す価値がある状況か判断する


怒りを表すことにメリットがあるからと言って、いつでも怒っていいという意味ではありません。自分がどんなに腹を立てているかをあらわにすることで、誰も得をしない状況はいくらでもあります。怒りの感情をうまく付き合っていくための第1段階は、怒りを表わしていい状況とそうでない状況の、区別の仕方を学ぶことです。


自分で変えられる状況と、自分ではコントロールできない状況の違いを認識しましょう。旅行中に冬用の帽子をなくしてしまった場合、その状況は自分では変えられません。ですから、怒りをあらわにしてもなんの得もありません。しかし、フリーマーケットで帽子の値段をお店の人と交渉していて、直前のお客さんより高い値段をふっかけられていたら、交渉の余地があるので、怒りをあらわにしてもいいでしょう。


2. 事前に「不快の警告」を使う


怒りのエネルギーによって、緊急性や切羽詰まっていることを伝えられますが、そのせいで思考が混乱したり、意思が伝わりにくくなることがあります。このような落とし穴に落ちないようにしつつ、怒りを表すことのメリットを享受するには、事前に問題が起こる可能性を認めることです。基本的には、怒りがどの程度自分の行動に影響を及ぼすのかを、事前に把握することが必要です。Kashdan氏とBiswas-Diener氏は、これを「不快の警告」と呼んでいます。


今は自分の感情が高ぶっていて、そのせいで、いつものように分かりやすく意思を伝えることができないかもしれない、ということをきちんと相手に伝えます。感情や行動についてではなく、意思伝達がうまくいかないかもしれないことについて事前に謝っておくことで、今から話すことがうまく伝わらない危険性が伝わります。この「不快の警告」の目的は、相手の敵意を和らげ、身構えないようにすることです。あなたが気分を害していて、そのせいで会話がいつもより困難だということを聞いたら、相手はあなたの言おうとしていることに聞く耳を持ちやすくなります。


3. 意識的にゆっくりする


本当に頭にきたときは、怒るのを止めたり、じっくりと考えたりすることはできません。しかし、怒りを表すことで得がしたいと思うのであれば、先を急ぎたいという自然な衝動は抑えなければなりません。


怒りは、早く来るものと、ゆっくり来るものの2つがあると考えるようにしましょう。例えば、今すぐ叫び出したいようなときと、自分の思うように相手にやる気を出させたいと思うようなときです。怒っている時は、相手が目の前にいて答えを待っていたとしても、一瞬立ち止まるようにしましょう。相手に、あなたが意識的にゆっくりとして、その場を落ち着かせようとしていることが伝わります。

頭にきたときは、立ち止まり、深呼吸をして、怒りに任せて矢継ぎ早に答えるよりも、怒りをコントロールしてもっと効果的にパワーを使う方法はないかを考えます。ゆっくりとすることで、少し怒りがおさまったと感じたら、それで良いです。しかし、ゴールではありません。感情的な状況で、自分に幅広い選択肢を与えているだけです。


4. 正しい道を進んでいるか観察する


自分がどれくらい怒っているのか、どのように会話を進めるかを確認しなければならないのは、会話の前だけではありません。会話の途中でも、怒りがどのように自分の感情や会話の仕方に影響を与えているのかを観察した方がいいです。「怒りが状況を好転させているか、悪化させているか?」と自問自答してチェックしましょう。


5. 怒りの"制限速度"をこえないように気をつける


曲がりくねった道を猛スピードで進むのと同じように、怒りすぎるのは危険です。 Kashdan氏とBiswas-Diener氏は、心理学者のJohn Riskind氏による、危険ゾーンに入らないようにするテクニックを利用するようにすすめています。


怒りが増しているのか、おさまっているのか、それとも安定しているのかを確認するために、頻繁に自分をチェックしましょう。きちんと自己診断するために、数字や怒りの激しさを測る言葉を使いましょう。例えば、10段階評価で、1が波の立っていない穏やかな海のような状態で、10が対立に向かって一直線の向こう見ずな状態だとしたら、今の自分は数字で表すとどれくらいか、ということです。


自分の"制限速度"をこえて怒りが加速していると感じたら、意識的にゆっくりと落ち着く必要があります。わかりやすく一息入れるのもいいです。自分の怒りをどうやっておさめるかを意識し、相手に対する態度を少し変えましょう。


5 Tips to Productively Channel Your Anger|Inc.

Jessica Stillman(訳:的野裕子)
Photo by ShutterStock

  • ,,,,, - By

    香川博人

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