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小倉若葉|編集者

 - ,,,,,,,,,  11:00 AM

人気上昇中! マレーシアのインターナショナルスクール事情:「家族で海外移住」という選択・第4回

人気上昇中! マレーシアのインターナショナルスクール事情:「家族で海外移住」という選択・第4回

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もはやグローバル化の波を避けることはできないと、日本国内でこれまでにないほど英語熱が高まっているせいもあるのでしょう。マレーシアのインターナショナルスクールが、熱い視線を集めているようです。


韓国人は近年、めきめきと英語力を上げているようだと思っていたら、マレーシアやフィリピンへの母子留学がさかんなことを移住してから知りました。今後、日本でもポピュラーな教育スタイルになるかもしれませんね。

実際、私が運営するウェブサイト「ワクワク海外移住」にも、毎日のように問い合わせや相談があります。母子留学や家族で移住、中学生以上なら単身留学と、そのスタイルは家庭によってさまざま。しかしながら詳しく話を聞いてみると、マレーシアの教育環境に過度な期待をもちすぎている印象の方もチラホラ。

マレーシアのインターナショナルスクールの魅力から実際に通った場合に問題になることまで、2回に分けて書いてみたいと思います。ではさっそく、その特徴を挙げてみましょう!


特徴1:生徒も先生も多民族。生徒の国籍60カ国以上という学校も!


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各校のパンフレットを見ると、本当に国際色豊か。肌の色はグラデーションで揃っていることがわかります。


日本で「インターナショナルスクール」というと、金髪で青い目をした欧米系白人の子どもたちや日本人ハーフの子どもたちが在籍していて、先生は英語ネイティブで...というイメージを思い浮かべるかもしれません。

でも、ここはマレーシア! 多民族国家なのです。東南アジアなのです。マレーシア人もいれば、日本や中国、韓国、インドネシア等からの留学生も。そして、欧米だけでなく、インドやバングラデシュ、ロシア、アフリカ、中東など、世界中からやってきた駐在員たちの子どもたちが通っています。

実際、生徒の国籍は30カ国、40カ国という学校も珍しくありません。なかには60カ国以上という学校も! まるで世界の縮図です。こうなると、肌や髪の色の違いや発達の違いなどは、もはやどうでもよくなってきます(笑)。マレーシアのそういう大らかさは、大いに気に入っている点のひとつです。


特徴2:新設校が続々と誕生中!


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50mプールを備えている学校も。しかしながら、あまりにも施設が豪華だと、本当に使い切れるのか疑問に思う面も。


クアラルンプールとその近郊にあるインターナショナルスクールは、現在30校以上。毎年、新設校が誕生するので、正確な数を把握するのが難しい状況です。ローカルカリキュラムのプライベートスクール(私立校)がインターナショナル部門を設立したり、学校そのものがインターナショナルスクールに変わったりするケースも。

正直、乱立気味といっていいのですが、それだけ需要があるということ。これは外国からの留学生や駐在員の子女が増えているというよりは、マレーシア人自体にインターナショナルスクールが選ばれているせい。日本同様、マレーシアの公立学校では英語が身につきにくい、というのがその理由のようです。

おかげで「インターナショナルスクール」と名乗っていても、蓋を開けてみると生徒の9割以上が中国系マレーシア人だったり、インド系マレーシア人という学校も。マレーシア独特の呼び方なのでしょうけれど、このような学校は「ローカルインター」と呼ばれています。

ちなみに学費の多寡にかかわらず、英語初級者でも受け入れてくれる学校は、非常に限られています。つまり、30校以上あるといっても、実際には選び放題ではないということです。


特徴3:学校によって学費の差が激しい!


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ワクワクするような楽しい雰囲気の図書室を備えた学校も。毎週、本の貸し出しを行っている学校も多いです。


1年間の学費は、およそ40万~300万円以上と学校によってさまざま(2014年11月現在)。一般に小学校低学年が最も安く、学年が上がるほど高額になります。学校間の学費の差は、ブランドや立地も関係しますが、概ね施設の充実度と先生の国籍の違いと言うことができます。

学費の高い学校は、グラウンドや体育館、プール、バスケットボールコート、図書室など、あらゆる設備が豪華で、先生もイギリス人やアメリカ人、オーストラリア人など、英語ネイティブが多い傾向が。英語ネイティブの先生は当然、海外から招致しなければならないので(場合によっては先生の家族ごと)、それだけ人件費がかかるというわけです。

よって、「学費が高い=先生のネイティブ率も高い」という相関関係が顕著にあります。また、英語ネイティブが多い欧米系駐在員は待遇が厚いせいか、その子女もある程度学費の高い学校に集中する傾向が。(なかには学費を全額補助してくれる会社もあるとか! 全額自費の我が家には何ともうらやましすぎる話です)つまり、「先生もお友だちも英語ネイティブが多い学校」を希望すると、学費が途端に跳ね上がるのです。

逆に学費の安い学校のなかには、グラウンドがない、プールがない、図書室の蔵書が少ないというところも。先生は、海外留学経験のあるマレーシア人やフィリピン人、インド人などが中心で、英語ネイティブは少ない傾向があります。また、生徒もマレーシア人の割合がぐんと高くなります。

余談ですが、学費と併せて考えなければならないのが、入学金はもちろんのこと、保証金(通常は1学期分)やテクノロジーフィーなど。また、クアラルンプールの場合、スクールバス代が意外と高くて、月額RM300~800(約1万~2万8000円)かかるため、この分も考慮する必要があります。(もちろん自身で送り迎えすれば、バス代はかかりません)


特徴4:子どもの話す英語が"マングリッシュ"になる!?


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1クラスが少人数制なのは魅力のひとつ。小学校低学年なら、机と椅子は写真のように配置してグループで授業を受けるケースが多いです。「先生→生徒」の一方通行ではなく、ディスカッションや発表を重視する傾向があります。


シンガポールで話されている英語が、独特の訛りのせいで"シングリッシュ"と呼ばれていることは有名ですが、同様にマレーシアの英語も"マングリッシュ"と呼ばれています。

先に挙げた英語ネイティブ率の関係から、学費の高い学校に通う子はネイティブに近い英語を話す傾向がありますが、ローカルの先生や生徒の多い学校に通う子は訛りのある英語を話すようになります。また、第二言語としての英語のため、ネイティブと比較するとどうしても語彙力が貧弱になるなどの面も。(実際、マレーシアで話されている英語はネイティブのそれよりも簡単で、初級者にもわかりやすいです)

しかしながら、近年は「言語はツールであるから、発音も各国の訛りがあってよく、意思の疎通ができればよい」とする"グロービッシュ"という考え方もあり、このあたりは各ご家庭の判断によると思います。また、ローカル比率の高い学校に通っていても、家庭教師を雇ったり、語学学校に通わせるなどの家庭の努力で、きれいな発音を身に付けているお子さんもいます。

それからここもひとつ重要ポイントかと思いますが、必ずしも「学費の高いインター=学力の高いインター」ではありません。むしろ、学力が高く、結果を出している学校は、学費の手頃なローカルインターに多い傾向があります。


特徴5:カリキュラムはイギリス式が一般的


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小学校低学年からiPadを使い、高学年からは1人1台Mac Book Proを購入し、毎日それを抱えて登校する学校も! (私でさえMac Book Airなのに!!)


かつて英国領だった歴史もあり、マレーシアのインターナショナルスクールは、イギリス式(ケンブリッジ式)カリキュラムを採用している学校がほとんど。なかには、日本でも注目されているIB(国際バカロレア)校も。このほか、アメリカ式、オーストラリア式、カナダ式などの学校があります。

ケンブリッジ式では、year11(16歳)の年齢でIGCSE(International General Certificate of Secondary Education)という統一試験を受ける必要があります。これは義務教育修了資格で、この成績次第でカレッジやユニバーシティなど将来の進路が決まってきます。

IBは、スイスに本部があるヨーロッパの資格ですが、その内容は大学1年に相当し、相当難しいといわれています。クアラルンプールにも、IBディプロマを取得できる学校はいくつかありますが、教える先生の技量も必要であるため、正直IBとは名ばかりなのではないかと思われる学校も...。(最近"マレーシア初のピュアIB校"を名乗る学校が郊外に誕生しましたが、学費がめちゃくちゃ高いです!)

このほか、オーストラリア式、カナダ式にも統一試験があり、大学をめざすならこれを受験する必要があります。いずれのカリキュラムを選択するにしろ、将来どこの国の大学に行くにしろ、大学に進学するには、英語でネイティブと同じ試験をパスしなければなりません。つまり、英語非ネイティブである私たち日本人の場合、子どもの年齢から逆算して青写真を描く必要があるのです。

学年やその子の性格にもよりますが、一般的に英語非ネイティブの生徒が、ネイティブの生徒の英語レベルに追いつくのに、5年程度かかるといわれています。特に小学校高学年以上のお子さんが留学する場合は、各種試験を受験する年齢までどれくらい猶予があるか、またどうしたら追いつけるか、真剣に検討し戦略を立てる必要があるでしょう。


特徴6:少人数制で外国語は小学校低学年から履修


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各教室に電子ホワイトボードを備えた学校もあります。教育におけるIT環境は、意外にも日本よりマレーシアのほうが進んでいます。


1クラスは18~25名くらいの少人数制です。なかには、担任の先生に加えてアシスタントがつく学校も。また、小学校低学年から英語のほかにマンダリン(北京語)やマレー語、スペイン語、フランス語などの外国語の授業がはじまるのも、大きな特徴です。

外国語、音楽、体育、美術などは専任教師が担当します。たとえば、音楽の授業では、ギターやバイオリン、フルート、ドラムスなどを使ったりします。このあたり、日本のメロディオンや縦笛中心の教育とはかなり異なりますね。

しかも別料金を支払えば、マンツーマンで演奏指導を受けられる学校も。他の生徒が通常授業を受けている間、特別レッスンのかたちを取るので、日本だと賛否両論どころか「否」ばかり聞こえてきそうですが...。このほか、小学校低学年からITの授業や、学校によってはファイナンスの授業があるのも特徴的です。


特徴7:徒歩通学や電車通学は難しい


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全校集会では発表会やがんばった子どもの表彰式も。生徒だけでなく親も参加できますが、毎週のように開催する学校もあり、親は割と頻繁に学校に出向く機会があります。


日本では徒歩や自転車、電車などでの通学が一般的ですが、前回も書いたとおり、子どもの誘拐事件が頻発するマレーシアでは、子どものひとり歩きは絶対にしてはいけない行為のひとつです。

学校へはスクールバスを利用するか、親が送迎したり、タクシーをチャーターしたりする必要があります。クアラルンプールのスクールバス代が高いことは前述したとおりですが、あちこちで生徒を乗降させるため、時間がかかるのも厄介な点。自家用車なら20分の距離なのに、スクールバスだと片道1時間かかるというのはよくある話です。渋滞を避けるため、朝6時台のお迎えはざら。親はお弁当や朝食づくり、ピックアップポイントまでの見送りのためにかなり早起きする必要があります。

また、クアラルンプールは広いためにスクールバスが巡回するエリアが限られています。留学の場合はまずは学校を決めたあと、スクールバスが停車するコンドミニアムや、送迎に負担の少ない学校の近くに住まい探しをすることをオススメします。


特徴8:とにかく学校の休みが多い!


多民族国家のマイナスポイントなのですが、とにかく祝日が多いのです! 何せ1年間にマレー系、中国系、インド系の3民族のお正月があるんですから! このほかに、学校によってそれぞれの日程と期間は異なりますが、春休み、夏休み、冬休みに加え、「ミッドタームブレイク」という名の休みが学期の途中に1~2週間あります。

あまりの休みの多さに閉口して、試しに数校の休日を数えてみたのですが、どの学校もトータルの差はほとんどなく、土日合わせると年間半分が休みです。6カ月ですよ、6カ月! 学費を日割するとめちゃくちゃ割高です...。休みのたびに、親御さんたちは時間をどうやりくりしているのだろう、子どもたちは何をして過ごしているのだろうと、本当に不思議です。

欧米系駐在員は夏休みになると家族で4~6週間ものバカンスに出かけていて何ともうらやましい限りなのですが、自営業&共働きの我が家の場合、短期はともかくそれだけの長期旅行は難しいし、たとえ休みが取れたところでお金がいくらあっても足りません! 長期の休みを利用して集中的に子どもに勉強させるお母さんもいるようですが、そこまで面倒を見ることもできず...マレーシアで教育を受ける限り、この悩みと闘いは続くのだろうと思います。


以上、クアラルンプールを中心とするマレーシアのインターナショナルスクールの特徴をざざっと挙げてみました。このほかにも、


  • ・ランチは小学校からお弁当(またはカフェテリアで購入)の学校が多い

  • ・課外活動もあるけれどオプション扱いで有料のことも多い

  • ・体育の授業が少ない

  • ・生徒が掃除をせず専任のクリーナーが行うので、後片付けの習慣が身に付きにくい

  • なども、日本の学校と異なる点かと思います。

    次回は、実際にインターナショナルスクールに通った場合の成果と問題点について書きたいと思います。



    小倉若葉(おぐら・なおよ)
    神奈川県生まれ。WAKUWAKU MALAYSIA SDN. BHD.代表取締役、有限会社デュアル取締役。編集者、ディレクター。青山学院大学卒業後、編集プロダクション勤務を経て、1999年独立。2000年より東京・渋谷区恵比寿に拠点を構え、広告やウェブサイトの制作をする傍ら、NPO法人などでも活動。アートプロジェクトやチャリティイベントなどを立ち上げてきた。2011年3月より徳島に、2012年12月よりマレーシアに拠点を移し、クアラルンプールと東京を行き来しながら、マレーシアの生活情報や教育情報などを発信している。
    主宰する「ワクワク海外移住」では、デイジーのニックネームでブログ「クアラルンプール、ときどき東京。」を書いている。

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      友清哲

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