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春野ユリ春野ユリ  - ,,,  08:00 PM

フィットネスの成功には才能ではなくスキルが必要

フィットネスの成功には才能ではなくスキルが必要

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フィットネスのコーチであり、ニューヨークを拠点にフィットネスのソーシャル・ネットワーク「Fictocracy」を共同創設した私は、数えきれないほどの人々の挑戦と成功秘話に関わってきました。フィットネスがうまくいかないと、「自分にはそもそも才能がないんだ」と言う人がよくいます。しかし、フィットネスは、磨きをかけて進歩させていくスキルだと考えるべきです。

多くのサクセスストーリーがある一方で、たいていの人はフィットネスに失敗し、肥満率は増加しています。しかし、もしフィットネスのコツを理解すれば、必ず成功するでしょう。


モチベーションはあてにできない


私がよく耳にするのは「もっとモチベーションが持てたらいいのに」という声です。フィットネスで肉体改造をするコツは、モチベーションだと思われているようです。でも、それはちがいます。どのような人ならばモチベーションがあると思いますか? ジョーというごく平均的な人物が1月にジムへ入会するとします。最初は猛烈にモチベーションがありますが、悲しいかな、3月ごろには挫折してしまいます。ジムに行かなくなり、罪悪感を覚え、自分の意志の弱さを責めることになります。

フィットネスはモチベーションの問題ではないということを彼はわかっていません。モチベーションはいつしか消え去るもので、あてにできないのです。上達させられるスキルではありません。しかし、以下を実行することで、誰もが理想の体形になれます。必要なものはマインドセット、そして5つのフィットネス・スキルです。


フィットネスは自転車に乗るスキルと同じようなもの


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まずは重要なコンセプトについて説明します。それは「マインドセット」です。心理学では、人は2つの異なるマインドセットに分類されます。「不変のマインドセット」と「成長のマインドセット」です。

不変のマインドセットを持つ人間は、成功は天性の才能によると信じています。ダイエットが続かないといった失敗は、自制心や知性などが性格的に欠けている結果であると考えます。

成長のマインドセットを持つ人間は、成功はさまざまなスキルセットを上達させることで成し遂げられると考えます。熱心な仕事、学習、経験を通して、人生の多様な面で成功するためのレベルを向上していけるタイプです。

たとえば、「自転車に乗ること」について考えるとき、人々は「成長のマインドセット」のレンズを通して普遍的に物事を見ています。初めて自転車に乗ろうとしたときに転んで膝をすりむいても、「私には何かひどくダメな点がある。自転車に乗るのに必要な意志の力と自制心が欠けているのだ」とは考えないでしょう。

そんなふうに考えるのは愚かなことです。まだ自転車に乗るスキルが足りないと思うだけで、どうして転んだのかを考えるはずです。でこぼこ道や草むらなどの慣れない地形で、上手に自転車を乗り回す方法がわからなかったせいかもしれません。

しかし、自転車に乗る話とは違って、フィットネスは「不変のマインドセット」のレンズを通して見てしまうことが多いのです。ダイエットに挫折すると、「なぜ」挫折してしまったのか、どうしたら今後同じ過ちをすることを防げるのかについて考えるよりも、自制心のなさと怠慢を責めてしまいます。

不幸なことに、不変のマインドセットの人は、意志の力を使い「力わざ」で成功しようとします。これこそ失敗への道です。なぜならば意志の力には限りがあるからです。それに頼ると成功にはたどり着けません。


5つのフィットネススキル


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フィットネスがスキルであるなら、それを構成しているひとつひとつのスキルを上達させることで、当然のことながら、フィットネスは上達するはずです。


知識

知識はトレーニングや栄養学を通して得られた、事実に基づくフィットネスへの理解です。知識があれば、計画を立てて遂行できます。

知識は、カロリー理論とそれが体重に及ぼす影響といった基礎的なものと、ダイエット中のレプチン(食欲の抑制やエネルギー代謝の調整に関わるホルモン)増加を目的とした糖質の適切な再補給などの、比較的高度なものがあります。このように、ウェブサイトを読むことでも知識は高められます。信頼できるフィットネスのプロを見つけて、豊富な知識を吸収してください。

でも、ご用心。栄養学とフィットネスの知識はとても大切ですが、逆説的に、誤った方向に誘導してしまう可能性もあります。科学的研究にアクセスしやすくなっているおかげで、現代ほどフィットネスに関する情報が多い時代はありません。そのせいで、知識はしばしば現実より大げさに美化されています。小さな真実が誇張され、誤った方向に人を誘導してしまうフィットネスのコツに仕立て上げられることもあります。実際に、多くの人が知識こそ「唯一の」フィットネスのスキルだと思っていますが、上達ということに関して言えば、致命的な間違いです。

知識は過剰になりやすいものです。なんにせよ、筋たんぱく質生成を最適化するために一番適した食事のタイミングを理解するのは、過食症が止められないようなときには役立ちます。ここで、マインドフルネスの出番となります。


マインドフルネスと自己認識

マインドフルネスとは、自分の感情と環境を吟味して自己認識することです。クライアントと私のよくある会話を例として紹介します。


クライアント:昨日ついつい禁酒を破ってしまい、ダイエットがダメになりました。ひどい話です。手あたり次第に食べ過ぎてしまいました。

私:詳しく話してくれますか? 何が起こって何が引き金となったのでしょうか?

クライアント:めちゃくちゃに食べてしまいました...。徹底的に失敗してしまい、自制心がなくなりました。

私:あはは、馬鹿なことを言わないでください。食べ過ぎる直前に何を感じていましたか、という意味です。何がその感情の引き金になったのですか?

クライアント:え? 取り乱していただけです。


上記の会話の中で、クライアントは根本的な説明は全くせず、食べ過ぎを失敗だとしか見ていません。フィットネスの失敗に関して私が気づいた興味深いことは、自分の失敗から学ばないのが、一番の失敗の原因になることです。仕事や人間関係においては、同じ間違いを繰り返さないためにパターンを見つけようとするのにです。先ほどのクライアントとの会話に戻りましょう。


私:思い出してみてください。そのときどんな気分でしたか。そのパターンを引き起こす原因は何だったのでしょうか。

クライアント:ええと...。トレーニングの日にはあなたは私の基礎代謝カロリーを把握していますよね。私は基礎代謝より50キロカロリー多く食べてしまったので、これで台無しになったと思ったのです。それで不安になりました。目につくものすべてを食べたのは、その不安と折り合いをつけるためだったのです。


マインドフルネスを実践することで、クライアントは自分の食べ過ぎを複数の事象に分解して自分の行った行為に関連づけます。50キロカロリーを余計に摂ってしまったのは挫折ではないことを、クライアントと私は確かめ合いました。このクライアントが次に同じパターンに陥りそうになったら、この経験を使っていつもの行動パターンを阻止できるでしょう。

こういった自己認識を「フィットネスの知恵」と思ってください。自分自身と自分の感情を学ぶ能力です。それがなくては、過ちから学べないでしょう。「トーテム・エクササイズ」と私が名付けたことを実行すると、マインドフルネスが鍛えられます。


自己への思いやり

ダイエットを台無しにしてしまう人の典型的な感情は憎悪、罪悪感、自己嫌悪です。

絶対に減量できない多くの人は、ダイエットを失敗したせいで生涯そういう感情を抱き続けます。それでもまだ、意志の力に頼り自分の無能さを克服しようとして、何度も何度も挑戦しますが、毎回悲惨な結果に終わります。

こういう人たちのための解決策は、フィットネスをスキルと考えることです。自己への思いやりを発達させればそれができると証明している研究があります。自己への思いやりを見せる人は過ちを許し、再度挑戦できるのです。

これはちょっと「メタ」な話になりますが、自己への思いやりを「フィットネスをスキルと考えられるようになるスキル」と考えれば、スキルとして上達させられるものということになります。
次回挫折したら、一息入れて、何がまずかったかを考えるマインドフルネスを発揮してください。


謙虚さ

『Intermittent Fasting』の著者であるMartin Berkhan氏が「朝食はそれほど重要ではない」と言っているのを初めて聞いたときは憤慨しました。 朝食は明らかに一日のうちで一番重要な食事だということは誰でも知っているのに、と。

信頼できる誰かが発表したフィットネスの情報が、自分が正しいと思っていることと矛盾するときのことを考えてみてください。腹が立ちませんか?この反応は正常であることが明らかになっています。人は自分が深く信じていることとは矛盾しつつも信頼性のある情報に遭遇すると、今まで以上に既存の信念に固執するという研究結果があるのです。

その後、Martin氏は正しかったと私は発見しました。朝食を取らないようにし始めたら、その成果が出たのです。週に80時間以上働く起業家として、朝食を取らないことで数えきれないほどに生産性が増した時間があったのです(筋たんぱく質生成はトレードオフとなってしまうようですが、生産性向上のための交換条件として諦めました)。

信じられなかった情報を試せたのは、私に謙虚さがあったからです。自我を抑えて、自分が間違っている可能性に対しても心を開いたのです。フィットネスについて、あるいはその他のスキルについても、学べば学ぶほど自分が知らないことの多さに気付くのです。

謙虚さは、あらゆるスキルを上達させるためのモチベーションを与えるスキルです。それがなければ、成長が止まってしまうでしょう。あなたの信じることと矛盾することを誰かが言って反発を感じるときは、自分の信じていることが正しいかよく検討して、心を開くのです。


習練と習慣づけ

私たちには厄介な問題があります。仕事で難しい決断をすること、ジムに行くかどうか決めること、ケーキの誘惑に打ち勝つこと、これら全部が同じ精神力を使って行われていることです。自らの精神的な消耗を感じると、フィットネスに必要な意志力や自制心をも消耗してしまうのです。この厄介な問題を解決するには、実は自然にまかせるだけでいいのです。

「何か」が十分な頻度で繰り返されると、それを実行するという「決断」は脳の大脳基底核と呼ばれる部分で行われるようになります。ひとたび大脳基底核に入ると、その行動決定は無意識に行われるので、もう意識を消耗するような決定は必要としなくなります。これが「習慣」と言われるものです。

「習練」は習慣を作り出せるようにするスキルです。毎日同じ時間にジムに行くとか、1日の終わりに明日の食事の準備をするとか、何度も何度も一つのことを繰り返し行うことで「習練」します。

習慣も最初は意志の力を必要としますが、これは意志の力の賢く有益な使い方です。習練は車を発進させるときの「バッテリー」のように意志の力を使うことを可能にします。これに対して、車を走らせ続けるのはエネルギー源です。


次に何をするか?

まず、ダイエットとトレーニングの計画を最低8週間分立てましょう。これにより自分が何をするべきかの調査が必要となり、自分の「知識」にスキルセットが加えられます。多少の時間をかけて自分の目標とライフスタイルに合った計画を見つけるのです。

さあ、ここからが大切です。できる限り自分の選んだプログラムを持続してください。でも、途中でちょっと挫折することもありうるとも思ってください。そうなったときは、ここに並べたスキルを順番にやってみましょう(こっそり優先度が高い順番で紹介してきました)。そうすれば、何をもっと上達する必要があるかがわかるはずです。

ダイエットにたびたび挫折してきましたか? それなら、原因を見つけるためにマインドフルネスを発揮してください。たぶんいくつかのトレーニングを飛ばしてしまったことで罪悪感を覚えて、いつもの状態に戻れなくなっているのではないでしょうか。それなら、自己への思いやりを発揮するときです。

朝しかトレーニングをできる時間がないなら、習練により何が何でも毎日早起きする習慣を作ってください。1つずつのスキルを実践して自分が上達する必要があるものを見極めてください。なかには、マインドフルネスのように、意識するだけで上達できるスキルもあります。

フィットネスがスキルであると理解することで、違ってくることがおわかりでしょうか。小さな失敗を犯したら、それを分析すれば、さらに上達できます。日課をきっちりこなす規則正しさがありながらも、失敗したときは自分を思い切り許してください。それこそが、過ちから学ぶから学ぶ強さと間違いを犯す勇気をも兼ね備えた、素晴らしい人物になる道すじなのですから。

だから、外見を変えることに成功するには、まずは内面を変える必要があります。 幸運を祈ります。


Fitness Is A Skill | Fitocracy

Dick Talens(原文/訳:春野ユリ)
Image by Venimo (Shutterstock). Additional photos by Aaron Brinker, U.S. Navy (Flickr).

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