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印南敦史  - ,,,  07:30 AM

本物の「グローバル志向」を求め、2年間かけて世界50カ国を旅した先に見えたもの

本物の「グローバル志向」を求め、2年間かけて世界50カ国を旅した先に見えたもの

僕らはまだ、世界を1ミリも知らない


きょうご紹介したいのは、約2年にわたって世界50カ国を旅し、その過程で1000人を超える人たちと出会ってきたという著者による『僕らはまだ、世界を1ミリも知らない』(太田英基著、いろは出版)。


インターネットをフル活用して、世界中の逢いたい人にコンタクトを取りながら旅をしていた。(中略)朝から晩まで観光そっちのけで様々な出逢いを全力で楽しんできた。『どこへ行くか』よりも『誰と出逢うか』。僕の旅の醍醐味は人との出逢いだった。それは、僕の旅が(中略)世界を舞台に活躍できる人間になるための旅だったからだ。(「はじめに」より)


「自分探し」のような曖昧さだけを抱えて旅に出る人は少なくありませんが、著者の旅が特徴的なのは、上記からもわかる目的意識に基づいていた点。しかもそれは、学生時代に起業して相応の成功をつかみながらも、「まだ、世界を1ミリも知らない」という事実を突きつけられたことが発端だったといいます。世界一周に出た理由について書かれた第一章「フィリピン留学」を見てみましょう。


頭のなかにある地図は、世界地図?


起業して間もないころ、著者はある外資系コンサルティング会社の重役から「グローバルにビジネスを展開するとは、どういうことか?」と問われたそうです。当時の著者の「グローバル志向」とは、「アイデアを思いついたら、まず東京でやってみて、うまくいったら地方に進出。日本での地盤を固めたら、アジアから徐々に海外進出」というもの。しかし、「それは違う」といわれたといいます。


本当にグローバルなアクションを取る人というのは、いいアイデアが浮かんだら、(中略)はじめから世界を舞台に物事を発想できる人だと。その方は続ける。「そして、彼らは世界中にビジネスの相談ができる繋がりを持ち、すぐに現地の知り合いに連絡をして調べてもらうことができる。(中略)とりあえず東京から...なんてことを彼らは絶対に考えない。何より先に、閃いたアイデアをこの地球上の誰が必要としているのかを考えるんだ。こういう思考ができる日本人がまだまだ少なすぎる」。(24ページより)


このことばは著者に「なんて自分の考えているスケールは小さいのだろう」と痛感させることに。そしてそれが、日本を飛び出すきっかけになったというわけです。それが25歳のときのこと。(22ページより)


結局、なにが大切なのか


著者はまず最初に、世界一周の旅で取り組む2つのテーマを決めます。ひとつは、「20代の若者を中心に、世界を舞台に生きる魅力を伝えたい、世界を舞台に動くのは楽しいことなんだと伝えたい」ということ。そのため、世界各地においてビジネスというフィールドでがんばっている日本人をたずね、彼らのことをインターネットでリポートしていくことに決めたのだといいます。

そしてもうひとつは、とにかくインターネットサービスをフル活用しつつ、「おもしろそうだな」と思う人がいればどんどんアポイントをとる。そうやって世界中の人と交流し、学ぶこと。


だから、僕の旅の装備は一風変わっていた。バックパックの中にワイシャツ、ネクタイ、ジャケット、そして革靴を持っていくことにした。自分のプロジェクトも正式に立ち上げて、WEBサイトの開設をサポートしてくれる仲間にも恵まれた。自分の旅を連載してくれるメディアとの連携に奔走したりして、あっという間に時間が流れていった。(28ページより)


しかし、そんななかで感じたのは、英語を話せることの大切さ。「通訳を使っている時点で、コミュニケーションの総量は50%オフになる」という思いから、まずは英語を学ぶことにします。(27ページより)


「英語なんかなくても旅はできる」は本当か?


「英語ができなくても旅は楽しめる」とはよく聞く言葉。それを否定はしないけれども、「英語ができれば旅はもっと楽しくなる」というのは間違いない。問題は、どうやったら数ヶ月で付け焼き刃でも英語を話せるようになるかだ。(33ページより)


そこで著者が選択したのは、たまたまインターネットで見つけたフィリピン留学という手段でした。かくして「絶対にフィリピンで英語を学んで、ペラペラになってやるんだ」と心に決め、世界一周の旅に出る前に3カ月間の短期留学をすることに。

フィリピン留学の魅力のひとつ目は、圧倒的なコストパフォーマンス。毎日4~6時間のレッスンに加え、3食・寝室つきで月額10万円から20万円だとか。もちろん、物価や人件費の安いフィリピンだからこそ可能なこと。ふたつ目は、マンツーマンレッスンのメリット。話したり聞いたりすることが苦手な日本人にとって、会話の量がものをいうマンツーマンの効果は絶大だというわけです。そして最後は、フィリピン人の英語は初心者にやさしいということ。

結果として英語を話せるようになった著者は、「英語を学びたいんですけど、どうすればいいですか?」と聞かれたら、迷わずフィリピン留学をオススメすると書いています。(33ページより)


世界を巡って見えてきたこと


さて、ここから先の第二章から第八章まで、つまり本書の大半は、著者が見て感じた旅行記で占められています。移動ルートは北米~中米~南米~アフリカ~ヨーロッパ~中東~アジア。各地で体験したさまざまなエピソード、そこから著者が得たものなどは、とても読みごたえがあります。

そしてもうひとつのポイントは、著者のこうしたアクションが、ストーリーとしてきちんと完結していること。第九章「帰国、その後」に書かれていますが、帰国後、「さて、これからなにをしようか?」と考えた結果、自身の原点というべき場所に戻っていくのです。


間違いなく日本人には「仕事ができる人」が多い。ただ、その能力を海外で発揮するために必要な語学力が世界水準に遠いのがネックだ。逆に言えば、そこを克服していくことができればチャンスはまだまだあるということ。
...僕のやるべきことが見えてきた。もっとたくさんの人に「語学力」を授けたい。(288ページより)


語学力を身につければ、優秀な日本人は活躍の舞台を世界へと広げることができる。そんな思いから、フィリピン留学の口コミサイトを立ち上げることに決め、2013年4月に「School With(スクールウィズ)」を開設。現在は数カ月に1度、フィリピンへ出張しているのだそうです。世界へ出るに際し、自分に欠けているものを考えた結果として行き着いたフィリピン留学が、結果的にはライフワークにつながっていったということ。とても興味深い結末だと思います。(282ページより)



グローバル化の重要性が叫ばれるようになって久しいですが、「では、実際にどうしたらいいのか?」という段階で二の足を踏んでいる人は少なくないはず。しかし本書に目を通してみれば、「考え、そして動いてみる」ことの大切さを実感できると思います。

(印南敦史)

  • ,,,,, - By

    香川博人

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