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yamasaki  - ,  06:00 PM

株価が急騰・急落! 手を出しにくい相場への2つの対応策~マネーハック心理学23

株価が急騰・急落! 手を出しにくい相場への2つの対応策~マネーハック心理学23

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上げ続ける相場はどうにも居心地が悪く感じるのがFP山崎(@yam_syun)の相場観です。だからといって手を引いていると株価は上げ続けることがしばしばで、投資のつきあい方は難しいものがあります。

例えばここ数カ月は一気に株価が上昇し、一気に下落した時期でした。4カ月で16.9%値上がりしたかと思えば、なんと1カ月で12.7%値下がりして、執筆時点ではおおむね半分戻るというめまぐるしさです。ここまでジェットコースターだと、手を出せずにこまねいているうち、資産を増やすチャンスを損なったりします。いいタイミングと思ったら大失敗する恐れもあります。何か対策はないものでしょうか。

投資において非合理的な行動を取りがちな私たちの理由を、「行動ファイナンス」の目線も交えて解き明かし、今後の投資に役立てるヒントを探してみましょう。


短期的に上下動する相場は手を出しにくい


執筆時点の前後は、上昇相場が続いたかと思えば、一気に急落してはまた戻るという忙しい株式マーケットになっています。

日経平均株価でみれば5月の中旬に14006円だった株価水準は9月半ばまでおおむね一貫して上昇し、16374円まで高まりました。16.9%くらい一気に値上がりしていますから、資産を大きく増やすチャンスでした。

しかし、その後14533円まで下落しましたので、割合にして12.7%の下落です。最高値で投資をスタートすれば100万円の元本も10万円以上へこむインパクトでした。かといって下げ続けるわけではなく、相場は戻りつつあり執筆時点では半分ほど戻っています。最高値で投資をした人もあわてず売らずにいれば元本割れの半分はもうなくなっている計算です。

こうした短期的に上下動する相場はなかなか手を出しにくいものがあります。しかし、手をこまねき続けるといつまでも利益を得るチャンスにありつけないことになります。

「あのときが絶好の購入チャンスだった」「あのとき売ればよかった」と後から振り返るのは簡単です。しかし、実際に相場が動き続けている中に立てば「今がピークでこれから下がるかも」「もうちょっと上がってピークがくるかも」などいろんなことを考えてしまいます。なかなかうまく投資することはできないものです。


値上がりは待てず、値下がりは放置してしまう後悔回避の感情


人間の投資心理の難しさを示す行動ファイナンスの研究成果のひとつに「後悔回避」というキーワードがあります。よくあるパターンは「売り逃し」で、購入価格より値下がりを始めた株を売るとき、合理的な判断ができないというものです。

つまり「今売れば自分の失敗が確定する」とためらうことでずるずる値下がりしてしまう株を売れなくなってしまうのです。

売買パターンとしては、値上がりし始めた銘柄については早く売りすぎるということも知られています。もうちょっとのんびりかまえていれば、もっと値上がりしていたかもしれませんが、早く利益確定したくなってしまうのです。

こちらは「値上がりするかもしれないが、今の利益を確保できないのは悔しい」というような判断が働くためです。


投資に詳しくなっても、メンタル的に乗り越えることは難しい


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それならば、相場の騰落予想を行う力を高めることで、上昇や下落のタイミングを見極められると思う人もあるでしょう。しかし、相場観を極めようとする努力は、一般的な個人にとっては労多くて益少なし、というところです。なぜならマーケットに詳しくなって知識が深まるほどに、判断する材料も増えていくため、理性的に判断することが簡単になるどころかむしろ難しくなるからです。ジレンマですね。投資に通じることや経験はプラスになることもあれば、バイアス(判断の偏り)になることもあるので、一長一短の要素が常にあるのです(それでも無知よりはよい)。

プロのファンドマネージャーは、個人投資家に比べ何倍もの時間を費やし投資を行いますが、彼らだけ勝ち続けるわけでもありません。もちろんマーケットで勝つことを目指すとはいえ、株価が上がっているときにそれ以上勝ち、下がっているときにもプラスを維持するようなことはほとんど不可能なのです。

相場の動きそのものも非合理的要因を含むからこそ、理性的に判断できる人が相場を正しく見極められるとは限らないという矛盾も存在します。結局のところ、私たちは非合理的世界に生きている非合理的存在であり、相場とのつきあい方には一工夫が必要というわけです。


上下動する相場へのつきあい方は2つ考えられる


それでは非合理的な判断を行う自分を認め、上下動する相場につきあうとしたらどう考えていくべきでしょうか。FPとしてはいくつかのヒントを提案することができます。


1.自動的な積立投資でつきあう

定額を自動的に買い付ける積立投資のシステムは、個人が非合理的な相場と非合理的な投資判断を乗り越えてつきあう最善の方法のひとつです。

ほとんどすべての証券会社では「積立投資信託」の購入が可能となっており、これは指定日に一定額を投資して指定商品を自動購入する仕組みです。この仕組みの最大の利点は「株価や為替の騰落で投資判断にためらいが生じ、非合理的にストップさせるリスクを排除できる」ところです。後悔することなく自動的に購入が行われます。

また、定額購入にすることで「株価が高いときは株式投資信託の口数を少なく買う」ことが可能です。購入額は一定なので、株価が上がっているときは購入口数を少なくする調整をしてくれるのです。株価が下がっているときは相対的に口数を多く購入する効果も生まれます(積立投資信託は1円単位で購入できるため)。

自動的な積立投資は、最善のパフォーマンスを得るテクニックではありません。しかし非合理的行動で「投資しない」を避ける大きな力となってくれます。


2.部分的に売る/買うを実行してみる

積立投資以外で取り得る次の選択肢は「部分的な売買」です。これは相場の上下動を実際の行動で有効化することができ、かつ裏目に出たときにも歯止めとなりうる選択肢です。

私たちは、投資と言えば「全額買い!」「全額売り!」だと思い込んでいます。しかし「一部買い」「一部売り」でもいいのです。

たとえば、1万円単位で売買できる投資信託があったとして、200万円の財産のうち、100万円分を購入したとします(5割まで投資すると決心したと仮定)。もし20%値上がりしたとすれば全体で220万円となりうれしい話ですが、投資ウエートは54.5%まで上昇してリスキーな状態です。そこで、「投資5割」の最初の決心に従い、10万円分のみ利益確定します。

これで「投資信託110万円:定期預金110万円」となり投資5割の原則に戻り、かつ利益確定も成功します。株価が上がり続ければ110万円は投資継続になりますし、株価が値下がりすれば、利益確定した10万分は被害を免れます。

逆の方法も考えられます。先ほどの例で株価が値下がりして「投資信託90万円:定期預金100万円」となったとき、投資比率は47.4%とダウンしています。ここで5万円分定期預金を解約し「投資信託95万円:定期預金95万円」の「投資5割」にするのです。

下手な判断で何十万円も追加投資した上、さらに値下がりするようなダメージは避けられますし、株価が回復したときは早く原点復帰することができます。この方法は「リバランス」といい数百億から100兆円の規模の年金運用でも基本的な戦略となっています。国の年金運用で2012年度に11兆円、13年度に10兆円稼いだのもこの方針によります。

個人がこの選択肢を活用するには、投資信託やETFのように一部分を売却しやすい商品が有効です。そして、少しだけの勇気と手間が必要になります。積立投資のように完全に自動化されてはいないからです。しかし、急騰や急落のタイミングで実行できれば、長い目で見てかなりの合理的投資行動になることでしょう。


ある程度の非合理は仕方ない 長い目でみた効率化を目指せ


相場の格言でも「頭と尻尾はくれてやれ」といいますが、最安値で買って最高値で売ることはほとんど不可能です。仮にうまくいったとしてもそれは「たまたま」です。

それよりもむしろ「ある程度の非合理行動は受け入れ」て「全体として効率化する」方法を考えてみてください。そのほうがよっぽど省力化でき、よほどパフォーマンス改善に役立ちます。自分も世の中も完璧ではなく、非合理的だと考えれば、ちょっと気が楽になりませんか? 行動ファイナンスの成果は、そうした人間味なのではないかと思います。


(山崎俊輔)
Photo by Shutterstock.

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    香川博人

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