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堀込泰三  - ,,  09:00 PM

科学で検証:米国版「おばあちゃんの知恵袋」は本当に本当なのか?

科学で検証:米国版「おばあちゃんの知恵袋」は本当に本当なのか?

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日本語に「おばあちゃんの知恵袋」という言葉があるように、アメリカにも「Old Wive's Tale」という言葉(迷信と訳される)があるそうです。でも、中には眉唾物も多く、何を信じていいのかわからないという声も。そこで、アメリカで一般的な"知恵"を8つ取り上げ、その真偽を検証してみたいと思います。


病気にはチキンスープが効く:ほぼ真実


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病気のとき、あたたかいチキンスープほどおいしいものはありません。水分補給や鼻づまりの解消など、明らさまな効果もありますが、それ以外にもたくさんの効果があります。ジャーナル『Chest』に発表されたStephen I. Rennard医師の論文によると、標準的なチキンスープには、もうひとつ別の効能があるようです。それは抗炎症作用。炎症は、感染に対する身体の初期反応の1つで、免疫系の重要な役割を果たしていますが、そのまま放置すると急性気管支炎鼻炎につながります。

『American Journal of Therapeutics』に掲載された別の研究では、チキンスープおよび鶏胸肉のエキスについて調査を行い、それらがインフルエンザに効くことを発見しました。鶏胸肉に含まれるカルノシンとその派生物であるアンセリンが、風邪やインフルエンザのようなウイルス感染の治療や予防に寄与することがわかったのです。これらの効果と、美味しいことを考慮すると、この件に関してはおばあちゃんの知恵が正しいと言えそうです。


風邪には大食、熱には絶食:ほぼウソ


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この諺は、少なくとも中世には存在していました。風邪と戦うためにはよく食べてエネルギーを補給し、熱があるときには食べない方がいいと言われています。その理由は、食べると身体が熱くなるため、熱があるときにはできるだけ体温を上げない方がいいということのようです。ジャーナル『Clin Diagn Immunol』に発表されたオランダのある研究では、この迷信を支持するわずかな証拠が見つかっています。とは言え、著者の1人であるEven Gijs van den Brink氏は、この研究はあまりにも小規模なため、この結果に基づいて行動を変える必要はないと述べています。

身体が正しく機能するためには、病気の有無にかかわらず、水とエネルギーが必須です。NYU Langone Medical Centerでは、この迷信に対する別の見解を示しています。


現在の医学では、「風邪には大食、熱には絶食」という格言は嘘であり、むしろ危険であるとされています。特に発熱を伴うような感染の場合、身体に必要な栄養や液体を拒否している場合ではありません。その他の体組織と同様、免疫系が正しく機能するにはエネルギーが必要です。例えば、途上国における深刻な栄養失調は、深刻な感染症による命の脅威をもたらす大きなリスク因子となっています。さらに、液体を口にすることは、発汗や粘液産生によって失われた水分の補給につながります。


要するに、この迷信はあまり正しいとは言えません。むしろ、「風邪には大食、熱にも大食」とするべきではないでしょうか。自分の気持ちに関わらず、身体にはエネルギーが必要なのです。「Duke Medicine」のブログでは、栄養士であり臨床試験マネジャーでもあるDenise Snyder氏が、これについて書いています。


この迷信はずっと、民間伝承とされてきました。確かに、発熱時に食べる量を減らすと、何らかの免疫反応はあるでしょう。でも、栄養士として、絶食を勧めることは決してありません。


ですから、次に気分が悪くなったら、シンプルなルールを守ってください。たくさんの液体を飲み、お腹がすいていなくても、食べられるときに食べるのです。


寒いと風邪をひきやすい:部分的に真実



寒いから風邪をひくわけではありませんが、寒い状態でいると病気になりやすいのは事実です。寒い季節には屋内で多くの時間を過ごすと思いますが、これは同時に、さまざまな細菌が拡散しやすいことを意味します。それ以外にも、風邪をひきやすくなる証拠はいくつか存在しています。

専門誌『Family Practice』に掲載されたCommon Cold Centre局長のRonald Eccles氏の研究など、多くの研究において、寒さと風邪の症状の間にはほとんど相関がないことが示されています。Anice C. Lowen、Peter Paleseらが専門誌『Pathogens』に発表した研究では、気温と湿度がウイルスの伝播に関係することが示されました。室温を20℃以上、湿度を中程度から高いレベルに保つことで、インフルエンザの流行を防ぐことができるのです。

Common Cold CentreのRon Eccles氏による別の研究では、体温の低下は気道の血管収縮を引き起こし、免疫反応を抑制し、一般的な風邪の症状の発症につながる可能性があることが示されています。つまり、寒いからといって風邪をひくわけではありませんが、寒さが感染にとって理想的な状況を創り出すことはあるようです。


身体の熱の大半は頭から失われる:ほぼウソ


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この迷信はいろいろなところで耳にします。セントラルヒーティングが導入されるまで、夜は家の中でも非常に寒いのが普通でした。そのため、昔のマンガで見るようなナイトキャップと呼ばれる帽子をかぶって、熱が奪われないようにしていたものです。確かに、全身で唯一むき出しになっているのは頭だけですから、それは妥当な対策と言えるでしょう。これが転じて、いつの間にか、このナイトキャップがないと頭から大量の熱が失われていくと考えられるようになりました。

1950年代に行われた研究も、このような迷信に一役買っているようです。The New York TimesのAnahad O'Connor記者が、ルイビル大学医学部で低体温を専門とする麻酔医であるDaniel I. Sessler医師に、インタビューを行っています。


Sessler医師によると、これらの研究は、被験者に北極用サバイバルスーツを着させて、極寒状態にさらして行われたそうです。スーツは首から下だけをカバーするものだったため、当然、身体の熱のほとんどが頭から奪われていきました。でも、このような比較はフェアではない、と同医師は言います。もし水着を着て同じ実験をしていたら、頭から失われる熱は、おそらく10%程度にすぎなかっただろうと。


同医師は、顔、頭、胸上部は、他の部分よりも熱に敏感だと説明しています。つまり、帽子をかぶると温かく感じるかもしれませんが、実際は、他の部位に衣服を追加するのと熱の損失は変わらないのです。


ニンジンは目にいい:部分的に真実



ニンジンを食べると視力がよくなると、昔から信じられてきました。でも、野菜を食べただけで目がよくなるなんてことはあるのでしょうか? 答えは、YesでもNoでもあります。ニンジンは魔法のように視力をよくするわけではありませんが、目の健康維持には役立ちます。そもそも「目にいい」という迷信は、第二次世界大戦中に用いられた「イギリス空軍の兵士は暗闇でもナチスの飛行機を落とせる」という根拠のないプロパガンダに端を発します。とはいうものの、ニンジンはベータカロチン(ビタミンA)が豊富なので、有益なのは間違いありません。

ビタミンAは脂溶性のレチノイドであり、免疫機能、視野、生殖、細胞間の情報伝達に関係します。米国保健福祉省は、目の健康についてこのように説明しています。


ビタミンAは、ロドプシンに不可欠な成分として、目には欠かせません。ロドプシンは、視細胞において光を吸収する役割を果たすたんぱく質で、結膜粘膜および角膜の分化や機能をサポートします。


生のニンジンを毎日半カップ食べると、1日のビタミンA必要量の184%を摂取できます。あのオレンジ色の根菜が苦手という人は、レバー、魚油類、牛乳、卵、葉物野菜、トマト製品などにもビタミンAが豊富に含まれます。ビタミンAを摂取し続けていれば、将来における目の問題が起こりにくくなるでしょう。


テレビを近くで見ると目に悪い:部分的にウソ


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この迷信を聞いたことがない人は、子どものころテレビがなかった人だけでしょう。これに関しては、ある程度は事実に基づいていると言えます。米国のGE社は1967年、自社製CRTカラーテレビがX線を放出しているという警告を出しました。そして、子どもはテレビを離れて見るように促したのです。これが小さなヒステリーを呼び、テレビの近くに座っていると目に悪いという迷信が作られました。

アメリカ食品医薬品局(FDA)はその翌年、放射線規制法(現在の連邦食品・医薬品・化粧品法C章「電子的製品の放射性管理」)を制定します。それ以降、テレビに対するX線規制が行われており、最近のLCDおよびプラズマスクリーンはX線をまったく放出しなくなりました。つまり、画面の近くでテレビを見ていても目には悪くありませんが、長時間の視聴は眼精疲労につながります。これを防ぐためには、休憩をたくさん取るのが正解です。


1日の食事の中で、朝食がいちばん大事:部分的に真実


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これもあちこちで聞くと思います。でも、何が大事かは人それぞれです。

朝食には、健康に関して考慮すべき要素があります。『American Heart Association Journals』に発表された論文によると、45歳から82歳の男性を16年間追跡した結果、朝食を食べることで、冠状動脈性心臓病のリスクが下がることがわかりました。また、Endocrine Societyで発表された別の研究では、女性を対象に調査が行われ、朝食を抜くと肥満女性にインスリン抵抗性が生じ、糖尿病にかかりやすいことが示されています。子どもに関しては、『The American Journal of Clinical Nutrition』に発表された研究で、朝食を抜くと集中力と学習に支障をきたすことがわかっています。この傾向は、栄養失調のリスクがある子どもほど顕著でした。テキサス大学オースティン校で運動生理・保健教育学を教えるJohn L Ivy教授が、年齢性別を問わず朝食が重要な理由を説明しています。


朝食には、身体のエネルギーレベルを即座に上昇させ、夜間絶食後の血糖値を通常レベルに戻す効果があります。また、筋肉や肝臓のグリコーゲン貯蔵量を増やす働きもします。筋肉や神経系は、エネルギー源として炭水化物を好みます。炭水化物が足りないと、トレーニングや運動のパフォーマンスが低下するとともに、疲れやすくなります。


(中略)朝食は、1日の認知機能にも大きく影響します。朝の時間帯に炭水化物の補給を怠ると、血糖値が低下し、集中力と知的作業のパフォーマンスに悪影響を及ぼします。研究では、朝食を食べる子どもの方が学校での成績がよいだけでなく、運動面でも活発であることが示されています。また、朝食をとることで、集中力が高まり、午前中の集中力および記憶力の低下が少なくなることもわかっています。


何が重要かは、あなたのスケジュール、ライフスタイル、職業によって変わってきます。いずれにしても、私たちにエネルギーが必要なことは変わりません。朝食は、1日で初めて自分にエネルギーを補給するチャンス。得られる恩恵が身体的なものであれ精神的なものであれ、その重要性を完全に否定することはできません。朝食を意味する「breakfast」の語源は、「break + fast」(絶食を破る)です。つまり、朝起きてすぐ食べる場合でも、ランチまで食べない場合でも、最初の食事が重要になるのです。

他にも、朝食に関するさまざまな研究がなされています。体重を落としたいとき、朝食を食べることがプラスなのかマイナスなのかを示す証拠はありません。アラバマ大学の研究では、300人の軽肥満および肥満の大人を2グループにわけ、一方には朝食を取らせ、他方には取らせないという実験をしました。16週間後、朝食と体重の増減の間には有意な差がないことがわかりました。

ベーコンと卵の朝食である必要はありませんが、1日のはじめに食べる食事は重要です。あなたの目標がなんであれ、栄養満点なその日最初の食事は、精神的な集中力と長期的な健康に恩恵をもたらすのです。


指の関節をポキポキならすと関節炎になる:ほぼウソ



関節を鳴らすときの音は、指の骨ではなく、関節内の流体によるものです。一方で、関節炎は、関節内の軟骨が減少すると発生します。指を激しく鳴らすと関節炎になると言われると、妥当なような気がしてしまいますが、実際はそうではないのです。

『Journal of the American Board of Family Medicine』に掲載の研究では、関節炎を持つグループとそうでないグループに注目し、それぞれのグループメンバーに関節を鳴らす癖があるかどうかを調べました。結果、指を鳴らす癖があったのは全体の20%、関節炎があるグループでは18%でした。そして、指を鳴らさないのに関節炎を持っていたのは21%を超えていたのです。つまり、指を鳴らさない人の方が、関節炎の確率が高いことを意味します。『Western Journal of Medicine』に掲載されたこちらの論文など、その他の研究でも同様の結論が出ています。

指を鳴らすことと関節炎の関係は認められていないものの、やはりあまり身体にいいことではないようです。1990年に『The Eular Journa』に発表された論文では、指を鳴らす癖は手の機能障害に寄与し、握力が弱まる可能性があると記されています。ですから、指をポキポキ鳴らしても構いませんが、やり過ぎには注意が必要です。


Patrick Allan(原文/訳:堀込泰三)
Photos by David M. Schrader (Shutterstock), Pashtet82 (Shutterstock), The Marmot, Bonita Suraputra, Ryan Hyde, regan76 and Shutterstock

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    香川博人

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