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印南敦史  - ,,  07:30 AM

仕事や人生の悩みは、禅の考え方を知ることでクリアになる

仕事や人生の悩みは、禅の考え方を知ることでクリアになる

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執着心をできるだけ軽くし、執着心から離れたこころをつかみ取る。そして、他のものと比較するような二元的な考えを持たないことが必要です。
人は他と比較するから悩むのです。(中略)自分は自分と考え、自らの本分を生かし、今できることに必死に立ち向かう。すると結果は必ずついてくる。
自分の人生を前向きに捉え、一生懸命に生きること。これが禅の考え方です。
(「はじめに」より)


禅が教えるビジネス思考法』(枡野俊明著、日経ビジネス人文庫)の著者は、曹洞宗・建功寺の住職であると同時に、世界的な庭園デザイナーとしても知られる人物。以前ご紹介した『寂しさや不安を癒す 人生のくすり箱』(KADOKAWA/中経出版)も、大きな話題を呼びました。本書は、2011年に刊行された『禅 シンプル発想術』を加筆、改題したもの。禅の考え方を仕事や人生に生かすための、さまざまなヒントが紹介されています。

きょうは特にビジネスパーソンに役立ちそうな第2章「守 夢とは、こだわりとは、社会とは、集合体で生きるとは──」に目を向けてみましょう。


性格が合わない上司と、どうつき合うか


【処処全真 しょしょぜんしん】
現前しているものは、すべてあるがままの真実の世界。(63ページより)


人間の先入観は厄介なもので、評判や噂を耳にすると、勝手なイメージがどんどんふくらんでいきます。しかし色眼鏡で相手を見るのではなく、自分の心を真っ白にして接する。これが人間関係の基本だと著者は記しています。

それは相手が上司でも同じ。「こういう人に違いない」という思い込みをなくし、心を平らにした状態で接してみる。すると、イメージとはまた違う相手の素顔が見え、苦手意識がなくなるかもしれないといいます。しかしそれでも自分と合わない部分があったなら、「それはそれでいい」のだとか。合う部分や合わない部分があって当然なのだから、合う部分に焦点を当ててつき合えばいいということです。

そもそも禅では、「好き、嫌い」「良い、悪い」とものごとを二分するのではなく、その次元を越えて俯瞰的に見ていこうという考え方をするのだそうです。無理にどちらかに分けるのではなく、合うところは合うし、合わないところは合わないで、あるがままに受け止めればいいという考え方です。(60ページより)


なんのために働くのか


【一日不作 一日不食 いちにちなさざれば いちにちくらわず】
自分がなすべきことを行なわなければ、その分、食事をしない。(70ページより)


どんなことをしてでもお金を稼ぎたいという人がいます。一方、お金は二の次にして働き、感謝される仕事をしている人もいます。いったい、どちらが幸せなのか? この問題について論じるに際し、著者はお経にある「来るも一人、去るも一人、一人とて従う者なし」ということばを引用しています。

生まれてくるときに友だちと一緒だったわけではないし、亡くなるときも親しい人と一緒に逝くわけではない。いくら稼いだところで、人間は裸で生まれ、裸で死んでいく。その基本に立ち返ると、「お金のために働く」という考え方に疑問が湧いてくるのではないかということ。もちろんお金がなければ生活していけませんが、自分の本分を一生懸命に全うしようとしている人には、お金が自然とついてくるものだといいます。(67ページより)


失敗することが怖い


【歩々是道場 ほほこれどうじょう】
一歩一歩すべてが修行の道場。(76ページより)


自分の能力のうち、70%でできる仕事と、100%以上の力量を求められる仕事があったとしたら、どちらを選ぶでしょうか? この問いに対して著者は、「ラクにできる仕事のほうがいいと言う人がいるかもしれませんが、それではせいぜい現状維持がいいところで、前進はありません」と断定しています。人生を豊かにしていくためには、一歩でも二歩でも前に進んだ方がいいということ。

挑戦なくして、成功はありません。いまの自分の実力が100だった場合、150%の力が必要なものに挑戦するのは無謀。体力や気力、経験が追いつかず、無理をすればどこかで破綻をきたします。しかし120%なら、気構えとやる気でできる範囲。つまり大切なのは、自分の能力以上のものに、本気で取り組むこと。そうした経験を重ねることで、人は少しずつ成長していくというわけです。(74ページより)


努力することが辛い


【結果自然成 けっかじねんになる】
やるだけのことをやったあとは、自然に結果が実るのを待てばいい。(80ページより)


「努力に苦痛を感じる人は、結果や評価にとらわれすぎているのではないか」と著者は言います。ビジネスマンには、上司や会社の評価が常についてまわるもの。しかし上司の目を気にするからストレスがたまり、努力が苦痛になっていく。

自分で自分の評価を気にしている場合も同じで、「私はこうでなければいけない」と自分を縛っている人は、心が脆いといいます。うまくいかないことがあると自分がやってきたことを否定し、「もっと努力しなければ」と深刻に考えてしまう。

この点について著者は、いくつかの「努力するコツ」があるとしています。たとえば一気に成し遂げようとするのではなく、いまできることを、きちんと積み重ねていくことを意識する。なにもしていなかったのに突然10キロのジョギングをはじめて筋肉痛に悩まされるのではなく、1キロでも毎日走る方がいいということ。

そしてもっと心がけたいのは、なにかにとらわれがちな心を自由にしておくことだとか。人からどう見られているかとか、自分はこうあらねばならないという思いを捨てて、いまできることをコツコツやるということです。結果がどうであれ、自分がなすべきことをする。そう考えれば、目の前のものごとに集中して力を注ぐことができ、苦にはならないといいます。(77ページより)



柔らかなアプローチに加え、読みやすい文体も魅力。各項目も3~4ページ前後なので、バッグに入れておいて空いた時間に目を通すのもいいかもしれません。


(印南敦史)

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