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米田智彦米田智彦  - ,,,  09:00 PM

虎ノ門で開催の「小屋展示場」にトイレ型書斎を出展!ライフハッカーがものづくりに挑戦します。

虎ノ門で開催の「小屋展示場」にトイレ型書斎を出展!ライフハッカーがものづくりに挑戦します。

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ライフハッカー[日本版]編集長の米田智彦が長年温めてきた「小屋」の構想を、ハンドメイドで遊び心のある作風で知られるデザインムジカがデザイン・制作し、10月4日から東京・虎ノ門で開催される日本初の「小屋展示場」に作品を出展することになりました。

茶室のように、日本人に備わっている狭い空間に美と機能を収めるセンスと、ネットに接続された現代人の内なる(怠惰な)欲求、つまり「手が届く範囲にすべてがあり、長居できる空間がほしい」「誰にも気兼ねせずリラックスできる自分だけの書斎やオフィスを持ちたい」という願望を統合し、表現するのが、この「IN & OUT & GO(号)」です。これは書斎であり、トイレであり、モバイルオフィスであり、現代人の多様な「願い」を実現したコンセプチャルな「小屋作品」です。


SuMiKaの「小屋展示場」イベントでお披露目します


このアイデアの発端は、数年前、米田がトイレに入っている間、「不思議とアイデアが浮かぶ」「集中して読書ができる」「OUTしながらINしているようだ」という効用に気づいたことがありました。そして、「いくらでも長居できるトイレのような書斎、書斎のようなトイレがあればいいのにな...」という夢想から何気なくスケッチしてみました。当時、このコンセプトメイキングは米田の周囲の人間数人の建築家や美術家たちにしか話さず、いっときの笑い話で終わりましたが、それが「小屋展示場」というSuMiKaさんの提供する舞台を得て、現実のものとなることになりました。


「SuMiKa」(スミカ)

株式会社 SuMiKa は、タマホームと、インターネットベンチャーである面白法人カヤックが 2013年6月に共同設立した企業です。注文建築から棚ひとつの施工まで。自分と家族の理想の暮らしを理解し長くお付き合いできる、そんな信頼できる家づくりの専門家を見つけるためのWEBサービスです。
https://sumika.me


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小屋展示場」では、株式会社SuMiKaが全国のハウスメーカー、工務店、建築家に出展を呼びかけ、2014年10月4日(土)から10月13日(月)までの10日間、東急ハンズ、株式会社モンベル 、谷尻誠氏、greenz.jp、株式会社夏水組 + 株式会社バウム、タマホーム株式会社など14組が制作した「小屋」を東京・虎ノ門の特設会場に展示します。展示されている小屋は、現地で実際に購入することもでき、展示場終了後は、SuMiKa内の特設サイトでも販売予定とのことです。

今回、この展示場に、米田智彦(ライフハッカー[日本版])×安藤僚子(デザインムジカ)名義で参加、実際に小屋を制作し、出展することになったのです。


究極の個室とはトイレじゃないだろうか、という妄想からスタート


トイレという「誰にも気兼ねせず一人きりになれる自分だけの個室」を書斎ととらえ、狭い空間に美を見いだす茶室的な和の感性を取り入れ、読書やネットサーフィンによって外部から情報を「IN」しつつも、自分が「OUT」するものが大地の肥やしとなり、そこから樹々が生えていく...。

さらに、天井には太陽光パネルも設置し、ペダルを漕ぐことで発電し、パソコンや照明など、自分が使う電気をまかなう。そんなちょっと壮大な循環型な空間づくりも視野に入れています。

そして、このプライベート空間をデザインムジカとのアイデアコラボレーションでどこでも(?)ノマドワークでできるようにモバイル化。移動方法を日本の伝統である「神輿型」にして複数人でワッショイワッショイ楽しく担いで運びます。

トイレ本体は「じっとしていたい。でも、少しはフィジカルを動かして身体にいいことしたい」、つまり「GOしたい」という人間の生理欲求に従う形で、足漕ぎペダルで移動可能となりました。展示の際は、その2つが合体する形で作品が完成します。この作品は、いわば「搬入」や「搬出」自体も作品に組み込んでいると言えます。


140911_koya_illust1.jpg▲十二面体にはそれぞれ、障子窓、本棚、生け花、電子ペーパーなどを使ったモニター、発電用ソーラーパネル、にじり口などをデザインします。トイレの背もたれはリクライニングになって、長居しても苦を感じないUX設計となっています。


140911_koya_illust4.jpg▲小屋展示場会場まで車で搬入し、そこから設置ポイントまでは小屋の側であるお神輿をライフハッカー編集部員とデザインムジカスタッフがかつぎ、運び、駆動型のトイレ本体は、編集長の米田がペダルを漕いで移動します。


なんでまた、こんなことをライフハッカーが始めることになったかというと...。


140911koya_koyaten_5.jpg▲最初の顔合わせミーティング。米田が描いた1枚のラフからすべては始まった。


プロジェクトのはじまりは、SuMiKaスタッフの佐藤純一さんと石畠吉一さんとの何気ない会話からでした。住宅や空間をつくりたい一般の人と、建築家などプロのつくり手をマッチングするサービスを提供するSuMiKaさんは、今春、『ツリーハウス工務店』というツリーハウスを体験・購入できるポップアップストアを東京・日本橋の三越で開催していました。

そこに「見にきませんか?」と誘われ、出向いた米田が、「小屋つながり」ということで、話のネタとして、「そういえば、昔、こんなものを考えたことがあるんですよ...」と先述の「トイレ型書斎」を長年構想(夢想)してきたことを話したのです。

すると数日後、佐藤さん、石畠さんをはじめとするSuMiKaさんのスタッフがライフハッカー編集部を訪れ、「住宅メーカーや建築家、クリエイターが本気で小屋を作って出展する『小屋展示場』というものを開催するので、ぜひ米田さんの夢を実現してみませんか?」と熱く語ったのです。

「はあ...」と最初は若干上の空の返事だったことは否めません。ですが、SuMiKaさんの「ツリーハウス工務店」で展示されてあったツリーハウスは米田と友人であったインテリアデザインチーム、デザインムジカ代表の安藤僚子さんが手がけたものだったというのです。

SuMiKaの皆さんは「米田さんと安藤さんがお知り合いというなら話が早い。安藤さんにデザインをお願いしましょう!」と即断。

ちなみに、デザインムジカは、「スポーツタイムマシン」という作品で、第17回文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門優秀賞や、メディアアートの祭典として知られる「アルス・エレクトロニカ」の佳作を受賞するという栄冠を勝ち取ったばかりの安藤さん率いる売れっ子インテリアデザイン事務所です。そんな安藤さんに、小屋づくり、しかもトイレのデザインや設計なんて頼めるのかしら...と不安が頭をよぎりました。

SuMiKaさんの熱意にほだされる形にはなったものの、ちょうどぼくも編集者・メディア人である前にクリエイターとしてなにかリアルなものをつくってみたいという欲求にかられることがあったんですね。コンセプトメイキングは得意だけれど、それを実際手でつくることはやったことないので、ただ漠然と諦めていた...。そんな時期がありましたが、これだけ3Dプリンタが普及し、さまざまな人がDIYのものづくりに目覚めている時代。単純に「文章表現やメディア運営だけでなく、自分もなにかつくりたい。これはいいチャンスだととらえた方が面白くなるんじゃないだろうか...」


ライフハッカーとデザインムジカという意外なコラボがスタート


140911koya_koyaten_6.jpg▲米田が記憶をもとに描いたトイレ型書斎のラフ画。この段階ではトレーラーハウスで引っ張れることを前提に車輪が付き、屋根には全面ソーラーパネル...と立方体の屋外型トイレ書斎をイメージしていた。


そこで思ったのが、何かアイデアの叩き台になるようなものがないとなにも始まらないということ。数年前にスケッチした記憶を便りに、もう一度、「トイレ型書斎」の絵をつらつらつらと描いて、追加で湧いてきたアイデアもメモしてみました。そして、ライフハッカーの編集部員におそるおそるその絵を見せたところ、意外にも反応がよかったのです。

その威勢を借りて、安藤さんとの打ち合わせに臨み、僕が描いたトイレ型書斎のスケッチを見せました。

最初はプロジェクトに参加することをしぶっていた安藤さんでしたが、なんとか「面白いとは思うけど、個人的にはやりたいんだけど...デザインムジカのスタッフに訊いてみないとなんとも」と言ってくれたのです。

すると、後日、安藤さんから「スタッフのみんなは"意外にも"面白いし、やってみたい」となかなかの好印象と言うじゃありませんか。

その感想を聞いたSuMiKaの石畠さんの「やりましょう!」の連呼に丸め込まれるような形で米田、安藤2名が書類にサイン。このプロジェクトが正式にスタートすることになったのです。

でも、決まったからには、プロ同士、本気なもの以外つくりたくない!というのが共通意見でした。

安藤僚子 Ryoko Ando

1976年東京生まれ、山形育ち。多摩美術大学美術学部建築科卒。デザインムジカ所属。インテリアデザイナーとして多くの空 間デザインを手掛けるほか、ブランドのアイデンティティーのツールなどトータルなディレクションを行う。ハンドメイドで遊び心のあるデザインを得意とする。最近では、情報メディアを使った空間デザインの作品制作にも携わり、2013年、山口市情報芸術センター[YCAM]にて製作展示した「スポーツタイムマシン」が第17回文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門優秀賞、アルス・エレクトロニカ 2014 Honorary Mentionsを受賞している。


モバイル=御神輿型を人力で担ぐ!


140911koya_koyaten_7.jpg▲デザインムジカチームは「動力」として「神輿」にフォーカス。ちょうど武蔵小山商店街の祭りの時期だったこともあり、実際に担いでみた。


さっそく、デザインムジカのメンバーは、「モバイル」という作品コンセプトに注目し、「電力の問題を気にしなくてもいいように、いっそのこと人間が担いで運んでもいいんじゃないか? それも"モバイル"だよね」ということで、デザインムジカの事務所がある武蔵小山のお祭り用の御神輿を見学。担がせてもらったり作品づくりのためにまずは「体感」したのでした。

その体感をもとに、後日、ライフハッカー編集部のある株式会社メディアジーンにやって来たデザインムジカの4名の女子。ライフハッカー米田とのブレインストーミングが始まりました。


140911koya_koyaten_8.jpg▲メディアジーンにやって来たデザインムジカとブレインストーミング。立方体にこだわらず多面体にしてみる案が浮上。


そこでさまざまなユニークな小屋の画像を見ながら出てきたのは、必ずしも普通のトイレのように立方体でなくてもいいんじゃないか?という意見。小屋であっても、十二面体にするだけで、宇宙船みたいなおかしみが出てくるのです。そして、それを御神輿として担いで会場に運び入れることと、トイレ自体はペダルを漕げば前に進むような動力が備わっていて、設置ポイントでその二つが合体して初めて作品が完成、という流れにすれば、「搬入」自体が一つのイベントになる、という話になっていきました。問題は、「小屋展示場」開催後の、この作品の置き場所ですが、それは会社の理解をもらって、メディアジーン社内のフリースペースに置かせてもらえることになりました。


140911koya_koyaten_9.jpg▲デザインムジカのスタッフがエレベーターのサイズを計っている間に、実際にトイレに座っていることをイメージして空気イスに座ってPCで作業してみる。


しかし、さらなる問題はメディアジーンが入居するビルに搬入用の大きなエレベーターがないということ。そこで、デザインムジカのチームはエレベーターのサイズを計り、実際に運ぶとしたら最大でどのくらいのサイズが可能か、シミュレーションをしました。十二面体、お神輿、動力付きトイレ、そして、小屋の側をかぶせる形での合体式...などのキーワードを持って返った安藤さんは、トップ画像の完成予想イラストを描いてくれたのでした。


140911koya_koyaten_10.jpg▲ライフハッカー米田とデザインムジカの面々。これから小屋出展に向けてわれわれもアイデアを出したりアウトプットして疾走する"IN & OUT & GO!!"な日々が始まります。


この、「コンセプトメイキング・PR・ドキュメント=ライフハッカー、デザイン・制作・プロデュース=デザインムジカ」の「小屋」プロジェクトは随時、ライフハッカー上でレポートしていきます。果たして、10月4日の本番までに作品が完成するのか? 読者の皆さん、見守ってください...。


日本初!小屋展示場OPEN by SuMiKa

(米田智彦)

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