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庄司真美|ライター

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 - ,  08:00 PM

勝ちにこだわるな、勝つ準備にこだわれ:プロギャンブラーに聞く仕事術(2)

勝ちにこだわるな、勝つ準備にこだわれ:プロギャンブラーに聞く仕事術(2)

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世界82カ国のべ250カ国でカジノをわたり歩き、ポーカーをはじめとする"ギャンブル"で17年間、安定的に生計を立ててきたプロギャンブラーののぶきさん。

その特異な経歴から企業の講演や書籍執筆の依頼が殺到しているのぶきさんに、シビアな勝負の世界に生きる彼ならではの仕事術をお聞きするこのシリーズ、第2回は「勝つための準備」についてです。


プロギャンブラーのぶき|blogFacebook

1971年東京生まれ。バックパックひとつで世界のカジノを渡り歩き、"神の領域"といわれる「年間勝率9割」を達成したギャンブラー。2014年8月、初の著書となる『勝率9割の選択』(総合法令出版)を上梓。本書の中では、プロギャンブラーという特異な生き方、そして世界82カ国を旅した経験を活かして「勝ち続けるための選択術」「運をマネジメントする方法」「メンタルを強くする手段」などについて指南している。


運と実力の組み合わせが「勝ち」につながる


「勝負」とは文字通り、「勝ち」と「負け」で成り立っています。その勝負を決める要素はたったの2つで、「運と実力」なんです。僕の勝負のセオリーとしては、仮に10点以上が勝ちだとしたら、運も実力もそれぞれに「0~9点までカード」があって、運のカードはランダムに、実力のカードは固定されて配られてきます。その2枚の組み合わせで10点以上になれば勝てるという風に考えています。

たとえば宝くじ店の前でビビっと来たから宝くじを買うとします。当たるためには10点以上が必要。宝くじを買った場合の実力は1点にしかならないので、当たりである10点以上を欲するなら、運は最大限の9点を要します。運頼みの宝くじは理論的に勝つ裏づけがないので、プロの僕は宝くじを買えません。ビジネスで「勝つための10点以上」を得るためは、ランダムで配られる「運の0~9のカード」が低い数値でも勝てるようにすること。そのためには、固定されて配られる「実力の0~9のカード」を高め続ける戦いが勝ち方です。実力をわずかでも上げるために努力し続けることが、「勝つための準備」なんです。僕は勝率を上げるために「何をすればよいか」を気付くたびにメモし、リスト化して、その時々でベストな項目をピックし実践していきます。


プロギャンブラーが勝率を上げるためにしていること


たとえば、僕が勝率を上げるために実行していることのリストの中には、ポーカーの専門書やビジネス書を読むことが含まれています。ポーカー関連の洋書を1冊読めば、少なくとも1~2ページはかならず役立つことが書かれているし、ビジネス書だったら5~10ページぐらいは身になることが書かれています。その蓄積を目指して、僕はポーカー関連の洋書をこれまで800冊以上読んできました。

800冊読むことを自分に課すのは大変な話ですが、1冊の本を読めば少し自分のゴールに近づける。勝率が0.1%でも上がりそうなことへ労力を費やさなければ、ライバルと相対的に比較したときゴールから遠ざかっています。本気で勝ちたいなら、得意でない洋書だろうが、読む。「洋書は読めない」というのなら本気度が足りないのだから、はじめから勝負しない人生を選ぶべきです。辞書を使えば、英語なら誰でも読めます。

さらに、世の中にはたくさんのビジネス書がありますが、僕はそれを自分の人生に落とし込むようにしています。「本とは著者が必ず伝えたいことがあるから、莫大な労力を費やして書いてる」のです。本を読むとき、その言いたいことを読み取る集中力がないなら、読まない方がマシです。そうやって自分の人生や目標についてシビアに捉えていれば、他の人にはタッチできないお仕事をいただいたり、すばらしい人脈を築けたり、サラリーマンであれば、昇給につながるなど、一歩抜きん出れるんじゃないかと考えています。

自分自身の人生をきっちり組み立てたうえで、1回目でお話しした"レベル3の視点"と重ねていくイメージで実行に移していきます。どういう人間だったら相手から好まれるか? ということを常に意識して実行することで、人間関係もうまくいくし、仕事や人生もうまく回ることにつながると考えています。


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▲「勝率を上げる」ための準備には、細かくて絶え間ない努力が欠かせない


24時間の中でいかに集中して物事に取り組むか


勝つために大切な最初のステップは、「何が勝ちか?」という目標やゴールを設定すること。そのうえで、1日24時間という限られた時間と、行動プランの管理をきっちりやることです。それから、自分がどんな環境なら集中できるかを知ることも重要です。僕だったら、睡眠時間の2倍の時間は集中が持続できると考えています。3時間寝たら、6時間は集中できるので、その間に、自分の人生の目標のために何をするか? ということを真剣に考えて実行しています。

そうやって人生の目標やゴールと、今この瞬間をリンクさせることで、自然とモチベーションが上がるんです。集中せずに中途半端にやるのは時間のムダなので、集中のオン・オフの切り替えも重要です。たとえば、僕の場合、集中力が切れかかってると感じたら、即座にオフへ切り替え、仮眠します。そして目覚まし時計を使わずに起きます。僕は目覚まし時計すら持ってません。身体が必要な分を休んだら、自然と目覚めるものです。起きた瞬間から、勝負のゴングが鳴り響いた感じで、怒涛のごとく集中して勝ちにいきます。


プロギャンブラー流集中できる場所や環境を作るコツ

ちなみに僕は、集中の妨げになるので、携帯電話は持っていません。携帯が鳴ったり情報が入ったりすると、今している物事への集中力が中断されます。魅力的な異性からのお誘いを断れるほど、僕は強くもありません。もし「携帯を持つことで、今日という勝負で勝てるかどうか?」で考えると、僕の場合は負けなんですね。そうやって常に自分の環境をマネジメントしていきます。

いかに集中できる時間を増やせるかは、そこに行けばすぐに集中できるという場所を設定決めしてあげることが勝つコツです。なにをするにせよ、それぞれどこかにベストな場所というのが存在しています。僕の場合、原稿を書くのはファミレス、暗記するときは電車の中、最終チェックは自室、考え事はマクドナルドと決めています。マックは世界50カ国で通いましたけれど「マックでコーヒーを飲めば、一気に集中できる」という自己暗示をかけています。なので、マックへ入った瞬間から、集中モード全開です。切替えスイッチのような集中環境を対象ごとに設定してあげることです。


「楽して勝とう」は負け組のセオリー。だからこそ勝算を上げるための自己管理が必要


「なんとかなるさ」とか「楽に勝ちたい」という考えでそのまま行くのもいいのですが、もしそれで現状に不満があるのなら、それは自分に甘すぎることが敗因です。過程が結果を構成します。だから、過程が半端なら、生じた結果が半端なのは当然だし、受け入れましょう。

勝ちたいなら、自分をマネジメントして、勝算を上げるための努力が必要です。努力というと辛いことのように聞こえますが、自身が勝ちたいゴールへの努力は、自然と集中できてがんばれるものです。自分が目標やゴールのために努力している理由づけを明確にして、気分を乗せて集中させてあげる環境をつくるんです。その理由は、夢のためでもお金のためでも家族のためでも、なんでもいいんです。自分が自ら本気になれる理由づけを見出すのです。そんな理由づけがあれば、どんな仕事でも自分で驚くほどに頑張れます。そうやってまるで別人のように輝いて働くことができれば、自分を想定外なレベルへ高めることも可能です。


(庄司真美)

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