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堀込泰三堀込泰三  - ,,  10:00 PM

経営者である私が、休暇の義務化には意味がないと思う理由

経営者である私が、休暇の義務化には意味がないと思う理由

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Inc.:このところ、経営者が社員の息抜きを手助けまたは強制するのが流行っているようです。例えばBBCの記事によれば、フランスのとある経営者と組合の間の協定では、18時以降は労働者に携帯電話の電源を切るように言ったり、経営者が日没後に従業員を引きとめないように要求しています。

また、米国のあるソフトウェア企業は、有給かつ旅費までもらえる長期休暇を発表しています。そのバケーション中いっさい仕事をしないことに同意した場合、旅費として使えるお金を出してもらえるというシステムだそうです(このアイデアを特集したこちらのブログポストは、もう何年も前に書かれたものですが、今でも読まれているようです)。

私には、どれもピンときませんでした。なぜなら私は、私の経営するインターネット上での評判管理を請け負う会社「InternetReputation.com」において、社員のオン/オフを強制することがないからです。また、長期休暇を取らせるために賄賂を渡すという考えにも賛同しかねます。以下にその理由を述べるとともに、私がどうしているかを紹介したいと思います。


自己決定の価値


経営者には、ポリシーを定めることが期待されています。私にとって、勤務時間や長期休暇に関する規則を作ることは簡単です。それをすれば、私は自分が決めたポリシーを、確実に実施できるでしょう。

でも私は、個々の社員が自分で下す決断にこそ価値があると思います。勤務時間や長期休暇に関する決断を下すプロセスには、「人はなぜ働くのか」や、「自分は人生で何を達成したいのか」という根本的な問いかけをしなければならないことが多いはず。

例えば、当社の社員には、1日単位で対応しなければいけない重要な個人的タスクを抱えている人がいます。子どものバスケットの試合を見に行くとか、愛するペットを獣医に連れて行くといったようなタスクです。そのような社員は、長期休暇としてまとめて休みを取るよりも、あちこちに分散して取る方を好みます。つまり、個々の判断を、経営者は尊重すべきだと思うのです。

夜型の人間もいます。職場の同僚、SNS、近隣の騒音など、周囲から邪魔が入らない時間帯に、頭が冴えてくる人たちです。この種の社員が厄介なメールに答えるのは、たいてい深夜。彼らによれば、深夜の方が文章がサクサク浮かんでくるんだそうです。そして、その自由を楽しんでいる。それを禁止していては、彼らの選択をないがしろにしていることになってしまいます。

最近『American Sociological Review』に掲載された論文によると、働く場所と時間の自由度を多少なりとも与えられた従業員はハッピーであることが示されています。その自由は、従業員満足度と高い相関を持ちます。裏を返すと、柔軟な経営者は、ルールで縛り付けようとする経営者よりも、優秀な人材をより長く引きつけておくことができるのではないでしょうか。それが真実だとすれば、当社の柔軟性は優れたビジネスセンスだと言えるかもしれません。


私のやり方


当然のことながら、社員に休暇を強要することはありません。社員がいつ働きいつ休むかについて、厳しいルールを作るつもりもありません。でも、ワーク・ライフ・バランスの重要性を伝える必要はあると思うので、以下4つのことを実践しています。


1. 柔軟かつ一貫したスケジュールを推奨する

デンバーにある当社オフィスは営業時間が決まっていて、新入社員には、それを必ず伝えています。そのように正確な情報を伝えたうえで、彼ら自身がどのように1日を構成したいかを尋ねます。出勤時間を遅めたい/早めたい、早めに帰りたい、夜中にメール返信をしたい、仕事はすべて職場でしたいなど、それぞれが考える理想のスケジュールを大ざっぱに考えてもらいます。

このアプローチには、経営者である私にとってもメリットがあります。どの社員がどの時間帯に生産性が高まるのかを把握できるのです。

スケジュールを決めるのは、あくまでも本人。私はそれを尊重するのみです。


2. 休暇中のメールチェックは本人の希望で

新入社員には、上記の説明と同時に、長期休暇の取り方を説明します。長期休暇が認められたら、それを社内の共有カレンダーに入力してもらうのが当社のやり方。そうすることで、その人がいつ不在になるか、誰からでもわかるようになります。マネジメントする側としては、不在中の仕事を誰にカバーしてもらうかを、いちいちメールや電話のやりとりをしなくても決めることができるのです。

休暇中もメールをチェックしたいという社員はたくさんいます。私は、それを禁じることはせず、希望通りにさせています。その逆もしかり。休暇中は一切メールを見たくないという人には、その意思を尊重しています。


3. いつでもコミュニケーションがとれる状態を保つ

入社時に設定したスケジュールや計画は、時とともに変更が必要になります。プロジェクトや責任の変化がストレスになったり、つぎ込む時間が長くなってしまったりすることもあります。ですから私は、勤務時間を変えたいと思ったら、上司に相談することを勧めています。また、何かに圧倒されたり、バーンアウトしそうに感じたら、私に相談するようにも頼んでいます。社員に休暇を強要して休暇が終わったらまた同じ問題に悩まされるという悪循環よりも、発生時に社内の問題を断つ方が、ずっと効率的ではないでしょうか。


4. 縛るのは時間じゃなくて業績

当社の社員は全員、チームの一員として達成すべき業績基準を把握しています。私は、この基準にはこだわっています。一緒に働くメンバーには、私が設定した課題を達成してほしいと期待しているのです。その場合でも、私が監視するのはあくまでも業績。自由時間の過ごし方をとやかく言うつもりは全くありません。私は彼らの選択を尊重するとともに、彼らの直感を信じています。

以上が、私が考える合理的なマネジメントです。


Why You Shouldn't Force Employees to Take a Vacation | INC.

Logan Chierotti(訳:堀込泰三)
Photo by Thinkstock/Getty Images.

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