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堀込泰三堀込泰三  - ,,  10:00 PM

今やっていることを楽しもう:親しみやすい執事のようなMacアプリ「Alfred」誕生秘話

今やっていることを楽しもう:親しみやすい執事のようなMacアプリ「Alfred」誕生秘話

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その名が示す通り、「Alfred」は、あなたのMacにとって親しみやすくて従順な執事のような存在です。アプリランチャーおよび検索ユーティリティとしての役割はもちろん、生産性向上ツールとして、キーボードから指を離さずに実行できるワークフローの自動化が可能です。

Alfredのローンチは2010年2月。AndrewとVeroのPepperrell夫妻が立ち上げ、現在も熱狂的なコミュニティのサポートを受けながら、2人で開発を続けています。

有名アプリの誕生にまつわる逸話を紹介する「Behind the App」シリーズ、今回はAlfredのVero Pepperrellさんに、アプリの誕生秘話をお聞きしました。


── Alfredのアイデアは何がきっかけで生まれたのでしょうか。あなた自身が直面していた問題の解決策としてなのか、それとも別のきっかけがあったのですか?


Alfredは、好奇心と必要性の両方から生まれました。Andrew(Alfred開発者で私の夫)と私は、Macを使って仕事をしていたのですが、2009年後半に、Andrewが生産性向上アプリを作りたいと言い出しました。そこで、効率を高めてくれる、軽くて美しいアプリを創ることを決めました。

Alfredの最初のバージョンは、ウェブ検索とファイル検索に特化したものでした。どちらの機能も、今でも人気があります。それ以降、リリースを繰り返すたびに、ワークフロー、クリップボード履歴、パスワードの統合などの機能を追加していきました。先ほども言ったように、目標は効率向上でしたが、時にはカスタムカラーテーマのような、遊び感覚の機能も織り交ぜました。


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── ターゲットとするプラットフォームはどのように決定しましたか?


これはもう、聞くまでもありません。私は80年代からMac使いでしたし、Andrewはちょうど、Macのコーディングに情熱を燃やし始めていた時期でした。そんな私たちにとって、OS Xは当然の選択でした。Macのコミュニティはとても熱狂的かつ歓迎ムードなのが嬉しいですね。

実際、Alfred v2が出てから作られた鮮やかなワークフローはものすごい量で、Macユーザーの情熱を感じずにはいられません。Sptify、Dropbox、Evernote、OmniFocusなどのアプリのほか、Mac上のほとんどのタスクに関して、ワークフローが存在しています。もしなければ、Alfredユーザーどうしで助け合い、作ってしまうのです。最近追加したワークフローはこちら

Alfred Romete」で、iOSへの進出も始めています。プレビューでそれをお見せできるのが楽しみでなりません。


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── もっとも大変だった点は? それをどのようにして乗り越えましたか?

まだ、道をふさぐような障害物には遭遇していません。小さな減速バンプはそこら中にありますけどね。

大切なのは、素早い決断と、迅速かつ理性的な対応。大企業は、市場の変化に数カ月から数年かけて対応します。でも、小さなチームである私たちは、数時間から数日で対応できるのです。例えば、iTunesの新バージョンがAlfredのMini Playerに影響を及ぼしたときは、数時間でプレリリース版を作り、ユーザーへの影響を最小限にすることができました。


── ローンチした時はどのような感じでしたか?

最初のローンチは、2010年2月のこと。バージョンはv0.4でした。まったく期待していなかったのに、最初の2週間で35000回もダウンロードされたのです。私たちは、その関心の高さに驚くとともに、謙虚な気持ちになりました。

それ以降、Alfredは目覚ましく成長し、Alfred v2は数百万人ものユーザーにダウンロードされています。リリースやニュースレターを出すたびにドキドキします。ポジティブな反応が得られると、笑いが止まらず、顔が痛くなるほどですね。


── 有名な同類のアプリ「Quicksilver」と戦うための戦略はどんなものでしたか?

「戦う」という考えは一切ありませんでした。同じ市場に誰がいようと、私たちが目指していたのは、本当に便利で、安定していて、進化を続ける、そんなアプリでしたから。競合との戦いではなく、いい物を作ることに集中したおかげで、より良い商品と、よりハッピーなコミュニティを築くことができたと思います。


── ユニークな料金設定ですが、どのように決定したのですか?

Alfredにはフリーバージョンがあり、スキルレベルを問わず、Macのエクスペリエンスを向上するコア機能を使用することができます。AlfredのおかげでMacが一層好きになったという声を、各方面のお客様からいただけるのが誇りです。

人生において、生産性が高まったり、日々の生活がハッピーになるのであれば、それにはお金を払う価値があると私は考えています。速い自転車や高機能なコーヒーマシン、効率を高めてくれるソフトウェアなど、分野は問いません。Macユーザーにとって、「Powerpack」は、まさにそれに当たるのではないでしょうか。

Porwerpackの発表時、忠実なサポーターへの感謝を込めて、Mega Supporterライセンスを発売しました。それは、ひとたび購入すれば、永久に楽しむことができるライセンスです。それは今でも人気が高いオプションになっています。私たちがAlfredを積極的にアップデートし続けているので、Mega Supporterになる価値があると感じてくれているようです。


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── ユーザーの要求や批判にはどのように対応していますか?

私たちはいつも、Twitterフォーラム上で、コミュニティの皆さんと非常にオープンでインタラクティブな関係を築いています。Andrewは、今後のAlfredの明確なロードマップを持っていますが、フィードバックには、ひとつひとつ丁寧に耳を傾けます。そうしているうちに素晴らしいアイデアがひらめくこともあり、将来のリリースのためにそれを心に留めておきます。多くの場合、ワークフローは容易に変更可能なので、ユーザーはカスタムアクションを作ることができます。


── 同じような試みをしようとしている人に、どのようなアドバイスを送りますか?

何よりも、情熱を持っていることを課題にすることです。食べる、夢見る、眠るの3つを実現できるプロジェクトを選んでください。続けるために情熱が必要なプロジェクトに、多くの時間を費やすことになるでしょう。

そのプロジェクトで収入を得る前に、空き時間を使って始めましょう。空き時間なんてないという人は、時間を作るのです。TVを見る時間を減らす、退屈な会議中に機能のプランを考える(ボスに見つからないように)、できるだけ生産性を高めるなど、方法はいくらでもあります。次の収入源を探すプレッシャーから解放されれば、もっと集中して、正しい判断ができるようになります。

成功できる見込みが出てきた場合に限って、退職またはパートタイムに変更することを考えます。勢いを保ちつつ、最高のプロモーターはユーザーであることを忘れずに。ですから、ユーザーの声には常に耳を傾け、積極的にかかわるようにしてください。

それから、今やっていることを楽しむことです。私たちはこの5年間、それでうまくやっています。


Andy Orin(原文/訳:堀込泰三)

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