• GIZMODO
  • DIGIDAY
  • gene
  • cafeglobe
  • MYLOHAS
  • Glitty
  • machi-ya
  • roomie
  • GIZMODO
  • DIGIDAY
  • gene
  • cafeglobe
  • MYLOHAS
  • Glitty
  • machi-ya
  • roomie

ライフハッカー編集部ライフハッカー編集部  - ,,  12:00 PM

起業家に学ぶ成功の鍵は「ナビゲーション能力」:研究結果

起業家に学ぶ成功の鍵は「ナビゲーション能力」:研究結果

140824entrepreneur.jpg


問題を解決しようとする時、たいていの人はまず目標を設定し、決めた理想に向かってまっすぐに突き進みます。でも、成功した起業家にとるべき行動を尋ねてみると、こうした一般的な方法とは違った答えが返ってくるかもしれません。彼らの頭にあるのはたどり着く先ではなく、そこに向かうプロセスなのです。

筆者は以前から、「インパクトを生み出す資質」というものに興味を持ってきました。これはつまり、訓練を積んだプロフェッショナルの中にみられる、コンスタントに大成功を叩き出す能力を指す言葉です。


「インパクトを生み出す資質」を生み出すものとは?


最近、読者のジェイソンさんという方から、この問題に関するとても興味深い研究成果を教えてもらいました。この研究のテーマは「エフェクチュエーション」といって、バージニア大学ダーデン経営大学院のSaras Sarasvathy教授が提唱する、起業家の成功に関する理論です。

エフェクチュエーションという理論の起源は、Sarasvathy氏が1997年に行った研究にさかのぼります。同氏は米国内を回り、成功した企業の創業者30人と面談を行いました(どれも評価額が数億ドルに達するような企業ばかりです)。

このときSarasvathy氏は、普通にビジネスへのアプローチを尋ねるのではなく、新製品の導入に関連する10の意思決定問題からなる17ページの問題集を渡し、これを解いてもらいました。Sarasvathy氏はさらに起業家に対し、問題を解いている時に頭の中で考えていることを声に出して語るよう依頼し、発言内容を文字に書き起こして内容を精査しました。この研究によって特定されたパターンが、エフェクチュエーションとして理論化されたのです。

この理論では、我々が問題に取り組む際に「目的に基づく合理性(causal rationality)」をベースに考えがちである点を指摘しています(この傾向は特にビジネスの世界で顕著です)。まずは目標を定め、その時点で手元にあるリソースをもとに、この目標を達成する最適な道を決める、というやり方です。このプロセスは、最終目標が一番上に置かれるので、トップダウン方式と言えます。

一方、Sarasvathy氏が調査した起業家たちは、こうした目的に基づく考え方をとっていませんでした。彼らは別の思考法を採用しており、同氏はこれを「エフェクチュエーション的思考法(effectuative thinking)」と名付けました。この思考法は、目的に基づく思考法と異なり、ボトムアップ型の思考法です。最初に最終目的を想定するやりかたはしません。Sarasvathy氏の説明によれば、「手元にある利用可能な手段を出発点として、その時その時の流れで目標が生まれてくるのにまかせる」のだそうです。

エフェクチュエーション的思考法で仕事に取り組む上で、Sarasvathy氏は以下のような4つの大原則を挙げています:

  1. やりかたをよくわかっている事柄から始めなさい。
  2. 行動を選択する際には、大成功を狙うのではなく、大きな失点を避けるようにしなさい。
  3. 今までにない能力をもたらしてくれる人たちと働きなさい。
  4. 予想外の出来事を大いに活用しなさい。

このガイドラインに従って新しいビジネスやプロジェクトに取り組んだ場合、最初は主力商品や市場がさっぱりわからないというケースもあるでしょう。それでもこのやり方が、最終的には成功する可能性を最高に高めてくれるというのが、エフェクチュエーション理論の主張なのです。


山の頂を目指す前にナビゲーション能力を身につけよう


筆者は、今まで述べてきたような問題について理解を深めるために、市場を「予測不可能で複雑な地形」にたとえるアナロジーを使っています。この地形の中で、大きな可能性を秘めた「山の頂上」は、ごく限られた数しかありません。

目的に基づく思考法では、前もって頂上に向かう道順の地図を描こうとします。でも地形はとても複雑なので、この計画は失敗する恐れが高いでしょう。最高にうまくいけば、自分の描いた道筋がたまたま高い山の頂上につながっているかもしれません。ですが、それは完全に運頼みです。

対照的に、エフェクチュエーション的思考法では、まずナビゲーション能力を磨きます。自分の周囲の地形を体系的に探索する方法を学び、その地域に詳しいガイドを同伴して、標高の上昇を示す兆候を見逃さないよう、集中力をとぎすませるのです。重要なのはこの一歩一歩進むプロセスであり、遠くに見える山の頂上ではありません。

もちろん、同様の考え方を採用しているビジネス界のトレンドはほかにもあります(リーン・スタートアップの方法論などもそうですね)。しかし、エフェクチュエーション理論の素晴らしいところは、原則が一般的な形で提示されているので、起業以外の世界にも応用可能な点にあります。

そのほかの分野、例えば本の執筆や、さらには個人の生産性向上に関しても、コンスタントに成功を収めている人がいます。エフェクチュエーション理論は、こうした人たちの成功の理由を解き明かす際にも使えるのではないでしょうか。例えば、筆者にこの理論を紹介してくださった読者のジェイソンさんは、学問の世界でスター研究者が生まれる理由が、この理論で説明できるかどうかを探る研究に関わっているそうです。

少なくとも、Sarasvathy氏の研究結果は、筆者の以前からの主張を裏付けるものと言えます。それは、「どんな分野であれ、人から抜きん出た存在になるためのプロセスは、多くの人が考えているよりはるかに繊細で複雑なものだ」という主張です。その点を忘れないようにしつつ、あなたの仕事で、この方法論を活用してみてはいかがでしょうか。最初から山のてっぺんを目指すのではなく、まずはナビゲーションの能力を身につけることが肝心なのです。


Do Goals Prevent Success?|Cal Newport

Melanie Pinola(原文/訳:長谷 睦、吉武稔夫/ガリレオ)
Image adapted from Venimo (Shutterstock). Photo by Luis Perez (Flickr).

  • ,,, - By 松尾仁LIKE

    1回の「ひげ剃り」で、カミソリで何回剃っているか知ってる? ジレットの「肌を守る」新しいカミソリを体験してきた

    Sponsored

    1回の「ひげ剃り」で、カミソリで何回剃っているか知ってる? ジレットの「肌を守る」新しいカミソリを体験してきた

    1回の「ひげ剃り」で、カミソリで何回剃っているか知ってる? ジレットの「肌を守る」新しいカミソリを体験してきた

    毎日のひげ剃りは、多くの社会人男性にとって大切なマナーのひとつです。そして、いつの時代も変わらない悩みとして言われるのが「カミソリ負け」。 T字型カミソリの世界シェアNO.1を誇るジレットは、その大きな要因のひとつが「リストローク(肌の同じ場所を2度以上剃ること)」であると考え、4年間の研究開発の末、肌を守る新機能を搭載した新製品「ジレット フュージョン5+1 プロシールド」を発売することになり  11:00 AM

MORE FROM LIFEHACKER

powered by

Kotaku

Recommended

© mediagene Inc.