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堀込泰三堀込泰三  - ,  08:00 PM

どうすることもできない恐怖から我が子を救うための5つのステップ

どうすることもできない恐怖から我が子を救うための5つのステップ

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親としてもっとも無力に感じるのは、我が子がいかんともしがたい恐怖に襲われているのに、助けになる言葉をかけてやれない瞬間です。子どもが暗闇を怖がるのは自然のことですが、そのような恐怖を克服させるには、いったいどうしたらいいのでしょうか

暗闇やベッドの下のモンスターなどの一般的なものから、アリが怖い、日常の音が怖い、想像上の小人が怖いなど、子どもはさまざまなものに恐怖を感じます。

私の娘にとっての恐怖は、水でした。水たまりの水が跳ねただけで、ナイフで切りつけられたかのような叫び声を出すのです。犬を見れば、なめられるのが怖くて一目散に逃げ出しました。彼女の体を洗う方法はただひとつ。テレビで気を散らせながら、バケツにためた水とスポンジを使うしか方法はありませんでした。1歳の子どもの顔にパンチを食らわせたこともありました。その子が指をなめていて、濡れた手で触られるのが怖かったと言うのです。

この恐怖をどう克服させたらいいのか、当時の私にはまったくわかりませんでした。トライ・アンド・エラーを繰り返しながら、対策を講じるよりほかなかったのです。でも先日、ある本を見つけました。娘が小さいころに、この本があったなら!


Lawrence Cohen著『The Opposite of Worry: The Playful Parenting Approach to Childhood Anxieties and Fears』には、私が長い期間をかけて編み出した方法のほか、当時知っていたら試してみたかった方法などが書かれています。Cohenさんは、心配をその逆のもの(関係性、意識、勇気、遊び、自信など)で置き換えることで、克服を手助けするという方法を提案しています。

あなたのお子さんがどうしようもない恐怖に悩まされているなら、ぜひ、以下の方法を試してみてください。


共感と穏やかな自信をもって子どもの感情を認める


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子どもの恐怖を笑い飛ばすことは簡単です。足に水が跳ねただけで怖がる子どもを見て、笑わないのは難しいことでしょう。

『The Opposite of Worry』の冒頭では、一見どんなにばかげていても、子どもの恐怖を認めてあげることの重要性が書かれています。これは、直感に反しているかもしれません。恐怖を認めてしまったら、より怖くなってしまうのではないかと思う人も多いでしょう。でも実際は、認めてあげることで彼らは自分の感情に向き合い、乗り越えることができるのです。

私はずっと娘の恐怖を認めてきたので、これを読んで納得しました。娘の恐怖を理解していたわけではありませんが、その恐怖の深さがどれほどか、私にははっきりしていたからです。彼女の叫び声を聞いて、彼女にとって濡れることは、ひどいけがをするのと同じ意味なのだと思うようになりました。なぜそんなに怖いのかは私にはわかりませんが、その感情は彼女自身にもどうすることもできないことだけはわかりました。ですから、その感情を無視しようとしたことは一度もありません。

Cohenさんによれば、子どもの恐怖を認めてあげることで、子どもはあなたとのつながりを感じられると言います。これは、心配に対処するうえで非常に強力な方法。「本当に怖かったんだね」と言ってあげるだけで、子どもはあなたとのつながりを感じ、穏やかな気持ちになれます。その恐怖がどんなにばかげているように思えても、怖いという感情は現実にそこにあるのです。Cohenさんは、判断せずに感情を認めてあげることを勧めています。その際、「顔に水がつくのがイヤなんだよね。水が飛んでくるのが怖いんだよね。確かにそれは怖いよね」と、事実に即した言葉をかけてあげるといいでしょう。

でも、どれだけ娘の感情を認め、不安を認識したところで、彼女の恐怖が和らぐことはありませんでした。それどころか、悪化の一途をたどったのです。私は娘の髪をほとんど洗えず、やがて娘は公園で、「かわいい服を着た、髪の汚い女の子」と呼ばれるようになりました。雨の日はいっさい外出できず、水たまりに入るなんてもってのほか。思い切って夏にプールに行ったときでも、浅いところにとどまり、膝より深いところには絶対行きませんでした。

娘の恐怖を認めることで、私はそこに囚われるようになっていました。私も彼女と同じように恐怖を感じるようになり、それ以上、先に進めなくなってしまったのです。娘には恐怖を避けるように促していたのですが、それがかえって、恐怖を助長していたようでした。

つまり、恐怖を認めるだけでは不十分。それだけでなく、穏やかな自信を持たせてあげることが必要なのです。

これは絶妙なバランスです。そのためには、恐怖を認めたうえで、親であるあなたは何も恐れていないことを示す必要があります。「怖がらなくていいよ」と伝えるのは逆効果ですが、あなたが自信を見せることで、彼らの心の奥底の言葉にならないレベルで、「怖がることはないんだ」という気持ちの芽生えを助けてあげることができます。

Cohenさんは、こう聞くことを勧めています。「私の目を見てごらん。ほら、怖がってないでしょう」。そう言いながら、子どもの視線を、穏やかな自信で受け止めてあげてください。子どもの恐怖を認識し、認めたあとなら、子どもはあなたの目から「何もかも心配ないよ、大丈夫」というメッセージを受け取る準備ができているかもしれません。


感覚的になだめることでパニックを軽減する


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極度の恐怖に陥っているときは、言葉だけでは足りません。そのような状況では、心と同じように身体も反応を起こしています。鼓動が高まり、呼吸は浅くなり、口が渇き、手足が冷たくなってきます。このようなパニック状態にあるときは、認めることも自信を与えることも逆効果です。そんなときは、身体的な対応が必要になります。

多くの親が、これを直感的に理解していると思います。あなたも、子どもが恐怖のあまりパニックに陥っていれば、自然と身体的な安心を与えようとするでしょう。励まし、抱きしめ、ときには揺らしたり、背中を軽くたたいたり。

身体的な安心は、恐怖が子どもの身体に与える影響に対抗するので、パニックを発散させることができます。心と身体は緊密につながっているので、感情に対する身体の反応を止めてやれば、感情を変えることもできるのです。例えば、子どもの手を握って温めてあげれば、手に血流が戻ってきます。すると子どもの身体は、闘争・逃走反応が済んだことを知り、鼓動や呼吸が落ち着きます。

ひとたびパニック状態から脱してしまえば、身体を動かすことで落ち着きをもたらし、心の状態をリセットすることができるでしょう。例えば、


  • リトミック、ロッキングチェアのような単調な動き、ハンモックに揺られる、トランポリンで跳ねるなどの動きにより、緊張が解き放たれ、平穏な心が戻ってきます。

  • ランニングやジャンピングジャックなどで身体を酷使すると、リラックスできます。

  • 砂をすくう、ヨガのポーズをするなど、リズミカルで穏やかな活動をすることで、自己調整がうまく働くようになります。


娘も、上記のようなテクニックによってだいぶ救われました。長期的な不安は消えなくても、短期的な平穏をもたらすことはできたのです。

そのうえで長期的な不安を和らげるには、さらなる挑戦が必要でした。私は娘にそれを与えることはできませんでしたが、幸運にも、それを与えてくれる第三者が現れたのです。


恐怖の淵に挑ませる


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Cohenさんは、子どもが持つ恐怖への反応として、パニック、拒絶、「feel-and-face」(感じて向き合う)の3つを挙げています。3つ目の「感じて向き合う」は、子どもがパニックに陥らない程度に恐怖の淵に近付いた状況で起こるのだそう。少しずつ淵に近付いて行くことで、恐怖が和らいでいくのです。

私も、この方法を試したことがあります。水に顔を付けなくてもいいので、あごを付けることを勧めてみたり、頬に水をこすりつけてどう感じるかを尋ねたり。でも、娘はほとんどやってくれませんでした。そんな風に、恐怖に向き合おうとしない娘をどう動機付けたらいいのか、私にはわかりませんでした。

そんな状況の中、友達グループと一緒に海に行ったのは去年の夏のこと。グループの中に、娘より1歳年上の女の子がいました。娘とその子は、過去に何回か遊んだことがある程度。でも、年が近いからか、1時間もすると親友のように遊び始めました。

2人の性格は、これ以上ないほどに正反対でした。娘は非常に用心深く、何事もよく考えてからでないと動けません。ところがこの新しいお友だちは、とてもやんちゃで活発な女の子だったのです。最初に行動を起こし、あとはお構いなしというタイプとでも言いましょうか。当然、そのお友だちが2人の間のリーダーになりました。初日が終わるころには、娘を砂に埋めたり、波をパシャパシャと飛ばして遊ぶようになりました。

最初の数日はいつも通り水を怖がっていた娘でしたが、ある夜、変化が訪れます。その日2人は、夕食後にプールに出かけて行きました。30分後、2人が笑いながら室内にかけてきて、娘が興奮気味にこう言うのです。「ママ、見て見て! 私、できるようになったんだ!」 私が彼女について外に出ると、娘はなんと、水に飛び込む姿を見せてくれたのです。振り返って私が見ているのを確認すると、深呼吸をしてから、今度は水の中に潜ってみせました。

他の子であれば、どうってことない普通のシーンかもしれません。でも、あの子が水に顔を付けられるなんて! 気づかぬうちに、涙が頬を伝っていました。何年も私を悩ませた娘の恐怖が、1人のお友だちによって消えてしまったのです。

鍵となったのは、そのお友だちの考え方でした。そのお友だちは、娘と同じ不安を感じることはありません。つまり、娘は彼女の完全なる自信を目の当たりにしていました。さらにそのお友だちは、娘の心配や不安を、娘という人物の中心として見ていなかったのです。「娘は水が怖い」というレッテルを貼り付けていた私とは違い、彼女は娘を、水が怖い女の子として扱いませんでした。彼女にとって娘は、プールでの遊び仲間だったのです。

おかげで娘は、不安を外面化することができました。つまり、不安を自分の一部だと思う気持ちが薄れ、その不安は自分の外にあり、克服できるものであると考えられるようになったのです。


想像力と創造力を爆発させる


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私は、海から帰ったあと、娘はすぐに泳げるようになるだろうと確信していました。でも、事態はそれほど単純ではありませんでした。娘は、自分が水に顔を付けられることを自覚しながら、友だちに優しく頭を押してもらわないと、それができなかったのです。もちろん、いくらかの前進はありました。身体の大部分を濡らすことに抵抗がなくなったのです。でも、顔に水がかかるのだけはダメでした。

Cohenさんは、子どもが心配に対処するためには、自分の強みとツールを自分で見つけさせることが重要だと述べています。不安とは「もし~だったら」という心理状態であり、それを「現実は~である」という考え方に変えることで、不安を克服できるのだと。ただし、それを他人がやってもあまり意味がないのだそう。子どもが、自らの意思で考え方を変えなければならないのです。

娘の場合、最後の鍵は想像の世界からやってきました。

季節は春。夏が近づいており、私は夏の読書について考えていました。娘はやっとストーリーのある本を理解できる年齢になっていたので、娘と一緒に楽しめるような本を探すことに躍起になっていたのです。私がそれを読み、彼女がそれを聴くというシチュエーションを想像していたところ、『Emily Windsnap』シリーズがいいという噂を耳にしました。主人公の女の子が、自分が人魚であることに気づくというお話です。ちょうど娘は人魚についてのテレビ番組が大好きだったので、Emilyの電子書籍を買うことにしました。予想どおり彼女はそれを気に入り、すぐに「もっと読んで」とせがむようになりました。私たちは、Emilyが温かい海の中を泳ぎながら水中の美しさを発見していくシーンを、何度となく一緒に読みました。

娘がその本を気に入ってくれたことに、私は感動していました。でも、もっと感動する出来事が起こったのです。彼女が週1回のお風呂に入っているとき、お風呂場から「ママ、見て!」という声がしました。行ってみると、身体を後ろに倒し、ほぼ水中に頭が入った状態の娘がいました。顔は水面に出ていたものの、耳は水の中という状態。それまでは、自分からそんなことをするなんて、ありえないことでした。

思わず私は叫びました。「あなた、頭を水につけられてるじゃない!」

娘はこう答えました。「私、人魚みたい?」

微笑みながらそう言う娘の姿は、人魚そのものでした。

やがて夏が来て、私は娘の水泳教室を申し込みました。娘はみるみる成長し、初回のレッスンで顔を水に付けられるようになり、2回目の終わりには短い距離を泳げるようになりました。今では、毎日のようにプールに行きたいとせがみ、多くの時間を水の中で過ごしています。

今振り返ってみると、娘は、恐怖を克服するだけのツールを、最初から持っていたのです。ただ、モチベーションがなかった。それを爆発させたのが、想像力でした。かつての彼女にとって、水は怖いものでしかありませんでした。ところが、Emily Windsnapが、新しい視点を与えてくれたのです。水は、美しくて、魅力的で、楽しいものだと。

子どもが不安を別の視点でとらえられるようになるには、必ずしも完璧な本を探す必要はありません。Cohenさんによれば、想像遊びでも不安を払しょくできるのです。例えば、「もし~だったら」というシナリオが心配な場合、「もし~じゃなかったら?」と聞いてみます。そして、子どもに話を作らせます。ストーリーを自由に考えさせることで、子どもは独自の戦略を編み出すことができるでしょう。


我が子の新しい自信に合わせて、親が考えを改める


心配を克服して恐怖に打ち勝った我が子は、新たな自信を手にします。そうなると、我が子の変化に、親の方が混乱してしまいます。でも、我が子の変化には、必ず追いつかなければなりません。なぜなら、子どもが恐怖を克服した今、再び彼らを恐怖に押し戻してしまう可能性があるのは、親であるあなた以外にいないのです。

今日は雨だったので、娘をプールに連れて行けませんでした。そこで娘は、お風呂に入りたいと言いました。「私、お風呂大好き。水も大好き。水の中にいるときの感覚が大好きなんだよね」と。

私は、バスタブにお湯を貯めながらこう言いました。「覚えてる? あなた、水が大っ嫌いだったのよ」。すると娘は怒りました。「ママ、私、水がキライだったことなんてない!」。私は驚き、何も考えずに対抗してしまいました。「キライだったわよ! おかげで赤ちゃんのころは、お風呂に入れることもできなかったんだから」。彼女は、吐き捨てるようにこう言いました。「とにかく、今は水が大好きなの。昔好きじゃなかったことなんて、これ以上聞きたくもない!」

そこで私は気がついたのです。彼女の恐怖について、もう触れるべきではないのだと。

娘は、自分に新しいストーリーを言い聞かせていました。今こそ、私もそれに乗るべき。娘は、「水を愛する少女」という、新しいアイデンティティを自ら宣言したのです。彼女の内なる声は、もう不安について語ることはありません。もう、「もし~だったら」という考えが現れることはないのです。語られるのは、人魚のお話。私は、そこに疑問を呈してはいけないのです。

ですから、私に会っても、このブログ記事のことには触れないでください。娘が人魚のように泳いでいるところに遭遇しても、彼女の勇気についてのコメントは不要です。その姿こそ、彼女の今の姿。水への恐怖? それはもう、過去のことですから。

あなたの子どもが何かに怖がっているなら、1週間、その子の目を通して恐怖を見つめみててください。なぜそれが怖いのかを考え、その恐怖を認めたうえで、自信を持たせる方法を考えてみましょう。そうすることで、解決の糸口が見つかるかもしれません。


Got Kids With Irrational Fears? 5 Powerful Strategies You Should Try|A Fine Parent

Lisa C. Baker(原文/訳:堀込泰三)

Image adapted from Daniel Gale (Shutterstock), Anson0618 (Shutterstock). Photos by Misko (Flickr), Gordon (Flickr), Jason Hull (Flickr), North Charleston (Flickr).

  • ,,,,,,,, - By 香川博人LIKE

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