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sekuresekure  - ,,,,  10:00 PM

つい見たくなるのはなぜ?研究結果が示すソーシャルメディアにハマる理由

つい見たくなるのはなぜ?研究結果が示すソーシャルメディアにハマる理由

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ソーシャルメディアは多くの人にとって生活をシェアする場となりました。自分に関する個人的な出来事や、有益な情報、クスっと笑える話など様々な投稿であふれています。では、なぜ私たちはそのようなソーシャルメディアに惹き付けられてしまうのでしょうか? 最近の研究から、その理由を紐解いてみました。


デジタル化されたスクラップブック


記録を残し個人の想いを綴るのに、スクラップブックや日記が主流だった時代があります。気になることを貼ったり、書いたりしてまとめ、日々の心の足跡を残していました。アメリカのスミソニアン博物館によると、19世紀のスクラップブックは現在のソーシャルメディアと同じく、情報過多の時代から必要な情報を抽出する方法だったそうです。


何万ものアメリカ人にとって、多すぎる情報の解決法がスクラップブックを作ることでした。流れつづける情報から、興味あるものをすくい上げ貼り付けることで、自分なりの意味を持たせたのです。


現代のソーシャルメディアもこれと同じ役割を担っています。気になるものを切り取り、コピーし、シェアする。それに対して自分にも他の人にもコメントを求めていきます。また、ソーシャルメディアはスクラップブックと同じく、記録するための手段になっているそうです。


女性解放の運動家たちも、歴史の証人として記録を残すためスクラップブックを使っていました。関連ある情報、講演への参加、演説や新聞記事などを貼り付けていたそうです。こうして保管することで、家族があなたの歴史を知ることができたのです。


また、スクラップブックを作ることは、人間にとって自然なことだったと言う人もいます。人には記録を残し、知っていることを保存する習慣があるからです。


一方で、スクラップブックは、自身のアイデンティティーを記す日記のような役目も担っていたとデザイン批評家のJessica Helfand氏は説明します。時として手が込んでおり、現代のInstagramを彷彿させます。


Facebook のウォールはユーザーの興味を明確に表します。そこには、面白いと思った出来事、友人から流れてきた投稿や心に留めておきたい記事が並びます。これが、記事へのリンクに「おすすめ」、「面白い!」といったコメントがつけられタイムラインに現れる理由です。Facebookのようなサイトへのログインは、まさにスクラップブックをめくることと同じなのです。


つながりが得られる


社会と同じく、ソーシャルメディアは自分の居場所を与えてくれます。ここでは政治的な意見交換から、いまの気持ちを伝えることまでできます。そのため、つながりを強く感じる場所になるのです。

最近発表されたFacebookについての論文によると、自分の投稿に反応を得た時、つながりを強く感じる傾向があることがわかりました。また、オーストラリアのクイーンズランド大学のStephanie Tobin氏は以下のように研究結果を報告しています。


研究によると、他のユーザーたちがウェブサービスを使うのを辞めた時や、自分の投稿した記事に反応がなかった時には、つながりを失ったような気持ちになるそうです。


つながっているという安心感は、シェアされた数やサイト上で起こる出来事に左右されるようです。つまり、拒絶感を減らしたければ、積極的に参加することが必要だとわかりました。


確かに、「いいね」が多ければ多いほど、自信がもてるものです。しかし、米誌『アトランティック』では、オンライン上でつながりを求めることがかえって裏目に出る場合もあると警告をならします。


投稿することが本人の孤独感を強める場合もあります。たくさんシェアされることが、投稿者が求めるネット上の温かい交流をつくるとは限りません。Facebookは他者に見てほしい自己イメージをつくるため、つながりを求めるために使われているのです。この研究で、投稿の動機は自己中心的という結果が得られました。自分が注目され、仲間がいるという安心感を得るのが目的であって、誰かの投稿に「いいね」ボタンを押すからと言って、その人のことを気遣っていたり、興味を持っていたりするわけではないのです


もちろん良い面もあります。ネット上では、どこでもつながりを感じることができます。ツイッターでフォローしている人は自分が興味ある内容をシェアしてくれます。「Tumblr」や「Pinterest」では、自身の好みを反映した記事を表示してくれます。こういったサービスは、オフラインでの交友を広げてくれる可能性もあります。ネットによる安堵感は使い方によることもわかっています。米ニューヨークタイムズではこの点について、Gosling氏が以下のようにまとめています。


カーネギーメロン大学で2010年に行われた研究では、誰かのウォールにメッセージを投稿したり、いいねボタンを押したりして、ネット上で誰かと直接的に関わる使い方をしている人は、社会的なつながりが強くなったように感じ、孤立感が減少すると報告されています。しかし、友達の投稿をただ読むだけ、といったように、Facebookを受け身的に使っている人は、逆効果となり、つながりが減ったように感じ、孤独感も大きくなることがわかりました


この分野の研究は続けられているため、答えを出すには尚早ですが、つながりを感じたければ、自分の意志でSNSに参加することです。実際の社会のように、ソーシャルメディアも複雑だと理解しておきましょう。理解して主体的に活動すれば、その複雑さに流されることはありません。


シェアによる幸福感が得られる


情報を共有したいというのは人として当たり前のことです。米ハーバード大学の研究によると、私たちは自分の情報を誰かとシェアする時、幸せを感じるようにできているそうです。ネット上でも同じことが起こると考えてもおかしくありません。作家のFrank Rose氏はアトランティックに以下のように寄稿しています。


米ハーバード大学では、なぜ私たちは情報をシェアしたがるのか、という疑問に答えるべく研究が進められました。通常、私たちは会話の30~40%を、自分のことを話す時間に使っています。ネットではこの数値が80%になるという予測もあります。現実社会の会話では、相手の表情を見て自分の話をやめることがありますが、ネットにはそれがないため、気にすることなく自己発信を続けるのです。


Facebookを使えば幸福度が増すわけではありません。情報を共有したり、「いいね」をもらったり、リツイートされればその瞬間だけ嬉しくなるというだけです。その瞬間だけ、自己肯定感が感じられるのです。


自分のアイデンティティを確立する


ソーシャルメディアを利用する理由は、自分のアイデンティティを確立するためでもあります。Russell W. Belk教授は自身の論文でこのことを解説しています。


実像がないため、ネット上の方が「本当の自分」を表しやすいと感じる傾向があります。完成された自分があるわけではありませんし、自己とは常に変わっていくものです。しかし、こういった感覚からネットは自己顕示欲を満たし、自分を表現することが可能な場となります。


またネット上では、「あなたは何者なのか?」「シェアしたい出来事は?」といった質問がよくされます。自己顕示への欲求と相まってアナログの世界より自己アピールに力を入れやすい環境が出来上がるのです。


その結果、ソーシャルメディア上の自分磨きに時間をかける人もいます。楽しく、面白く、交流を持ちたくなる「自己ブランド」を作りあげることができるからです。ソーシャルメディアには魅力ある人物像をつくるだけの力があります。理想の自分を構築することができるのです。社会心理学者のBerger氏はニューヨークタイムズで以下のようにコメントしました。


実際の会話では適切な言葉を選んでいる時間がありません。間を空けないために、最初に浮かんだ言葉を口に出しているだけです。文字を書く時は内容を精査する時間があるので、人物像を作るのに向いています。


もちろん、ソーシャルメディアの使い方は人それぞれです。友達や家族とのメッセージのためだけに使う人もいれば、情報収集ツールとして使う人もいるでしょう。ただ、日々熱心に投稿して情報をシェアしている人のなかには、ソーシャルメディアという存在が違う意味合いを持っている場合があります。私たちはなぜシェアするのかが分かれば、もっと実のある使い方ができるようになります。自分自身をよく理解して、ソーシャルメディアをスマートに活用していきましょう。


Thorin Klosowski(原文/訳:瀬呉保)
Art by Brian Hagen

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  • ソーシャルメディアの何が気持ち悪いのか (朝日新書)
  • 香山リカ|朝日新聞出版

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