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印南敦史  - ,,  07:30 AM

ネットやSNSのムダを見直す...「デジタルデトックス」をはじめる3ステップ

ネットやSNSのムダを見直す...「デジタルデトックス」をはじめる3ステップ

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デジタルデトックスのすすめ 「つながり疲れ」を感じたら読む本』(米田智彦著、PHP研究所)の著者は、現ライフハッカー[日本版]編集長。本書は、「ノマド・トーキョー」という生活実験プロジェクトで話題を呼んだ『僕らの時代のライフデザイン 自分でつくる自由でしなやかな働き方・暮らし方』(ダイヤモンド社)に次ぐ新刊となります。

ところで、「デジタルデトックス」とはなんなのでしょうか? 著者によればそれは、「ネットやスマホといったデジタル環境の持つ負の側面から『少し離れる習慣』を取り入れようというもの」。ただしネットやデジタル機器をすべて捨てろということではなく、ネットによって生まれる「ムダな時間」や「面倒な人間関係」を整理し、デジタルライフを快適に過ごすための提案をしているということ。著者のことばを借りるなら、「情報のお片付け」ということになります。

具体的になにをすべきかを理解するため、第2章「デジタルデトックスをやってみた① 生活習慣編」から「3ステップのメモで、ムダを見直す」を引き出してみます。


ステップ1:スマホやPCの使用時間をメモで視覚化


まずは自分がどのような状況にあるかを知るため、著者はこの項で、登録しているSNSやメールアカウント、1日にネットに接続した時間や内容をノートや手帳にメモしています。その結果としてわかったのは、まったく使っていないのにアカウントだけが残っているもの、なぜ使おうとしたのか自分でも思い出せないものもあったこと。

次に行なったのは、ネットを使うたび「スマホで5分」「パソコンで2時間」など、実際にネットを使った時間の記録。これにより、自分がどれだけ1日のなかでオンラインに時間を割いていたかが視覚化されるというわけです。そして、たどり着いたのは次のような思い。


これだけ時間を割いていても「もうネットは飽きた」とならない......。記録してみると改めて情報洪水の中で完全に自分が溺れていたことを思い知らされます。(54ページより)


たしかにパソコンやスマホの使用時間を視覚化することは、「自分がどこにいるか」を再認識するための重要な手段になるでしょう。(50ページより)


ステップ2:ネットのメリットとデメリットを書き出す


続いて行なったのは、ネットに接続することによる「メリットとデメリット」の書き出し。ここで重要なのはデメリットを書き出し、それを強く意識すること。しかしメリットもしっかり認識して書き出すことで、ネットを使うときの本来の目的が見えてくるといいます。そして著者の場合は、SNSでのデメリットを感じている部分が多いことに気づいたそうです。


メリット

知りたいことをすぐに検索して調べることができる。
好きなミュージシャンのライブやスポーツの試合など、見たい動画がいつでも見られる。
オンライン上にいる人と、すぐにチャットでおしゃべりできる。
天気や事故、事件など、リアルタイムの出来事をいち早く知ることができる。
多くの読者の方の反応を知ることができた。

デメリット

次々と関連動画が表示されるので、際限なく見つづけてしまう。
メッセージが入るため、集中力がつづかない。
仕事の効率が悪くなった。
姿勢が悪くなった。
目が疲れる。
人と会うのが億劫になった。
人からどう思われているのかを気にしすぎるようになった。
自分らしい振る舞いをすると怒られるのでは? とビクビクするようになった。
SNSでつながっている人の話題についていけないと疎外感を覚えるようになった。
(57ページより)


このようにメリット・デメリットを書き出すことで、ネットの本来の目的や、ストレスの原因を視覚化できるわけです。(55ページより)


ステップ3:デメリット時間をほかの行動に


ネットに費やした時間と、メリット・デメリットを視覚化できたら、次は整理。ここで著者がしたのは、デメリットの中から、もっとも自分が気になっているものを3つ選ぶこと。著者の場合は、「時間の浪費」「運動不足」「不毛な会話のストレス」。逆にメリットは、「気になることをその場で検索して調べることができる」「人とすぐにつながり、連絡をとることができる」「多くの読者の方の反応を知ることができた」だったとか。

ここでおもしろいのは、「一度書き出してみると、『やらなきゃ』『やめなきゃ』というよりも、ムダな時間を使うことが気持ち悪くなってくるのです」という著者の実感です。たしかに、そういうものかも...。

ちなみに、書き出すことで視覚化し、それを何度も見なおすことは、実際にネット依存の治療現場で行なわれている「認知行動療法」というものにあたるそうです。自分が依存しているものに費やす時間やお金などを記録することで、おかしな部分を意識に植え付け、行動を改善して行くというもの。たしかに、それだけでも意識はずいぶん変わりそうです。(59ページより)



上記からもわかるとおり、本書で著者が訴えかけていることは、日常のなかでちょっと工夫すればできること。それらを取り入れてみれば、「つながり疲れ」から解放されるかもしれません。


(印南敦史)

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  • デジタルデトックスのすすめ 「つながり疲れ」を感じたら読む本
  • 米田 智彦|PHP研究所
  

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