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堀込泰三  - ,  08:00 PM

ブレストをクリエイティブにするのは「ひらめき」ではなく「類推」の力:研究結果

ブレストをクリエイティブにするのは「ひらめき」ではなく「類推」の力:研究結果

ブレインストーミング、ブレスト


ブレインストーミングでは、ひらめきの瞬間が訪れるまで、アイデアを洪水のように挙げることがよしとされています。でもそれは、ベストな方法とはいえません。それよりも、小さくてクリエイティブなステップに集中し、類推を用いてアイデアをつなぐことの方が効果的なのです。


素晴らしいアイデアはどこからくるのだろう。もっとたくさんアイデアを生み出すには、どうしたらいいのだろう。

そんな疑問を持つあなたは、早起きや手書きなど、さまざまなハックを試してきたかもしれません。社員からの新しいアイデアを促すために、コンサルタントを採用したかもしれません。大きなものをもたらしてくれる、ひらめきの瞬間を求めて。でも、ある研究によれば、ひらめきを求める私たちの行動は、無駄になることがあるそうです。


大きな飛躍よりも小さな一歩を


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最新の例は、ピッツバーグ大学のJoel Chan氏、Christian Schunn氏らによる論文で、「Aという考えがBという考えをもたらし、それがCというブレークスルーを導く」ことについての解釈を試みたものです。

論文の著者らは、子ども向け手持ちプリンターのデザインチームを対象に、彼らのブレインストーミングの議事録を分析しました。その結果、認識の大きな飛躍によって生まれた新しいアイデアはなかったといいます。

それよりも、クリエイティビティは小さな一歩の積み重ねであることがわかったのです。「アイデアAが新しくも近い考えをもたらし、それがさらに新たな一歩につながります。そのような小さな心理的進歩が連鎖して、最終的にはイノベーティブなアイデアに到達することがあります」と著者らは述べています。また、あるアイデアから次のアイデアを導くには、類推が役に立つこともわかりました。

Chan氏の説明によれば、類推とは、「記憶の中または世界の中の2つのことを目にしたときに、両者に共通する基底構造をベースに、似ていると言うこと」を意味します。例えば、太陽系と原子の間の類似性。「これら2つは、表面上まったく別物ですが、基底構造が共通していることから、似ていると見なすことができます」。

類推は、自然に行われています。私たちが身の回りの世界を理解しようとするとき、無意識のうちに、脳が類似性を比較しているのです。

Douglas Hofstadter氏とEmmanuel Sander氏は、著書『Surfaces and Essences: Analogy as the Fuel and Fire of Thinking』において、「人は、現在起こっていることと過去に起こったことの比較に依存して生きている」と記しています。

Shunn氏によれば、「頭の中にはこれまで見てきた解決策がいっぱいあって、類推とは、それらの履歴を振り返り、『よし、この中の1つはここでも使えそうだ』と言うための方法」なのだそう。

このことは、デザイナーのブレインストーミングセッションに如実に現れていました。5分に1回のペースで、新たな類推が浮上していたのです。以下に、同チームの議事録の一部を紹介します。プリンターの開閉方法について、議論をしているシーンです。


140702brainstorming3.jpg


1516 Todd 「ビデオテープのフラップみたいのはどうかな?」
1520 Tommy 「ガレージドアみたいな感じの」
1525 Rodney 「ガレージドアだったら、ローラータイプってのもあるね」

(一部抜粋)


「ビデオテープのフラップ>ガレージドア>ローラードア」と、類推でアイデアが進化していく様子がわかります。このブレインストーミングでは、全体を通じてこのようなことが起こっていました。ブレークスルーをもたらすようなイノベーションに直接到達することはできなかったものの、類推を使うという脳本来の働きが、アイデアの変遷につながっていたのです。

Scott Berkun氏が著書『The Myths of Innovation』で語っているように、「これまでに見た驚嘆するほどの創造物やこれまでに聞いたアイデアは、かつて存在していた小さなアイデアにブレークダウンすることができる」のです。

類推は、決まりきった心理から抜け出すのにも有効です。Shunn氏によれば、私たちの脳はひとつのアイデアに固執してしまうことがあると言います。例えば、上司がある課題をあなたに与えたとします。上司はよかれと思って、上司自身のアイデア、考えられるソリューションを提示しました。それを聞いたあなたの脳は停滞してしまい、新しいコンセプトを思いつくことができなくなってしまうことがあるのです。

「私たちの研究では、人々はひとつの考えに固執してしまうものの、類推について考えることでそこから抜け出せることがわかりました。このような手法は、初心者にも専門家にも有効でした」とShunn氏は述べています。

Shunn氏とChan氏によると、参加者に素晴らしいアイデアを思いつくことを促したりひらめきを待つよりも、一歩一歩進むプロセスの方がイノベーションに向いています。「ミーティングの最初に『よし、今日は素晴らしいアイデアを思いつこう』と言ってしまったら、それほど最悪のスタートはありません。"ひらめきのブレークスルー"という"ロマンチックな"型にハマってしまうとイノベーションが阻害され、もっとロマンチックでない方法であれば辿りつけたかもしれない本当にいいアイデアを逃してしまうことになりかねません」とChan氏は述べています。


ブレインストーミングを成功させる4つのステップ


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パーフェクトなアイデアに到達するパーフェクトな方法は存在しません。でも、ブレインストーミングをする際は、次の4つのステップを意識してください。


フィルターを避ける

Shunn氏によれば、「ミーティングの最初に『よし、今日は素晴らしいアイデアを思いつこう』と言ってしまったら、それほど最悪のスタートはありません」「ベストなアイデアを出さなければというプレッシャーのもとでは、あれこれ吟味することができなくなります。おかげで、アイデアが枯渇してしまうのです」。


最初に例を挙げない

過去にうまくいった解決策を心に植え付けてしまうと、新しいアイデアではなく、同じような解決策しか出てこなくなります。


類推を使う

「一見無関係だった世界同士を、ある構造に基づいてつなげることができ、新しいアイデアが生まれます。画期的なアイデアではなくても、それを次への足掛かりにすることができます」とChan氏。


インセンティブについて知る

アイデアに対するインセンティブ(お金など)を与えると、「数は増えるものの、似たようなアイデアばかりになり、クリエイティブなものはあまり出てこない」とChan氏。


会議室で「そうか!」とひらめきの雄叫びを上げることはないかもしれませんが、いくつかのいい考えと類推を用いれば、アイデアは雪だるま式に膨らんでいくはずです。


The Science of Brainstorming|Fast Company

Jessica Hullinger(原文/訳:堀込泰三)
Image adapted from Nemo (Pixabay), zushine (Pixabay), and Nick Kinney (Shutterstock). Photos by clrmck (Flickr) and Jake Boetter (Flickr).

  • ,,,,, - By

    香川博人

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