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長谷川賢人  - ,,,,  06:00 PM

こだわりがぶつかったらどう伝える?「太平洋諸島と日本をつなぐ音楽フェス」のプロデューサーに学ぶリーダーシップ

こだわりがぶつかったらどう伝える?「太平洋諸島と日本をつなぐ音楽フェス」のプロデューサーに学ぶリーダーシップ

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音楽フェス、増えています。シーズンを迎えたイマ、ジャンルや規模の大小を問わず、それこそ毎週のように開催されています。

今回、ある音楽フェスの「作り手側」にお話を伺う機会を得ました。純粋な興味はもちろん、音楽フェスをつくり上げるプロセスには、コンセプトメイキングやリーダーシップについてなど、私たちの仕事にも生かせるポイントがあるのではと考えたのです。仕事だって、見方によっては「みんなを巻き込む」イベントのような側面だってあるはずですから。


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夏にぴったりのレゲエ・ミュージック。その快感を全身で味わえるイベントが、7月12日土曜日に開催されます。横浜港大さん橋屋上特設ステージにて開催する音楽フェス「PacificRoots FEST」。ゲストにニュージーランド出身のAWA、SONS OF ZIONといったオセアニア・太平洋諸島を代表するミュージシャンを招聘。音楽と共に、有名スポーツメーカーとも数多くのコラボレーションを行う、世界的に活躍しているペインター「Dragon76」によるライブ・ペインティング、ダンスパフォーマンス、DJ、飲食ブースを楽しめるイベントです。



現在第4弾までリリースされている、オセアニア・太平洋諸島のアイランド・ミュージックを中心としたコンピレーション・アルバム『PacificRoots』を手がけるチーム「GardenGrove」が発起人となり、イベント開催にまでこぎつけました。

CDとイベントを含めた総合プロデューサーを務めるf.balconyさん、そして本プロジェクトのプロデューサーである野崎ノブハルさんは、まるでごきげんなレゲエに言葉を乗せるかのように、笑顔でインタビューに答えてくれました。それでは以下、インタビューを通じて教わった「コンセプトの作り方」、そして「プロデューサーとして必要な要素」についてまとめました。


1枚のCDからはじまった文化交流


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野崎ノブハルさん(左)、f.balconyさん


f.balconyさんは音楽レーベルとマネジメントを手がける『GardenGrove』を運営、野崎さんは3つの会社を経営する他にミクロネシア連邦の"国おこしプロジェクト"を推進するなど、数々の事業を横断して進めるプロデューサーです。


f.balcony:もともと僕は海外に興味があって、オーストラリアに通っていた時期があります。オーストラリアはロックが盛んな国だけれど、僕が現地の日本人コミュニティを通じて出会ったのは、まるでビッグマウンテンやUB40のような、聞き慣れたルーツ・レゲエの曲やアーティストたちだったんです。日本では、まだ全くといっていいほど知られていなかったものばかりです。

帰国してみると、CDの共同プロデューサーでもあるHOMERUN SOUNDも、この地域の音楽には注目していました。この曲たちを集めて、僕がマネージメントとして関わらせてもらっているDragon76のイラストでカバーをつくれば、同じ嗜好を持つ人たちはかならず反応してくれるだろうと一緒に動き始め、CDとしてまとめたのが『PacificRoots』です。


CDは、f.balconyさんが仕事を通じて知り合った同業者や関係者からの応援、そしてファンの口コミを得て、セールスを伸ばしていきました。その後は毎夏に新作を1枚ずつ作れるようになり、第4弾のリリースにまでつながります。f.balconyさんは、応援してくれた彼らを「仲間」と呼んでいます。この仲間の存在が、PacificRoots FESTの開催にもキーとなっていくのです。


「ワクワク共有型、ビジネス後発型」のコンセプトメイキング


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『PacificRoots』はiTunes Store「レゲエ」ランキングでも毎回1位を獲得している


f.balconyさんたちには『PacificRoots』を制作した当初から、掲げていた理想があるのだといいます。それは「日本と太平洋諸国を音楽でつなげる」こと。「いつかはすべてフリーライブで、フィジー、ニュージーランド、パラオ、ミクロネシア連邦といった太平洋諸国で現地開催をして、みんなで踊って、そこへ日本のアーティストをゲストとして招く」といったように、まずは仲間たちでワクワクする目標を共有していったのだといいます。野崎さんは「夢を語るということが恥ずかしげもなくできるのが大事」と笑います。

そんな折、ニュージーランド大使館の関係者から「7月にアーティストが来日するが、何かできないか」とf.balconyさんの仲間が相談を受けたのをきっかけに、イベントが動き始めます。その後も「会場ならここが使える」「まだ有名ではないけれど彼らの音楽は絶対に合う」と、仲間たちの力をさらに集めながら、プロジェクトが進行していきました。


f.balcony:すでに僕らは「ワクワク」を共有してあるので、みんなでゴールが見えていたんです。だから、「自分が得意なこと」「つなげられる人やモノ」を自然と持ち寄ってくれました。

僕は、自分ではできないことの方が多いと思っているし、年齢も性別も関係なく、そうやって信頼している人に任せることができると「+(たす)」ではなくて「×(かける)」の化学反応が起きると思っています。だから今回も、イベントを「つくっている」というより、仲間に「つくってもらっている」ような感覚があります。PacificRoots "FEST"としたのもそうで、みんなで参加して、みんなで作りあげたい。町内会のお祭りをつくるみたいな(笑)。

それから、僕らはこのプロジェクトを「続けたい」と思っています。好きな音楽だし、人間関係もそうだし、CDを作るのもそう。続けるためにどうするか。そのためのお金はもちろん大事なんですけど、まずお金が頭にきてしまうと、いずれ「続けられない」ことに行き当たって、本末転倒になってしまうかもしれない。面白がってくれて、それをお金に変えていくのが大事。もちろん、こういった作り方が「正解」というわけではなく、僕らはそうしたい、という話です。


ここまでをまとめると、PacificRoots FESTなりのコンセプトメイキング術が見えてくるようです。


  1. まずは自分のやりたいことを定める。
  2. 仲間と夢を語り、ビジョンをつくりながら、ワクワクを共有する。
  3. プロデューサーは生まれた言葉を伝え、さらなる仲間に参加してもらい、絵を描いていく。できた絵をプロデューサーが俯瞰して、足りないところを調整する。
  4. ビジネスとしての落としどころを見つけていく。


現在、お二人は定期的にイベントを重ねていきながら、2017年ぐらいまでには「PacificRoots FESTをテーマにしたカフェをやりたい」と構想を練っているところだとか。「なんでもネットで話が済んでしまう時代だからこそ、体験する場をつくる、会って話ができる場を用意できるのが嬉しいと思うんです。めっちゃ大変なんですけど(笑)、みんなの嬉しそうな表情を見ると、そのつらさも忘れちゃうんです」とf.balconyさん。


プロデューサーとして重要な感覚、伝え方のテクニック


PacificRoots以外にもプロデューサーとして多くの仕事を手がけるお二人に、プロデューサーとして仕事をうまく回すためのコツを聞いてみました。


野崎:僕とf.balconyさんに共通しているなと思うのは、プライドはもちろん持っているのだけど、相手を受け入れるためならば、それを一旦置いておくこともいとわない人間であるということですね。時にはプライドを自ら捨てられるというか。夢を恥ずかしげもなく語れることも含めて、その素直さこそが「自然体」なんだと思っています。プロデューサーにとって、自然体でありながら、あらゆるバランスを常に保っていることは大切です。なかなか至難なことなんですけどね(笑)。

f.balcony:そうそう、わからないことを「わかりません」って素直に言うことですね。それが本当に大事。全然かっこ悪いことだと思っていません。殻を内側から壊せて、笑いに変えられるのが大事(笑)。ただ、「ここだけはゆずれない!」っていう頑固な部分もあります。逆にそれがないとブレてしまいますから。


「仲間と作り上げる」という過程で、ゆずれない部分がぶつかりあうことも考えられそうです。その際には、どうやって解決をしてくのでしょう。そう問いかけると、f.balconyさんはリーダーシップを求められる場面にもつながりそうなテクニックを教えてくれました。


f.balcony:ぶつかったら、いったん自分の気持ちは置いておいて、まずは全部を受け入れます。自分とはちがうなと思ったことがあったとしても、ぜったいにその場で否定をしない。受け入れて、噛み砕いて、消化して、それから「うまいバランス」のポイントを狙って伝えるんです。僕は、選択肢を用意して選ばせるというのをやります。相手に「自分で決めた感覚」を持ってもらって、「いま、メインで走っているのはあなたなんだよ」ということをわかってもらう。

野崎:その考えは、プロデューサーとして重要な感覚ですよね。アーティストやクリエイターたちと仕事をするときはもちろん、マネジメントの観点としても大切だと思います。複数の選択肢を提示しているということは、自分の中でもリスクヘッジができている状態でもありますし。その選択肢の先の答えまで見えているかどうかに、プロデューサーとして受け止められる器の大きさが出てくるんだと思います。

それでも結果が伴わないこともあるから、その時は悔しくて、リーダーとして、めちゃくちゃに自分を責めますね。現実って常に厳しいものですから。でもまたドン底からでも這い上がって挑戦してやろうって。そしてまた仲間を信じてつくりあげます。


心豊かになる時間の過ごし方をしてもらいたい


PacificRoots FESTでは「音楽体験」をしてもらいたいと、f.balconyさんは言います。


f.balcony:海外では音楽がもっと身近で、生活に根付いた存在になっているんです。ハワイの人たちが仕事を終えたらみんなで楽器を演奏したり、ニュージーランドのマオリ族が家族でウタを楽しんだりするように、今回のイベントが「音楽体験」そのものに触れられるきっかけになればいいなって思います。

音楽って、何年かしてから、「このときはああだったな」って映像や匂いを思い出す体験につながるんですよね。そんな人生の中の体験のひとつになって、これをきっかけにもっと音楽に触れてもらって、心豊かになってもらえたらと。


7月12日土曜日開催のPacificRoots FEST、チケットなどの詳細は下記リンクよりチェックしてみてください。オープンは13時、クローズは23時と長めのイベントですので、ふらりと訪れてみるのもいいでしょう。ライブスペースは有料制(小学生以下無料)ですが、飲食ブースを含む一部スペースは無料で入場して楽しめます。


Pacific Roots Official Web Site
GardenGrove presents【PacificRoots FEST】|ローチケ.com

(長谷川賢人)
Photo by Thinkstock/Getty Images.

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    香川博人

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