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印南敦史  - ,,,  07:30 AM

世界の現場で働く「普通の人たち」の姿に、キャリアと生き方を学ぶ

世界の現場で働く「普通の人たち」の姿に、キャリアと生き方を学ぶ

世界の現場で僕たちが学んだ「仕事の基本」


きょうご紹介したいのは、『世界の現場で僕たちが学んだ「仕事の基本」』(国際機関で働く若手実務家17人著、長嶺義宣、外山聖子編、阪急コミュニケーションズ)。文字どおり、国際機関やNGOで働いている30~40代の若手実務家17人が、それぞれの立場から「世界基準で仕事をするために知っておきたいこと」を語った書籍です。

と書くと、彼らが特別な人であるように感じるかもしれませんが、編者のことばを借りるなら「ほとんどがごく普通の一般家庭で生まれ育ったいわゆる純ジャパニーズで、活動する舞台がたまたま海外になった人たち」。しかし一般の人たちとの違いは、日常で直面する「ミニ正念場」で「勝負」をしてきたところにあるとか。

最初の章となる『1 「決断力」』から、いくつかを引き出してみたいと思います。


進路を決めるとき、明確にすべきこと


吉井愛さんは、2011年から国連で働いている女性。国際的な仕事を志すようになったのは、「国際的な仕事をしたい」といった抽象的な夢だけではなく、「政務のプロになりたい」という具体的な目標が見つかったことがきっかけだったそうです。


職業人としての道を真剣に考えてみると、海外、国内といった舞台選びよりも「自分は何のプロとして生きて行きたいのか」という問題のほうこそが肝要だ。(中略)政務のプロとして国連で働きたい。遅ればせながらそのことを確信したのは、大学院修了後、政務や開発支援の仕事を経て、さらに研究員として欧州連合(EU)や日本、国連による平和維持活動(PKO)についての調査をしている時だった。(23ページより)


しかし、決断したからといってすぐに採用してもらえるはずもなく、国連PKO局の政務官試験に応募、受験、面接、そして合格通知を受け取るまでには3年の時間を費やしたのだとか。当然ながら悩みも多かったといいますが、それでも待ち時間を乗り切ることができたのは、「海外で働きたい」という夢のおかげではなく、「政務のプロとして生きていきたい」という決断が強かったからだと断言しています。

つまり大切なのは、自分が本領を発揮するにふさわしい舞台(職場)はどこか、という視点で、キャリア選びの決断をすることだというわけです。(22ページより)


リスクがチャンスに変わるとき


栃林昇昌さんは、赤十字国際委員会(ICRC)に勤務する男性。ただし、そのポジションにたどりつくまでのプロセスは少し変わっています。民間企業在職中に起こった2004年のスマトラ島沖地震と津波の報道を見て、自分もなにか貢献したいという気持ちにかられたというのです。


思いつきで始める行動が、うまくいくのだろうか。誰もがそう思うだろう。問題は、成功するかどうかではない。成功させるかどうか、だ。できるかどうかよりも、どうやって不可能を可能にするかを考える必要がある。自分の意志の強さが試される。どんな困難な状況も、強い意志で乗り越えるしかない。(27ページより)


そこで、名前すら聞いたことがなかったインドネシアのアチェ州へ。その過程でメダン市内を歩いているとき、偶然見つけた赤十字のオフィスに飛び込んで「ボランティアをさせてほしい」と掛け合ったことから、インド洋大津波の被災者のために活動開始。それが現在の仕事につながったというのです。

そんな栃林さんは本書に、「すべての結果は最初の決断と意志に通ずる」ということばを残しています。(26ページより)


自分を生かすキャリアのつくり方


ボランティアを通じて難民問題に目覚め、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)で働くことを夢見てきた橋本直子さん。国際移住機関(IOM)プログマネージャーとして活動する女性です。大きな決断を迫られたのは、紛争下にあった北部スリランカでの勤務を終えようというころ、UNHCRから、次のポストの打診があったとき。


国際機関ではこのような形で「応募しませんか?」と聞かれたら、「応募すれば受かります」ということとほぼ同義である。しかも、今回のソマリア・ポストはいわばUNHCRキャリアを構築する上で決定的な一歩であり、逆に辞退すればその後は金輪際UNHCRキャリアを放棄することになる。(31ページより)


つまり、断る理由は皆無。それにもかかわらず辞退したのは、紛争地での経験もスリランカに関する知見も一切なく、ただUNHCRキャリアに対する憧れだけしかない自分よりも、特別に貢献できる強みを持った職員が行った方がいいと判断したから。

そこで「法曹資格を取って出直そう」と決心して日本に帰り、ロースクール受験にいそしんでいたころ、思いもかけず、一生で一度はやりたいと心の底から願っていた仕事のオファーを受けたというのですから、人生はわからないものです。

他人にもできることや、他人の方が上手にできることをしていたのでは埋もれてしまう。少しでも自分がより得意で心地よく能力を発揮する場所を選ぶことが大切だと、橋本さんは結論づけています。(30ページより)



この「決断力」をはじめ、「理解力」「伝達力」「構築力」「勝負力」など、世界で生き抜くために必要とされるテーマが全部で12種類。それぞれのトピックが4ページにまとめられているので読みやすく、「世界基準」で働く人たちの思いがストレートに伝わってきます。そしてそれらはきっと、これからどう生きるべきかと考えている人への有効なアドバイスになるはずです。


(印南敦史)

  • ,,,,, - By

    香川博人

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