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matonomatono  - ,,,,  08:00 PM

部屋の中も頭の中も、散らかった状態を整理して最高のパフォーマンスを発揮する方法

部屋の中も頭の中も、散らかった状態を整理して最高のパフォーマンスを発揮する方法

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数年前、筆者はWebデザイン会社でプロダクトマネージャーとして働いていました。自分たちのデザインチームとクライアントで一緒にプロダクトを制作するのが、仕事の中でも一番好きでした。残念ながら、その仕事は仕事全体の約10%程度でしたが。

ほとんどの時間は、会議の議事録を取ったり、ファイルを検索したり、最新のテクノロジー系のニュースをチェックしたり、スタッフの通常の仕事のフローの管理をしていました。それで、精神的に疲れ果ててしまったのです。

家に帰ると、自分が実際には何も仕事をしていないような気分になりました。その会社を辞め、ooomfを立ち上げた時に、人生を消耗するような生き方は止めようと思いました。

ここ数年で、自分の周りの雑音を排除する方法を見つけたので、クリエイティブな仕事に集中することができ、大事なことにより時間を割けるようになりました。自分の人生で一番生産的に過ごせた1年を通して、頭の中にある要らない情報をどれだけ減らせるかがポイントだということが分かりました。



頭の中の雑音はどうして湧いてくるのか


物をとっておく理由は色々とあります。後で必要になるかもしれない、思い出の品だから、高いお金を払ったからなどと思うと、例えそれを何週間、何ヶ月、何年も使っていなくても、取っておかなければいけないような気持ちになります。

実際はそのような物を買うこと自体が間違いだったのですが、その事実を認めると文字通り脳が傷ついてしまうのです。エール大学の研究で、脳の痛みに関する領域は前帯状皮質と前部の島皮質の2つがあり、自分の持っているものを手放すことに反応して、痛みのような感覚を感じることが分かりました。


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この脳の領域は、紙で指を切ったり、熱過ぎるコーヒーを飲んだりして、身体的な痛みを感じた時にも反応します。脳の反応は、大事な物を無くした時も、身体的な痛みを感じた時と同じように見えます。思い入れがあればあるほど、お金がかかっていればいるほど、取っておきたくなるのはそのせいです。


Appleが製品を触らせる理由


身体的なことで言うと、ただ物に触ることでも、その物に対してより感情的に思い入れを持つことはがあります。この研究では、被験者にオークションに参加する前に、コーヒーのマグカップに触れて調べてもらいました。被験者毎にコーヒーマグに触れる時間を変えたところ、マグに触っている時間が長い被験者ほど、オークションでマグに対してより高いお金を払っていました。この研究の結果では、マグを触っていた時間が短い被験者より、長い時間触っていた被験者の方が60%も多くお金を払ったことが分かりました。物に触る時間が長いほど、その物に対してより高い価値を置くという結論になりました。

Apple社は、身体的に触れることの効果をよく知っているので、Apple Storeは製品に触れやすいようなデザインになっており、製品に対する思い入れが持ちやすくなっています。これはApple Storeの様子です。


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作家のCarmine Galloさんは、Apple Storeの表と裏に関する本を書いています。Apple Storeでは、自分の物のように感じさせるために、すべての製品が触れるようにデザインされている、とGalloさんは言っています。


ノートパソコンの画面が少し斜めになっているのは、お客さんが自分に調度いい角度に合わせるために、画面の角度を少し変えるようにするためです。このような所有者経験は、商品を売ること以上に重要です。


自分の生活に新しい物を取り入れると、すぐにその物に価値を見出し、将来的に手放しにくくなります。物に対するこのような心理的なつながりは、物を貯め込むことにつながります。


散らかっている状態が脳に与える影響


クローゼットでも机の上でも、身の回りに余計なものがあると、集中したり情報を処理したりする能力にネガティブな影響を与えることがあります。これが正に、プリンストン大学の神経科学者が発見した、整理された環境と雑然とした環境では、人間の仕事のパフォーマンスに違いがあるというものです。研究の結果によって、周辺環境が物理的に散らかっている場合は注意力が散漫になり、パフォーマンスは落ち、ストレスは増えることが分かりました。

最近UCLAの研究チームが、ロサンゼルスの32の家族を観察したところ、母親は身の回りの物を対処している時に、ストレスホルモンが放出されていました。脳がマルチタスクをするのと、物理的に散らかっている状態が感覚に負荷をかけるのは、どちらもストレスを与え、クリエイティブに考える能力を減退させるところが似ています。


散らかっているのは物理的なものだけではない


パソコンのデスクトップにあるファイル、TwitterやFacebookからの通知、夜中にピッと何かが鳴ることなども、意識の集中を削ぎます。デジタルの散らかった状態も、クリエイティブな仕事に対する集中力やパフォーマンスを蝕みます。Mark Hurstさんは、ニューヨークタイムズのベストセラーである著書『Bit Literacy』の中で、デジタル時代に情報の流れをコントロールする上で、とても分かりやすい説明をしています。


ビットは新しい物質である。


頭の中で常にやらなければならないことを考えていたり、数分おきにスマホからピッという音やバイブオンが鳴っていると、脳はクリエイティブな仕事や作業に完全に没頭できません。頭の中に余計なものが入っていると、パワーが分散されてしまいます。その結果次のような作業がうまくできません。

  • 情報をフィルタリングする。
  • 作業と作業の合間を素早く切り替える。
  • 作業記憶を持続する。

デジタル製品を大量に使うこともまた、物理的に散らかっている状態と同じような悪影響を、脳に与えるということです。


自分にとって完璧な状態を見つける


筆者は、部屋がきちんと片付いている状態は好きですが、部屋を完璧にきれいにしたと思った時でも、母にしてみれば酷い状態だということもあります。人によって散らかっている状態の許容範囲は違います。研究によって、人によっては多少散らかっている環境の方が、刺激があって仕事がはかどるということがわかっています


きれいな机は、まったく何も仕事が進んでいなかったり、考えが浮かんでいないことの表れで、休眠状態のように思えることもあります。


例えば、このスティーブ・ジョブズの自宅の仕事場の写真を見てください。禅的思考で時代を先取りするビジョンを持った人の机には思えません。


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一方、「TreeHugger」の創立者Graham Hillさんの自宅の写真を見ると、420平方フィートの何百万ドルもするマンションには、ほとんど飾りや物がありません。台所にあるのは、12枚のサラダボウルとわずかな道具だけです。


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ニューヨークタイムズ紙のインタビューで、Hillさんはこのように答えていました。


私は、他の人と同じように物が好きです。学校ではプロダクトデザインを学んでいましたし、ガジェットも洋服も、あらゆる物が好きです。しかし、今までの経験から、物質的な物というのは、感情面で必要なものを締め出す傾向にあると分かりました。


散らかっている状態がパフォーマンスに悪影響を与えていることは明らかになっていますが、それは他の誰でもないあなたが、どういう状態を"散らかっている"と認識するかによります

ノートとペンと大事な写真が机の上にある状態を、あなたが散らかっていると感じないのであれば、それは散らかっていません。自分にとって心地良い状態を見つけ、そのように場所を整えることが重要です。


散らかっている状態を管理する4つの方法


この世には、数えきれないほどの物や情報が溢れているので、その波に飲まれないようにコントロールする方法を見つけることが重要です。そうすれば、大事なことにもっと時間を使えるようになります。

筆者にとって有効だった4つの方法をご紹介しましょう。


1. 制限する

良いデザインに大事なのは引き算です。このセオリーを、消費を管理するシステムにも当てはめることができます。例えば、Twitterでフォローする人数や、買う本の数、所有するアプリの数などを制限します。筆者の場合は、Twitterでフォローするのは200人まで、今読んでいる本を読み終わるまで、新しい本は買わないようにしています。また、本当に必要なアプリだけをダウンロードもしくは購入します。

消費できる以上の情報が常に溢れています。右から左に流してしまうのではなく、本当に楽しめるものだけに制限しましょう。


2. スペースを小さくする

消費を制限するためには、置き場所を小さく狭くするといいです。クローゼットの中のハンガーを10本にしたり、旅行に行くときのバッグを小さくしてみましょう。本当にウォークインクローゼットや全部の靴をしまうラックが必要ですか? 置き場所やスペースを制限することで、本当に自分が必要なものがすぐに分かります。


3. クローゼットを毎月点検する

毎月クローゼットの中を見て、着ていない洋服がないかチェックしましょう。夏なら、使っていないTシャツ、パンツ、靴などは、オークションサイトなどで売るか、欲しがっている人にあげましょう。もしくは、実際に使っている物になるまで、毎週何か物を捨てていくというのもありです。


4. 毎日デスクトップから要らないファイルを消す

パソコンを使って仕事をしているなら、デスクトップが散らかっていると常に嫌な気分になります。毎日仕事が終わったら、デスクトップのファイルをすべて消しましょう。すぐに消せないファイルであれば、然るべきフォルダに移動するか、デスクトップ用のフォルダを1つだけ作って、そこにファイルを入れます。下の写真は、筆者の"Home"フォルダのあるデスクトップの画面キャプチャです。


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物理的にしろ、デジタルにしろ、散らかっている状態には常に何かしらの対処をしなければなりません。しかし、散らかっている状態はコントロールすることができます。他の誰かの物で満たすのではなく、自分にとって心地良く、力をもらえ、クリエイティブなことができる余裕のある状態にするように、消費の流れをコントロールする方法を見つけましょう。


How clutter affects you and what you can do about it|Ooomf

Lifehacker(原文/訳:的野裕子)

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