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galileo  - ,,,,  07:00 PM

働く人を「大人扱いする職場」のメリット

働く人を「大人扱いする職場」のメリット

大人扱いする職場


筆者はこれまで、さまざまな仕事を経験してきました。ファーストフードのドライブスルー、レストランのウェイトレス、パン焼き職人などのほかに、企業向けの原稿編集でしんどい思いをしたり、隔週誌の編集部で働いたりもしました。フリーランスにも挑戦しましたし、キャンプ場で3日間だけ勤めたこともあります。でも、振り返ってみると、「大人扱い」された仕事はたった2つしかありませんでした。「結果さえ出してくれれば、細かいことには干渉しないよ」と言ってくれる職場は本当に少ないのです。


スラッジまみれの会社たち

とても単純なことのように思えるのですが、そんな職場にはめったにお目にかかれません。これまで、「始業時間に5分遅刻した」「お昼の休憩時間は30分なのに2分オーバーした」「病気で休んだ」「病院の予約を取った」などなど、重箱の隅をつつくようなことで文句を言われ続けてきました。しかも、これらのケースすべてにおいて問題だとされたのは、筆者の仕事の中身ではありませんでした。四六時中デスクに縛り付けられているのを拒んで、仕事以外にやらなければならないことがあるとか、人間らしく行動したいとか主張したことで、あつかましい人間だと思われてしまったのです。

米オンラインマガジン「Slate」で紹介されていた『Why Work Sucks and How to Fix It』(仕事がつまらない理由とその対策)という本では、職場にはびこるこのような悪い空気を「スラッジ」(たわごと)と名付けています(筆者はむしろ、「くだらないイチャモン」とでも呼びたいところですが)。


スラッジとは、職場で結果よりもプロセスを重視して、同僚に罪悪感を抱かせようとする言動すべてを指します。例えば、ジュディさんが朝、定時よりも少し遅れて出勤してきたら「よく来てくれたね、ジュディ」と皮肉ってみたり、娘さんの学芸会を見るために早退するビルさんを尻目に「自分にもビルみたいに子どもがいれば良かったな。仕事をせずに済むのだから」と言ってみたりするのがそうです。こういったコメントは、知的職業に従事する人たちがデスクで費やす時間とその人の全体的な生産性の相関関係についての古い見方を助長しているにすぎません。


こうした不愉快な言葉を投げかけられた経験は誰もが持っていますよね。それくらい、スラッジは蔓延しています。筆者も、感染症で熱を出した子どもを理由に週末2日連続のシフト勤務を断った、大寒波でクルマを家から出せずに会社に行けなかった、といった状況でスラッジを経験してきました。


社員を大人扱いしないと何が起こるか

本来なら、従業員はやるべき仕事を期日を守ってきちんとこなし、その「結果」のみによって評価されるべきですが、実際の評価はむしろ、仕事をしているように見えるかどうか(早出や残業、「忙しそうにしている」など)やその人の性格、ごまかしの上手さといった要素に左右されているようです。

もちろん、職場で愛想良くふるまい、周囲とうまくやっていくことは大事です。性格や「社風になじむかどうか」も、大きな要素だと言えるでしょう。でも、そうした要素が実際の仕事の成果よりも重視されるべきではないはずです。愛想が良くて愉快で誰にでも愛される人であっても、その人がやるべき仕事をしなければ、同僚の仕事は増えてしまいます。ろくに仕事もしない困った人もいますが、おかしなことに、こういうタイプに限ってのらりくらりとクビになるのを回避するものなのです。

こうしたことが起きる原因の1つとして、上司が挙げられます。管理職は明確な目標を設定するのが務めです。また、部下たちの仕事に対する熱意も、上司の仕事ぶりによって大きく変わってきます。「ハーバード・ビジネス・レビュー」ブログに先日掲載されていたある調査結果によると、適任でない人間が管理職におさまっているケースは全体の82%に達するそうです。

82%ですよ。だからこそ、誰の部下として働くか、上司がどんな振る舞いを見せるか、上司にどう評価されるかが問題になるのです。

実際、これは大問題です。


米ギャラップ社は2012年に2つの大規模な調査を行いました。その結果によると、米国の被雇用者で仕事に貢献している人の割合はわずか30%で、世界全体で見るとその数字は13%とさらに低下するのだとか。さらに悪いことに、過去12年間、この数字はほとんど変わっていません。つまり、世界の被雇用者の大部分は職場で前向きな貢献をしていないわけです。

ギャラップ社では、数百もの組織の業績を調査し、2700万人の被雇用者と250万の部署の貢献度を測定しました。すると、業種や企業規模、所在地に関係なく、部署によって業績に大きな差が出てしまうという謎を解き明かすのに、企業幹部が苦心していることがわかりました。大半の企業では、社内の業績評価基準が必要以上に大きくブレており、これは従業員の管理方法に一貫性が欠けていることも大きな要因となっています。予測不可能な状況は業務を遂行する上で効率性を大幅に悪化させるため、こうした不要な「雑音」は企業経営者にとって悩みの種なのです。


結果のみで評価するメリット

そんなわけで筆者は、「Results-Only Work Environment」(結果のみで評価する職場環境)の頭文字を取ったROWEと呼ばれる仕事のルールがあることを知って、元気づけられたのです。

これは「大人扱いしてくれる職場」と呼んでも良いでしょう。ルールはいたってシンプルです。仕事を100%任される代わりに、責任も100%負います。仕事の間はいっさい干渉されません。仕事のプロセスや結果を出すまでの方法についてあれこれ言われることもありません。ただ結果のみを評価されます。好きな時間に休憩しても、午後に歯医者の予約を取っても、病気になっても、真夜中の2時半にデスクの下にもぐって素っ裸でスナック菓子を食べながら仕事をしても、誰にも叱られません。とにかく責任を持って仕事をすることだけが肝心です。ここにはスラッジの入る余地はありません。

その結果、どうなったと思いますか? ROWEの提唱者の1人であるJody Thompson氏はこう話しています:


「私たちがどれだけの混乱を巻き起こしたかは、想像がつくでしょう。とにかく何の制約も設けずに、好きなようにしてもらったのです。しかも、毎日まじめに職場に通っているだけで、実際にはあまり成果を挙げていないにもかかわらず、組織の中でうまく立ち回っていた人をあぶり出すのにも成功しました」


このやり方を採用した結果「目覚ましい」効果が上がったのも納得できますね。Thompson氏はさらにこう言います。


「自分で自分の生き方を決め、自分自身と仕事について責任を感じるようになると、誇りを持ち、自由になり、尊厳を取り戻した気分になります。管理職の人たちは私たちに、『部下たちが急成長しました! 今では見違えるようです』と報告してくれます。職場で大人扱いされると、従業員には何かが起きるようです。自分で主導権を握れることが第一にありますが、これに加えて目標の明確さも要因でしょう。自分がどんな結果を出すべきかを把握すれば、そこに向かいつつあることも証明できるのです」

では、従業員にはどんな効用があったのでしょうか? まず、仕事に関するストレスが減り、よく眠れるようになりました。病気の時は家で休んだり、医師の診察を受けたりできるようになったので、職場で病気をうつしてしまうケースも減りました。それまでは厳格な就業規則に従うためにタイムカードを押していましたが、それもなくなって自分をケアする時間が取れるようになったので、以前より運動するようになりました。残業する人が減り、仕事を好きだと言う人が増えました。おまけに、生産性が41%向上したのです。

「すべての人にROWEを!」と言いたいところですが、この夢のような職場環境は長くは続きませんでした。ROWEが試験導入された企業(家電量販店のベストバイです)では、CEOの交代に伴う変化の一環として、この制度が撤廃されてしまったのです。それに、もちろん、ROWEがあらゆる職種で効果を発揮するわけでははありません。ファーストフードのドライブスルーに、自宅にいながら勤務することはできませんよね。ただ、だからと言って、従業員の働く時間に柔軟性を与えるべきではない、という理屈は成り立ちません。自分を律することができる大人として扱うことは可能なはずです。最初の話に戻ると、お昼の休憩を2分余計に取ったとお咎めを受けた時、筆者の中で変わったことと言えば、この職場からはできるだけ早く逃げ出そうという思いだけでした。人は皆、人間らしくいられるべきですし、こうした考え方は常識になっていいはずです。


Tracy Moore(原文/訳:長谷睦/ガリレオ)
Photo by Shutterstock.

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    友清哲

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