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印南敦史印南敦史  - ,,,  07:30 AM

眠りと子育てに関するQ&A:朝起きられない、夜泣きが続く、睡眠薬を使っていい?など

眠りと子育てに関するQ&A:朝起きられない、夜泣きが続く、睡眠薬を使っていい?など

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頭のいい子が育つ 超・睡眠法』(遠藤拓郎著、フォレスト出版)は、「パンパース」の睡眠アドバイザーも務めているという著者が語る「睡眠子育て術」。タイトルはよくある「天才教育本」のように見えますが、そうではなく、子どもと睡眠についてわかりやすく解説した内容です。

忙しい日々のなかで、子どもを育てている方も多いはず。そこで、きょうは3章「『ウチの子病気かも......』と心配な親へ 〜眠りと子育てに関するQ&A〜」から、親なら気になりそうなポイントをいくつかピックアップしてみたいと思います。


朝起きられずに、子どもが不登校になったら


不登校の理由はいろいろありますが、睡眠障害として考えられるのは「睡眠相遅延症候群(遅寝遅起き)」。朝起きられなくなってしまう病気で、著者のクリニックを訪れる子どもの大半も、これが原因なのだといいます。

問題点は、朝起きることができないために不登校になってしまうことで、その原因は、体内時計の「履歴効果」にあるそうです。つまり過去に悪いリズムを長く続けていると、そのリズムを続けやすくなるということ。放っておくと体内時計がズレてしまい、「夜、眠りたくても眠れない」「朝、起きたくても起きられない」状態になり、学校に行けなくなるわけです。

だからこそ、朝は強引にでもたたき起すことが大切。悪い習慣を修正せずに1週間も続けていると、「履歴効果」でもとに戻らなくなり、朝起きられなくなってしまうことに。それが本物の睡眠傷害を引き起こすこともあるので、「よい習慣も悪い習慣も、1週間続ければ身につく」と心得るべき。(129ページより)


夜泣きって病気なの?


赤ちゃんなら話は別。しかし、ある程度の年齢をすぎても夜泣きが治らない場合は、「睡眠時驚愕症」という病気の恐れが。これは、引き裂くような悲鳴や鳴き声とともに、深い睡眠から突然覚醒する病気。外からの刺激に反応しないことが特徴で、夜泣きをしているときに声をかけても、錯乱状態でほとんど通じないのだそうです。そして、その後はなにごともなかったように眠ってしまい、翌日にも本人はほとんどおぼえていないのだとか。

発生原因は不明ですが、日中のストレス、疲れ、発熱、寝不足、薬などが原因で引き起こされるケースもあるそうです。この病気の典型的な例は4歳〜12歳の小児に見られるので、4歳をすぎても夜泣きが収まらない場合はこの病気の可能性も。ただし思春期になるとほとんど自然治癒し、しかも精神病ではないというのでご安心を。(135ページより)


子どもの寝つきが悪いとき、睡眠薬を使ってもいいの?


少し前、「ぐずる赤ん坊に睡眠薬を投与するのは安全か否か」ということがネットで議論になりました。この問いに対して、著者は「よほどの精神的な病気がないかぎり、子どもに睡眠薬は使わないでください」と断言しています。

子どもの寝つきの悪さに悩み、「睡眠薬を使ってでも寝かせたい」と思うこともあるかもしれません。しかし睡眠薬を使うのは、基本的に「睡眠力」が落ちているから。薬で補助しないと眠れないというなら話は別ですが、子どもは強力な「睡眠力」を持っているので、薬は必要ないそうです。

それに発達段階で薬を使うと、なにが起こるかわからないというリスクも。薬を使うくらいであれば、昼間に寝させなければいいだけ。「睡眠力」が落ち、薬を使わなければ眠れないこともある大人と違い、子どもが寝ないのは習慣の問題。普段の習慣を変えるだけで、状況はガラリと変わるそうです。(149ページより)


もしも子どもが悪い夢を見たら


夢を見るのは基本的に「レム睡眠」のときで、レム睡眠が増えるのは、ストレスがかかったときや、睡眠が悪いとき。睡眠の質が悪いと、人間はレム睡眠のあとに目が覚めてしまうもの。つまりレム睡眠のあとに目が覚めてしまうと、その直前に見ていた夢が記憶に残ってしまうわけです。

そして子どもに悪い夢を見させない対策としては、次の2つが挙げられるそうです。


1.昼間にストレスをかけない。
2.夜更かしをさせない。


1が大切な理由は、ストレスがかかればそれだけレム睡眠が増え、夢を見ることが多くなるから。ちなみに「うつ病」の人は、レム睡眠が増えることがわかっているそうです。ストレスをかけないようにして、できるだけ睡眠の質をよくすることが重要だということです。

そして、2も忘れるべきでないポイント。レム睡眠は寝入り(睡眠の前半)に短く、朝方(睡眠の後半)になると長くなるという特徴があるからだといいます。つまり夜更かしをさせて朝遅い時間まで寝かせていると、それだけレム睡眠を多くとることになるということ。すると夢を見ることも多くなるため、子どもに悪夢を見させないためには、レム睡眠をどう減らすかが大切だというわけです。(152ページより)

著者は、「80年以上睡眠研究を続けている世界で最も古い睡眠医療施設の後継者」だそうですが、たしかに本書の内容は、ひとつひとつに説得力を感じさせます。「頭のいい子を育てる」というより、「すくすくと子どもを育てる」ために、ぜひ読んでみていただきたいと思います。


(印南敦史)

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