• GIZMODO
  • FUZE
  • DIGIDAY
  • gene
  • gene
  • cafeglobe
  • MYLOHAS
  • Glitty
  • roomie
  • machi-ya
  • GIZMODO
  • DIGIDAY
  • gene
  • cafeglobe
  • MYLOHAS
  • Glitty
  • machi-ya
  • roomie

重村俊雄|経営者

 - ,,,,,,,  11:00 AM

ウズベキスタンでモデル事務所を立ち上げた男が説く、旅行中にビジネスチャンスを見つける方法

ウズベキスタンでモデル事務所を立ち上げた男が説く、旅行中にビジネスチャンスを見つける方法

1405uzubek1.jpg


私は今ウズベキスタンで2つの事業をやっています。

元々、旅行好きで、大学を卒業してから就職もせず、世界中を旅行していました。30歳を過ぎるまで就職することもなく、そのまま起業しました。はじめのうちは日本でアルバイトをしてお金を貯め、そのお金で旅行していましたが、そのうちに「日本と海外の違いを利用すれば、自分で稼ぐことが出来るのではないか」と考えはじめ、事業を創るようになったのです。

海外に行くと当然ですが、日本とは環境が違います。日本にないものがあったり、あるものがなかったり、日本より安いものがあったり、高いものがあったりします。これらはすべて事業機会ですが、日本から離れなければ、なかなか気付けません。起業しようと思うなら海外に行くとアイデアが湧くでしょうし、旅行者はただ観光を楽しむだけでなく、日本との違いに焦点を当て、儲かるかどうか考える習慣を持てば事業を創れるのです


ウズベキスタンで見た日本との「差」


では、私が創った事業を紹介しましょう。

ひとつはモデル事務所の運営です。お客様からの依頼を受けて、ウズベキスタンで写真を撮影し、その写真を納品するという事業で、写真自体のダウンロード販売もしています。

もうひとつは、ウズベキスタンの情報を集めたWebサイトを作り、ウズベキスタンへ旅行に来る日本人に、鉄道のチケットやタクシーの手配をするという事業です。

ウズベキスタンで事業をやっていると言っても、そもそも多くの日本人にとってウズベキスタンがどんな国なのか、どこにあるのかすら、ピンとこないかもしれません。ウズベキスタンは日本から約6000キロ西、ユーラシア大陸の中心に位置します。


1405uzbek2.jpgウズベキスタン在住の日本人はわずか117人(2013年10月現在)ですが、観光に来る日本人は、年間5000〜10000人程度と言われています。ウズベキスタンには巨大な世界遺産が幾つかあり、ほとんどの日本人はそれを目当てにウズベキスタンを旅行します。


私が初めてウズベキスタンを訪れたのも、こうした世界遺産を見るためでした。観光は観光で楽しんだのですが、世界遺産以上に興味をそそられたのが、ウズベキスタンと日本のさまざまな「差」でした。


美男美女が多過ぎて頭を抱えた


1405uzubek3.jpg


ウズベキスタンに到着してすぐに気になったことは、「なぜこの国は美男美女が多いのか?」ということでした。私は男性なので、当時は美女ばかりに目が向いてしまいました。人種の違いもありますが、日本とウズベキスタンの大きな違いだなと思いました。


人々の給料が安過ぎて困惑した


1405uzubek9.jpg


次に驚いたのは、ウズベキスタンに住む人々の、給料の安さです。直接聞いたものとして、ウズベキスタンの高校卒業者の初任給は1万円以下。大学卒業者でも2万円以下です。看護師や大学教授でも1〜2万円の月収です。彼らは家族で助け合って一緒に暮らし、この給料でも問題なく日々を過ごしています。そうであれば、ウズベキスタンの人に何かやってもらい、日本向けにサービスを提供すれば、低価格で何かができると考えました


モデルファクトリーの立ち上げ


私は、ウズベキスタンの美男美女に、モデルになってもらい、日本の企業に商品の宣伝などで使ってもらえるのではと考えました。自社の商品をウズベキスタンに送ってもらい、モデルと一緒に撮影し、写真だけを納品するという仕組みです。当時私はインターネットで物販をやっていたこともあり、ウェブサイトに商品だけの写真を載せるよりも、誰かが商品を持ったり使ったりしている写真を使った方が、見る人に使い方や大きさまで、しっかりと伝わることを知っていました。加えて、この事業を始めるための資金はほとんど必要なく、リスクもほとんどないので、とりあえず気楽にトライすることにしました。


1405uzubek4.jpg

この商品は家庭用自動ドアキットです。モデルが持つと、大きさが分かりやすく、暖かみも出ます。


私がはじめにやったことは日本市場の調査でした。まずは、同じようなサービスをやっている人がいるかどうか。もし誰もやっていなければ、参入が難しいか、市場が小さ過ぎるか、市場がないかのどれかです。インターネットで調べたところ、同様のビジネスはいくつかありました。価格はさほど高くありません。ただ、すべて日本人モデルを使っていました。次に、外国人モデルに特化したサービスを提供している競合を探しました。こちらもすでにありましたが、撮影のサービスは驚くほど高額でした。結論として、日本人モデルを使った撮影サービスよりもちょっと高い金額で、外国人に特化した撮影サービスであれば、ニーズがあるかもしれないと判断しました。

市場調査の次にやったことは、モデル集めです。初めは街頭でキレイな女性に、「あなたは美しいですね。モデルになってみませんか?」と話しかけ、説得します。これはなかなか上手くいかないことがすぐにわかりました。道端で話しかける女性のほとんどは英語がわからず、ロシア語しか通じなかったからです。

そこで、インターネットを使って、ウズベキスタン在住で英語を話せる女性をスカウトし、モデルを確保するのを手伝ってもらうことにしました。これは上手くいきました。ただ、街頭でのスカウトは登録モデルの増加スピードが遅いので、既存モデルに「君の友達の中で可愛い子を紹介して欲しい。その子を我々がモデルとして採用したなら、君に報奨金を出そう」と伝えると、毎日のように面接希望者が現れ、登録モデルは一気に増えました。プロのカメラマンもインターネットでスカウトした女性に見つけてもらいました。

撮影側の準備が出来たので、今度はサービスを売るためのウェブサイトを作りました。私はあまり上手くホームページを作れないので、「こんな感じのウェブサイトを作って欲しい」と、友達に頼みました。サービスの紹介とモデルの一覧、料金表や申し込みフォームなど、すべてのページを紙に書いて一字一句伝え、数日で完成しました。ウェブサイトは「モデルファクトリー」と名付けました。


モデル事業の稼働から現在まで


1405uzubek5.jpg


しかし、ウェブサイトを作っただけでは集客ができません。そこで集客のために、ワンクリック数十円〜百円少々の、検索連動型広告(リスティング広告)を出稿しました。あまりお金をかけて集客したわけではないのですが、いくつかの問い合わせをいただき、そのうち何件かは受注しました。初めに受注を得るまでにかけた費用は、ウズベキスタンへの渡航費を除けば10万円以下だと思います。

このビジネスはそれなりに伸びるかもしれないと思い、少しずつ投資額を増やしました。無料写真素材販売サイトの「ぱくたそ」と業務提携も予定していて、モデルファクトリーの写真を提供したり、モデルファクトリーのウェブサイトから写真素材をダウンロードできるようにしたり、改良を行い、現在はスタートの頃よりも大きな事業に成長しました。


ウズベキスタン情報サイト「ウズベクフレンズ」の立ち上げ


1405uzubek10.jpg


モデルファクトリーを運営し、ウズベキスタンに関わるようになって、あることに気づきました。それは、ウズベキスタンについてインターネットで調べると、首都のタシケント市にある大学の先生のブログが頻繁に検索結果に表示されていたことです。この先生は何年もウズベキスタンで暮らし、現地の学生に日本語を教えると同時に、日本へ向けてウズベキスタンについての情報発信もしていました。気づけばモデルファクトリーに所属する、あるモデルの直接の先生でもあり、一緒に仕事をしている仲間が面識を持っていることも判明したので、この先生と会うことになりました。

この先生とお話をする中で2つのことがわかりました。日本人はウズベキスタンについて、ほとんど何も知らないので、先生はブログを書いて情報発信をし続けておられること。同時に、先生はご自身のブログをもっと良いものにしたいと思われていることも分かりました。先生のブログは情報量が多く、ウズベキスタンに興味を持つ多くの人から見られているので、このブログに記載されている情報をまとめれば、良いウェブサイトができるかもしれないと考えました。

それを踏まえて、ウェブサイトを作って、どうやって儲けるかについて、先生と一緒に考えました。その結果、ウズベキスタンに来る日本人を現地でサポートするようなサービスを数多く載せることでお金を稼ぐことにしました。例えば、現地でのホテルの手配、航空券、鉄道、タクシーの手配、通訳やツアーガイドの紹介などです。市場が小さ過ぎるので競合はいませんが、2〜3人が食えるくらいの事業にはなるかもしれないと仮説を立て、リスクはほとんどないということもあり、とりあえずやってみることにしました。

しかし、私の会社は旅行業の許可を持っていないので、日本で旅行業の許可を取るか、ウズベキスタンの旅行会社と提携し、その代理として日本で集客をする必要がありました。旅行業の許可は取得に時間がかかり面倒なので、ウズベキスタンで最も大きな旅行会社と交渉することにしました。もちろんロシア語は話せないので、通訳を伴ってとりあえず飛び込みました。

「我々は日本を中心とするアジア太平洋地域で、インターネットでの集客を得意としたマーケティング会社です。この度ウズベキスタンの情報を扱ったウェブサイトを作ることになったので、そのウェブサイトを通じてウズベキスタンへの旅行者を集客したい。我々が顧客を獲得するので、御社はウズベキスタン側のカウンターパートになってほしい。ウズベキスタンを訪れる顧客は直接御社に旅行代金を支払う。御社にリスクはない。チケットを取ったり旅行の手配をしたりするだけでいい。我々には総売上額からいくらかを翌月末に支払ってくれれば、それでいい。この提案は受けても受けなくてもいい。もし受けてくれなければ他社に提案することになる」と提案。すると、OKが出たので、すぐに始めることにしました。

まずやったことは、仲間にホームページを作ってもらったことです。先生のブログ名が「ウズベクフレンズ」だったので、サイト名もそのまま「ウズベクフレンズ」にしました。


ウズベクフレンズの稼働から現在まで


はじめに協業が決まったウズベキスタン最大手の旅行会社から担当者が独立し、新しい旅行会社を作りました。今ではこの新しい旅行会社と一緒に事業を行っています。旅行シーズンの春〜秋にかけて、それなりに注文が入り、注文自体も毎年徐々に増加しています。旅行会社が企画した団体旅行よりも、自分自身で企画して、自由に旅行したいという人が増えているのかもしれません。

現在では旅行のサポートだけでなく、日本の旅行会社のサポートや、日本のメディアの方々のウズベキスタンでの取材サポートも行なっています。ウズベキスタンについて問い合わせる先がほとんどないので、まずは我々に話が来る、というのは、事業を始めてみて分かった良い収穫でした。また、市場自体が小さいので、大きく稼ぐのは難しいですが、競合がいない独占市場であることは、利益は少ないながらも収益は安定し、悪くない事業になるということが分かりました。


旅行中に事業機会を見いだせるかどうかは、能力やスキルではなく「習慣化」すること


1405uzubek7.jpg


私は以前、旅行でモスクワに行って、スターバックスでコーヒーを飲んでいたとき、可愛いマトリョーシカのタンブラーを見つけました。値段は1200円くらい。これを日本に持って帰ったら売れるんじゃないかな?と思って、Yahoo!オークションで落札価格を調べました。なんとそのタンブラーは1万円近くで売れていたので、その場で50個買って日本に持って帰り、売りました。その結果、モスクワへの旅費以上に儲かりました

長期旅行であれ、短期旅行であれ、旅行は楽しいものです。日本での日常から離れ、これまで見たことのない景色を見て、食べたことのないものを食べ、異なる文化や宗教を持つ人々と話し、刺激に満ちた体験ができます。その流れに任せて、何も考えずに旅行するのも良いのですが、事業機会を見出したい方は、時折、自分自身に質問を投げかけてみてください。「この国の何がお金になるか?」と。そうすることで、旅行中に素晴らしいアイディアが思い浮かぶかもしれません。モスクワのスターバックスでタンブラーを見た時に、「これは儲かるかな?」という視点が持てるかどうかは、スキルや能力ではなく、何がお金になるか考える習慣によるものでしかありません。考える習慣のない人は、いくらスキルや能力が高くても、事業を創ることはできません。


見つけたチャンスを具現化できるかどうかは、考え方次第


1405uzubek8.jpg


チャンスを見つけたら、次に必要なのは行動です。行動は、自分の思考によって制約をうけます。考え方が大切です。

例えば、私がモデルファクトリーの構想を思いついた時に「モデルが集められないのではないか?」と思ったり、ウズベクフレンズの構想を考えた際に「現地の旅行会社と提携などできないのではないか?」と考えたりすることは簡単でした。

できないと思ってしまう思考習慣は、考えることを面倒くさいと感じてしまう知的な怠慢さと、行動しても失敗したり断られたりして、プライドを傷つけられてしまうのではないかという恐怖から成り立っていると考えます。

モデルをスカウトする方法を考えるのは面倒。モデルを実際にスカウトして断られるのは怖い。旅行会社にどのような提案をすればよいか考えるのは面倒。旅行会社に門前払いされるのは怖い。私がもし、このように考えていたら、行動しなかったはずです。

では、どう考えていたかと言うと、私は「どうせすべて上手くいく」といつも考えています。難しいことがあったとしても、自動的に、「ではどうすればよいか?」と考えるようになるし、上手くいくことがわかっているから、恐怖もありません。

もちろん、これは一種の自己催眠といいますか、コツのようなものではありますが、行動するために有用な考え方だと思って下さい。何が儲かるか、どうやったら稼げるか考える習慣と同様に、いつも「どうせすべて上手くいく」と考えておくことは、いつか自分の事業を創れる大きなヒントとなると思います。


モデルファクトリーウズベクフレンズ



重村俊雄(しげむらとしお)
1974年、山口県生まれ。同志社大学法学部政治学科卒業後、上海行きの乗船券を購入し、上海から西進。数ヶ月後にロンドンに到着。帰国後、アルバイトやヤフオクでの商品転売等でお金を稼ぎつつ、旅行を続ける。30歳のときに父親の事業を手伝い始め、独立してインターネットでの通販事業を始める。現在は中国から商品を仕入れ日本で販売したり、ウズベキスタンでインターネットサービスを作って事業を拡大している。春から秋にかけて日本とウズベキスタンを往復し、冬の間はタイで暮らすというノマドライフを楽しんでいたものの、結婚したことを契機にタイやマレーシアへの移住を検討中。

  • ,,,, - By

    友清哲

    LIKE

    今度のFIREは「炭になる」直前まで豆を焼いているらしい。コーヒーは「焙煎」でどう変わるのか、詳しく聞いてみた

    Sponsored

    今度のFIREは「炭になる」直前まで豆を焼いているらしい。コーヒーは「焙煎」でどう変わるのか、詳しく聞いてみた

    今度のFIREは「炭になる」直前まで豆を焼いているらしい。コーヒーは「焙煎」でどう変わるのか、詳しく聞いてみた

    商品名を明かさずに100万本を無料配布するという、あまりにも大胆なキャンペーンが話題を集めた新しい「KIRIN FIRE」。 キャンペーン期間中、 中身を知らずに飲んだ人々の感想が、「#ジャッジしてみた」というハッシュタグとともにネット上に拡散していたことを、覚えている人も多いのではないでしょうか。 9月14日より、全国7都市で「100万本シークレットサンプリング」が行われました。 培ってきたブ  11:00 AM

MORE FROM LIFEHACKER

powered by
    
    
    
  • 日本人が成功すんなら、アジアなんじゃねぇの? 起業に役立つ現地情報&稼げるノウハウ!
  • 豊永 貴士|ベストセラーズ
  

Kotaku

Recommended

© mediagene Inc.