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galileo  - ,,,  09:00 PM

本心とは裏腹の決断をしてしまう理由とその対処法

本心とは裏腹の決断をしてしまう理由とその対処法

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とても言いにくいのですが、皆さんはこれまでの人生で、本心とは裏腹の決断を幾度となく下してきましたよね。人は誰しもそうではないでしょうか。でも、ご安心ください。自分の信念を曲げずに済む方法は、今からでも身につけられます。

「偽善者」という言葉を耳にすると、腹黒い政治家や善人ぶった有名人が頭に浮かびませんか。とはいえ、私たちも皆、普段から善人ぶっています。手っ取り早く言えば、偽善とは、行動指針となる何らかの信念を持ちながら、実際はそれに反した行動をとることです。例えば、環境を大切にしようと口にしながら、リサイクルのために何もしないのなら、それは偽善です。決してほめられたものではありませんが、私たちがそうしてしまうのには理由があります。また、幸いなことに、そういう行動を未然に防ぐ方法もあるのです。


なぜ自分の信念を曲げてしまうのか

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ある意見を持ちながら、それに反する行動を起こす時、人は「認知的不協和」の状態に陥ります。例えば、制限速度を越えたスピードで運転するのは違法であり、場合によっては危険でさえあることはわかっていますよね。にもかかわらず、たくさんの人がスピード違反をしています。そんな時、脳の中では、自分の持つ意見と実際の行動の間に矛盾が生じます。そこで、心の中であれこれ算段しながら、意見と行動の間のすきまを埋め、その不一致を正当化しなければなりません。心理学系ブログ「Simply Psychology」(英文記事)では、そのための方法は次の3つに分類されると説明しています。


強制承諾

自分では賛成できかねる行動をやむを得ず起こさなければならない場合は、強制承諾に分類されます。誰だって、納得できない仕事を無理やり押しつける上司を持った経験や、選択肢がほかになく、意に反する会社の方針に従わざるを得ない状況に陥った経験を持っているはずです。または、その時点では良い方法がほかになくて仕方がないという状況もあるでしょう。そういった状況に置かれると、私たちの脳は、何らかのウソで自らを納得させなければならなくなります。

アメリカの心理学者フェスティンガーとカールスミスは1959年にある有名な実験を行なっています。まず、被験者に対し、棒を穴から引き抜いてはまた差し込むという退屈な作業を行うよう依頼しました。その後、作業に対する報酬として、あるグループには1ドルを、別のグループには20ドルを支払い、次にやってくる被験者に対して作業がおもしろかったと伝えるように頼みました(なお、比較対照のために、強制的発言の依頼も報酬もない対照群が設定されていました)。最後に、作業のおもしろさを全被験者に評価してもらったところ、20ドルを受け取った被験者は、対照群とさほど違わない評価を下したのに対し、1ドルを受け取った被験者は、ほかの2つのグループよりも高い評価を下したのです。割に合わない報酬しか受け取っていない1ドルのグループは、内なる矛盾を抱えていました。つまらない作業だったのに、他人にはおもしろかったとウソをつかなければならなかったのですから。その結果、自らの発言を正当化するために、実際にはそうでもなかったのに、作業はおもしろかったのだと自分に言い聞かせたわけです。

小売店や飲食業界で働いた経験がある人なら誰でも、似たようなことはよくあると共感できるのではないでしょうか。こういった状況は、ある程度までは生活の一部となっています。意に反するからといって、日常的な出来事1つひとつにいちいち良心を振りかざしていたら、物事を先に進めるのが難しくなりますよね。とはいえ、いくら小さな矛盾だとしても、それが多くが積み重なっていけば、やがては自分の信念が完全に蝕まれ、問題となってしまいます。


意思決定後の不協和


本来なら納得しかねる行動を私たちに起こさせるために、脳は別の方法も用いています。それは、意思決定後の不協和です。これは、異なる理由から同程度の評価を下した2つの選択肢から1つだけを選んだ場合に起こる状態です。仮にあなたは、1万ドルの新車を今すぐもらうのと、1万ドル分の昇給を来年からもらうのと、どちらがいいか選択を迫られたとします。この場合、どちらを選ぶにせよ、おそらくあなたは、自分で選んだ選択肢のほうが、他方よりましだと自分を納得させるでしょう。

心理学者のJack Brehm氏が1956年に実施した実験では、女性の被験者に対して8つの電化製品を提示し、どれが好きかを尋ねました。その後、まったく同じ評価が下された電化製品2つを提示し、好ましいと思う製品1つを選んでもらったところ、当初は評価が同じだったにもかかわらず、選択後は、選んだほうの製品に対する評価が高くなりました。どうやら、一度決断を下したら、その意思を正当化しようと心がけるだけでなく、客観的に見てもその決断が正しいのだと自分を納得させようとするようなのです


努力の正当化

努力(もしくはお金!)を注ぎ込んだものがある時、それを何とか正当化しようとする考え方は、心理学の学位を持っていなくても理解できますよね。何かに対して投資すればするほど、それが正しい決断だったと信じたい気持ちは強まります。そうしなければ、大損をしたと認めるしかないのですから。例えば、大学進学のために多額の学生ローンを抱えてしまった学生は、学位を活かせるからといって、好きでもない仕事や好感の持てない職業についてしまうかもしれません。将来性の高い良い仕事であれば自分の専門分野外であっても構わないとは考えないのです。

このような矛盾した行動は、心理学者のElliot Aronson氏とJudson Mills氏が1959年に実施した実験で実証されています。実験では、2つの被験者グループに、ある秘密集団の仲間入りをするための加入儀式に参加してもらいました。1つのグループが参加した儀式はあまり厳しくなく、さほど苦労しなくても済む内容でした。もう一方の儀式は非常に厳格で恥ずかしいものでした。その後、加入儀式を経た被験者らは秘密集団に迎え入れられましたが、そこは月並みで退屈な雰囲気の集団でした。すると、厳しく過酷な加入儀式を乗り越えてきた被験者グループは、そうでない被験者グループより、退屈であるにもかかわらず、その集団に対して高い評価を下したのです。ここから分かるのは、何かを手に入れるために努力を要した場合は、得たものを正当化しようと一層心がけるということです

こういった類の行動は、決断をゆがめる可能性を持つにもかかわらず、役に立ちます。ただ努力を注ぎ込んだという理由だけで価値が高いとみなすのは確かに危険です(高額だからといって必ずしも質が良いとは限りませんよね)。とはいえ、こうした行動は、長期的にはメリットが見込める困難な仕事を諦めずにやり続ける場合と同じ心の働きから生まれています。そして、その一方で、投資したからという理由だけで、さらに投資額を増やすような真似はしないよう注意せよという意味でもあるのです。


認知的不協和にどう対処すべきか

認知的不協和と、そこから生まれる自己矛盾の行動についてお話してきましたが、最大の問題は、それらが私たちの心の中で起こるという点にあるでしょう。そもそも、自分の動機について自らにウソをつくということなのです。自分自身に正面きって問いただしたところで、すでに納得済みですから、自らの信念をないがしろにしている事実を自分自身に認めさせるのは困難かもしれません。幸い、私たちはある決まった信念や行動指針に永久に縛られているわけではありません。内なる葛藤が生じる前、もしくは、生じてしまった後でも対処する方法はあります。いくつかご紹介しましょう。


自分の決断を時々疑ってみる

やることなすことをいちいち疑っていたら身動きが取れなくなり、行動が起こせなくなります。でも、ある程度なら自分自身を疑ってみるのも大切です。「Psych Central」(英文記事)の説明によれば、自己認識は、心とは裏腹の決断を防ぐ上で重要な役割を果たすそうです。


自己認識の中で、認知的不協和への対処に役立つのは、日常生活の中でなされる決断や約束を吟味するという働きです。認知的不協和の解消というのが、積極的に物事を先に進めて迅速に行動し、それで良い気分になることを意味するのなら、おそらくその不協和は私たちに何かを伝えようとしているのでしょう。もしかしたら、下した決断や約束が、はじめに思っていたほど正しいものではない可能性があります。たとえそれで、「自分の行動を疑ってみる」というつらい過程を乗り越え、異なる決断を下さなくてはならないとしても、です。人間ですから、単に間違っていることもあるのです。それを認め、必要なら謝罪し、また前進すれば、時間や精神的エネルギーを大幅に無駄遣いせずに済み、心残りもありません。


自らの考えに意義を唱えられるほどデキた人間ではないというのなら、他人の意見を聞いてみてはどうでしょうか。その場合は、自分とは異なった考え方をする人がいいでしょう。目標ややる気を同じくする親しい友人や家族は、あなたの背中をぐっと後押ししてくれますが、頻繁に意見が対立する同僚や知り合いは、批判的な意見を得る上で最適です。とはいえ、正しい議論の交わし方を互いに理解していれば、の話ですが。


自分の決断にユーモアを持って対処する

優れたユーモアのセンスには、私たちが抱く先入観を打ち破る力があります。実際、世界の名だたるコメディアンの中には、心に矛盾を抱えるのもそれほど悪くないと思わせてくれる人さえいます。自分の中に存在する矛盾の把握および認識は、不協和に対する「高い耐性」になるとされています。しかも、それは良いことなのです。アリゾナ州立大学の研究に次のような説明がありました。


認知的不協和に対する優れた耐性および認知的不協和を生ずる傾向は、いくつかの人格特性が基になっていると自己申告した人々がいます(Hawkins, 1972; Shaffer, Hendrick, Regula, & Freccona, 1973)。例えば、スポーツ心理学を専門とするBurke氏、Sparkes氏ならびにAllen-Collinson氏が行なった2008年の研究では、認知的不協和に対して高い耐性を示した人に比べて、低い耐性しか示さなかった人々には、認知的不協和を軽減すべく、より一層の努力を示す傾向が認められました。不協和に対する高い耐性は、極めて優れたユーモアもしくは自己意識の高さと関連づけられています。


私たちは、誠実でかつ裏表のない人間になれるよう努力を重ねていますが、すべての決断で表と裏を完全に一致させるのは、どう考えても無理です。ユーモアは、不協和に対する耐性を高める上で効果的であり、耐性が高くなれば、自分自身を欺くことが少なくなります。すなわち、ユーモアを持つことは、より良い決断を下すための1つの方法だと言えるでしょう。


感情を切り離す

感情や直感は、現実社会で生きていく上で優れた力を発揮します。とはいえ、先入観にとらわれずに決断を下す必要がある状況では、あまり頼りになりません。以前もお話ししましたが、より良い決断を下すには、感情や偏見を遠ざけることがカギとなります。貯蓄を増やしたり借金を返済したりするために娯楽費を削るのはあまり嬉しくありませんが、その感情は、経済的要因とは無関係です。ですから、忘れてください。

お分かりのように、人間はいかなる時でも、自分の思考に関して何かを感じています。しかし、感じていることが常に「真実」とは言えませんし、「自分にとっての真実」ですらないこともあります。あなたが抱くすべての喜怒哀楽、感情あるいはムードは、あなたの思考から直接導かれています。そして、その思考が常に正確であったり重要であったりするわけではありません。思考が常に自分にとって最善道を示しているとは言えないのです。

それどころか、感情は、思考に対する反応にすぎません。心の健康や人生のあり方、自分の仕事、パートナー、食生活が「適切」であるかどうかを判断しているわけではないのです。

そうは言うものの、感情は存在し続けます。仕事や人間関係に対する満足度は、必要に応じて、1つの独立した要素として考慮すべきです。また、感情は主観的感覚であり、客観的基準ではないことを認めましょう。

何にもまして大切なのは、自分の中にいくばくかの矛盾が生じることを受け入れる姿勢です。気に入らない行動を取った人全員に対して文句を言っていたら、そのうち、買い物ができるお店が1件もなくなってしまうでしょう。欠点が1つもない理想的な仕事を探していたら、きっと何年もの間、無職でいなければならないでしょうね。


Eric Ravenscraft(原文/訳:遠藤康子、吉武稔夫/ガリレオ)
Photo by Wikimedia Commons.

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    友清哲

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