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堀込泰三  - ,,,,,  08:00 PM

やっていることを好きになれ:言語解析を応用したカレンダーアプリ『Fantastical』のつくりかた

やっていることを好きになれ:言語解析を応用したカレンダーアプリ『Fantastical』のつくりかた

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Fantastical』は、ライフハッカーイチオシのカレンダーツールの1つ。デザインも機能性も優れています。言語解析機能を備えているため、エントリーの作成がとってもかんたんです。

有名アプリの誕生にまつわる逸話を紹介する「Behind the App」シリーズ、今回はFantasticalの共同創設者であるミカエル・シモンズ(Michael Simmons)氏に、アプリの開発秘話と今後の展望を聴きました。



── Fantasticalのアイデアは何がきっかけで生まれたのでしょうか。あなた自身が直面していた問題の解決策としてなのか、それとも別のきっかけがあったのですか?


シモンズ:Fantasticalのアイデアは、自然言語解析エンジンから生まれました。ビジネス・パートナーのKent Sutherlandが、単純に入出力を行うだけの自然言語解析エンジンを開発していたんです。私たちは、このエンジンを使ってどんな課題が解決できるかを考えることにしました。

一方で、私は大きなカレンダーの愛用者でした。特に、iCal(アップルのカレンダーアプリ)には辟易していました。そこで、2010年に開発に着手し、2011年に発表に至ったのです。iCalはとにかくクリック数が多くて、イベントを1個登録するのにあれもこれも設定しなければなりません。そこに言語解析が使えると思い至ったのです。これが、Fantasticalを思いついたきっかけです。

つまり、Kentが作った自然言語解析エンジンが先にあって、それを活用するためのアイデアとして、機能が充実したカレンダーアプリを作ることになったのです。それからKentと協力して、Fantasticalを作り上げました。



── アイデアを思いついた後、次にした行動は何ですか?


シモンズ:私たちは、そのエンジンを使って、試作品開発に着手しました。最初に作った試作品は、1行入力するだけでイベントを作成してくれるという、非常にシンプルなものでした。「金曜日の午後3時にミーティング」と入力するだけでイベントを作成できるのです。

その次に私たちは、ユーザーが何を望んでいるかを把握することに努めました。例えば、人を招待するとか、そういったことです。でも、それらをうまく実現したところで、iCalを利用したクイックなイベント追加ツールに過ぎません。真のカレンダーアプリを作りたいと思った私たちは、人が時間をかけてくれるアプリが必要だと考えるようになりました。イベントの閲覧、検索、新規作成、削除などのすべてをできるのが、真のカレンダーアプリだと。


── ターゲットとするプラットフォームはどのように決定しましたか?


シモンズ:2人ともApple愛用者であり、そのプラットフォームを愛していましたし、デベロッパーツールも最高だと感じていました。そして、生産性を考えてMacを最初のプラットフォームに選びました。誰しも、生産性を必要とするタスクはデスクトップコンピュータで作業すると考えたからです。だからこそ、まずはMacを目指すべしと。Macでカレンダーや生産性の課題を解決できるなら、それはかなり大きな挑戦になるだろうとも思っていました。


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── もっとも大変だった点は? それをどのようにして乗り越えましたか?


シモンズ:もっとも大変だったのは、利用者の気分を良くする機能の追加でした。すなわち、カレンダーへのクイック入力です。そこで最初は、メニューバー式のカレンダーを作りました。それを見た多くの人が「なんて小さいアプリなんだ。メニューバーアプリじゃないか」と言い、あまり高く評価してくれませんでした。でも、私たちにしてみれば、メニューバーのようなカレンダーアプリは、素晴らしいアプリになるに違いないと感じていました。もっとも大変だった点といえば、気持ちよくサクサクと動き、機能性も高いのに速い、そんなアプリの開発です。


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── ローンチした時はどのような感じでしたか?


シモンズ:それはもう、エキサイティングで、イライラして、ウキウキする出来事でした。どうなるかは全く未知数。できたばかりの会社Flexibitsにとっての、最初のアプリでしたから。でも、ローンチ後は、自分たちは素晴らしいものを作ったのだと確信できました。ユーザーからのフィードバックメールを読んだり、私たちが想定していた方法でユーザーがアプリを使ったり問題解決をしているのを見るのは、本当に嬉しかったです。自分たちが開発したアプリを人々が使い、愛し、そして役立ててくれているのを見ると、開発したかいがあったなぁと。


── ユーザーの要求や批判にはどのように対応していますか?


シモンズ:ユーザーからの要求や批判、そして支持には、耳を傾け、対応しています。だって、ユーザーのためにアプリを作っているのに、その声に耳を傾けなかったら、いったい何をしているのかわからないでしょう。

つねづね私は、ユーザーからの支持やフィードバックは、それが要求であれ批判であれ、また称賛であっても、それはドラムのビートと同じだと言っています。なぜなら、何度も何度も、パターンのように同じ意見が寄せられるからです。ドラムビートが聞こえてきたら、そのリズムが変わることはありません。お褒めの言葉であれ、批判であれ、一定のパターンで繰り返されるのです。

ですから私たちは、そのパターンに耳を澄ませます。小さな機能追加を望む声に1つ1つ対応することはできません。同様に、大きな批判1つ1つに対応することも難しいですが、礼儀を持って返信し、その後も注目します。けっきょくのところ、フィードバックへの対応は、自分たちがお客様に敬意を持ってタイムリーに対応できていることを確認する作業なのです。


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── 現在は「新機能」と「既存機能」の開発に割く時間の比率はどれくらいですか?


シモンズ:ケントと2人で取り組んでいます。もちろんアウトソースもしていますが、なるべく「lean and mean」(無駄を省いて競争力を保つこと)を心がけています。私たちは、プラットフォーム、商品、今後の開発に対するビジョンを持っています。自分たちに足りないもの、追加したいもの、そして目指す場所についても、基本的には把握できていると思います。ですから、何よりも既存機能に時間を費やしていますし、対策すべきバグもまだ存在しています。

常にロードマップの先を見据えることも忘れていません。目指す場所が重要なカギになると考えています。今いる場所ではなく、目指す場所に集中することが大事。なぜなら、いまは目指す場所でも、いつかは今いる場所になるのですから。


── 同じような試みをしようとしている人に、どのようなアドバイスを送りますか?


シモンズ:「今やっていることを好きになれ」です。いつも言っていることですが、これは本当に大事。今やっていることをどうでもいいと思っていたり、お金を稼ぐため、名誉や称賛を得るため、1番になるためだけにやっているようでは、勝ち目はないでしょう。おそらくその先には、成功は待っていません。

ゲームであれ生産性ツールであれ、作っている本人が、誰もが気に入ってくれるに違いない、話題にしてくれるに違いない、遊んでくれるに違いないと思っていれば、そのアプリは本当に人から愛されるようになります。今やっていることを愛して、できる限り最高の仕事をして、未解決の問題を真の意味で解決すれば、他人もあなたのやっていることを好きになってくれるに違いありません。あとは、継続あるのみ!


Andy Orin(原文/訳:堀込泰三)

  • ,,,,, - By

    香川博人

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