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印南敦史  - ,,,  11:30 AM

100%相手から返事がもらえる企画提案術:ベリッシモ流の「誘う」仕事術

100%相手から返事がもらえる企画提案術:ベリッシモ流の「誘う」仕事術

ビジネスパーソンの誘う技術


ビジネスパーソンの誘う技術』(ベリッシモ・フランチェスコ著、ダイヤモンド社)は、タレント、料理研究家として活躍してきた著者が、「誘い」の極意を明かした書籍。

イタリア人であり、来日してから13年。もともと、知らない人と話すのが苦手な「すごくシャイな人間」だったにもかかわらず、著者は「誘う」ことによって仕事の道を切り開いてきたのだとか。そして、そんな経験をもとに、ビジネスの場においても「誘う技術」は必要なことだと主張しています。第3章「仕事ができる人は誘い方もうまい」から、いくつかを引き出してみましょう。


成功の3ステップ


なにかを行うときには、笑われたり、怒られたりすることもあるかもしれません。このことについて語るにあたり、著者はドイツの哲学者・ショーペンハウアーが説いた「成功の3ステップ」を引き合いに出しています。それは「笑われる→怒られる→認められる」というもの。

著者も、最初に料理研究家になりたいと人に話したとき、「コネも店もないのに」と笑われたそうです。しかし実積がついてきてからは、「そんなの料理研究家じゃない」「私たちの仕事の領域に入ってくるな」と怒られることに。でも、「笑われているということは、興味を持ってくれているということ」であり、「怒るということは、実は僕のことを脅威だと思っている」ということだと解釈したといいます。

ところが文句を言っていた人たちも、やがてなにも言わなくなる。「そういうものなんです」と言う著者は、この3ステップをいろいろなところで体験してきたそうです。(114ページより)


本題をメインに持ってこない企画提案術


企画を提案する際にも、大きな武器になるのが誘う技術。そして鉄則は「誘いは最後に添える」、つまり、企画を本題にしないこと。信頼関係ができていないうちから提案をすると、相手は判断を迫られていると感じてしまう。だから、もっと相手の懐に入り込んだ上で、企画の内容に興味を持ってもらえるような流れをつくらなければいけないという考え方です。

ここで紹介されている「ベリッシモ流 企画提案術」をご紹介しておきます。


STEP1 相手が喜ぶことをする
まず会ったときに、相手になにかをしてあげる。人を紹介する。プレゼントをする。情報交換をするなど、小さなことでもいいので、相手のことを考え、相手が喜ぶことをする。

STEP2 感想を聞く、メールの最後に企画を添える
こちらから「先日は大変お世話になりました」とメールを送る。そのなかには、「してあげた」ことに関する一文をはさみ込む(人を紹介してあげたのなら「◯◯さんとはその後なにか進展ありましたか?」など)。
そして、そのメールの最後に、「追伸」程度に新規企画の話を添える。

STEP3 100%相手から返事がもらえる


このステップを踏むと返事はほぼ必ず来て、企画に対しての反応ももらえるそうです。(122ページより)


断られるのは前提


「誘う」という場面において避けられないのが、「断られる」こと。しかし、断られるのが嫌だから前に進めないだけで、断られることなんて「前提」だと著者は言います。そして、それが当たり前なんだと思えば、気は楽になるとも。要するに、断られるのは仕方ないと考えて次に進むべきだということ。

たとえば著者も、テレビに出るための企画書を見せた際に何度となく「イタリア人ならジローラモがいるから、いらないよ」と断られたそうです。しかし、そんな経験があったからこそ行き着くことができたのは、「ジローラモさんにはない、自分だけのキャラクターを打ち出していけば、充分に可能性はあるのだ」という考え。(134ページより)


僕だって、もともと誘うのが得意だったわけではありません。
イタリア人は皆オープンで、簡単に他人に声をかけられるというイメージを持っているかもしれませんが、そんなことはありません。
(「はじめに」より)


この言葉にも表れていますが、「イタリア人だから」できるわけではなく、少なくとも「誘う」ということについては「イタリア人も日本人も同じ」。本書の行間からは、そんなことを感じ取れるはずです。それはきっと、なんらかのかたちで励みになることと思います。


(印南敦史)

  • ,,,,,,, - By

    庄司真美

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