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ライフハッカー編集部  - ,  06:00 PM

デヴィッド・フォスター・ウォレス、生産性について考え続けた作家から学ぶ4つのこと

デヴィッド・フォスター・ウォレス、生産性について考え続けた作家から学ぶ4つのこと

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デヴィッド・フォスター・ウォレス(David Foster Wallace)は46歳であった2008年に自らの命を断ってしまいました。わずかな生涯にしろ、彼は21世紀において最も生産的で興味深い作家の一人でした。彼がどのようにそれを実現したかを見てみましょう。

彼の最も有名な作品は『Infinite Jest』でしたが、彼はエッセイストとしても活躍。エッセイ、書籍、スピーチの中で生産性についての考えを提示してきました。さらに重要なことには、自身の失敗や葛藤を公にすることを厭わなかったので、多くの人が彼の考えを容易に受け入れることができたのです。


誰にとってもワークライフバランスは困難である


私たちはワークライフバランスが重要であることをしばしば口にしますが、修得するのは困難です。彼もそのことを充分に理解しており、自身のバランスにおける葛藤について語っています。生産的な作家はこの問題を解決しているだろうと私たちは考えがちですが、彼も決して解決することはできませんでした。彼の日記に、彼の生活におけるバランスはどのようなものかを探ることを試みている記述がありました。


バランスはどのようのものか
一日2~3時間の執筆
8時か9時に起床
遅くまで起きているのは、1週間に数日のみ
毎日の運動
最小限の時間だけ教壇に立つ
週に2晩は友人と過ごす
週5日は教会のアルコホーリクス・アノニマスに参加する


作家であるドン・デリーロ(Don DeLillo)への手紙からは、彼はルーティンとバランスにおいて絶え間ない葛藤があったことが窺えます。


日々の執筆などのルーティンを決めていますか。フィクションを執筆する時や他の事柄に対して、時間制限を設けていますか。さらに聞きたいのは、あなたは毎日その決めた事を優先しますか。やらなければならないことを引き延ばしたり、避けたり、規律を守れなかったりなどの問題はお持ちでしょうか。ある場合は、どのようにそれらを克服していますか。私は自分の仕事が思うように進まないことと仕事のペースが乱れることに対して不満があるので、お聞きしました。あなたの本を読む限りでは、あなたはとても安定して仕事をされているように思えたのでお聞きしました。あなたは20年にも渡り、数年に一度は本を執筆し、日々、自分を仕事へと突き動かし、自分を律する緊張を解放できるような(少なくとも私にとっては)兵士への指導や他の仕事をしていないようですし、さらには日々の遊びや規律を放棄する誘惑さえないように思えるのです。どのような言葉でもアドバイスでもありがたいですし、他言は致しません。


そして「Believer」でのDave Eggersとの対談で彼は、葛藤についてこのように述べています。


私は現在ほとんど在宅で仕事をしています。どこか他のところへ行けば、より速く、より集中して仕事ができることはわかっています。仕事が思うように進まない時は、少なくとも午前中の数時間を「仕事」と呼ばれる規律のために確実に充てようと試みています。仕事が順調な時、多くの場合は午後にも仕事をします。もちろん順調な時は、それを規律と感じたり、「仕事」と呼ばれるもののようには感じません。進んで執筆したいと思っているからです。順調な時は、多くの場合でそれらを必要としないので、日常の決まりごとや規律はどこかにいってしまいます。仕事が順調にいかない時、自分で守れる規律や習慣を再構築すべくもがきます。私の仕事の進め方は、少なくとも他の人(あなたを含めて)の執筆プロセスに比べると「無秩序のように思える」といった言葉の意味の一部分はそこにあります。


もちろん、ウォレスはそう言っているにも関わらず、信じられないほど生産的であり、長年一定して執筆し続けました。ワークライフバランスはとてつもなく重要です。ルーティンは多くの人に恩恵を与えます。しかし、それらは人それぞれで異なるものなのです。ウォレスは絶えず自身に最も効果的な方法を探し続けましたが、他の人のルーティンとも比較していました。最終的に彼は有効なルーティンを発見できなかったようですが、彼の失敗は「探し続けること」にあったのかもしれません。


自分自身を甘やかしすぎないこと



仕事や職業において自己満足に浸ることは容易です。何年にも及ぶ実践の後で、人はようやく快適で、仕事を簡単に、何の苦もなくやってのけられる高みに到達することができます。そのようになれば、あなたはもはや改善しなくなり、問題が生じ始めるでしょう。ウォレスは『Infinite Jest』の中でこう述べています。


「最悪なタイプもあります。なぜならそれらは、忍耐や謙虚な不満というように巧妙に偽装できるからです。たとえば「自惚れる」タイプがいます。彼らは、高みに到達するまでは必死に改善を繰り返し、そこにたどり着くまでにおこなった必死な改善に満足しているのです。彼らは、高みの快適さと親しみに慣れてしまっているので、そこに居続けることを厭いません。そこからさらに上へと進もうとしないのは、彼らは、彼らの世界で到達した高みと思われる場所で、そこにいることの弱みや鎧の隙間を巧く隠すことができるようにしてしまうからです。彼の世界はその高みに基づいて作られています。

そして少しずつ彼が過去に打ち勝った人たちは、彼を追い越し、彼のいる場所の弱点を暴きます。彼の地位は滑り始めるのですが、彼は気にしないと言います。彼はそうしていることに愛着があるので、そこにいると言うのです。彼は常に微笑んでいますが、その微笑みにはいくぶん固さや卑屈さが表れています。彼は微笑んでいて、他の人に対して優しく、一緒に居ても心地よいのですが、他の者がより高みを目指しているのに対し、彼は今の場所に留まっています。彼はさらに敗北を重ねますが、満足していると装うのです。


つまり、コンフォートゾーンから飛び出し、新しいことを試みるのが重要であると伝えています。また自動運転になっている場合は、注意を払い、周りを認識することが重要です。作家のJoshua Foerはこれを「OK Plateau (満足な土地)」と呼び、そこから抜け出すための4つの原則を設定しています。

1.快適な場所の外で活動し、失敗を研究すること。
2.あなたよりも自信にあふれる人の状況を想像してみること。
3.直接、核心的なフィードバックを求めること。
4.行いを科学のように取り扱うこと(試験、仮説化、理論化)。

難なくこなせるようになったと気付いた場合には、新しいことに挑戦してみることを思い出し、失敗を恐れないことです。


完璧を目指すのを止めよう



完璧主義はあなたから多くのものを遠ざけます。それだけでなく、常に何かを完璧にすることを目指している間は、他のたくさんの機会を見逃していることを覚えておきましょう。ウォレスは「WNYC」での対談で彼自身の完璧主義との葛藤を説明しています


知っていますか、完璧主義とはつまり何かを。完璧主義はとても危険です。なぜなら、完璧主義へ傾倒しすぎる場合、当然のことながら、あなたは何もできないのです。なぜなら、何かを行うことはひとつの悲劇を伴います。現実を見ることは、自分が思い描いた完璧で素晴らしい理想を犠牲にすることになるからです。


先に私達は完璧主義の問題点について述べてきました。ウォレスが指摘するように、それはしばしば作業の引き延ばしそれに対する有効な手だてを準備する暇を与えないのです。つまり、多くの心理学に基づいたコツのように、自分自身の行動を認識し、自分自身でそれを修正するということです。


自分自身が抱いているバイアスを理解すること



ウォレスによる2005年のケニヨン大学での卒業式の式辞はさまざまな理由で引用されてきましたが、ここではウォレスによる人生の総括として取り上げます。彼は生徒たちに「自己反省」「注意を払うこと」「自分が持っているバイアスを認識すること」が重要であると学んでほしかったのです。


つまり、このような些細でストレスがかかる状況では、正に選択の力学が働くのです。交通渋滞や込み合った通路、そして会計に並ぶ長蛇の列は私に考える時間を与えます。そこで私がどうのように考え、何に意識を向けるかを注意して決めなければ、私は食事を買うたびに不愉快でみじめな思いをしなければならないのです。なぜなら私の本来の初期設定では、確実にこのような状況においては全て自分自身に集中しているからです。つまり空腹感、疲労感、そして家に帰りたい一心となり、身の回りの世界の全てにおいて他人は自分の道を妨げるものであり、この人たちがいったい誰であるのかがわからないと感じるのです。この会計の列に並んでいる彼らの多くはいかに反抗的で、いかに愚かで、牛のようで、死んだ目をして、まるで人間ではないかのようにみえることでしょう。列の真ん中で大声で携帯電話で話す人々がいかに迷惑で無礼に感じ、この状況が不公平なのかを感じるのです。私は一日中、一生懸命働きました。空腹で、疲れているのに、これらすべての愚かな人々のせいで家に帰ってご飯を食べて、くつろぐことすらできないのです。

何が現実で、誰と何が本当に重要であるかを自動的に理解している、つまり本来の初期設定で行動を起こしている状態では、あなたは私のように、重要だと思わないことや煩わしいことの意味について考えたりしないでしょう。しかし、考え方や注意の払い方について本当に学んだのなら、あなたは他の選択肢があることを知っているでしょう。混んでいて、うるさくて、遅い、消費者にとって悪夢のような状況でも、意味があるというだけでなく、共感、愛、全てを表面下でつなぐ、星が生まれたのと同じ神聖な力を、実際には自分で経験することを選択できるのです。神秘的な物事が常に真実であると言っているわけではありません。本当に「真」である唯一のことは、あなたがその状況をどのように見るかを決定できるということです。何に意味があって、何に意味が無いのかを意識的に決定することができるのです。あなたは何を信仰するかを決定できるのです。


もちろん私たちは「買い物の仕方」から「愛をどのように解釈するか」に至るまで、すべてに影響を与えるあらゆる種類のバイアスを持っています。持っているすべてを認識することは不可能に近いのですが、試みることに価値がないわけではありません。あなたは選択権を持っており、ウォレスは少なくともこれらのバイアスに立ち向かうよう試みるように提案しています。


Thorin Klosowski(原文/訳:Conyac
Photo by Steve Rhodes, JulyYu.

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    香川博人

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