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友清哲|ライター

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 -   10:00 PM

16〜20歳は受講無料。アプリ専門のプログラミングスクール「Tech Institute アプリ開発者養成講座」が開講

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16〜20歳は受講無料。アプリ専門のプログラミングスクール「Tech Institute アプリ開発者養成講座」が開講

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今や文系・理系に関係なく、あらゆる日常の「問題解決」のために、人々は読み書きソロバンのように気軽にプログラミング技術を習得して、アプリなどを開発できる時代になりつつある。

今夏、Androidアプリの開発者を育成するプログラミングスクール「Tech Institute アプリ開発者養成講座」が開講する。早稲田大学エクステンションセンター、サムスン電子ジャパン、角川アスキー総合研究所の三者がタッグを組んで運営されるこの講座。現役開発者を講師陣に迎え、半年間で全65回という大ボリュームのカリキュラムでありながら、16~20歳は無料で受講できるのが大きな特徴。21歳以上でも受講料7万円と格安だ。「学びたくても着実に学べる方法がなかなか見つからない」という声の多いジャンルだけに、大いに注目を集めるこの取り組みについて、角川アスキー総合研究所の遠藤諭氏に話を聞いた。将来の日本IT界を担う人材が、この講座から飛び出すかもしれない。


遠藤論(えんどう・さとし)
株式会社角川アスキー総合研究所 取締役主席研究員。プログラマーを経験後、『月刊アスキー』編集長、アスキー取締役などを経て、'13年より現職。ネットデジタル関連の委員・審査員もつとめるほか、著書に、『ジェネラルパーパス・テクノロジー』、『ソーシャルネイティブの時代』、『頭のいい人が変えた10の世界 NHK ITホワイトボックス』など。『週刊アスキー』にて巻末連載中。


日本のアプリ需要は、これからますます拡大する


── 今回、この三者が手を組んで、日本でアプリ開発者を育成しようということになったのは、どのような経緯があってのことでしょうか?

遠藤氏:早稲田大学エクステンションセンターの講座ですが、サムスン電子ジャパンが社会貢献活動としてバックアップする形で実現したんですね。私たちとしても以前からアプリ開発の人材育成の必要性を考えていたところに、この内容のお声がけをいただいて、お互いに協力し合ってやれることがあるのではないかと検討に入りました。綿密なマーケティングを行なったところ、アプリ開発は、学びたい人たちは多いのに「踏み出せていない」という層が45%にも達する分野であることが分かりました。今回このような形で実現に漕ぎ着けられたのは、非常に有意義なことだと思います。


早稲田大学エクステンションセンター中野校

早稲田大学エクステンションセンター中野校


── やはり、アプリ開発というのはこれからますます重要視される分野である、と?

遠藤氏:そうですね。スマホが昨年だけで国内で3000万台も売れ、携帯電話などのモバイル機器の半数を占めるようになりました。このことが、私たちのライフスタイルを変化させているのはもちろんですが、今後は、企業でのアプリ利用が本格的に広がると考えられています。しかしその一方で、まだ新しい分野であるためか、そのための人材を育てる環境が整っているとは言い難いのが実情です。スマホの隆盛からわずか5年程度ですからね。大学の情報学科でも教えない。しかも、アプリ開発というのはプログラム言語だけでなく、発想や企画力など多用なセンスを必要とする総合芸術的な一面がありますから、なかなか大学などの1講座で体系立てて教えることが難しいんですね。今回の講座は、将来のためにスキルを身につけたいと願う人にとって、有効な学びの場となるはずです。

── 国としてもプログラミングを義務教育に取り入れようという案が出るほど、将来性豊かな分野と言えます。

遠藤氏:弊社で昨年9月に開催した『角川アスキー総研シンポジウム』でも、MITメディアラボ所長の伊藤穰一さん、ドワンゴの川上量生さん、Ruby作者のまつもとゆきひろさんの討論で、これからの人材にはあまねくプログラミング技術が必須である、といった結論になったんですよ。これは、みんながプログラマーになれという話ではなくて、あらゆる創造的なことをやるうえで身につけていると非常に武器になるツールだよ、ということです。これからの読み書きソロバンのようなものになっていくべきだということなんですね。


実践的スクーリングのメリットとは?


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── 今回の講座は全65回、トータル130時間のカリキュラム。なかなかのボリューム感ですね。

遠藤氏:もっとコンパクトにまとめ、短期間で集中的にやるアプリ講座もあります。それをきっかけに独習できるようなバックグラウンドのある人や、会社に帰って先輩からオン・ザ・ジョブで指導してもらえる人にはそれが向いていますよね。しかし、そういう条件にあてはまらない人は、一定の時間をかけ、一定量以上の指導を受けるほうが楽なのですよ。わかりやすく言えば、あえてルーティン化することで、それが個々の関心のしきい値を超えていない内容であっても、最低限のスキルが身につけられる。さきほどお話した事前のマーケティグ調査の結果でも、独習しようとして挫折した人が少なくなかった。それならば、プロに手を引いてもらいながら、時間をかけて習得しましょうということですね。

── 出席して受講することを習慣化することで、独学以上のメリットを享受できるわけですね。

遠藤氏:そうですね。スクーリングのメリットとして、仲間と複数人で学べる点があり、今回の講座ではとりわけアプリプランニングを重視しています。アイデアソン的に企画を揉み合う体験は、受講生の皆さんにとってきっと有意義な時間になるはず。受講生同士の対話のなかで、思いがけないスマホの活用法を思いつくこともあるでしょう。また、幅広い年齢層の仲間ができ、それが将来のビジネスに役立つ可能性だってありますよね。

── カリキュラム内では、実際にアプリを作る作業も?

遠藤氏:その予定です。7月に講座がスタートし、12月の閉講前にはアプリを公開するところまで持っていく予定です。

── 16~20歳は無料。興味はあっても知識の下地がまったくない層にも、門戸は開かれているわけですね?

遠藤氏:もちろんです。今回のカリキュラムは、まったくのプログラミングの初心者も対象としています。アプリ開発そのものは、難しいパズルを解くような作業ではないんです。どんなアプリを作りたいかにもよりますが、たとえば、私なんかは、自宅や職場など、日常的に行動する3カ所だけに絞って天気予報を表示してくれるアプリがあったら便利だな...とか思いますが、その程度のことなら、データを集めて表示するだけのことですからね。今回のスクールを受ければ、作成に一晩もかからないですよね。アプリ作りって、どちらかというとデザインや料理に近いものがあるんではないでしょうか。


理想的なアプリ開発者像は「サボりぐせのある人」


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── アプリ開発者に向いている人材とは、どのようなタイプでしょうか?

遠藤氏:たとえば世田谷の一等地で家庭農園をやっているような人って、必ずしも野菜や農業が好きな人ではなくて、面倒見のいい人が向いているそうです。同じように、プログラミングはどんな人に向いているかというと、昔から言われるのが、実はサボるのが好きな人こそ向いていると。一見、矛盾するようですが、サボるために努力ができる人という意味なんですね。身の回りで感じる不便に敏感で、その"ちょっとしたストレス"を解決したい人です。自分もみんなも便利にしてサボろうよという人です(笑)。

── 怠惰は発明の母である、と。

遠藤氏:その通りです。理系じゃないからと言って諦める必要はまったくありません。ちょっと視点を変えれば、アプリのニーズというのはまだまだ無限に存在していますから。たとえば、「トレタ」というレストランなどのお店が使う予約アプリが話題になっていますが、これなんかは、タブレットの使い易さをいままでの手書きの予約台帳から置き換えただけなんですね。それだけでも、文字が汚くて読めないとか、同じ時間に同じ個室に2つ予約を入れてしまったとかというトラブルがなくなる。しかも、当日にはSMSでお客にリマインドのメールを送るなどメリットは多数ある。本当にウソみたいにシンプルなアプリなんですが。

── まさしく、ライフハックの範疇とも言えます。

遠藤氏:そうでしょ? 文系・理系は関係ないですよ。というよりも、これをアプリにすると便利そうだなとか、いまの自分の会社のシステムをこう変えたらどうだというアイデアのほうが大切なんですよ。これは実際に私の知り合いの会社であったことだそうですが、月末だけパートさんを雇って経理の処理をお願いしていたのが、誰かがExcelのマクロをちょこちょこと書いたらまるでその分が必要なくなった。人件費がまるまる浮いてしまった。アプリ開発の根底にあるのは、ちょっとしたハックの意識なんですよ。

── では、これからのアプリ開発シーンに必要とされるのは、どのような人材でしょうか?

遠藤氏:ひとことで言えば、ホスピタリティのある人、でしょうか。プログラミングのいいところは、身近な不便を自分ですぐに解決できる点にありますからね。だからたとえば、仲間内の飲み会などで「こういうアプリ作ってみたんだけど、ちょっと見てくれない?」と触ってもらって、そこで「これは便利だね」「ぜひ使ってみたい」といった言葉を返してもらえたら、喜びを覚えることができる人。アプリの先にいるのは人ですからね。根本的に必要とされているのは、そういう人材ではないでしょうか。


6回のオープンスクールも開催予定


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── この『Tech Institute アプリ開発者養成講座』は、来期以降も引き続き実施されるとのことですが、受講生の皆さんに期待することは何でしょう?

遠藤氏:ちょっと大袈裟な物言いになりますが、世界に向かって仕事をするチャンスだというのも意識してほしいですね。最初は、自分や仲間に便利なものを目指すのでよいと思いますが、アプリというのは、ストアで公開したとたんに世界で勝負できるわけですから。

── 講座への反響、そしてここから巣立つ人材の活躍に、大いに期待しています。

遠藤氏:講座の開催期間中には、6回のオープンセミナーの実施も予定しています。これは、一般の方々も有料で参加可能で、「Tech Institute アプリ開発者養成講座」の受講者は無料となります。アプリ開発者養成講座には出てこない関連テーマをやっていく予定で、モバイル業界の実際や起業のしかた、それこそ海外でアプリを展開する方法などを予定しています。第1回はすでに決まっていて、Ruby作者のまつもとゆきひろさんをゲストに、プログラマーという仕事について、という内容で開催させていただく予定です。この講座は社会貢献プログラムであり、皆さんへの応援プログラムです。ここから将来、面白い人材が輩出されることを期待しています。


Tech Instituteアプリ開発者養成講座

受講対象者:1998年4月1日以前に生まれた方(2014年4月1日時点で16歳以上)
定員:50名(選考あり)
応募締切:2014年5月14日(水)郵送にて、期限内消印有効
開講時期:2014年7月1日(火)〜12月10日(水)全65回
開講時間:19:00〜 21:00
受講料:1993年4月2日以降に生まれの方については、受講料免除。
    1993年4月1日以前に生まれた方は、70,000円
監修:筧 捷彦(早稲田大学理工学術院教授)
講師代表:嶋 是一(日本Androidの会 会長)


(友清哲)

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