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印南敦史印南敦史  - ,,,,,,,  11:00 AM

強さとコミュ力の磨き方:ニートを脱し、3年で実績を生んだ東京・久が原の学習塾経営者の転機

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強さとコミュ力の磨き方:ニートを脱し、3年で実績を生んだ東京・久が原の学習塾経営者の転機

東京・久が原で学習塾「創心ゼミ」を経営する高田康太郎さん


あたらしい場所であたらしい仕事をするとき、なにを基準に行動すればいいのでしょうか。イノベーションを起こすためには、どんなスキルや経験が必要なのでしょうか。それらを知りたいのなら、試行錯誤しながら行動する人に聞いてみるのが一番です

数々のクリエイター、ビジネスリーダーたちの働き方を紹介する米Lifehackerの人気連載「HOW I WORK」も好評ですが、同じようにぼくたち日本版では、自分らしい生き方・働き方を実践している人たちに会いに行こうと思いました。

第4回の取材相手は、東京・久が原で学習塾「創心ゼミ」を経営する高田康太郎さん。目的意識を重要視した姿勢、利用者の身になった料金体系など画期的なアイデアを次々と投入し、地域いちばんの生徒数を獲得した塾の経営者です。塾内に不良や不登校児を受け持つ「AWAKE(アウェイク)コース」というクラスも用意しているので、彼らと同じ視点に立つために茶髪にしているというユニークなキャラクターの持ち主でもあります。


創心ゼミ 高田康太郎さん ムービー編①|キミハツ -未来をハツラツにできるか。-


ところが高田さんの経営者人生は、決して順調だったわけではありません。それどころか、過去には多くの逆境を乗り越えてきているのです。絶望の淵から這い上がったといっても過言ではない、そのプロセスを振り返ってみましょう。



大学中退、そしてフリーターに


中学時代は遊び呆け、高校生のときには劇団をつくって芝居にハマり、「とにかく自分の興味のあることしかやらなかった」という石川県生まれの高田さん。教育の道を志すことに決めたのは、芝居に熱中するきっかけもくれた恩師の自殺がきっかけだといいます。転任先で悩み、結果的に悲しい決断をしてしまった恩師の真意を知りたい気持ちから教育学部を志望。しかし、勉強も足りず、大学受験はほとんど失敗。唯一受かった滑り止めの大学に進みますが、結果的には中退してしまいます。

しかしそれは結果的に、以後の人生を示唆していたのかもしれません。なぜなら、アルバイトをしていた大手学習塾の仕事にのめり込んでしまったことが中退の理由だというのですから。ただ、中退後もその塾で教鞭をとったものの、学習に対する考え方の相違から辞めてしまうことに。そして、そこからは一転してフリーターとしての生活がスタートします。


仕事を転々とし、借金を重ねても、揺らがなかった自信


フリーター時代は、テレアポからレストランのウエイター、日雇いまでさまざまな仕事を転々としました。当時は都内に住んでいましたが、親を頼るわけにもいかない状況下でお金も底をつき、そんななかで借金が増え、悪い循環の深みにはまっていきました。ついにはニートとなり、次の日の食事にも事欠くようになります。

しかし、高田さんはニートになる前から「将来的には必ず経営をやりたい」という思いを抱き、そのことについては根拠のない自信があったといいます。ニートである状況下でも消えないその思いを、周囲の友人にも言い続けていたのだそう。すると、あるとき友人から「塾の経営を手伝ってほしいという人がいる」という紹介を得て、高田さんは実際に経営を手伝うチャンスを手にすることになります。


400万円の負債を抱えながらもネガティブな思いは皆無


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ところが、またもや会社の方針と自分の考え方が合わなくなり、結局は辞めてしまうことに。ただしそんな中、同じタイミングで運命を変える大きな出来事がありました。「自分のかわりに経営を任せたい」という、創心ゼミの前オーナーとの出会いです。

「チャンスだ」と思ってすぐに決心したものの、生徒数はわずか3人、直後に400万円の負債があったことも判明。ネガティブになっても不思議はないところですが、それでも「絶対に大丈夫だ」という信念を持っていたのだそうです。そこで高田さんは、「1カ月以内に売り上げを出すので、最初の月だけ投資をしてください」と訴えます。1カ月で修正できるはずがないと考えるのが普通ですが、その決意を実現して乗り切ったのだというのですから驚きです。

この時に高田さんを動かしたものは、「ニートも卒業したかったし、せっかく手にしたチャンスを『自信がない』と手放すわけにもいかない」という強い気持ちでした。

前経営者のイメージを払拭するため最初にしたのは、新経営者としての自分の写真を入れたチラシの制作。それを自ら、昼間は学校の前で配り、夜はポスティングしたといいます。そして入塾した子は大事にし、その子と親御さんに「こういう塾を作っていきたいので、どうか友だちを呼んでください」と懇願。すると1カ月目に約30人が入塾し、以後も生徒は増え続け、売り上げも順調に上昇したのだとか。そしてその結果、わずか3年で創心ゼミを見事に再生させたのです。しかも注目に値するのは、生徒がほぼ100%口コミで増えていったということ。高田さんの気持ちが、多くの人に伝わったわけです。


大きな転機になった言葉「マイナス思考はなくせ」


まさに波瀾万丈。そんな中で、高田さんにとって最大の転機は、あるひと言だったといいます。


やはりニートから経営者になったことが、転機としていちばん大きいですね。その過程で、多くの方からいろいろな考え方を吸収できたのですが、中でもある方から言われたことは意味を持ちました。それは、「マイナス思考は一切なくしなさい」という言葉。そこから、考え方を意識的に変えたのです。すべてをプラスに捉えたからこそ、ネガティブなことも「ひとつの過程だ」と思えるようになったのです。


もっともっと遊んで、もっともっと失敗すればよかった


「『こんな経験があったらよかったのにな』と思ったことはありますか?」とお聞きしたところ、「気持ち」と「口コミ」で生徒を増やし続ける高田さんらしい答えが返ってきました。


経験について思うのは、「もっともっと遊んで、もっともっと失敗すればよかったな」ということです。失敗すれば人の痛みがわかるようになりますし、言葉で伝えやすくなるはずですから。逆に言えば、経験せずに知識ばかりを入れたとしても、そこには言霊(ことだま)が載らないと思うんです。


だから、もし過去の自分にアドバイスができるとしても、似たことを考えるんじゃないかと思うそう。


過去の自分になにかを伝えられるなら、それは「もっとビビらないで遊べ」ということです。そして同じことは、いま起業したいと思っている人にも言いたいですね。もちろん起業の質にもよると思うんですけど、大事なのは人とのコミュニケーションだと思うから。いろいろな人間関係の上でいろいろな挑戦をして、失敗や成功をすればいいということです。


大切なのは、長期的な視点でのセルフブランディング


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創心ゼミのスタートから3年を経て、いまは30歳になった高田さんの言葉には、後輩世代にあたる20代後半のビジネスパーソンに刺さるフレーズが少なくありません。良い例が、「自分自身がどうあるべきか」ということについての考え方。


よく思うのは、「お金に囚われてはいけない」ということです。最近は「一瞬でお金が儲かる方法」みたいな本もたくさんあります。それはそれでいいのかもしれませんけど、でもやはり一過性のものだと思うんです。大切なのは、長期的に自分というブランドをつくり、売り上げを出し、利益を上げていくためには何が必要なのかと考えること。やはり経営にとって必要なのは経営者の人間性で、自分の人間性をしっかり磨かなければいけない。表面的に判断してしまいがちなことも、その裏側にあるものをしっかり読み取れるようにならないといけないと思うんです。


では、読み取るための判断力は、どうすれば磨けるのでしょうか?


何を目的とするかによりますね。「一過性でもいいから、人を蹴散らしてでもいいからお金持ちになりたい」というのであれば、それでいいのでしょう。でも、ブランドのスーツを着て、いい時計をして、「俺は金持ちだ」と盛り上がる人生だけで楽しいのでしょうか? 私は楽しくないと思うし、いまは家族や従業員を守っていく立場でもある。だからこそ、いろんな人と会う中で、責任感や危機感を持って相手を見極めなければいけないんです。


実践で学んだコミュニケーション能力が武器に


そんな高田さんが考えるご自身の武器のひとつは、コミュニケーション能力だそうです。


性別や年齢も異なる人たちとの触れ合いのなかで、自然とコミュニケーション能力が磨かれていったんですよね。ですから表情や人となりを見れば、「こう思ってるな」とか「こういうものを求めているんだろうな」ということはわかるようになりました。私は系統立てて考えるのは苦手なんですが、コミュニケーションを繰り返した結果、感覚でその人の次の行動が読めるようになっていったんです。

それから、ハートの強さも自分のスキルかもしれません。とにかく、クレームがきても問題が起こってもビビらないんです。昔はかなりビビりな性格だったんですが、いまは違う。ニートになってすべてを失い、でもそんな中で「失ってもなんとかなる」ということを知ったからじゃないかと思います。

要は責任感と、それから根がビビリなので危機感は常に持っている。そのせいでアンテナが張れているのかなと思います。この塾を始めた当初は借金もいっぱい背負っていましたし、うまくいくのか不安だったんですけど、結局いま3年目を迎えて、この地域のなかで生徒数もいちばん増えた。そんな実績を打ち立てる中で、徐々に強くなってきたのでしょう。


コミュニケーションのポイントは「言葉の足し算」


より良いコミュニケーションをする術を教えてもらうと、高田さんが大切にしている考え方である「言葉の足し算」が参考になりそうです。


話している時、何か言葉をつけ加えることによって、相手が怒ったり、あるいは安心したりもしますよね。ですから私は、安心させられるような言葉をどんどん使っていきたいんです。そういう考え方が身についたのは、トップに立ったからですね。自分がトップに立つと、矢面に立つじゃないですか。保護者会をしても保護者面談をしても、すべて自分に責任がのしかかってくる。たとえば会話をするなか、親御さんの表情に不満が現れているとしたら、言葉の足し算をして、安心してもらうしかないんです。


「なぜ勉強しなければいけないの?」には明確な答えがある


そして特筆すべきは、「勉強する」ということについての考え方。塾なのですから勉強させるのは当然のようにも思えますが、高田さんはそうしません。


保護者の方は、「勉強しなさい。宿題しなさい」と言うと思うんです。でも自分もそうだったんですが、そう言われても勉強しなかった(笑)。当たり前ですよね。なのに、なぜ大人たちがそれを強要するかといえば、目先の行動だけに捕らわれて指導しているからなんです。しかし大切なのは、中長期的にどのような目的を持たせるかということ。たとえば親や先生に言われなくても、中学受験や高校受験を意識すれば、おのずと勉強するものなんです。つまり目的意識を持たせることを優先すべきであり、「勉強しなさい」「宿題をしなさい」と強要するのは違うんです

ですから「なんで勉強しなきゃいけないの?」と聞かれたとき、私は「勉強しなきゃいけないわけではないよ」と話します。そして、「しなくてもいいけど、もしも人生の幅を広げたいんであれば、手段として勉強しなさい」という言い方をするんです。目的があるから勉強をする。それが大切だと思うんですね。


コミュニケーションを重視し、言葉の足し算を繰り返してきた高田さんは今後、新たな事業を展開するのだそう。中目黒のプレスクール「BunBu学院」とタッグを組んで開いた「学習塾GATS」という塾の全国展開です。塾として初めて本格的な留学制度を取り入れ、オーストラリアの州政府とも提携を結び、新たなチャレンジを続けます。

下記のサイト『キミハツ』内にある動画では、高田さんの教育に関する思いを知ることができます。ぜひ、あわせてご覧ください。


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創心ゼミ 高田康太郎さん ムービー編①|キミハツ -未来をハツラツにできるか。-

(印南敦史)

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