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shinoshino  - ,  10:00 PM

スピード違反してまで速く走ることに価値はあるのか?

スピード違反してまで速く走ることに価値はあるのか?

20140410Speeding_Top.jpg


ライフハッカー編集部へ

ずっと気になっていることがあります。高速で走れば本当に早く目的地に到着できるものなのでしょうか? 私は安全運転主義で、彼氏はそのことについていつも文句を言います。彼は平気で時速10マイル(約16km)程度のスピード違反で運転します。「どうせ赤信号や交通渋滞に引っ掛かるのだから、スピードで無茶して稼いだ時間なんてご破算だろう」と私は思うのですが、一体どちらが正しいのでしょうか?

安全運転主義者より


安全運転主義者様

初めにはっきりさせておきたい点は、スピード違反は罰金を払うことになったとしても、やる価値があるのかどうかだと思います。もっとも目的地に早く到着するためにスピードを出すことが一番効果的な方法だったとしても、違反は違反であり、高額な罰金が科せられます。無論事故に合う確率も高くなりますよね。他の運転者や同乗する皆様の安全のためにも、運転中は「万が一」が起こりうる可能性があることをしっかり心に留めておきたいものです。

そうはいっても、スピード違反は良く見る光景だというのは否めません。アメリカでは、ほとんどの州で時速10マイル以下のスピード違反なら見逃してもらえたりします。では、参考までに時速10マイルのスピード超過で一体どれぐらいの時間の節約になるのかを見てみたいと思います。


数学的には、長距離なら高速運転がトク


信号や他のドライバーの運転など、何らかの外的要因による遅延を検討に加える前に、まずは数学的見地から考えてみましょう。ここでは異なる距離(15マイル、30マイル、50マイル、500マイル)をそれぞれ別のスピードで走った場合を計算しています。下記の図表は制限速度で走った場合と10マイルオーバーで走った場合で、それぞれどのくらい時間を短縮できるかを表しています。


20140410Speeding_1.jpg


ご覧の通り、ずいぶん長い距離を走らない限り、たとえスピード違反をしても極端な時間の節約にはなりません。走行距離500マイル以下で一番時間の節約になった走行は「Trip G」で、その節約時間はおよそ12分間でした。しかし、そうは言っても約1時間走ってこの結果です。実際には信号もあれば渋滞も起こるわけで、こうした時間の短縮などすぐに消えて無くなってしまうに等しいでしょう。


そもそも制限速度が速いと効果はあまりない


さらにここで面白いのは、制限速度がそもそも速い条件だと、スピード超過をしてもさほど時間の節約にはならないという事実です。これは感覚的にはおかしな気もしますが、元々高速で運転していると、同じぐらい時短効果を狙うとすれば、さらにスピードを上げて走らなければならないのです。たとえば、時速35マイルが制限速度だった場合、時速45マイルで走ると、制限速度で走るよりもおよそ30%ぐらい早く到着することになります。しかし時速65マイルが制限速度のところを時速75マイルで走ったとしても、たったの15%ぐらいしか時間を稼げていないのです。

高速道路で長距離を走る場合、速度を上げて走って時間短縮の効果が最も上がるのは皮肉なことに穏やかなスピードで走った時なのです(Trip J とLの比較)。もちろん速度を増すことで運転時間が短くなるのは明らかですが、時速10マイル以上も速度超過などしたら普段は寛容な態度の警察官もさすがに見逃すわけにはいきません。ここは肝に命じておかなければならないところですね。


渋滞の場合は理論上の計算など通用しない


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計算上は理想的に見えても現実には通用しないといったこともあります。例えば通勤などで渋滞が起こる時間帯や、もともと人口や交通量の多い地域などでは、数学上の仮説などは当てになりません。そのような状況下では、一定速度のまま走行し続けることはまず無理です。信号で止まって青になるまで待ち、交差点に差し掛かれば減速し、速度を戻すまでも時間が掛かります。

もう一度、上記図表のTrip Gを見てみましょう。50マイルの距離を走行中に例えば25個の信号で止まると仮定します(2マイル毎に1度という計算)。信号待ちに毎回平均30秒から45秒掛かるとして、赤信号に引っ掛かると全体でおよそ12.5分から18.75分ほどの時間のロスになります。信号以外の場所をどんな速さで走っていたとしても、この時間のロスは起こるのです。Trip Gの計算だと、スピード超過で走れば赤信号待ちで失った時間を挽回することはできるかもしれませんが、最悪の場合50マイルの距離をおよそ1時間走った時点では、本来なら12分間時短できたところを6分間ほどしか節約できていないということになります。


到着時刻を決める要因はスピードだけではない


上記で「50マイルもの走行距離ならば大体は信号の無い高速道路を走るような距離ではないか」と言った反論もあるかもしれませんが、先にも見てきたように高速道路でスピードを出してもあまり大きな時短の効果は期待できません。同じ50マイルという距離をTrip Gの時速45マイルで走った場合とTrip Iの時速65マイルで走った場合、節約できた時間の差はTrip Gの方が6分間も多いのです。信号が無い道であってもスピード超過で走ると、元々節約できたはずの時間の半分を失っていることになります。さらに現実的には50マイルもの距離を走行していればやはりどこかしらで信号にはぶつかります。

節約できた数分の時間と照らし合わせて今度は罰金について考えてみましょう。スピード違反のチケットをもらった場合、その罰金の平均金額は150米ドルです。6分間という時間が150ドルの価値と等しいということは、1時間は1500ドル、1年間だと3万ドルもの大金になってしまいます。

車を運転していると道路上でひっかかる赤信号の数、待つ時間の長さ、住んでいるエリアの交通量など状況はさまざまでしょう。街によっては一度も信号にひっかからないで50マイルを走れる場所もあるかもしれません。はたや2マイルごとに信号に当たってしまう場所もあるかもしれません。しかしこれだけははっきりしています。目的地への到着時間を決める要因の多くは自分の思い通りにならないものばかりで、走行スピードはその時間を決める要因のたった一つに過ぎないということなのです。


とはいえ、時間短縮に多少助けになることはある



ここまで来るとスピードを出すことはわずかな時間の節約になる程度、もしくはそもそも節約にすらならないのではないかと言った結論に至りそうですが、それでもなお警察のご厄介になったり事故に遭ったりするといったリスクがほぼない、時短に効果的な運転方法がいくつかありますので見てみましょう。


事前に、効率よく行き先を回る計画を立てる:もし、1箇所以上寄るところがあるなら、先に一番効率の良いルートを計画しておいてから出発するのが良いでしょう。完璧な計画などありませんが(道路状況など変化がよくありますし)、事前にちょっとでも準備しておけば、何か起きた時に引き返す必要もなく、スピード違反よりも時間節約に効果があります。

右折を避ける:運転するルートを決める際や外出先で単に方向を決める時、右に曲がるルートを取るよりは左折を選ぶようにすると時間だけでなくガソリンの節約にもなります。これはどんな時も右折は禁止と言った意味ではありません。あくまで例えば2つのガソリンスタンドが両側にあったとして、自分の走っている側(左側斜線)にあるガソリンスタンドに入れば、掛かる時間が少ないという類の話です。

可能なら円形交差点を選ぶ:環状型の円形交差点というものがあります。これはアメリカではよく見かけるものですが、よくある四差路交差点か、もしくは円形交差点のある道をどちらかを選らべるのならば、円形交差点のある道の方が交通渋滞がより緩和されるため時間の短縮になります。


もちろん早く目的地に到着するためには何より早く出発するに越したことはありません。これは使い古されたアドバイスであると同時になかなか実行に移すのが難しいことではあります。でも、あと10分早く家を出ることができたなら、確実に時間の短縮につながる上にリスクなどほとんどないのです。

ライフハッカー編集部より


Eric Ravenscraft(原文/訳:椎野陽菜)
Photo by Pete Bellis.

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  • 「渋滞」の先頭は何をしているのか? (宝島社新書 291)
  • 西成 活裕|宝島社
  

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