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印南敦史印南敦史  - ,,,  07:30 AM

激変する時代と歩調を合わせるために、働き方を「再起動」する

激変する時代と歩調を合わせるために、働き方を「再起動」する

「働く」を再起動する 5年後、あなたが価値ある人材であるために


「働く」を再起動する 5年後、あなたが価値ある人材であるために』(ミッチ・ジョエル著、村上彩訳、阪急コミュニケーションズ)の原題は、『Ctrl Alt Del』(コントロール・オルト・デリート)。いうまでもなく、パソコンのキーボードのコントロールキー(Ctrlキー)とオルトキー(Altキー)を押しながら、削除キー(Delキー)を押す操作のことです。

その目的は、パソコンの再起動。つまり本書では時代の変動や流れに適応していくための「再起動」を提案しているわけです。第1部「ビジネスを再起動」では、「直結型の関係」「功利主義マーケティング」「受動メディアと能動メディア」「起業と消費者の"結婚"」「1画面世界」という5つの大変動がビジネスの常識を変革すると説き、「自分を再起動」というタイトルがついた第2部では時代と歩調を合わせた生き方について触れています。

どちらも興味深い内容ですが、時代を生き抜くためのメソッドを推測するためにより有効なのは第2部かも。というわけで、第2部の12章「"次"を受け入れる -- 地獄から天国へ......次に起きるのは何だ?」から要点を引き出してみます。


次に来るもの1 ハッカー文化の普遍化


いま、世界が求めているのはもっと大勢のハッカー。もちろんここでいうハッカーとはサイバー攻撃を仕掛けるような連中のことではなく、著者が紹介しているウィキペディアからの引用によれば「肯定的な意味で何かを乱暴に扱っている者。あるいは、巧妙に冗談交じりに目的を達成する者」。メディアのプログラムをちょっと書き換えるというようなハッカーの行為から、メディアの未来像のみならず、あらゆる産業の未来像が見えてくるのだという考え方です。

ちなみに、ハッキングカルチャーと本質的に関連のある2つのトレンドとして紹介されているのは、ひとつが3Dプリント。デジタルファイルから3次元の物体を作成することが、キーボードの印刷ボタンを押すのと同じくらい簡単になれば、大ブームを起こせるということ。そしてもうひとつは、メーカー・ムーブメント。ロボット、電子機器、木工、3Dプリンターなど「現代のサブカルチャー」を生み出しているメーカー間のコミュニケーションが生み出すポテンシャルが、未来社会を刺激的に変革させるというわけです。(310ページより)


次に来るもの2 ホリゾンタル・マーケティング


マーケティングが一企業内で垂直方向(バーティカル)に行なわれる時代は終了。これからのマーケティングは、すべての企業を横断的に水平方向(ホリゾンタル)に行なわなければならないのだとか。つまり、ソーシャルビジネスを介した企業と消費者との「水平な」関係性が、マーケティングの大きな鍵になるということ。なお垂直方向の悪い例として、著者はここで音楽業界を引き合いに出しています。


大手レコード会社が苦戦しているのは、ソーシャルビジネスのフレームワークを持っていないからだ。大手レコード会社は、アーティスト、音楽配信のチャネル、ファンに聴かせる曲目に至るまで、すべてを管理し、王国を支配する王様のような思い上がった態度で権力を振るっている。(318ページ)


たしかにそれでは、苦戦しても当然です。(316ページより)


次に来るもの3 インディブランドの台頭


テクノロジーとインターネットは人々をコネクトさせ、多くの新しいチャネルを誕生させました。そんな中、ビジネスの世界を大きく変えつつあるのがインディブランド。生まれたばかりで、その価値観や原理原則も発展途上にあるインディブランドのメリットは、魅力的な物語を語るだけの企業よりも透明性が高く信頼できるということ。だからこそ、消費者にユニークさと独創性を感じさせる企業が重視されるようになるといいます。(320ページより)


次に来るもの4 控えめなマーケティング


今後有力になるのが、発表する製品コンテンツの数をどんどん増やしていく企業ではないことは確実だとか。なぜなら消費者が求めているのは、企業との濃厚で親密な関係ではなく、速くて簡単であっさりした消費体験だから。消費者が望んでいるのは効率と速度であり、見栄えのよいサイトではないという考え方です。

つまり大切なのは、自社のウェブサイトが、モバイル、パソコン、タッチパネルのすべてで、スピーディーに効率よく稼動するようにすること。グーグル、ツイッター、ユーチューブ、フェイスブックなどが目指しているものが、まさにそれ。だから企業は今後、コンテンツ量を減らし、スピードと効率を最適化するようになるだろうと著者は予測しています。(324ページより)


次に来るもの5 コントローリング・テクノロジー


著者はここで、今日のテクノロジーについていけない人に、将来プロとして働ける余地はないと断言しています。つまり問題はテクノロジーを排除することではなく、実体験を認識することが大切だということ。


テキストメッセージは、人と人をつなぐ重要な架け橋だが、スマートフォンの画面上にあるものが、実際に目の前にあるものと同じくらい重要だなどと思い違いをしてはならない。とはいえ、人間らしくありたいからと、ネットとのつながりまで断つ必要はない。(337ページより)


大切なのは選択すること。人間らしくあることと、正しい選択をすることに未来派かかっているといいます。(331ページより)


次に来るもの6 バーチャル商品


特別なフィジカル(現実)と結びつけたバーチャル商品をネット上の買い物かごに入れさせることで、現実世界と仮想世界を交錯させ、バーチャル商品はその可能性をますます高めているというのが著者の主張。モノとしての音楽CDがiTunesに取って代わられ、クラウドが登場して、再びすべてが変わったのがその証拠。

すべての業界がデジタル化する必要はないものの、ますます多くのバーチャル商品が販売・配布されるという時代の流れを受け入れ、その流れに積極的に乗ることが企業経営者に求められるそうです。(337ページより)


すでに他所で語られていることも少なくないとはいえ、激変する時代とビジネスとの関係性を包括しているという点において意義ある内容だと思います。未来のビジネスを予測するためにも、ぜひ手にとってみてください。


(印南敦史)

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  • 「働く」を再起動する 5年後、あなたが価値ある人材であるために
  • ミッチ ジョエル|阪急コミュニケーションズ

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