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三村 啓

 - ,  08:00 PM

急にボールが来てもゴールを決める4つのステップと5つのスキル:キャリア編

急にボールが来てもゴールを決める4つのステップと5つのスキル:キャリア編

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プランド・ハプンスタンスPlanned Happenstance)」という言葉があります。これは、スタンフォード大学教育大学院のジョン・クランボルツ(John Krumboltz)教授が提唱したキャリア開発に関する考え方のひとつ。日本語ならば「計画的偶発性理論」とでも訳せばいいでしょうか。

キャリアを積み重ねるためのヒントとなるこの「理論」について、先日開催されたトークセッション・イベント「ガールズ・ラーニング・キャラバン」で大きな気づきがありました。場所は、表参道にある IDEO Tokyo オフィス。スピーカーとして登壇された IMPACT Japan の事務局長・西田治子さんのお話は、示唆に富んだものでした。

プランド・ハプンスタンスについてひと言で言うならば、西田さんは、「ある日何かが起きて、その時に『よし、やってみよう!』と思えるかどうかが勝負」だとおっしゃいます。以下、自身が歩んだキャリアとともに語ってくださった内容を、紹介します。


プランド・ハプンスタンスとは何か


自分がいままで歩んできたキャリアを考えてみても、(ときに危うい)偶然が積み重なっていることに気づきます。

プランド・ハプンスタンスを直訳した「計画された偶然」とはよく言ったもので、積み重なった偶然ひとつひとつを振り返れば、それらは決して単なる偶然ではなかったと思うのです。そこには、何かしら自分が動いたことがきっかけになっていたり、その偶然を次に繋げる行動があったりしていて、知らず知らずのうちに「プラン」している。

クランボルツ教授は、プランド・ハプンスタンスが成立するためには、次の4つのステップと5つのスキルが必要だとまとめています。(Mitchell K.E. Levin, A.S. & Krumboltz, J.D. 1999, "Journal of Counseling & Development" より)


4つのステップ

  1. Clarify Ideas:自分の興味を惹かれること/関心事を明確にする
  2. Remove the Blocks:障害を取り除く(出来ない理由ではなく出来る理由を考える)
  3. Expect the Unexpected:思いがけないチャンスがくると思って心構えする
  4. Take Action:必要な準備をする&好機と見れば掴まえる


5つのスキル

  1. Curiosity:好奇心
  2. Persistence:継続性
  3. Flexibility:柔軟さ
  4. Optimism:楽観的であること
  5. Risk-taking:リスクを取ること


楽観的に。しかし、意図は明確に


西田さんは、某シンクタンクからキャリアをスタートしました。入社当初に配属されたのは事務職だったそうですが、その経験と働きが認められ、同社としては「女性の研究員第一号」に。しかし、シンクタンクの機能に対して自身が抱きつづけた疑問を無視できなくなって、休職してMBA留学することを決意。海外の学校へ行きたいと会社に相談すると「休職扱いにはできない」と告げられ、退職に至るのです。

その時は「まぁ、アメリカの大学院を出ていれば、悪くても翻訳や通訳の仕事で食いつなげるだろう」と思っていたのだといいます。上記に挙げたステップとスキルに照らせば、まずこの時点ですでに「自分の関心は明確」で、しかも「楽観的」に「リスクを取って」いたわけです。

果たして帰国後、実際には「翻訳で食いつなぐ」ことにはならず、「食事に釣られて」採用イベントに行ったマッキンゼーで働くことに。でも、コンサルティングの過程での調査をもっと突き詰めたい西田さんは、ご自身の志向とコンサルタントの仕事スタイルの不一致を感じ、辞めようと上司との面談をもつことになったのだそうです。

ところがその面談の場で上司から切り出されたのは、調査専門部隊の立ち上げをやって欲しいというオファー。西田さんは「調査ならば自分の力を存分に発揮できる」と、マッキンゼーに残ることにします。このとき、周囲からは「なぜいまのキャリアを諦めるのか」と止められたそうですが、調査の仕事は西田さんにとっては本当にやりたいことだったので「不満はなかった」とのこと。

ここでもまた、自分の志向をきちんと認識して「柔軟に(辞めることに囚われずに)目の前の機会を捉えて」いらっしゃったということが分かります。


自分の中に「GOサイン」を感じ取る


その後、調査部隊の北アジア全体のマネージャにまでなる一方で、「会社の中だけでは狭い」と感じて「社会企業によるイノヴェーションの組織論」研究のため大学院の博士課程へ。ある時、大学に講演に来た Bill Drayton(Ashoka Foundation 創立者)と出会い「よりよい社会を次の世代に手渡す」という想いに従い、自分自身の中で次へのアクションをとるべき「GOサイン」だと感じて、(今度は本当に)18年勤めたマッキンゼーを辞めることに。

退職の手続きを運ぶなか、友人から声がかかりソーシャルイノベーションを推進するIMPACT Foundation Japan(代表理事:黒川清)の創設に参加。事務局長をやることになった、というのが今のお立場に至るまでの道のりです。


傍から見ると西田さんは、大きな転換を繰り返しているように見えます。しかし、それぞれのステップで着実にキャリアを積み上げていて、転機に会うや自分の核にある考えを見定めてリスクを取り、それを次の歩みにつなげている。これぞまさに、プランド・ハプンスタンスの具現だと感じました。


(三村 啓)
Photo by Thinkstock.

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    香川博人

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