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ライフハッカー編集部  - ,  11:00 AM

リアルタイムじゃなくてもいい。ネットの使い方を意識化する「スローウェブ」運動のススメ

リアルタイムじゃなくてもいい。ネットの使い方を意識化する「スローウェブ」運動のススメ

スローウェブ


習慣は、気づいた時にはもうでき上がっているものです。あなたは、日々繰り返している作業について、きちんと意識していますか? その作業の中には、外部の影響で日課となってしまったものがたくさん含まれていませんか? 自分の行動の理由を、あなた自身はわかっていますか? 

「目的意識をもって行動の方針を決める」ことは、つい忘れられがち。でもこれが、健全なペースを確立し、焦らず常にゆったり構えるための鍵となるのです。時間の使い方や心構えを自分でコントロールすることで、心理的な恩恵が得られます。それが理解できれば、「時間をかけて行動すること」の大切さも見えてくるはずです。



ウェブとのつき合い方は「スロー」で


ひっきりなしに流れてくるデジタル情報に心を奪われてしまっているのが、多くの人々の現状です。こうした人々の日常は、インターネットを中心に回っています。ですが、問題はそこに潜んでいるのです。日常生活がインターネット中心に回っているのは、好ましい状態とは言えません。

「スローウェブ」運動とは、リアルタイムの反応を要求するインターネットの現状を「ファストウェブ」と名づけ、これとは異なるアプローチを提唱するものです。

スローウェブ運動は、デジタルのすべてを否定するものではありません。ネット上で活動する際に、他人の投稿や「いいね!」、ツイート、メール、フィードなどに流されてしまうのではなく、自分のペースを基準にして、意識的に判断しようと呼びかけるものです。自分の気分や行動サイクルを把握し、時にはデバイスの電源を切って、別の目的を追求したり、ほかの要求を満たしたりする能力の重要性を訴えています。つまりスローウェブ運動は、ウェブの利用者の自覚を問うものなのです

インターネットに対するこのような意識的なアプローチは、さまざまな点で、私たちの脳の仕組みから見てベストな作業方法とも一致しています。詳しく説明していきましょう。


情報の多さに圧倒されると、人は脆弱になる


インターネット中心の、ペースの速いライフスタイルの弊害のひとつは、圧倒的な情報量です。この膨らみ続ける問題の中に、大きな危険が潜んでいます。というのも、疲れて注意力散漫になっている時は、ニセの情報を信じこんでしまう可能性が高いからです。

自動的信頼」と呼ばれるこの仕組みは、いかがわしいマーケティング業者が、簡単に悪用できるものです。相手が注意力散漫になっている時や、何かに圧倒されている時を狙って、売り込みをかけるのです。

例えば、時間の限られた説明会などで終了間際に売上が急増することはよくありますが、これは偶然ではありません。聴衆は大量の情報を詰め込まれて疲れ切っており、ただその場から逃げ出したいと思っているので、機能や割引率を、実際よりも良いものと感じてしまうのです。

もともと私たちの脳は、情報を吸収するやいなや、それを本当のことと見なすようにできています。まず信じて、あとから疑問を感じるようになっているのです。この仕様は、重要な情報を素早く取り入れるには好都合です。それに、疑わしい情報をあとから精査してはじき出す能力を、私たちは時間をかけて身につけてきました。そう、私たちは新しい情報の精査には慣れているのです──注意力散漫になっている時や、何かに圧倒されている時を除いては。

ファストウェブに振り回される生活とは、「常に注意力が削がれている生活」にほかなりません。ゆっくり時間をかければ、少しの物事に集中を絞りやすくなります。その結果、自動的信頼に陥りそうな場面でも、事実ではない物事に引っかかる危険性を下げられます。


決断、決断、決断


決断を下す時は、ウェブやそれ以外の媒体から吸収した情報が基準になります。「精緻化見込みモデル」によると、広告などの説得に対して自分の態度を決めるまでの情報処理プロセスには、2つの異なるルートがあるそうです。

1つ目は、「中心ルート」による情報処理。自分で観察し、良い点と悪い点を見比べて考える方法です。この処理方法は、注意力が散漫になっていない場合にのみ実施されます。もう1つは、「周辺ルート」による情報処理。議論の本質ではなく、表面的な要素に基づいて、短絡的な判断を下してしまいます。すてきなデザインのウェブサイトや、クールな動画の主張に目を奪われてしまうこと、ありますよね。

中心ルートと周辺ルートのどちらを経由するかで、大きな違いが現れます。意識的に、慎重に、そして細心の注意を払って決断を下すと、それに伴う態度の変化は永続的となる傾向が強いのですが、周辺ルートによる情報処理を通じての決断は、一時的なものになりやすい傾向があるのです。

この事実から言えることは2つあります。1つは、情報をどう処理するかは、判断やそれによる態度がどれだけ長続きするかに影響するということです。

例えば、「良い見出しを書けるようになりたいので、そのノウハウが書かれた記事をいくつか読んでみよう」と判断する場合を考えてみましょう。静かな環境で時間を設け、情報を精査しながら熟読したうえで、「見出しは執筆過程の最優先事項だ」という結論に至った人なら、すぐに素晴らしい見出しを書く技術を習得することでしょう。

その一方で、ブログなどのメディアのさまざまな話題の記事の洪水を流し読みする中で、「すばらしい見出しが重要だ」という意見に賛同するようになった人の場合、学んだノウハウを実践する決心が長続きしない可能性は高いのです。2週間後くらいに、同じような記事を読んで、「そうだ、見出しに集中しようと思ってたんだった」と思い出すのですが、同じサイクルを繰り返すだけで、何も向上しないままなのです。

2つ目のポイントは、物事をしっかり考えないでいると、代償を払わされる可能性があるということです。つまり、うっかり間違ったことを信じたり、価値のあるものを見逃してしまうおそれがあるのです。

筆者も以前、「周辺ルートによる情報処理」の落とし穴にはまったことがあります。一時期、著作家のセス・ゴーディン氏に関心がなく、彼の書いたものは時間をかけて読むに値しないだろうと判断していたのですが、それはゴーディン氏のウェブサイトのデザインが良くないとか、URLアドレスに「.typepad」が含まれている、といったつまらない理由からでした。もちろんその判断は間違いでした。ゴーディン氏は素晴らしい人です。ゴーディン氏の著作自体の素晴らしさを判断の根拠にしていれば、すぐにそれがわかったはずです。

結局、どう判断するか、いかに良い選択をするかには、心理状態が直接影響しています。あなたは事実に基づいて選択を行っていますか? それとも、気分まかせですか?


見逃してきたものはないか?


スローウェブの実践によってデジタルライフの慌しさから解放されると、身のまわりのことに目を向ける機会が持てるようになります。目と鼻の先にあったのに見逃していたかもしれない何か、に気づけるかもしれません。このような盲点の存在について説明してくれるのが「不注意による見落とし(不注意盲)」の理論です。私たちは、何もかもには注意を向けられないため、1つのことに注目すると、ほかのことを見落としてしまうのです。

そのため、Facebookのブラウズなど、オンラインで何かを読んだり見たりして、脳がイメージを膨らませる作業をしている時は、現実世界の物事についてイメージを取り込む余裕が少なくなります。これこそが、SMSをしながらの運転で注意力が散漫になったり、映画鑑賞中にネットサーフィンをしていて一番良い場面を見損なったりする理由です。

電子メールに夢中になるあまり、誰かの言葉を聞き逃してしまったこと、あなたにもありませんか? それが、不注意による見落としです。脳はその時、電子メールの処理で手一杯で、ほかのことには気づけないのです。フラッシュの明滅や大きな物音、人影のようなわかりやすいものさえ、見落としてしまいます。

この理論をわかりやすく示しているのが、バスケットボールとゴリラの着ぐるみを使った実験です。被験者には、動画を見ながらボールのパスの回数を数えるよう指示しました。動画の中盤で着ぐるみのゴリラが画面を横切るのですが、被験者の半数はそれを見落としていました。この実験には続きがあります。ゴリラの出現を事前に知っていて動画を見た人の場合、ゴリラには気づきますが、ほかのことはやはり見逃してしまうのです。後ろのカーテンの色が変わるという明確な変化にも気づきません。

細部をあまりに気にしていると、全体像が見えなくなります。あなたも、ゴリラのようなものを見逃しているかもしれません。


脳には、邪魔をされない時間が必要


これは聞き覚えがあるかもしれませんね。お気に入りのブログをチェックしようとネットにつないだら、45分経ってもまだネットサーフィンを続けていて、ブラウザのタブがねずみ算式に増えていることはありませんか? 筆者はいつもそうなってしまい、この現象を「時空のワームホールに落ちた」と呼んでいますが、良いことではありません。脳には休息と回復の時間が必要です。私たちも「ダウンタイム」をとらなくてはなりません。

ダウンタイムといっても、怠けているのではありません。脳に休息を与えると最適なレベルで機能できるようになることは科学的に証明されており、これが休息の重要性の裏づけとなっています。昼寝や生活サイクル、静かな環境に関する研究からも、「起きている間じゅう全力疾走」というスタイルをとらないほうが成果は上がるという主張に有利な結果が出ています。

たとえば、南カリフォルニア大学のMary Helen Immordino-Yang博士による研究レビューによって、ダウンタイム(何かに気をとられることなく、心の赴くままにしていられる時間)の必要性が明らかになりました。ダウンタイムは、自分と向き合うためにも、情報や自分自身のことを脳に理解させるためにも、必要なのです。常にネットにつないでいると、心身が疲れるだけでなく、Immordino-Yang博士の言う「建設的な内省」の時間も減ってしまいます。

意識してコントロールしないと、あれもこれもと予定を詰め込んでしまいがち。そのうちに、頭も心も体も、タンクが空っぽになってしまうのです。追い越し車線を走り続けて、情報過多のワームホールに入り込み、失敗が増え、思考のプロセスが脆弱になっていると感じたら、スローウェブの恩恵を受けてみてはいかがですか。インターネットを使う時間をきちんとスケジュール管理すれば、意思決定がより確実になり、物事への態度や見通しも良くなり、人生をもっと満喫できるはずです


How Fast Web is Impairing How You Think|iDoneThis

Kevan Lee(原文/訳:風見隆、江藤千夏/ガリレオ)

  • ,,,, - By

    友清哲

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