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堀込泰三  - ,,,  10:00 PM

死の悲しみに暮れる我が子にかけるべき言葉・避けるべき言葉

死の悲しみに暮れる我が子にかけるべき言葉・避けるべき言葉

子どもと死


人は必ず死ぬというのに、大人同士でも死について語り合うことは、ほとんどありません。ましてや、多感な子どもに家族の死を伝えることは、本当に苦しいもの。このツラくとも避けては通れない話題を、子どもにうまく伝えるにはどうしたらいいのでしょうか。



子どもを中心に話す

最初にお断りしておくと、どの子にも最適な方法など存在しません。子どもは1人ひとり違うので、故人とその子の関係はもちろん、年齢や感受性を必ず考慮してあげてください。例えば5歳であれば「だれだれさんは死んじゃったんだよ」とシンプルに言うだけでもいいかもしれませんが、10代の子であれば、それが永遠であることを感覚的にも敏感に理解できるはずです。我が子のことをいちばん知っているのは、親であるあなたです。だから、我が子に言うべき言葉を探すとき、その子の性格を必ず考慮してあげる必要があります。

例えば、行動心理学者のジャネット・リーマンさんは、子どもの気質を見ることが必要だと言います。


内向的・観察的・内省的な子には、シンプルで明確な言葉で死を伝えましょう。それに対して、彼らが自分の気持ちを言葉で伝えてくれることはほとんどありません。その代わり、気持ちを表現できるようなアートに取り組ませてみてください。それには、故人を追悼するためのカードを作る、作詞や作曲をする、慰霊樹を植えるなどの方法があります。

外向的な子には、たくさんの時間をかけて、死に対する疑問、意見、心配事などを話し合ってください。また、この種の子どもたちは、マラソンに出たり、死因に関連するボランティア活動をするなど、その他の形で死者への哀悼の意を表現することもあります。


筆者が話を聞いた児童心理学者は口をそろえて、「主導権は子どもに持たせて、親は子どもの年齢や発達に適した方法でサポートしてあげること」をすすめていました。アドラー心理学大学院で臨床心理学を専門とするデビッド・R・カストロ-ブランコ准教授は、こう言います。


子どもに死を語るには、その子の発達に合った方法で話すことが大事だと言われています。言い換えれば、「誠実さ」や「正確さ」を求めるがゆえに、その子が自分の中で消化できること以外を伝えるのは、避けるべきなのです。

特に小さい子に対して、親として自分の死について話すときには、統計的な死亡率の低さを正確に伝えるよりも、自分は我が子のもとを離れたり見捨てたりしないことを伝えてあげる方がいいのかもしれません。子どもは死という絶対的存在を受け入れ、親を頼みの綱として心の安定を図ろうとします。彼らにとっては、その綱がいつでも変わらずに存在すると信じられることが必要なのです。


もうひとつ、筆者の娘の例を紹介します。娘は、まだ非常に小さかったころ、死についてよく話していました。その内容は主に、母親である私を失いたくないということや、娘自身が死んだらどうなるのかなど。そのような質問を何度も何度も、淡々と繰り返すのです。私は当初、「何を言ってるの! あなたはまだ子どもなんだから死ぬことなんて考えなくていいの!」と叫びたかったのですが、やがて気づきました。それらの質問の背景にあるのは、シリアスな悲しみなどではなく、娘の生まれ持った好奇心なのだと。


話すよりも聴くに徹する

繊細な話をするときにはいつでも、相手の気持ちを想定して話すよりも、相手の言うことに耳を傾けて質問をする方がいいと言われています。死のような絶対的で恐怖を伴うものについて子どもに話すときにはなおさらです。家族・結婚セラピストのエリカ・カーティスさんはこうアドバイスしています。

死について話すことが心配なあまり、話しすぎたり、話さなすぎたり、間違ったことを話してしまったりすることがあります。何かを伝えたり質問に答える前に、我が子が考えていることや本当は何を聞きたいのかを感じ取ることが大事です。「誰かが死んだら何が起こると思う?」「何が起こってほしい?」などの質問をすることで、我が子の内面世界や考え方、さらには知りたがっていることを知ることができます。

「おばあちゃんはどうなっちゃうの?」と娘が質問してきたなら、その子は自分が死ぬときにどうなるのかを考えているのかもしれないし、死んだあとのおばちゃんのことを考えているのかもしれません。これらは、まったく異なる質問です。違いを明確にするために、「おばあちゃんが死ぬ前と死んだあとに、何が起こったのかな?」などと質問し、確認するといいでしょう。同じように、「おばあちゃんはどこに行っちゃったの?」という質問に、大人は「天国」や「土の中」などと答えてしまいがちですが、子どもはたんに、おばあちゃんが病院に運ばれたことを思いだしているのかもしれません。


どれだけのことを伝えるか、説明するかというのは恐らくもっとも大事な質問かもしれませんが、ここでも子どもに主導権を持たせることを忘れないでください。児童心理学者のスーザン・リプキンス博士の経験則では、子どもと死について語り合う場合、親はただ質問に答えることに徹するべきだといいます。長くて複雑な説明は不要。その代わり、同じ目線から、子どもの質問に答えてあげることが重要だと思います。


正直に、でもトラウマになりそうな話題は避けて

自然死ではなかった場合など、本当のことを隠したい衝動に駆られると思います。しかし、子どもの不安や脅迫障害を専門とする臨床心理学者、ジェニー・イップ博士は、できるだけ正直に伝えることの重要性を訴えています(死以外の話題でも、子どもと話すときには正直がいちばんです)。


自然死であれば、人生の一部である死を、自然のプロセスとして語ることができるでしょう。そうやって世界は回っているのだと。でも、死因がどうあれ、子どもにとって故人が近い存在であればあるほど、正しい情報をきちんと伝えてあげることが大切です。嘘でごまかしても、何年かしたあとに親族から本当のことを耳にしたら、いっそう傷つくか、そうでなくても混乱をもたらしてしまうでしょう。


ここでも、どこまでの情報を伝えるかは、その子がどれだけ準備ができているかにかかっています。

親が自分の気持ちを伝えることは問題ありませんが、子どもというのはえてして親の真似をするものなので、行動にも細心の注意を払ってください。子どもは、悲しみへの対処方法を学ばなければなりません。どうやってそれを学ぶのかといえば、周囲にいる大人から学ぶのです。

親は言葉にも気を付けた方がいいと主張するのが、死生学という分野の博士号を有するクリスティン・ケボルキアン博士。末期患者とその家族へのカウンセリングを行っています。


「おばあちゃんは天国で眠ってるんだよ」とは絶対に言わないでください。それを聞いた子どもは、眠ることが怖くなって寝られなくなることがあります。病気の家族がいるなら、子どもにはその意味を教えてあげてください。「おばあちゃんは病気で、もうすぐ永遠の眠りに就くんだよ」も「おばあちゃんはガンで、天国に行くんだよ」もダメです。ガンとは何か、誰もがガンで死ぬのかなど、詳しく教えてあげてください。会話をしながら、内容をきちんと理解しているか確認するため、聴いた内容を繰り返して言わせるのもいいでしょう。


悲しみのはけ口を与える

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我が家では1年前、愛犬をなくしました。7歳の娘が生まれる前からずっと飼っていた犬です。それ以降、娘は犬のゴーストについて話すようになりました。娘によると、そのゴーストは、見て、さわって、話すことができるのだそう。学校にいるときやその他のときに娘を勇気づけてくれるという内容の物語を書いて見せてくれました。

そんな娘の姿を見るたびに胸がしめつけられていたのですが、ある専門家によると、それは正常な悲しみの表現なのだとか。

子どもたちは、アート、クラフト、作文、写真、その他の遊びを通して、故人を敬い、思い出すことができます。故人はこの世からいなくなってしまっても、心の中で生き続けることを教えてあげるといいでしょう。


異常行動には気をつけて

悲しみに暮れる人の行動に確固たる法則があるわけではありませんが、あまりにも長い期間困った症状が続くようであれば、専門家に相談するのもひとつの手です。テキサス州オースチンの心理学者、ハニ・タレビ博士は、以下のような問題が続く子ども(大人も)は、死に対してかなり苦しんでいるはずだと指摘します。


  1. 睡眠の問題(入眠障害や睡眠持続障害)
  2. 外面化行動(同級生への攻撃、反抗的/挑戦的態度、感情調節障害など)
  3. それまで楽しんでいたことを楽しめない
  4. 離脱行動(涙もろい、考えや気持ちを言いたがらない、孤立など)
  5. 発達退行(実年齢よりも幼稚な行動をとる)


上記の問題がなければ、いつもの我が子らしくなくても心配無用。そばにいて、耳を傾け、優しく接してあげてください。悲しみは、親子で一緒に乗り越えていけばいいのです。


Melanie Pinola(原文/訳:堀込泰三)

  • ,,,,, - By

    香川博人

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