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佐藤ゆき  - ,,,  11:15 AM

「つくり出す幸せ、あきらめないこと」ベテラン女性デザイナー、クリエイティビティについて語る

「つくり出す幸せ、あきらめないこと」ベテラン女性デザイナー、クリエイティビティについて語る

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99U:先日、世界的デザイナーであるBruce Mau(ブルース・マウ)の事務所Bruce Mau Designのトロントオフィスで働くアソシエイト・クリエイティブディレクターのSarah Foelskeに、お話を伺う機会がありました。

Foelske氏はこれまで複数のデザイン事務所でキャリアを積み、Nike、Gap、ESPN、Avonなどのクライアントと仕事をしてきました。そんなFoelske氏に、これまでの仕事の制作プロセスや、女性デザイナーとして直面した課題などについて訊きました。


── 締切が迫っている状態でも、アイデアが途切れないようにするために工夫していることはありますか?


どのようなプロジェクトでも、アイデアに詰まってしまう瞬間はあります。そんなときは、コンピュータや業務の慌ただしさから一度離れることが、もっとも必要なことだと気付きました。たとえ、10分間だけであっても。心を落ち着かせれば、アイデアは自然に出てきます。運動や瞑想もとても効果的だと分かりました。意識を集中できますし、その瞬間を感じられるからです。

それから、インスピレーションを得たものを保存しておくようにしています。雑誌の切り抜きや、イベントの招待状、美しい包装など、なんでも。また、カテゴリー分けされていない、ビジュアル作品ばかりが掲載されている本を持っているのですが、そうした本をアイデアを得るために眺めることもしています。


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アイデアのヒントを得るための本


── クライアントへの対応において、心がけていることはありますか? 常に難しい問題があるかと思うのですが。


重要なのは、そのプロセスに関わる全てのメンバーの役割を考えることだと思います。クライアント、クリエイターのどちらか一方だけが意思決定をするのではありません。クライアントとの関係性において、行き詰まってしまうのは、自分だけで判断を下そうとしていたり、クライアントがそのプロセスに参加していないときです。関係者全員が各プロセスに参加すれば、プロジェクト全体がよりうまく進むと思います。


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Bruce Mau Design、トロントオフィス


── 男性メンバーが中心のWiedenや他のエージェンシーでの経験はどのようなものでしたか?


良い質問ですね。かつての私のデザインは、より女性であることを意識していたと思いますが、ある時点で大衆に向けてデザインをすることの重要性に気付きました。それは、これまでさまざまな場でキャリアを積むようにしてきた理由でもあります。どのようなプロジェクトでも、男性的、または女性的過ぎない方が成功すると考えます。

この職業では、女性であることが大変に感じられることもあります。特に、私は親切と思いやりに大きな価値を置いているのですが、クリエイティブディレクターとして成功するには、自分の意見を貫いたり、とにかくはっきり意見を言うことが必要であると思われるときもあります。これは、私が直面している課題のひとつですね。こうした性格を男性的、女性的と分ける必要はないのですが、とにかく直接的に物を言いつつ同時に思いやりを持つ、という態度を身につけなければならなかったのです。


── 特に、どのような状況ではっきり意見を言う必要性を感じていたのでしょうか?


これまでの仕事を振り返ると、私が尊敬する人々というのは、思いやりをもって部下に指示を与え、上司ぶった態度を取るよりも、教えることを大切にしている人々でした。私は一緒に仕事をするメンバーとは、良い関係性を築くように努力してきました。特にはっきり物を言ったり、自分の意見を押すことにストレスを感じた唯一のときというのは、その場に協調性が存在しなかったときです。


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Sarah Foelske 氏


── スタッフが最高の仕事をできるように、どのように彼らのやる気を高めますか?


私にとって、モチベーションの源泉というのは常に個人的なもので、インスピレーションを得たいときには、昔の上司のことを考えます。他のメンバーのやる気を高めるときには、ビジュアルに訴える必要があると気付きました。それが、もっとも効果的なコミュニケーション方法です。過去の作品を見せて、その舞台裏のストーリーを一から十まで伝えます。一つの作業について話すよりも、より多くの情報を与える方が、人はより良い反応を示します。誰もが全体のストーリーをよく理解して、よりクリエイティブになりたいと思っています。


── アドバイスを得たいときには、誰に相談しますか?


かつて、Laird + Partnersで一緒に仕事をしたクリエイティブディレクターのScott Wittmanです。彼とは仕事をして以来、親しい友人として付き合っています。アイデアに詰まったときにはコンピュータから離れるべき、というアイデアをくれたのも彼です。彼は、「ネット上からアイデアのヒントを得ようとすると、常に同じ泉を掘ることになるぞ」と、助言してくれました。

私はある職場を離れると、そこで一緒に働いていた人々と、勤務中よりも親しい友人になる傾向があります。それが積み重なり、互いに助け合えるネットワークが、少しずつ膨らみ続けています。


── これまでで、間違った選択だったと感じた職場はありますか?


これまでの職場は、とても競争の激しい職場で、チームというよりも個人の能力を育てるような場でした。私がストレスを感じる状況というのは、自分の創作プロセスに対して、誠実に向き合えないときです。そういう状況においてできる唯一の対応は、自ら心を開いて、それを周囲の人々に共有し、自分の気持ちが職場に伝染することを願うことです。


── 自分の価値観に誠実であることが、難しいときもありますか?


正直にお話をすると、それは常に簡単なことではありません。ですが、私にとっては、一緒に働くメンバーを助け、彼らのキャリアを育てることは重要なことです。それが仕事における一つの試金石でもあります。他の人を助ける方法を理解し、仕事のあいだは謙虚さを保てられれば、それで十分だとも考えています。

自分のエゴが仕事中に邪魔をしそうになるときには、ありきたりな方法ですが、Jay-Zの『My First Song』を聴くようにしています。この曲を聴くと、どんなプロジェクトに対しても、初めてのプロジェクトのような気持ちで取り組むことができ、その仕事に関われることのありがたみを感じることができるからです。


── 途中で難題に直面しつつも、最終的にはその結果に誇りを持っているというようなプロジェクトのエピソードがあれば、聞かせてください。


トロントのThe Drake Hotelで仕事をしたときには、とても面白いプロジェクトを担当しました。Drake BBQというものです。大きな事務所からカナダに引っ越したばかりの頃、私はすぐにカナダにはDIY文化が根付いていることに気付きました。このプロジェクトは大きな挑戦でした。予算も限られていましたし、全てをインハウスでやらなければならなかったからです。

最終的に、このプロジェクトは私にとって、非常に誇りを感じられる仕事となりましたが、より大きな予算があったら、その仕上がりは大きく異なっていたことでしょう。たとえば、外観は手描きではなくビニール材を使っていたと思いますし、外観に面を追加して、平らな面に描けるようにしていたと思います。

しかし、平らでない面に手で描いたことで、デザインの個性が生まれたのです。このデザインは、南部で見た手描きのバーベキューの看板からヒントを得ました。その看板は、完璧とはほど遠いものでしたが、逆にその不完全さが、非常に気に入った点です。もし、プロジェクトの実行過程がもっと洗練されたものだったら、成功していたかどうか分かりません。


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Drake BBQ、トロント


── デザイナーという仕事のもっとも好きなところはどういった点ですか?


キャリアの段階ごとにそれは変わると思いますが、今の時点では、さまざまな人々と関われること、また、なにかを生み出す能力やツール、性格を持っているということです。私はこの能力を使って恋人のために「どこかに行こう」という、自分の文字をかたどったネオンサインを作成したことがあるのですが、すばらしい反応がありました。それを見た友人たちは、みな大興奮でした。自分で業者に電話をかけ、各工程を進め、このようなアートをつくることができる。デザイナーという仕事に就けたのはとても幸せなことだと思います。日々、こうした、なにかをつくり出すことができるという幸せを与えられていることは本当にありがたいことです。


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Foelske 氏がつくったネオンサイン


── 19歳のころの自分にアドバイスするなら、なんと言いますか?


あきらめないこと! あきらめずにやり抜くことは、もっとも重要な能力であり、強みです。歩きつづけること。そして、プロジェクトや仕事に取り組みつづけること。自分が思い描いてた状態に至るまで。デザイナーやクリエイターは、明確なビジョンを描けるという点で恵まれています。早い段階であきらめないことが、もっとも大切なことです。


Sarah Foelske of Bruce Mau Design: On Creativity, Collaboration & Jay-Z I 99U

Jenn Godbout(訳:佐藤ゆき)

  • ,,,,, - By

    香川博人

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  • Massive Change
  • Bruce Mau,Jennifer Leonard,Institute Without Boundaries|Phaidon Press
  

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