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佐藤ゆき  - ,,,,  01:00 PM

仕事に没頭することで世界を変えたい:『習慣の力』の著者チャールズ・デュヒッグの仕事哲学

仕事に没頭することで世界を変えたい:『習慣の力』の著者チャールズ・デュヒッグの仕事哲学

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敏腕クリエイターやビジネスパーソンに学ぶ仕事術「HOW I WORK」シリーズ第65回。 インドでもっとも有名なテック系ブロガー、アミット・アガルワル(Amit Agarwal)氏に続く今回は、『習慣の力 The Power of Habit』の著者、チャールズ・デュヒッグ(Charles Duhigg)氏にインタビュー。

チャールズ・デュヒッグは習慣に基づいて行動する男だと思うかもしれませんが、本人はそれは全ての人に当てはまることだと、おそらく言うでしょう。彼は、著作『習慣の力 The Power of Habit』において、人の行動が習慣化する理由、そしてその習慣をいかに活用すれば、仕事や人生をコントロールできるのか、論じました。今回は、彼自身の習慣について聞きました。


氏名:チャールズ・デュヒッグ(Charles Duhigg)
居住地:ブルックリン、ニューヨーク
現在の職業:ニューヨークタイムズの記者、『習慣の力 The Power of Habit』の著者
現在のコンピュータ:Mac Book Air
現在のモバイル端末:Droid Maxx(これはすごいです。バッテリーが絶対に切れません)、iPad mini
仕事スタイル: 順序立てて



── 「これがないと生きられない」というアプリ・ソフト・ツールは?

自分の時間のすべてを、GoogleかMicrosoft Word、またはEメールソフトウェア上で使っています。Google Voiceは頻繁に使っています。スマホを主なコミュニケーションデバイスとして活用するためです。旅行の際にはTripcaseを使います(使い心地はまあまあです)。道の検索にはGoogleマップを使います。秘密兵器はGoogle Scholarです。


── 仕事場はどんな感じですか?

あるコーワキングスペースにデスクを持っています。スタンディングデスクもありますがが、実を言うと1度も使ったことがありません(本当は使いたいのですが!)。


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── お気に入りの時間節約術は何ですか?

仕事のやり方に関しては、次のようなルールを基本としています。

私は、非常に長時間デスクに座って仕事をします。仕事が楽しい、楽しくないかは関係ありません。長時間デスクに座っていれば、自ずと仕事は回り始めます。デスクに座って退屈になれば、本当にやらなければならない仕事に向き合うようになります。ブログはチェックしません(RomeneskoThe Awlは例外ですが、それ以外には好きなブログは特にありません)。デスクにはアート作品は飾っていません。窓側に座るのが好きです。日差しが好きなので。でも、外には背中を向けて座ります。スタンディングデスクを使うことにも興味があるのですが、使い始めたらデスクから気軽に離れるようになるんじゃないかと心配しています。

デスクに立ち寄る人々に対しては、とてもフレンドリーというわけではありません(毎日、午後30分は他の人と交流するようにしていますが)。Eメールを受信したとき、そのメールに対して返答する理由が明確でなければ、削除します(妻はこのルールについて怒っていません)。お手洗いにはよく立ちますが、それを抜かせば、毎日8~10時間は連続して、デスクに向かっています。こうした習慣は、少しずつ健康に悪影響を及ぼしているかと思います。しかし、健康な身体を保つよりも、良い物を書くことを優先したいのです。

日中のそのほかの活動はすべて、できるだけ退屈なものであってほしいと思います。なぜなら、やらなければならない仕事がもっとも刺激的な選択肢になるからです。(さらに付け加えるならば、こうした仕事のほとんどを、実際心から楽しんでいます。記者という職業を選んだのは、その仕事自体が好きだからです)生産性を向上できるツールは、ほかにたくさんあるかもしれません(私はバーチャルアシスタントをしばらく使っていたことがあります。The Email Gameを使っていました)。しかし、こうした生産性向上ツールは「デスクに座る」ことに比べれば、その効果がかすんでしまいます。

デスクから立たないことです。仕事以外のことを、仕事の場でしないこと。仕事以外のことをする行動を数日間続ければ、それは習慣になります。


── 愛用中のToDoリストマネジャーは何ですか?

ToDoリストは、メモ帳に書きます。1つのタスクを選び、それが終わるまでは、それだけに集中します。私は、取り憑かれたように1つのことに執着する性格をより磨いていきたいと思っています。それから、デスクと書類の整理にかなりの時間をかけます。


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── 携帯電話と PC 以外で「これは必須」のガジェットはありますか?

iPadを使うのが好きです。地下鉄で読書をするのにも最適ですし、ベッドの中で妻を起こさずに読み物をすることができます。ですが、もっとも大切なガジェットは電話です。疑念が生じたときには電話をしろ、という原則を堅く信じています。直接会話をする方が、何か読むよりもずっと早く学ぶことができます。専門家はどのような質問を私が尋ねるのかを分かっています。なので、次にどうすれば良いかが分からないときには、電話をかけます。


── 日常のことで「これは他の人よりうまい」ということは何ですか?

私が得意なことは、1つの基本的な活動のみです。つまり、報道と執筆です。そして、私は報道と執筆のことばかりを常に考えています。本当に素晴らしい話をどのように見つけるか、そしてそれをどう伝えるか。これはこれまで私が取り組んだ活動の中で、もっとも難しくかつ面白いものです。私は、ビジネススクールで学んでいたときに、ジャーナリストになる決心をしました。素晴らしいストーリーを見つけ、それを伝える方法を模索することが、その後の30年間、自分を心から魅了するであろうと思ったのです。私は自分の仕事が大好きです。


── 仕事中、どんな音楽を聴いていますか?

数席離れたデスクで、いつも大声で話す奴がいます。彼の声を聴いています。嬉しいことではありません。


── 現在、どんな本を読んでいますか?

longreads.comlongform.orgが好きです。


── あなたは外向的ですか、内向的ですか?

分かりません。子どもの頃は、人が集まる場ではよく人見知りをしていました。当時、理由は今となっては思い出せませんが、自分は将来俳優になるんだと思っていました(私は観劇さえも好きではありません)。当時は自分に「俳優になりたかったら、他の人に話しかけて、練習をしなきゃだめだ」と言い聞かせてました。なので、そうしてました。そして、そんな行動を繰り返しているうちに、それが習慣になりました。実際のところ、それが私の生まれつきの性質なのか、それとも自分にそうした行動を強制していたために、今のような性格となったのか、どちらか分かりません。

似たような話としては、高校生のときにディベートに参加したことがあります。ニューメキシコ州のアルバカーキで育ったのですが、当時の私は、高校のディベート選手権で優勝することに人生のすべてをかけていました。優勝するにはメンタル面が弱いと感じたことがあり、私はある儀式を始めました。毎朝、鏡に映る自分に対して、こう言うのです。「今週末のディベート選手権で勝てなければ、お前は役立たずだ」ご想像の通り、これは精神の健康にとって非常に優れた方法とは言えません。自分の子どもに同じことはさせません。ですが、常に自分にプレッシャーをかけることで、できる限り対戦に備えたかったのです。実際に、数多くのディベート戦で勝ちました。

こうした姿勢は、今の私の仕事のやり方にも共通しています。上に書いた私の回答は、まるで嫌な奴が書いた内容に見えるでしょう(無愛想で、強迫的に仕事をしている奴!)。思いやりや、仕事のやりがいがまったく存在しないかのようにも見えます。ですが、実際には仕事における喜びは、書くという作業において存在しており、それ以外のことは考えないようにしているのです。人と競い合ったり、他人と距離をとることを推奨しているわけではありませんし、そうしたことが成功や生産性の向上に必要だとも考えていません。

そうではなく、私はゴールを選択したのです。素晴らしいストーリーを見つけること、書くことは、世界を変える力を持つほど重要です。そのゴールに合致しない物事は、私にとって、それほどワクワクするものではありません。なので、気持ちが逸れるものは避けています。私はよく、画家のチャック・クロースが、無数の小さなマス目の中に絵を描いて、ポートレート画をつくる理由を説明した言葉を思い出します。小さなマス目という大きな制約の中で描くことを自らに強いることで、よりクリエイティブになれる、と彼は言ったのです。それこそ、まさに私が人生で目指していることです。大きな制約を自らに課す方が、仕事の上でよりクリエイティブかつ独創的になれます。そのプレッシャーを下げることはしたくありません。

さらに言うと、8~10時間かける仕事以外の時間においては、私はまた異なるゴールをもっています。良い父、夫、友人、そして人間であることを目指しています。言い換えれば、思慮深く現実的な方法で、非常に良い状態であるよう心がけています。また、伝えたいストーリーを見つけるとき、書くときには、共感(怒り、正義心、喜びといった感情も)を大切にしています。

仕事以外の時間では、テレビを見たり、妻とカクテルを飲んだり、子どもと遊んだりしています。ディナーパーティーもします。私たちは、楽しい時間を過ごします。激しい楽しさではなく、リラックスした楽しさです。


── あなたが受けたものと同じ質問をしてみたい相手はいますか?

マイケル・ルイス(『マネー・ボール』等の著者であるノンフィクション作家)。


── これまでにもらったアドバイスの中でベストなものを教えてください

実際にはアドバイスとは言えないかもしれませんが、人々が下した決断の例です。

決して栄誉を得るための最短ルートでないにも関わらず、自分にとって大切なことをかけて、つらい仕事でも懸命にそれを続ける人々に、私は感銘を受けます。必ずしもその仕事をしなければならないわけでもなく、他に名声や楽しみを得る手段があるにも関わらず。

マイケル・ルイスは、報道の現場を離れていたとしても、残りの人生において常に最高の作家の1人という栄誉を手にすることもできました。しかし、彼は意義深い報道の仕事も続けています。

大学時代には、David Brion Davisの講義を受けました。彼は、そのころ既にピューリッツァー賞を受賞していて、歴史研究と奴隷制度に関して、人々の意識に大きな影響を与えていました。彼は、毎回の講義において、可能な限りの質の高さと明確さを意識していました。当時、彼はもう60代後半でしたが、通りを歩いていた彼は、1分も無駄にできないかの如く、足早に力強く歩き、あっという間に私たちを追い抜いていったことを覚えています。こうした生き方が、まさに私が真似たい人物像であり、これまでで得た最高のアドバイスとも言えます。


── そのほかに読者に伝えたいことがあればどうぞ

生産性というのは、私が思うに、どんなアプリを使うか、どのようにToDoリストをつくるか、最新のガジェットを使うかといったことではないと思います(そうは言うものの、"How I Work"のようなインタビュー記事はしょっちゅう読んでいますし、人生が変わるようなアプリやToDoリスト、ガジェットを見つけられたらいいなとも思います)。

タスクの整理や生活習慣に関わる課題というのは、比較的簡単に解決可能です。熱心に、かつ賢く仕事をしているのなら、プロジェクトや人生のステージ、その日の気分によって、その解決方法は変わると思います。生産性は、すべてを変えてくれるものではありません。それは、愛が1つの感情でないこと、有意義さがある瞬間にだけ宿らないことと同様です。

むしろ私は、生産性とは、自分に対して伝える、自分と周囲の世界に関するストーリーのことだと思っています。ToDoリストは、使う人の意志の強さと成熟なしには機能しません。人の心というのは、たとえば、地下鉄に乗っているときにある文章のことを考えて、その構造的な問題を見つけるといったことを無意識に行いますし、もしくは「それは今のタスクが終わったあとに取りかかるから」と自分に言い聞かせて、その場は別のタスクに集中することもできます。

生産性とは、究極的に言えば、より深く考えることです。そして、最高の生産性向上ツールというのは、私の経験では、アイデアの本質を突き詰められるまで、そのアイデアを批判的に考えるように自分に強いるような存在だと思います。それは、編集者や友人であったり、散歩やランニングかもしれません。また、時には原稿を前に、ただひたすら厳しく、強く、ストレスがたまるほど、自己批判を繰り返し、ひとつの段落を何度も繰り返し読んで、深い真実や論理的な誤り、クリエイティビティを発揮すべき点をより明確にすることです。

私はこれまでの人生で、とてもラッキーだったと思います。自分が値するよりも、ラッキーだったと思います。この幸運に値する存在になるためには、より生産性を上げる必要があるでしょう。与えられた幸運に感謝し、行動や考え方の実践を通じて、自分がその幸運に値することを証明できるよう、努力したいと思います。


Tessa Miller(原文/訳:佐藤ゆき)

  • ,,,,, - By

    香川博人

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  • 習慣の力 The Power of Habit
  • チャールズ・デュヒッグ|講談社
  

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