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galileogalileo  - ,,,  04:00 PM

自分と世界を少しだけ幸せにするちから=「共感力」の鍛え方

自分と世界を少しだけ幸せにするちから=「共感力」の鍛え方

共感力


「共感力」を身につければ、私生活でも仕事の場でも大きな成功につながり、鍛えれば鍛えるほど幸福になれます。とても重要なスキルですが、練習を積めば鍛えることができます。

筆者は自分のことを「ほんとうのプログラマー」だと思ったことがありません。いきなり何をバカげたことを言い出すのか、と自分でも思いますが、学校では音楽家になるための教育を受け、職業生活も音楽家としてスタートしたため、プログラマーへの転向については、いまだに「詐欺師症候群」(自分の能力や実績を認められない傾向のこと)から抜け出せていないのです。

そのため、自己紹介をする時にも、「私は人付き合いの良い人間で、たまたまそうした傾向が、プログラミングや技術プロジェクトで表れているだけなのです」と自虐的なフレーズを使ってしまいます。


でも、この表現は少し皮肉でもあるのです。なぜなら、筆者は非常に内向的なタイプで、ひとりの時間や少人数(自分を含めて2人以内なら理想的)と過ごす時に元気になる一方で、大人数が集まる場所や会話がずっと続いている状態では疲れてしまうのです。

ただ、考えてみればそれも当然かもしれません。そんな時に疲れてしまうのは、常に周りの人たちの気持ちやモチベーションを察したり、理解しようとしたりするからです。人の話を聞かずにしゃべり続けたり、聞き流したりすることができれば、ひとりの時間と同じように過ごせるのかもしれません。でも、筆者にはそれができず、また、そうすべきではないとも思っています。

先ほど、筆者が「プログラマー」ではなく「人付き合いの良い人間」と詐欺師症候群めいた自己紹介をしてしまうことに触れましたが、その説明は、あながちまちがいとは言えません。実際、筆者はコードやシステム、アーキテクチャー、技術を学ぶよりも、周りにいる人たちを理解することに、ずっと多くの時間と労力を割いています。筆者は専門家でもなければ、とりわけ優れた能力を持っているわけでもありませんが、常に意識して「あること」に取り組むようにしています。その「あること」とは、「共感」と呼ばれる行為です。

共感は、次のように説明されています。


現在や過去の自分以外の人が抱く気持ちや考えや体験を、そうした気持ちや考えや体験が客観的にはっきりとした形で伝えられなくても、理解および意識し、敏感に察し、自分のことのように感じること(「Merriam Webster」より)


これはとても疲れる行為ですが、筆者の人生に訪れた成功や幸運は、だいたいがこの「共感」から得られたものなのです。


共感力を鍛えるべき理由

共感力を高めることで得られるメリットには、次のようなものがあります。

  • 大切に思っている人たちに対して、相手が望んでいる方法で接することができるようになります。
  • 周りにいる人たちの求めていることがより良く理解できるようになります。
  • 自分の発言や行動がほかの人にどのように認識されるのかを、明確に理解できるようになります。
  • コミュニケーションの言葉にされない部分を理解できるようになります。
  • 仕事の場で、顧客のニーズをより良く理解できるようになります。
  • 家庭や職場の対人関係のトラブルが少なくなります。
  • 自分と関わる人たちの行動や反応を、より正確に予測できるようになります。
  • 周りの人のモチベーションを上げる方法がわかるようになります。
  • 自分の立場から、より効果的に相手を説得できるようになります。
  • 自分の視点だけでなく、周りの人の視点でもものごとを見ることで、世界をより細部まで見られるようになります。
  • 相手のモチベーションや恐れを理解することで、相手のネガティブな姿勢に対する対応が楽になります。最近、個人的に対人関係で苦しんでいたのですが、相手に共感するように心がけたところ、落ち着いて状況を受け入れられるようになりました。

共感力を高めれば、より良いリーダーや部下になれるだけでなく、何より良い友だちになることができるのです。


共感力を高める方法

では次に、共感力を高める方法をいくつかご紹介しましょう。


・話をよく聞く

誰かがあなたに話をしている時は、熱心に聞くようにしましょう。激しい議論になった場合は特にそうですが、会話の際には、双方ともが、相手が意見を最後まで言う前に自分の意見を話しはじめる、いわば「堂々巡り」に陥ってしまうことが多いものです。思い当たるふしはありませんか? 要するに、相手が話し終える前にすでに自分の返答ができあがっていて、それを吐き出さずにはいられないのです

会話がそんな風になっていると次に気付いた時には、会話のペースをスローダウンしてみましょう。無理にでも相手の言葉に耳を傾けるようにして、相手の発言の裏にある動機や、そのような視点を持つにいたった人生経験や仕事上の経験について考えてみてください。

「あぁ」、「そう」などと言いながら、相手が見てわかるような反応を返しましょう。ただし、言葉で返事をする場合には、1秒以上置いてからにしてください。そして、自分の意見を伝える前に、相手の意図や気持ちをより良く理解できるような質問をします。ここまで相手の話に集中していれば、自分の返答を考えるのに少し時間が必要になりますから、話のペースを落とすことができるはずです。


・観察して想像してみる

電車を待っている時や、渋滞にはまってしまった時には、携帯電話でTwitterや記事をチェックするのではなく、周りにいる人を観察してみましょう。

この人たちはどんな人たちで、何を考えているのか、これからどこに向かおうとしているのかを想像してみるのです。イライラしているのでしょうか? 幸せそうですか? 歌っていたり、携帯電話をチェックしたりしていますか? 地元の人でしょうか、それとも別の町から来た人でしょうか? どんな1日を過ごしたと思いますか? 相手に注目して、思いを巡らせてみましょう。


・敵を知る

「敵」という言葉は大げさかもしれませんが、あなたが抱えている(できれば現在も継続中の)ピリピリした諍いを思い浮かべてみてください。その相手は、重要な仕事のやり方に口を出す別の派閥の同僚かもしれないし、何かにつけていつもケンカになってしまう家族のメンバーかもしれません。

相手が誰であっても、あなたの頭の中では、「自分は正しく、相手が悪い」という考えができあがっているはずです。「争いの相手」というだけで、議論の内容に関わらず、反射的に反論していませんか?

そんな時には、相手の立場に立って状況全体を想像してみましょう。相手は、バカでもないし、悪魔のような人間でもないはずです。さらに、あなたが異論を唱えている問題についても、もしかしたら相手が正しいのかもしれません。筆者自身の経験から言えば、問題の根底にあるのは、争いごとの具体的な内容ではなく、根本的な世界観の違いであるケースがほとんどでした

こんなことを自問してみましょう。あなたの反論の仕方について、相手はどんな風に感じているでしょうか? 相手のどんな「恐れ」が、緊張状態や、筋の通らない状態を生み出しているのでしょうか? あなたがどんなことをしたら、その恐れが消えるどころか、さらに大きくなってしまうのでしょうか? あなたの意見や状況への対応方法について、相手はどんな反論ができるでしょうか? 相手はどんな「善意」を持っているでしょうか? あなたが「悪い結果」と考えるものには、どんな「良い動機」が隠されているのでしょうか? その動機に賛成できますか? 賛成できる場合、その動機は、現在の争いごとよりも重要でしょうか?

もしもあなたが筆者と同じようなタイプなら、このような練習をするだけで(同じトピックで2、3回やってみると良いでしょう)、ストレスの多い対人関係に感じるイライラや不安が大幅に減るはずです。あたりまえのことですが、仕組みを理解するのと実際にやってみるのとでは、大きな違いがあります。


・逆の立場に立ってみる

共感力の鍛え方について話していた時に、Kellyさんが良いアイデアを思いつきました。上で説明したように、自分の敵の立場に立ってみるのは難しいことです。そのためには、無理にでも第三者の視点を持たなければなりませんし、自分のストレスや感情に対処している場合には、かなりの自制心が求められます。

そこで、もう少しことを簡単にするために、実際に自分が第三者の立場にいる時に練習してみましょう。友達や大切な人が、「誰かにひどいことをされた」という不満を持っているケースはよくあります。愚痴をこぼすのは人間として自然なことですし、自分にとって大切な人の場合は、同情的に話を聞くのは義務とも言えます。その場合、そもそもの前提として、聞き手であるあなたは、不平を言う人の味方です。相手を思いやる友達や家族、恋人なら、たいていは本能的にそうした態度を取るでしょう。

共感力を高める練習を(こっそり)したいのなら、ここで逆の視点に立ってみましょう。すぐにいつもの決まった反応をするのではなく、まずは逆の立場に立ってから、話し手の立場に戻ってみるのです。この考え方は、Dave Thomas氏が11年ほど前にブログに書いた「ナイフを使ったディベート方法」に似ています。簡単に説明すれば、賛成と反対の両方の立場に立ってディベートをすることで、議題に対してオープンな態度で向き合えるようにする練習です。

おそらく、ここで紹介した内容は、皆さんがすでにご存知のものばかりでしょう。でも、実際に共感力を鍛えている人は、それほど多くありません。短期間でもかまいませんので、ぜひ実践してみてください。そうすれば、あなたやあなたの周りにいる人の生活が、ほんの少しでも良いものになるはずです。


Your Most Important Skill: Empathy | Chad Fowler

Chad Fowler(原文/訳:兵藤説子/ガリレオ)

Image via Vladgrin (Shutterstock).

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  • 共感の時代へ―動物行動学が教えてくれること
  • フランス・ドゥ・ヴァール|紀伊國屋書店
  

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