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印南敦史印南敦史  - ,,,  07:30 AM

運に頼らず勝ち抜くための「確率思考」を、東大卒ポーカープレーヤーが教えてくれた

運に頼らず勝ち抜くための「確率思考」を、東大卒ポーカープレーヤーが教えてくれた

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東大卒ポーカー王者が教える勝つための確率思考』(木原直哉著、中経出版)の著者は、東京大学理学部卒業という肩書きを持ちながらも、卒業後はプロのポーカープレーヤーとしての道を選んだという変わり種。2012年の第42回世界ポーカー選手権大会(WSOP)で「ポット・リミット・オマハ・シックス・ハンデッド」というトーナメントに参加し、日本人として初めて世界選手権での優勝を果たしたのだそうです。

つまり本書は、ポーカープレーヤーとしての立場から、「勝つために必要なこと」「チャンスを逃さない技術」などをつづった書籍だというわけです。そしてタイトルにあるとおり、キーワードになっているのは「確率思考」。第2章「チャンスを引き寄せる確率的な思考力」に目を向けてみます。


幸運・不運は実力ではない


確率的な思考に親しんでいない人の問題は、確率的な考え方を理解しないまま、都合のいいことだけを無意識のうちに選び、頭にイメージを強く刻んでしまうこと。大きく勝ち越した結果、過剰に「自分は運がいい」と解釈したり、実力があると勘違いしてしまう。そして結果的にはとるべきでないリスクをとって負けてしまったり、自分がいるべきレートから上に駆け上がり、破産してしまったりするのだそうです。

あるいは大きく負け越した結果、自分の不運を不必要に嘆き、正しいはずのプレーができなくなってしまう。どちらのケースも、本来あるべきプレーができなくなることにより、損失を出したり、利益を小さくしてしまったりするのだとか。

こうした自体に陥らないために必要なのは、事実を知ること。そして統計的に、確率的に自分の結果を検証する作業を怠らない。幸運を幸運として喜びつつも、それによって確率が変化したり、実力が向上したりするわけではないということを、客観的に把握すべきだということ。結果としての幸運・不運は、実力ではないというわけです。(66ページより)


幸運・不運を考えることは無意味


著者はここで、ある時点の結果は「運と実力の和」だと説いています。また、「運は自分では変えられない」とも。そして、かなりの試行回数を繰り返していれば、運はある程度まんべんなくやってきて、結局はだいたい収束して実力どおりになるのだとか。つまり、大切になるのは実力だというわけです。

自分がいま勝負しているとして、運がよかったのか悪かったのかは、後から振り返ってみない限りはわからないもの。「今日はツイている」「最近ツイてないな」などと思うことはあっても、直近の運によってこれからの1時間を推測することなどできないからです。その時点で起きている事象に対して、自分の幸運・不運を考えても無意味。考えても意味のないことは、一切考えるべきでないという考え方です。(70ページより)


客観的に考えられなくなる3つの理由


あとから客観的に検証することなく、目の前の幸運・不運を判断してしまいがちな理由として、著者は次の3つをあげています。


1.世の中の事象は複雑すぎて確率がうまく計算できない
2.確率がわかっても、それに対する試行回数がまったく不足しているため、客観的な判断がしにくい、もしくはできない
3.人間は基本的に、自分が見聞きしたり経験したりした数少ない事象に引きずられてしまう


人生ではいろいろなことが起こりますが、どの事象も、起こったり起こらなかったり、遭遇したりしなかったりするもの。そしてそこには、必ず確率があるそうです。つまり、ある程度は見積もることができるものの、大きななにかが起きると、それ自体に圧倒されてしまう。

だから自分で経験したこと、自分で見たこと、聞いたことに人生を縛られてしまい、経験していないことを想像できなくなる。これは人間である以上は乗り越えにくいことですが、ポーカー、あるいは確率の世界を知ると、組み合わせが複雑で数がこなせないだけのことだと考えられるようになるのだとか。(72ページ)


個人的にはポーカーにまったく詳しくなく、また関心を持っているわけでもないので、読み始めるまでは「専門的なことがわからないと読めないのではないか?」という気持ちもありました。しかし、ポーカーの解説書だというわけではなく、誰にでも読めるアプローチが貫かれているため、結果的にはすらっと読み通すことができました。

確率に対する考え方はビジネスの世界でも応用できるものであるだけに、読んでみればなにかのヒントをつかむことができるかもしれません。


(印南敦史)

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  • 東大卒ポーカー王者が教える勝つための確率思考
  • 木原 直哉|中経出版
  

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