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ゲストライター  - ,  09:00 PM

ショッピングカートが暴走する!? HONZ代表、成毛眞の『もっと面白い本』にご用心

ショッピングカートが暴走する!? HONZ代表、成毛眞の『もっと面白い本』にご用心

もっと面白い本


「給料がみるみる本代に消えていく」「息子がいきなり本を読み始めた」──。

気づけばショッピングカートに本がいっぱい。部屋にはいつ注文したかも分からないAmazonの箱がいくつも...なんてことになりかねない危険なブックガイドの第2弾『もっと面白い本』(成毛眞著、岩波新書)が発売され、早くもAmazonではソールドアウトが続いている模様です。


日本マイクロソフトの90年代における代表取締役社長、投資家、そして書評家という異色の顔を持つ成毛眞氏。同氏のブックガイド『面白い本』(岩波新書)から約1年。本好き待望の続編の登場です(第1弾のレビューはこちら)。

同氏はノンフィクション書評サイト「HONZ」を主宰していることでも広く知られています。面白い本の絨毯爆撃をソーシャルメディアを通して日夜仕掛けてくるテロリスト...いや、レビュアーにはライフネット生命保険 代表取締役会長兼CEOの出口治明氏や堀江貴文氏といったビッグネームも名を連ね、ジャンルもサイエンスや医学・心理学、アート・スポーツ、小説、さらにはマンガまでに拡大し、一大書評メディアを形成しています。

これに合わせ、本書『もっと面白い本』も、より面白く進化を遂げています。前作の『面白い本』と合わせて読めば、向こう20年くらいは読む本に困らない日々が送れそうです

本書によると、前作『面白い本』では、なんと掲載されている100冊(総額20万円相当)すべてを買ったという読者も現れたとか。本書『もっと面白い本』では全集モノを含めた70点、合計151冊を収録。総額も約57万円に。「もっと」というだけあって、さらにハードルを上げてきています。喜びの悲鳴をあげながら破産していく本好きにとってはまさに深刻な事態と言えるでしょう。


それでは、中身を紹介しましょう


本書では、「人間」「宇宙」「世界」「歴史」「芸術」「科学」といった、英語でいえば"大文字で始まる大テーマ"を中心に選書しています。


「美才の成り上がり」


『ローズ・ベルタン ── マリー・アントワネットのモード大臣 』(ミシェル サポリ著、北浦 春香訳)


王妃マリー・アントワネットのドレスからヘア・スタイルまでを一手に引き受け、きらびやかな宮廷ファッションを四半世紀にわたって牽引した女性の物語である。...素朴で野暮ったかったマリー・アントワネット。その彼女が、ベルタンと出会ったことでみるみる変わっていく。...美の象徴マリー・アントワネットを支え、優雅なフランス王室を演出したベルタンは、ファッション・デザイナー、スタイリストの先駆者であった。

(『ローズ・ベルタン ── マリー・アントワネットのモード大臣 』(ミシェル サポリ著、北浦 春香訳)について、1章「まずは人間から──端倪すべからざる女性たち」より)


なぜこれほどのネタが映画化されてこなかったのか...。人間はかくも面白いものです。


「宇宙は人間のため?」


『宇宙はなぜこのような宇宙なのか 』(青木薫著)


続いて、知っておくべきサイエンスネタのアップデートを得られるのも、前作から続く、本書の大きな魅力です。


(人間原理とは)要するに「人間のために宇宙がある」という仮説・思想で、かつて科学者の大反発を浴びた異端の考え方だった。しかし、本書によると、"この十年間に人間原理をめぐる風向きは変わった。人間原理に込められた問題意識が明らかになり、多宇宙が理論のデフォルトになるにつれて、物理学者たちは──ある者は思い切りよく、またある者はためらいがちに──「宇宙はなぜこのような宇宙なのか」という、深くて重大な問いに対する答えを変えはじめたのである。"

...「科学の道」と「人文学の道」。この2本の別々の道が、20世紀半ば、人間原理で相まみえることになったというのである。

(『宇宙はなぜこのような宇宙なのか 』(青木薫著)について、2章「世界を俯瞰する──新書で読む宇宙」より)


ヒッグス粒子にわいたここ数年でしたが、実は人間原理からも目が離せないようです。

しかし人間原理を考えた人間、に飼われている犬にまつわるこんな一冊も目を引きます。


「話さぬ犬で語る共生」


『子犬に脳を盗まれた! 不思議な共生関係の謎 』(ジョン・フランクリン著、桃井緑美子訳)


約1万2000年前、ヒトは脳の重量が10パーセント減る一方で「賢さ」を手に入れた。時を同じくして、イヌも脳の重量が20パーセント減っている。この2つの符号をつなぐものとは?

(『子犬に脳を盗まれた! 不思議な共生関係の謎 』(ジョン・フランクリン著、桃井緑美子訳)について、2章「世界を俯瞰する──先輩たちの生き方」より)


また、本書では本の歴史や読み方など「本にまつわる本」についても見逃せません。


「背徳の読書論」


『読んでいない本について堂々と語る方法』(ピエール・バイヤール著、大浦 康介訳)


"ある本について的確に語ろうとするなら、ときによっては、それを全部は読んでいないほうがいい。いや、その本を開いたことすらなくていい。"

世間で「本読み」と思われている人ほど、じつは本を読んでいないものだ。ところが、それでいて本のことを誰よりもよく知っている。このパラドクスを解くカギは「本を把握する方法」にあると著者はいう。

(『読んでいない本について堂々と語る方法』(ピエール・バイヤール著、大浦 康介訳)について、4章「アートな読書──本の本」より)


また、成毛氏は本書で「コンテンツとしての本が電子化する前に、出版流通分野でインターネット化が進んでいる。ネット書評家やネットせどり屋(本の目利きによる利ザヤ稼ぎ。価値のある本を安く仕入れ、アマゾンのマーケットプレイスなどで高値で転売する)が読者の購買行動を変えつつあるのだ。もはや、大企業社長の愛読書などをありがたく新刊で買うということは遥か遠い昔のことになってしまった。ネット書評家のお薦め本を、インターネットから時価で買う、という時代が来ているのだ」と言い切っています。

レビューによって散財したコアファンが「HONZ被害者の会」を結成するなど、HONZはコンテンツとしての本と読者を繋ぐネット上のハブとして重要な存在になりつつあります。そんなこれからの「本の読み方」も感じながら、もっと面白い本との出会いを存分に楽しんでください!


(森 旭彦)

  • ,,,,, - By

    香川博人

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