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印南敦史  - ,,,,  07:30 AM

「正しい努力」のあり方は、幸田露伴の『努力論』が教えてくれる

「正しい努力」のあり方は、幸田露伴の『努力論』が教えてくれる

『超訳 努力論  幸田露伴』(三輪裕範編訳、ディスカヴァー・トゥエンティワン)


慶応3年に生まれ、明治・大正を経て昭和22年に他界した幸田露伴は、『五重塔』『風流仏』などの名作を生み出した文豪。それらの小説が広く知られる一方で、明治末に書かれた人生論『努力論』も高く評価されています。

ただし、露伴の文章は難解であることでも有名。現代人にはなじみのない漢語や四文字熟語が次々と出てくるので、漢文や仏教によほど詳しい人でない限り、原著を読んだとしても内容を直接的に理解することは非常に困難なのです。

とはいえ、「だから読むのはやめよう」となってしまうのではもったいない。ということで、オリジナルの持ち味を生かしつつ、現代の読者にも読みやすいように編集したのが『超訳 努力論 幸田露伴』(三輪裕範編訳、ディスカヴァー・トゥエンティワン)。原著の難解な文章を平易な現代文に書きなおしたうえで、重要なエッセンスが抜き出されているため、とても読みやすくなっています。


ところで「超訳」と聞いて思い出すのは、大ヒットした『ニーチェの言葉』。このシリーズについては、原著を逸脱しているなどの批判的な意見を聞くこともあります。しかし、たとえば本書には、原文の難解さを乗り越えて露伴の魅力に近づけるというメリットもあるはず。つまり、「入り口」としての利用価値はたしかにあるということです。

第一部「努力論 I 努力で運命を切り開く」から、いくつかを引き出してみましょう。


・「努力するように生まれてきた」

(前略)努力の成果があがるかあがらないかによって、努力するかしないかを決めてはいけない。努力は成果と関係なく、するべきものなのだ。そもそも、努力というのは、常に前進していきたいという情熱をもって生まれた人間本来の姿なのだから。(001ページより)


・「二種類の努力を忘れるな」

努力というものは、よく見れば二種類ある。一つは「直接の努力」。もう一つは「間接の努力」だ。直接の努力というのは、さしあたっての当面の努力で、目の前のことに全力を尽くすことだ。間接の努力というのは、将来に向けて準備を行なう努力、基礎となる努力だ。(中略)二種類の努力があることを忘れてはいけない。(002ページより)


・努力の方向を間違えてはいけない

(前略)努力したにもかかわらず、よくない結果に終わることもある。なぜそうなるのか。それは、努力の方向が悪かったからか、そうでなければ、間接の努力をせずに、直接の努力だけをしたからだ。(中略)無理だと思えないような願望なのに、それに向かって努力してもよい結果が出ないとすれば、それは間接の努力が欠けているのだ。(003ページより)


・「努力している」と思っているうちはダメ

努力することは素晴らしいことだ。しかし、自分が努力していると思っているうちは、まだまだダメだ。そこにはまだ自分の中にやりたくない気持ちが残っていて、それでも無理にやっているという不自然さがある。(中略)自分がやっていることが自分にとって自然であると感じられるような努力をしよう。それこそが努力の真髄であり、醍醐味なのだ。(004ページより)


さて、本書には、もうひとつの魅力が備わっています。『努力論』だけでなく、その出版から数年を経た大正3年に出版された『修省論』も紹介されている点。こちらは『努力論』にくらべると知名度も低く、読める機会も少ないので、トピックとなり得ているわけです。

『努力論』が人生を肯定的に生きるための術を説いたものであるのに対し、『修省論』は個人としての生き方や心のもち方に焦点を当てた内容。傾向も少し違うので、読み比べてみる楽しみもあります。

これを読んでみて関心を抱いたなら、岩波文庫から出ている『努力論』の原著に挑戦してみるのも悪くないかもしれません。


(印南敦史)

  • ,,,,, - By

    香川博人

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