• GIZMODO
  • FUZE
  • DIGIDAY
  • gene
  • gene
  • cafeglobe
  • MYLOHAS
  • Glitty
  • roomie
  • machi-ya
  • GIZMODO
  • DIGIDAY
  • gene
  • cafeglobe
  • MYLOHAS
  • Glitty
  • machi-ya
  • roomie

yamasaki  - ,,,  10:00 PM

投資の判断を任せるコストは運用失敗の責任転嫁コストでもある~マネーハック心理学19

投資の判断を任せるコストは運用失敗の責任転嫁コストでもある~マネーハック心理学19

140121moneyhack.jpg


欲しいけどすぐ遊べないゲームは価格.comで暴落を待つオタクFP山崎(@yam_syun)です。アラートメールの機能がとても便利で、バーゲンセール開始の瞬間をすぐチェックできます。かつてはソフマップやヨドバシのワゴンセールをまめにチェックしていましたが、便利になったものです。「欲しいが買うのは急がない」商品の価格ウォッチは、株価の変動を見つつ買いのタイミングを待つのにも似た楽しさがあります。積みゲーの恐れがあるオトナオタクは、ぜひ半値以下になるまで待ちましょう。

さて、今回もお金について非合理的になる私たちのココロの矛盾について、行動ファイナンスの力も借りながら考えてみたいと思います。今回のテーマは「投資の判断を任せるコストが後悔回避料でもある」というお話です。


投資信託などは運用のコストがかかる


投資においてはコストがかかります。株式を購入・売却する場合、売買手数料がかかります。証券会社にとっては重要な収入ですし、個人にとっては最終的な手取りを減らしてしまうコストです。このコストは省略することはほとんど困難であり、上場企業の株式を売買する以上は、どこかの証券会社に手数料を払わなくてはなりません。ただし、証券会社はコスト競争をしていますので、有利なところを選択することができます。

投資信託においても購入時と売却時にコストがかかるのは基本的に同じです。販売時手数料(購入時に払う)や信託財産留保金(解約時に払う)などがそれです。しかし、投資信託によってはこれらの費用はかからないものもあります。

投資信託で必ずかかるコストとして、「保有期間中」ずっとかかる手数料があります。これはたくさんの銘柄を管理し、売買の判断をしてもらうための、いわばアウトソース費用です。信託報酬や運用管理手数料などと呼ばれます。この、運用手数料は残高の一定率を予め定めており、日々の残高から内枠で引いていきます。手数料を払った、という感覚は薄いのですがじわりと引かれていく運用のコストです。

投資においては、手数料が高ければ運用成績が高い、というほど簡単ではありませんので、確実に生じるコストとして手数料のことを無視することはできません。可能なら低いコストで運用をできるよう工夫することが大切です。

ところで、このコスト、「マネーハック心理学」的に考えてみるとどうでしょうか? 私たちの非合理的判断と何か関係しているところはないでしょうか。


妥当なコストでアウトソースすることは現実的


さすがに最近では「サービス=無料」とは限らないことが知れ渡ってきました。私たちは日常的に、コストを払ってサービスを購入しています。例えば車の車検においてユーザー車検(自分で車検してくる)のが安いことは当たり前ですが、ほとんどの人は「手間」「専門知識」の問題から、ディーラー等に車検を頼みます。これは別におかしな話ではなく、自分で全部やる「時間」を、サービス料を払うことで買っているともいえます。

個別の株で売買すれば、売買時の手数料しかかからないのに、投資信託で運用をすると、買ってから売るまでのあいだにずっと費用を払うことを愚かだという人もいます。しかし車検のようなもので、ほとんどの人は投資に熟達しているわけではありません。私たちは投資という技術を投資信託によって買うことができます。つまり、運用の手数料を支払えば、「個別銘柄の売買判断」「運用の管理」をアウトソースすることができるのです。

これは現実的な選択肢です。普通の人にとっては仕事は本職ではないですから、投資に時間を使いすぎて仕事がおろそかになったり、家族や友人との関係を損なうのは本末転倒です。問題は「コストがかかるかどうか」ではなく「コストが払うに値するもの」であったり「コストが納得いく水準であるかどうか」なのです。


運用失敗の責任転嫁のコストとして考えてみる


ところでマネーハック心理学的に考えてみたいのは、「運用が失敗したときの責任転嫁コスト」としてもアウトソースは悪くないということです。

投資においてなかなか難しいのは「後悔」がその後の投資判断に尾を引くことです。何せお金の問題がかかっていますので、損をすれば私たちはその責任を追及したくなります。投資の失敗がその後の消極さにつながったり、自分を責めることになっては合理的な運用は遠のきます(成功が過信〈オーバーコンフィデンス〉につながる恐れも心配ですが、失敗もまた非合理的判断を招きます)。

企業年金などの運用では数百億円から数千億円の運用が行われるため、外部のコンサルティングオフィスを活用します。しばしば「なんで数百万円もかけて助言を買うのだ」といわれますが、運用担当者においては「第三者的な見地も考慮した投資判断」としておいたほうが「いちサラリーマンの個人的判断で決めた投資判断(売買単位は億円)」より、失敗したときの責任転嫁しやすくなる、といった機能も含まれています(本人にとっても、会社全体にとっても!)。

もちろん専門家の意見をサービスとして買い、運用の効率化を図るのが第一ですが、外部の意見を買うコストは、失敗したときの責任転嫁のコストとしても払われています(コンサルティング会社は、これは我々の判断ミスではなく、避けようのない市場の下落によるものと説明します。実際、運用の失敗のほとんどは、市場そのものの下落に起因し、その予想はおおむね困難です)。

これと同様に、投資信託を活用した個人は、「責任転嫁コスト」も買っていると考えてみてはどうでしょうか?


後悔回避のスケープゴートに使ってみる


行動ファイナンスでは「後悔回避」というテーマがあり、


  1. 「行動しない(動かなければ後悔もしない)」
  2. 「無難な行動をする(特別な行動をして失敗した方が後悔は大きい)」
  3. 「他人の知恵を借りる(後悔を押しつけられる)」


が代表的な後悔回避策とされます。異性への告白でたとえれば、こんな感じです。


  1. 「告白しない(しなければ失敗もない。もちろん成功もない)」
  2. 「友達のまま維持する(告白して玉砕すれば友達関係も失われる)」
  3. 「友人のアドバイスを借りる(失敗したら友人のせいにできる)」


投資において3つの例をあげれば、


  1. 「投資しない(大きな利益もないが損失も生じない)」
  2. 「無難な商品を買う(個人向け国債なら預貯金より高いが損失の恐れもない)」
  3. 「雑誌のアドバイスに従う(失敗したらコラムニストのせいにする)」


などがあげられます。先ほどの「後悔の押しつけ」は3に含まれます。

投資で後悔をしてもお金が戻ってくるわけではありません。将来に活かせるのは経験のみで、失敗の経験を糧にすれば十分です。過ぎた後悔は過去においておくべきで、そういう場合に「○×社の投資信託のせいで下がった」「あのファンドマネージャーの△△はダメだ。いつも偉そうなこといって、たいして運用成績上げなかったな」などと後悔を押しつけてしまいましょう。

なお、運用に成功したときは遠慮なく自分の手柄とすればいいのです。それこそ「自分、ナイス判断! 外部のスキルもうまく活用した!」と自画自賛してしまいましょう。なぜなら、その商品を買うことを決めたのはあなた自信にほかならないからです。

ただし、現実から完全に目を背けるのはダメなので、後悔の押しつけもほどほどに。「そもそもオレ、雑誌の広告だけで買っちゃったよ」というレベルは、買っても負けても、一度反省したほうがいいでしょうね。


(山崎俊輔)

  • ,,,,, - By

    香川博人

    LIKE

    2020年に向けて進むキャッシュレス化。 企業にとっての「電子決済」のメリットとは?

    Sponsored

    2020年に向けて進むキャッシュレス化。 企業にとっての「電子決済」のメリットとは?

    2020年に向けて進むキャッシュレス化。 企業にとっての「電子決済」のメリットとは?

    先日、政府は2017年度から公共料金や備品経費の支払いを全面的に電子決済にすることで、30億円の人件費削減が期待できるという発表をしました。 電子マネーやクレジットカード、ネットバンキングの普及により、私たちは現金だけではなく、時間と手間のかからない電子決済を活用する機会が増えていますが、それは企業や法人にとっても大きなメリットがあるようです。 そこで今回、現金決済から電子決済へとキャッシュレス  05:00 PM

MORE FROM LIFEHACKER

powered by
    
    
    
  • 30代を後悔しない50のリスト
  • 大塚 寿|ダイヤモンド社
  

lifehacker

Recommended

© mediagene Inc.