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印南敦史  - ,,,  07:30 AM

「頑張れ」では人は頑張れない。ビジネスに悪影響を与える「思考停止ワード」

「頑張れ」では人は頑張れない。ビジネスに悪影響を与える「思考停止ワード」

思考停止ワード44


「私たちは深くかんがえもせずに、悪影響を及ぼしかねない言葉を安易につかってしまっている」と主張するのは、『思考停止ワード44』(博報堂ブランドデザイン著、アスキー新書)の著者。


言葉は、重要である。思考停止状態でつかった言葉が、悪影響を引き起こす。あるいは、言葉によって思考停止状態が生み出され、望まぬ結果を招く。そんなことが、私たちのまわり、ビジネスの世界では、思った以上に多く起きている。(6ページより)


たったひとつの言葉が、さまざまな問題を引き起こす原因になっている、しかし言葉に注意を払いさえすれば、いい方向へと変化を促していける可能性もあると著者は言います。では、どんな言葉が思考停止ワードで、それはどうすれば適切な言葉に置き換えられるのでしょうか?

第1部「漢字系」の思考停止ワード、第2部「カタカナ・英字系」の思考停止ワード、第3部「ひらがな系」の思考停止ワードから、それぞれひとつずつピックアップしてみます。


「ゆとり世代」


第1部「漢字系」の思考停止ワードより。

「ゆとり教育」を受けて育った、およそ1987年から1994年生まれの人たちを指す「ゆとり世代」は、しばしば否定的に捉えられがち。しかし著者は、「本当に『ゆとり世代』と呼ばれる若者たちはダメなのか...?」と疑問を投げかけています。


いつの時代も新しい世代は否定の対象となってきた。「団塊の世代」にはじまり、「バブル世代」、「しらけ世代」、「ロストジェネレーション(失われた世代)」と、当事者たちの意志とは無関係に呼び名がつけられており、上の世代から「最近の若者は...」といわれつづけてきたことを忘れがちである。(30ページより)


つまり「ゆとり世代は...」と小言を口にしてしまう人は、自分たちの若かったときのことを棚に上げ、一方的に否定するという思考停止に陥っている可能性があるというわけです。しかしビジネス的な観点から考えても、むしろ「ゆとり世代」を深く理解することの方が大切であることは明らか。(28ページより)


「ターゲット」


第2部「カタカナ・英字系」の思考停止ワードより。

会議の席では「この商品のターゲットは、20代の働く女性です」というようなフレーズがよく聞かれますが、これも思考停止ワードであるとか。


「ターゲット」は本来、「標的」を意味し、目標に向かって弾を落とすためにつかわれた軍事用語である。正確さが要求される軍事行動であれば、明確にターゲットを定めることはなにより大切だ。だが、それははたして顧客に向かってつかうべき言葉なのだろうか。(113ページより)


つまり「ターゲット」という言葉をあてはめるということは、顧客を「攻略すべき対象」として位置づけることになる。しかし顧客は大切な"お客さま"であり、的ではないはず。

そんなデリカシーのない言葉づかいが、ビジネスの世界では横行しているだけに、そこに気を遣うことは重要であるということです。そこでこの言葉について著者が提案しているのは、「ターゲット」を「仲間」に置き換えて用いるという方法。

「今度の商品の発売時に、増やしたい仲間はどんな人たちですか?」と言葉を置き換えるだけで、いつものビジネス会話が違ったものに見えてくるというわけです。(112ページより)


がんばれ


第3部「ひらがな系」の思考停止ワードより。

「がんばれ」という言葉をかけられたとき、ネガティブな反応を示す人は少なくないもの。よくあるのは次のような意見だそうです。

  • 「ダメ出しされた気分になる。がんばっていないわけじゃないのだから」
  • 「突き放された気がする」
  • 「結果を出さなくては、とプレッシャーを感じる」

つまり「がんばれ」という言葉は、ダメだと否定したうえで、その先に進むことを強いるニュアンスを含んでいるわけです。しかしそれでは、持てる限りのエネルギーを出し尽くせなくても当然。

にもかかわらず、この言葉を口にしている側は、他人を励ますという善行の効果を微塵も疑わない。「がんばれ」という言葉が及ぼす影響に配慮できていないわけで、そこに思考停止があるといいます。

大切なのは、「がんばれ」という言葉では人はがんばれないと理解すること。特にビジネスのシーンでは心情が加味されないケースも多いので、相手が力を発揮することだけを期待して「がんばれ」ということは避けるべきだといいます。(222ページより)


無意識に使っていたけれど、言われてみればたしかにおかしい。そんな言葉が選りすぐられているので、多くの気づきを得ることができると思います。言葉と向き合ってみるためにも、ぜひ一読をおすすめします。


(印南敦史)

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  • ビジネスを蝕む 思考停止ワード44 (アスキー新書)
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