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shino  - ,  09:00 PM

人が失恋を引きずる理由:科学的根拠と、その解決法

人が失恋を引きずる理由:科学的根拠と、その解決法

恋愛の科学


恋愛は、世界で一番素敵なことのように感じます。しかしいったん終わりを迎えてしまうと、あとは何も手につかなくなり生きる気も失せ、高い壁がそびえ立ってしまったかのようで、もう恋なんて二度としない!などと思ってしまうものです。

科学的根拠に則ってこの失恋のメカニズムに関する研究が行われ、なぜ別れるとこんなにもうんざりした気持ちで満たされるのか、その謎が明らかになりました。そして、そこからどうやって克服すればいいのかが判明しました。


  1. 人は「拒絶される恐怖」から逃れられない
  2. 人は恋愛がもたらす「恩恵」に中毒になる
  3. 人は失敗すればするほど、うまくいかないと思ってしまう


上記の3つの理由について、その科学的根拠と克服方法を紹介します。


相手に振られたときも相手を振ったときも、人は失恋するとよく似たパターンに陥りがちなのだそうです。これまでの多くの研究によって、誰しも共通に持っている脳の働きが作用していることがわかりました。

今回は、"別れ"について心理科学の観点から焦点を当て、人間関係と家族関係の分野で専門家であるセラピストのロジャー・ギル氏の視点と共に見て行きたいと思います。


理由その1:人は「拒絶される恐怖」から逃れられない


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科学的根拠

拒絶されることが平気な人なんていません。ただ傷つくのが怖いという理由からだけでなく、大昔には集団からの孤立は死を意味しました。もし一族からつまはじきにでもされたら人間はその後の生涯を一人きりで生きていくしかなく、ほとんどの場合それは、死に繋がることでした。

現代においてはもちろん、社会からの孤立=死の宣告とまでは行きませんが、並々ならぬ困難が予想されるに加え、それがいかに過酷な暮らしになるのか、DNAが記憶でもしているかのように反応してしまうのです。

アムステルダム大学では、人が予想外の拒否にあった時のカラダの反応をみるという研究が行われ、偶然にもそれが心にも影響を及ぼすことがわかりました。


この研究で行われたのは、実験の被験者らが初対面の何人かと連続で対面し、その人たちが自分を好ましく思ってくれるかどうかを予想するという実験でした。

予想の後に、被験者らは実際に会った人それぞれから反応を伝えてもらいます。このフィードバックを受けている時、被験者らは予期せぬ拒絶に合うと、それに呼応するように心拍数はかなりゆっくりになり、そして基準値へと戻ります。これらの結果から、予期せぬ社会的拒絶への対処に副交感神経系がかなり作用しているという事がわかりました。


副交感神経系はカラダの多くの機能を司っており、本人の意志でコントロールができる類のものではありません。副交感神経が作用する機能の中には性的刺激や体内消化や心臓の動きなどの体内器官の制御も含まれています。

拒絶を受けたと感じた時の被験者の心拍数は、しばらくの間ゆっくりになりました。そして、その拒絶状態が予期せず起こると尚更その症状は顕著になり、さらには拒絶されるかもしれないと怯えた状態でも起こることが判明しています。


自分でできる対処法

もともとカラダに備わっている自動反応があるため、拒まれることに対して過剰に反応してしまうところがあります。大切な関係が終わりを迎えるとなるとそれは生活に相当な影響を及ぼすのです。

どんなかたちで別れを迎えたとしても、実際に起きている事よりも多少オーバーに受け取ることもあります。ロジャー氏はこの人間が持つ本来の自動反応からいかに立ち直るべきかいくつか提案をしています。


拒絶された事から立ち直ろうとする前にまずしなければならないのは、感情の順位を決めて自ら選択することです。つまり、失った事や拒絶にあった事のショックに深く浸りきってしまう前に、心ある支援先を見つけたり忙しく活動する何かを見つける事が大切です。

傷ついた出来事を忘れようとするには数日から数カ月かかるかも知れません。それでも突如として起きた喪失感の痛みが癒えていくには十分な時間が必要だということを知っておくべきです。

別れを友人や家族に打ち明けた時、感情をあらわにして、関係を失ってしまった事を心から悲しむというのは当たり前のことです。しかし痛みを忘れたいが為にお酒を大量に飲んだり衝動的に他者と関係を持ったり浪費したりなど安易に不健全な行為に走るのは止めておきましょう。


カラダが起こす反応に耐えきれず、傷みを感じるのを避けようとして一時的にでも感覚を麻痺させる行動を取りたがる人はたくさんいます。感情はカラダに非常に大きな影響を及ぼします。

こうした感情を制御できないように思えることもあるかもしれませんが、覚えておいて欲しいのは、感情にどう反応するかは自分で選択ができるということなのです。あなたが感じていることは大部分が自動反応であり、感情がそうするしかないと思い込ませようと必死に働いて、あなたに責任ある行動取らせようとしているという事を覚えておきましょう。


理由その2:人は恋愛がもたらす「恩恵」に中毒になる


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科学的根拠

誰かを愛した時、その人の毎日は相手のことでいっぱいになります。いつも相手のことを考え、相手はあなたが何かするのを助けてくれ問題を解決してくれ、まるで共に存在するかのようにひとつになって生きています。そんな関係が急に目の前から消えてしまうと、人はとてつもない喪失感に苛まれます。

例えば以前パートナーだった人がいつもお皿を洗ってくれていて、それを自分でやることになると、耐え難い気持ちが沸き、しみじみと別れの辛さを感じます。もうこの先一人では何もできないのではないかとさえ感じてしまいます。愛した人を忘れられずに悲しくて辛い上に、これまで一度も不自由を感じたことがなかった日常の暮らしが成り立たなくなるなんて、全くどうしようもなくひどい有様です。

ストーニーブルック大学が行ったある調査に寄ると、実際には状況がもっとひどいという事がわかりました。恋愛中の人々と最近別れたばかりの人々、薬物中毒患者の脳とを比較研究しました。


恋愛で拒絶された人と薬物中毒の人には、神経相関においていくつか共通点が見つかりました。恋愛で拒絶を経験するとある種の中毒状態に陥るとした仮説と研究結果が一致したのです。

失恋の観点から研究結果を観てみると、生命活動に必要な脳神経系のシステムが関与しており、恋愛関係で拒絶されたことで起こる感情や行為を自制するのがなぜ難しいのかを説明しやすくなります。また失恋が原因でストーカー行為や殺人、自殺、深刻なうつ状態が異文化やどのような社会格差間においても等しく高い確率で起こるのも解説し易いのです。


自分でできる対処法

よってもし恋愛で受けた恩恵を忘れるのに苦しんでいるとしたら、どうやって克服したらいいのでしょう?ロジャー氏はいくつかのポイントを指摘しています。


恋人と別れて実行できなくなってしまった事の種類によりますが、例えばあなたがもし経済的な問題もしくは家事についてできない事があるなら、それを自分でやるのはかんたんではありません。昔パートナーがやってくれていた事を自分が自立した状態を取り戻すためにまたは一時にでも相手を忘れることにもなるかもしれないと、その辛いことを敢えて捉え直して挑戦するのも良い方法かもしれません。


前の恋人が以前は助けてくれ取り組んでくれた作業に向き合うのは悲しいことかもしれません。でも、それを避けては生きていけないのです。それより友人たちに助けを求めるなどして過去から立ち上がることも選べるのです。時間は掛るかもしれませんが、協力を得ることでより早く失恋で苦しむ状況から解放されます。


理由その3:人は失敗すればするほど、うまくいかないと思ってしまう


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科学的根拠

恋愛が終わってもそれが失敗だったと認めたくないと思っている時、関係が上手くいかなくなるずっと前はとても幸せだったのだからと、その恋愛関係を上手く行ってた関係と捉えたいと感じています。人間は、何かが悪い結果に終わることを認めたがらない生き物です

さらに悪いことには、失敗すればするほど、自分の能力がないと感じてしまうのです。過去の恋愛を上手に手放せれば、次の恋愛はスタートしやすいのです。

この問題をパーデュー大学のジェシカ・ウィット氏とトラビス・ドーシェ氏によって行われた研究では別の見方で捉えています。彼らの研究はサッカー選手の試合でのパフォーマンスの難しさを測るというものでした。


サッカー選手で得点を多く叩き出す選手はほとんどキックをしない選手に比べ、ゴールポストは遠く離れて見えており、クロスバーは地面にもっと近い高さにあると感じているのだそうです。さらに面白いことに、ボールを蹴る前ではなく蹴った後にさらにそう感じるのだそうです。

ゴールの左か右にキックが逸れれば逸れるほど、ゴールポストの間の感覚は狭く感じ、また逆にキックがゴールに届かず短ければ短いほど、ゴールのクロスバーは高く見えるのだそうです。このようにパフォーマンスがサイズ認識の要因になるということが実験で判明しています。


この実験結果は失恋とどのように関係するのでしょうか? 人は失敗することで何においても前よりも乗り越えられないと感じるようです。人は失敗すると難題が起こったと感じます。そして今後成功するチャンスは少ないと考えてしまうので、失敗を続けてしまう悪循環に陥るのです。


自分でできる対処法

別れてもまた新たな恋に出会うには、このような悪循環を断ち切らなければなりません。ロジャー氏は自分が成長するための機会として失恋を捉えることをすすめています。


私が普段から相談者に伝えているのは、これまでの恋愛で難しい関係を作り出してきてしまったという人がいたら、これまでの恋愛関係に共通点がないかどうか見てみる事をすすめています。

そうすると大抵、どの恋愛においても似たような相手と付き合っていることが多いのです。こうして過去の関係性を見て行くことが誰か他に素敵な人を見つけようとするよりも、自分自身が新しく、また素晴らしい恋愛に移っていける人物になるための大きなステップになるのです。

どうしてだと思いますか? 人は自分が抱えている問題が理由で、理想の相手以下の人を選んでしまったり、恋愛において不健全な関係を選んでしまったりするのです。あなたは昔の恋人に浮気をされましたか? (一度だけなら)それは相手自身の問題かもしれません。しかし、何人もの恋人に浮気をされましたとすれば、それは恐らくあなたが彼らにそうさせていたとも考えられるのです。

自分の心の問題に積極的に取り組むことによって、心豊かで健全な恋愛相手を魅了できるような自身の性格や人と関わる技術をさらに磨くことが出来ます。


ロジャー氏は自己改善は最初のステップだと言っています。これは前向きに生きるための大いなる礎になりますが、さらにもっと「自分はまた恋愛することができる」と自分自身に言い聞かせなくてはなりません。


一度自分を見つめるようになると、健全な恋愛関係を結ぶ事は本当に実現可能なのだとわかるようになります。以前よりも本当の意味で、(精神的にも話し方においても)健全になるからです。

また「不健全な」恋愛相手とはどういう類の人のことをいうのか、それとは逆に素晴らしい人間関係を築くのにふさしい行いをする人の特徴がよくわかるようになってくるのです。いわば急に本番でダンスフロアーに上がっても怖がらずに上手く踊れるよう学んでいると言えます。


揺るぎない自信を持つには相当な作業が必要で一日やそこらではできません。あなたを大切にしてくれるような良心のある友人と普段から付き合って、あなたが自分自身でしっかり立てるようになるまで支えてもらいましょう。

あなたがもしひどく落ち込んでいたり、自分がダメなんだと思い込んでいたら、幸せを感じようにもそれが影響してします。悲しみを引き起こす問題は自分では気付かないような所に潜んでいるものです。ある意味自分の内側にも何か問題があるという事に気付いていて、それは直せるとわかる事だけでも良い傾向だといえるでしょう。


過去は一生ついてまわる:いかにそこから前へを向くか


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「過去」は非常に忘れがたいものです。別れてすぐは、前向きになるのは非常に難しいですが、徐々に強さや自信を取り戻してくるものです。先にも述べたように、失敗を乗り越えると人はとても強くなります。今後人との別離を何度も経験してももっと乗り越えやすくなってくるものです。

しかし、いったん新しい恋愛が始まれば、あらゆる場面で過去がついて回ります。新しい恋を見つけたとき、以前自分が犯した間違いを思い出すかもしれませんし、なんとか苦しみを避けようともします。過去は良い教本となると同時にそれによって縛られてしまったりもするのです。

ロジャー氏は、新しい恋に出会って関係を発展させる前に、前回の恋愛から自分が気持ちを切り替えて前に進んだのかどうかをしっかり確認するようすすめています。


前の恋愛をいつまでも引きずっていると、それが次の恋愛の弊害となり新しい関係はいつまでも始められません。もし無理して恋愛関係を始めたりすれば、関係が深くなる前にお相手にゆっくり進めることを望んだり、特別気遣ってもらうことをお願いしたりするのです。これまで傷ついてきたので全てをさらけ出して心を預ける関係を築くにはもっと十分な時間が必要だと感じるからです。


自分の中で前に進む準備ができたら、過去の出来事がいかに自分に影響を与えていたかをしっかり見てみるといいでしょう。パートナーと心を開いて話し合うことで問題を回避し易くなり、互いにあれこれ推測する必要がなくなります。相手の行動は時として過去の相手のものと重なることもあるでしょう。でもそれは全く同じ理由で起きているわけではないのです。

人は大切な人と別れるとその辛さをずっと引きずってしまうものです。いかに乗り越えようと努力していても心がひどく傷ついていることには変わりないのです。しかし他者と協力して努力を続けることで必ず乗り越えて行けます。失恋した時は誰しも痛みに敏感になり、日々喪失感を味わい、次に進むもうと頑張れば頑張るほど辛く感じるものだという事をどうぞ忘れないで下さい。

誰しもこうしたことを経験し、皆何らかの形で過去を乗り越えなくてはならないということです。こうした同じ課題を抱えて人はそれぞれに取り組んでいると言う事を覚えておけば、自分は全くのひとりではないんだと感じられるはずです。


Adam Dachis(原文/訳:椎野陽菜)
Photos by Africa Studio (Shutterstock) and Kaonos (Shutterstock). Illustrations by Adam Dachis

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    香川博人

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