• GIZMODO
  • FUZE
  • DIGIDAY
  • gene
  • gene
  • cafeglobe
  • MYLOHAS
  • Glitty
  • roomie
  • machi-ya
  • GIZMODO
  • DIGIDAY
  • gene
  • cafeglobe
  • MYLOHAS
  • Glitty
  • machi-ya
  • roomie

ライフハッカー編集部  - ,,,  11:00 AM

IBMはなぜ赤字から急成長を遂げたのか:真にグローバルな企業になるために必要なこと

Sponsored

IBMはなぜ赤字から急成長を遂げたのか:真にグローバルな企業になるために必要なこと

IBMの戦略ゲーム


新しい製品を開発し、新しい販路を拓き、新しい顧客を獲得する。企業を成長させるために必要なものが何かという話になると、とかく新しいアイデア、「イノベーション」が必要なのだといわれます。

だが、本当にそうなのか先日紹介したIBMの「戦略ゲーム」と、そこで手に入れることができる彼らのナレッジを見ていると、企業にはもうひとつ、必要なものがあることに気づかされます

ゲーム内にはIBMがまとめ上げたドキュメント・アーカイブへのリンクが多数設置されていて、自然と情報にふれることができますが、今回の記事はそのダイジェスト版。日本IBMの方に直接、お話をお伺いしました。

内容は、下記の通りです。


  • IBMは巨額の赤字から復活した
  • 「標準化」に対する姿勢
  • 変化をいとわない企業文化
  • グローバル企業に必要な6つのこと


お話を伺ったのは、戦略コンサルティンググループ・高橋総一郎さんです。高橋さんはグローバル・ビジネス・サービス事業部に所属。そう、IBMは"システムをつくっている会社"であると同時に"企業コンサルティングを行う会社"でもあるのです。


131211ibm_takahashi01.jpg


以下の文中で引用する文は、日本IBMのサイト内にアーカイブされているテキスト。それぞれ戦略ゲーム上の各コマからもリンクされています。


IBMは巨額の赤字から復活した


1992年、IBMは創業以来初の赤字を計上し、そこから抜本的な変革が始まりました。それまでは、世界各国のIBMが独自のプロセスやシステムを持ち、それぞれが最適化したビジネスを運営する「ミニIBM」の集合体でした。


IBMが世界中の企業に対してコンサルティングを提供しているということを、ぼくは先日の記事を書くにあたって調べ、知りました。いわゆる"コンピュータ関連製品企業"が他社にノウハウを提供するようになった背景には、何があったのか。


「まず、IBM自らがグローバル企業として改革を余儀なくされ、実行し、そして成果をあげることができたという経験があります。ですからクライアントとなる企業の方々に、私たちはまず、"IBMはどうだったか・どんな問題を抱えていたのか"、そして"IBMはどうアクションしたか"というお話をさせていただくことが多いです」(高橋さん)


1990年代に巨額の赤字を抱えたIBMが、いかにして復活を遂げたのか。同時期CEOに就任したルイス・V・ガースナーの著書『巨象も踊る』(日本経済新聞社)に詳しいのですが、そこには巨大なグローバル企業だからこそ直面した問題があったようです。

変革を求められ、ひとりのリーダーが率いるIBMはどうアクションしたか。その変革のひとつが、活動が各国にわたるがゆえに世界中に拡散していた事業部門の集約。結果スムーズになった指示系統を土台に、コストを削減し、生産性を向上した。そのときのキーワードとなったのが、「標準化」なのだそうです。


「標準化」に対する姿勢


「こう言ってしまうと、まるで面白みのない話に聞こえるかも知れませんが」と高橋さんが前置きした「標準化」という考え方。しかしそれは、企業活動をシンプルにするために必要なことだと分かります。


「例えばIBMの場合、改革の前には人事の事務処理ひとつとっても、世界に67カ所の拠点を抱えていました。それを6カ所に集約した。"標準"となるルールを設けることで、地域横断的に事業を担うことが可能になり、継続的な改善を図れるようになるわけです。結果的に、56%というコスト削減に繋がりました」(高橋さん)


大切なのは、標準化が決してイノベーションの否定ではないということ。標準化された組織は、地域に応じて、事業に応じて最適化されて発展していくのだといいます。


131211ibm_3.jpg


変化をいとわない企業文化


お客様のニーズや、IBMという企業にとって適切なものを重視し、地域規模ではなくグローバル規模で考え、グローバルに統合されたトップ企業を目指す体勢へと方向転換したのです。


規模が巨大であればあるほど、「変革」の困難さは増すものです。変革を進めるためには何が必要なのか。


「これは社是というわけではありませんが、IBMにとって"transformation"という言葉は非常に重要です。常に変わり続けることを意識しているし、そのスピード感も圧倒的。例えば事業の実績は週次でグローバルで確認、綿密に分析され、目標も更新されていきますね」(高橋さん)


個人的にも印象的だったのは、高橋さんがリーダーシップの重要性を強調していたことです(効率的に動くよう制度化された組織は、率いる者の強さとは無縁であるように思えたのですが、違うようです)。


「リーダーにはブレない強さが必要です。常に一貫したメッセージを伝え続けなければならない」(高橋さん)


──しかし、「ブレない」と「変革を意識し続ける」は相反するのでは?


「変革の最上位に、達成すべき目標が設定されていることが大切だと思います。われわれの場合は、2015年までのロードマップが目標として明確に数値で示されています。そしてその目標は、決して計画性のないものではなく、事業改革を続けることで到達できるはずのもの。誰もが目指す明確な指標があるからこそ、改革を続けても変わらないものがあるのです」(高橋さん)


グローバル企業に必要な6つのこと


"トップダウン"な経営とは、何も意志決定のプロセスがリーダーから上意下達的に行われるということではない。関わる皆がひとつの目標を共有し、そのために最適な方法を探し続けることだと実感しました。より詳細については、本記事の下にIBMのナレッジがまとめられたページのリンクを置いていますので、そちらより。また、ゲームを進めながら内容を確認するのも、理解しやすいと思います。


戦略ゲームの運命の分かれ道


最後に、高橋さんにご紹介いただいた「グローバル変革のための6つの指針」を紹介します。


1.動かないことには始まらない

動ける人がいなければ、外部のリソースを活用する。トップダウンの組織運営が難しいのであれば、合意を形成するためのアプローチ手段を考える。


2.変革に対する責任を明確にする

プロジェクト組織ごとに責任者をアサインし、意志決定者は結果に対して責任をもつ。(そしてこれこそ大切だと筆者は思うのですが)責任者は相応の対価を得る。


3.変革の共通言語は数字

事実や数値ベースで意志を決定する。数字に基づいた分析は、パフォーマンスの向上に必ず貢献する。


4.プロセスを劇的にシンプルにすべし

プロセスを見直す際には、ユーザー/顧客ベースで実行する。基準を設け、無価値なプロセスは廃止する。


5.イノベーションに投資すべし

イノベーションだけでは変革は起きない。しかし、事業にとってすばらしい促進となる。


6.創造的リーダーシップ

特にグローバル企業であれば、社員は多様性を帯びる。1つのコンピテンシーを設定し、多様性をリードするリーダーを育成する。


真のグローバル企業を目指せ! 海外戦略ゲーム
真に統合されたグローバル企業へ

(ライフハッカー[日本版]編集部)

MORE FROM LIFEHACKER

powered by

lifehacker

Recommended

© mediagene Inc.